ジバクくん「distress」

distress  1

モドル | ススム

「んっ……」

 やがて炎の舌が口内に入り込んできた。

「んう……ふっ…」

 爆は経験のないディープキスで息苦しかったが炎の巧妙な口付けに溺れていた。
 炎は出来るだけ爆が苦しまないように優しく舌を絡めてやる。

「んん……ふっ!……はぁ…」

 やがて二人の唇が離れた。
 爆は炎の巧妙な口付けで力を失いその場に倒れそうになったが、寸前で炎が抱き寄せてくれたおかげで倒れたりはしなかった。

「大丈夫か?」

 炎は肩で息をしている爆を心配そうに見下ろす。

「ああ、平気…だ」

 爆は炎を心配させたくなかった慌てて息を整える。

「そうか…」

 その返答に安心すると炎は爆をまるで壊れ物でも扱うかのように優しくその場に座らすと今度は触れるだけの優しい口付けを送った。

「いいか?」
「…ああ」

 爆は何がいいのか分からなかったがとりあえず返事をした。
 その時、何故かそう返事をした方が良いような気がしたのだ。

「出来るだけ痛くないようにするからな」

 そう言うと炎は自分の肩に身につけているマントを外す。

 痛い―――?

 爆にはその意味が全く分からなかった。

「おい、それどういう……んっ!」

 意味を訊こうとした途端、首筋に炎の顔が埋められ強く吸われてしまった。

「んッ、ふっ!…つッ……っ」

 やがて炎は首筋から項にも口付け、同様に強く吸った。口付けられた所が赤い刻印となって残っている。
 そして今度は上着をたくし上げられた。

「なんで上着を……?」
「邪魔になるからだ」

 質問に即答された途端、指先で胸の突起に触れられる。

「……ッア、ンッ!……っ」

 指の感触に爆は甲高い声を上げてしまい恥ずかしかった。
 だが炎はそんなこと気にしなかったのか胸の突起に口付けてきた。

「ひあっ、あッ!……ふっ…っ」

 舌のざらざらする感触に我慢できずあえいでしまう。
 炎はその声を聞きながら胸の突起をさっきと同じように強く吸い上げ、舌で転がし軽く歯を立てた。

「ん、くうッ!はっ……っ」

 爆の声を聞きながら炎は突起から口を放す。
 そして爆の下半身に手を伸ばして握った。

「なっ、ドコにさわっ……うあッ、アッ…っ」

 炎は爆を寝かしズボンを下着ごと脱がしながらそこ目掛けて下腹部に舌を這わせる。
 そして爆のモノの亀頭を咥え舌を絡めて行く。
 爆はその感触に耐えられずに甲高い声を上げてしまう。

「んあッ、ふうっ……っ」

 炎は下を絡めていたかと思うと今度は鎖骨や項に口付けたときと同じようにモノの全体を絡めて強く吸う。

「ちょっ……まてっ、炎っ……っ」
「なんだ?」
「人がきたら・・・どうするつもりっだっ!……んっ」

 

 爆は出そうな声を必死で抑えながら炎に訊いた。
 いくら十歳の子供である爆でもこの行為の意味はちゃんと判っている。だが普通はこんな公衆面前でする事ではない。どちらかといえば室内で二人きりの行為だ。

「こんな所に人が来ると思うか?」

 だが炎はそういうと行為を続ける。
 確かに炎の言う通りここは人がまったく居ないへんぴな山なので見られるということはまずなかった。
 だがいくらなんでも限度というものがある。

 いくら人がいないからってこんなコト―――。

 爆は羞恥心で気が狂いそうなくらい恥ずかしかった。

 固くはなってきたが出ないな―――。
 やはりそうか―――。

「んうッ……ふっ……?」

 必死で耐えていると不意に炎が爆のモノから口を放し、爆を見た。

「おまえ射精の経験はあるか?」
「……は?」

 一瞬、爆の思考が停止してしまった。

「そんなもん聞いてどうすんだ……?」
「答えろ。あるのか?ないのか?」
「いや、まだない……」

 拍子抜けしながらも爆は答える。

「やはりな……。通りで出ないハズだ」
「そ、そんなにまずいことなのか?」

 その様子に心配になった爆は炎に訊いてみる。まさかこんな中途半端なところでやめられては、正直、躰の火照りの治め方を知らない爆にとっては地獄のようなものだったのだ。

「少し、な……」

 さて、どうしたものか……―――。

 考えて炎はある結論へたどり着いた。要は代用出来ればいいのだと。

「爆、傷薬はないか?」
「傷薬?……軟膏だったら上着のポケットにあったぞ」
「それでいい」

 その返答を聞くと炎は爆の上着のポケットに手を入れ、軟膏を探し始める。

 いったい何に使うんだ―――?

