その2 時空の乱れ
「・・・ここは・・・、何処ですか・・・?」
「・・・?何を言っておるんじゃ。」
「私も良く分からないんですが・・・。」
「と、とりあえず・・・君について話してくれ。」
秋沙はオーキドに話した。
自分の世界にはポケモンは居ない事。
ポケモンはゲームにしか居ない事。
自分の世界の事。
そして、ゲーム機に吸い込まれた事。
「・・・ふむ。つまり、君はこのポケモンのいる世界の人では無い・・・。
ゲームの中に吸い込まれた・・・。
そういう事じゃな?」
「はい・・・。」
「・・・うむ、それは時空が乱れたせいじゃろう・・・。」
「時空?」
「この世界は時空の間を行き来する事が出来る機械がある。
過去のトレーナーと未来のトレーナーを繋ぐタイムマシンが。」
「そのタイムマシンがこの前起きた雷のせいで故障し、一瞬だけ時空の乱れを作ってしまったそうじゃ。」
「その一瞬の乱れに私が入ってしまった・・・と?」
「その通り。」
オーキドは頷いた。
「つまり・・・私は元の世界に帰れないんですか?」
秋沙は不安になってしまった。
お母さんに会えなくなるかもしれない。
お父さんに会えなくなるかもしれない。
友達に会えなくなるかもしれない。
涙が落ちそうで、その心を理解したようにブラッキーは「キュウ・・・」と鳴いた。
その声は、秋沙には「大丈夫だよ。元気を出して。」とも聞こえた。
「いや。戻れる可能性はあるんじゃ。」
「え?」
「ポケモンの中には特殊な能力を持つポケモンがおる。
その特殊なポケモンの中で・・・世界の間を行き来する事が出来るポケモンが居る可能性があるんじゃ。」
「唯、どんなポケモンがその能力を持っているか分からないんじゃ。」
オーキドは、ニッと笑った。
「どうじゃ!そのポケモンを探すついでに・・・ポケモン図鑑を作ってくれんか?」
「はい?」
「ワシはもうじじい!代わりに図鑑を作ってくれている少年が2人いるのじゃが・・・ちっと心配でのう。
秋沙君も手伝ってくれんか?」
秋沙はしばらく考えたが、どうせ旅するなら、
可能性を教えてくれたオーキド博士の手伝いをしてあげたって良いだろう。と思い、OKした。
「そうか!じゃ、とりあえず研究所に戻ろうかのう!」
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