忘れられない彼。 「ケイタイで『何故』って打とうとして、間違えて『なず』ってなる事あんだろ?」 「…それがどうした」 「いや、それ見ると必ずあいつ思い出すんだよ」 「誰だよ」 「ほら、あいつだよあいつ。緑山?だっけ、あの髪結んでたやつ」 「……あぁ」 2人の脳裏に同じ言葉がよぎる。 『どげすんなんず』 と。 思い出しませんか。 彼と試合をしたのは乾と海堂だというツッコミは受け付けません。 桃城は常に海堂を見つめているから、きっと彼を知っています。
忘れられない彼。
『どげすんなんず』 と。