「これか。これで何とかなるな」

 軟膏を探し、蓋を開ける。

「なあ、それ何に使う気なんだ?」

 爆は正直に訊いてみることにした。怪我した時くらいしか使わないものを今探す理由が判らなかったのだ。

「何って、塗るに決まってるだろう」

 そう言うと軟膏を指にベッタリと塗りつける。

「そうじゃなくて、いったいどこに塗るつもりなんだ?」

 そこまで言った途端、足をグイッと持ち上げられ炎の肩に乗せられた。

「この中だ」

 炎の指は爆でさえ触れた事がないところ、いわゆる秘所に触れていた。

「う、嘘だろ……?」
「俺が嘘をついたことなんてあったか?」

 ない―――。

 訊いてしまったことに心底後悔していると炎の指が秘所に入ってきた。

「グッ!うッ……ンッ……ッ」

 今まで感じたことのない激痛と異物感、そして軟膏の感触に体が硬直してしまう。

「大丈夫か?痛みがひどいようならやめるが……」
「へ、平気、だっ!……くッ……ッ」

 だが本当はかなりの我慢をしていた。心配をかけたくなかったし、途中やめにしたくなかったのだ。

「そうか……」

 炎は出来るだけ優しく慣らしながら秘所に軟膏を塗りこめていく。

「こんなものでいいな」

 そして秘所がひくつき始めたのを見計らって指を引き抜くと、爆の足を地面へ下ろして角度をつけて自分のモノをソコに押し付けた。

「できるだけ力を抜いて引きをはくんだ」

 爆はその言動でこれからどうなるか判ってしまった。
 爆が怖くて少し震えていると炎が唇に触れるだけの軽い口付けをしてくれた。

「大丈夫だ、俺がついてる」
「炎……」

 炎は爆の心配を取り除こうと口付けをしてくれたのだ。

「いれるぞ」

 そして自分のモノを秘所の中に挿入してきた。

「ひィッ……アアァァァッ!!」

 だが爆はその途端、逆に力を入れてしまう。

「力を抜けといったハズだが……」
「んなこといわれてもっ!」

 無理だ―――

 爆は心の奥底から叫んでいた。あまりの痛みを感じて力を入れてしまうのは仕方のないことだ。
 炎は力を抜いてもらうことを諦め、自分のものを強引に突き進めた。

「あッ、あああッ……んアアァッ!」

 痛かった。指よりも太く長いモノが動く度に激痛が走る。
 それでも爆は必死に耐えている。

「大丈夫、か……?んっ」
「平気だといってッ……ク、あああっ!」

 意識が飛んでしまいそうなくらいなのに、それでも爆は平気なフリをした。
 自分の我儘でこの行為を止めたくなかったのだ。

「ふアッ! ああっ、アッ!」

 爆は無意識の内に円の背中に手をやって、爪でかなり深く引っ掻いてしまった。
 引っ掻かれた部分は吹くと皮膚が裂け、紅い血が流れていた。

「つッ……」

 炎は痛みに少し顔をしかめたが気にせず行為を続けた。
 むしろ嬉しかった。だからといって別にマゾというわけではない。
 まさか自分の体に爆との情事の痕が残せるとは思っても見なかったから、だから嬉しかったのだ。

「ハッ…んんっ!ふうッ……ッ」

 爆も喜んでいた。突き上げられ、秘所からは裂けて血が流れているのに幸せだった。
 だんだん痛みにも慣れ、新たに別の感覚が生まれかけている。

「あっあっ!……え、んッ!」

 その証拠により炎を自分の中で感じたくて自ら腰を動かし始めていた。

「爆、もう…出す……ぞッ」

 限界になった炎は今までよりも深く突き上げる。

「クッ……ッ!」
「んあっあっ……ああアアアァァっっ!!!」

 一際深く突き上げられたかと思うと爆の中に熱い何かが注ぎ込まれ、それと同時に爆も自分のモノから何かを解き放っていた……。










「大丈夫か?」

 炎は少し乱れてしまった服を調えながら横になっている爆に訊く。

「あ、当たり前だ……。せ、世界制覇をする男がこんなことで、疲れてたまる…か……」

 だが肩で息をしていたかと思うと眠りの世界へと入っていた。

「やれやれ、本当に強情なやつだな。さっきまであんな声を出していたのに……」

 まあ、そこに惹かれたんだがな―――。

 そう言って爆の頭を優しく撫でる。これを逃したらこれからしばらくの間、爆に触れることが出来ない」のだ。
 だがいつまでもこうしてるわけにはいかない

 そろそろ行くか―――。

 炎は立ち上がる前に自分のマントを爆の上に掛け、頬にとても優しく甘美な口付けを送る。

「早く針の塔まで来い。待ってるからな……」

 そして名残惜しそうに爆を見つめると、その場から去って行った……。





 


亮祐:現実じゃあ10歳で射精経験するのは少ないらしいです。


BGM:なし

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