インタビュー。〜密かなる忍足いじめ〜
「…えー、と。それじゃ次の質問いきますね。
“2人のなれそめは?”…って跡部部長!これちょっとまず…」
「いいから続けろ」
「(…そんな…!)
ジ、ジローさん…聞いちゃっていいですか?
嫌だったら答えなくてもいいですけど(寧ろ答えないでジローさん!)」
「えー別にぜんぜんいいC。
っていうかなんでそんなビクビクしてんのチョタ」
「なんでって…!」
「まーEや!ていうか、ナレソメって何?」
「馴れ初めってのは、まぁなんだ…付き合うキッカケみてぇなモンだな」
「えーきっかけ?んーとねー、おれがオシタリ好きだなーって思ってー、告ってー、
そしたらオシタリもおれのこと好きとか言ってさ〜!
マジあん時のオシタリかわいくてさ〜おれマジでお」
「…鳳、割愛しろ」
「…はい…(いつまでやるつもりなんだろう…)」
「…ていうかおれ何もかんがえてなかったんだけどさー、それって去年のエイプリルフールだったんだよねー。
だからオシタリさいしょパニくってさーずーっと「それウソやろ?」とか言ってんの〜マジウケた〜」
「わかった。
もう帰っていいぞジロー」
「えー今日はいっぱいノロケ話聞いてくれるって言ったじゃん!」
「鳳にでも聞いてもらえ」
「ちょっ…跡部部長!?」
「使えそうなネタだけ抜粋しろよ。
言っとくが下ネタは厳禁だ」
「やっぱりやめましょうよ…。
いくら生徒会誌に載せる記事がないからって、ジローさんと忍足さんの事書くなんて…!
ジローさんだって嫌ですよね?ね?(お願いだから嫌だって言って下さい!!)」
「え?なんで?」
「(脱力)
…なんで、って…後から知られたら忍足さんに叱られません?」
「別にヘーキだC。オシタリの怒ったカオかわいいもん」
鳳長太郎はこの日初めて、生徒会役員である己の身を呪ったと言う。
「エイプリルフールだから何かやらなければ」という強迫観念に駆られる病が発症しました。
意味わかんなくてすみません。
自分では楽しかったです。
長太郎は「やめましょうよ」と言いながら悪事に荷担する子だと信じてやみません。
04.04.01
|