Star mine Ⅱ 「あの・・・お仕置きって・・・」 「そうだねー、ボクの前で一人でヤって見せてごらんよ」 「?!」 あれから新次郎に馬乗りになったサニーは、怖い笑顔で新次郎に言った。 幸い、カーテンは閉めてあるが、電気はつけたまま。 新次郎はおもいきり首を横に振った。 「い、いやですよ!」 「何言ってるんだい?お仕置きなんだからキミの意見は却下。」 ばたばたと新次郎が必死に抵抗しているにも関わらず、サニーはどんどん新次郎のシャツのボタンを外していく。 とうとう、シャツが腕にひっかかるだけの状態になった新次郎を、サニーが攻める。 「まぁ、このままキミがヤりはじめるのを待っていたら、朝になっちゃうし、最初だけ手伝ってあげるよ」 「いーらーなーいーでーすー!」 「だからキミに拒否権は無いんだってば」 腕をサニーの手で拘束されてもなお、新次郎は首を横に振り抵抗を見せる。 はぁ、とため息をついたサニーはおもむろに新次郎の胸の飾りを指で擦り始めた。 とたん、新次郎は体中に電撃が走ったかのようにびくりと反応した。 「わひゃあっ!」 「・・・大河君、キミ、もうちょっと色気のある声でないの?」 「な、何言って・・・んっ・・・」 呆れながらも新次郎の胸の飾りの一方を口に含むと、サニーは舌で転がしたり、甘噛みをしたりした。 もちろん、もう一方も指で弄るのも忘れない。 「あっ・・・んぅっ・・・」 最初、抵抗していた新次郎も、だんだんとサニーの愛撫によって抵抗をなくし、否定ばかりしていた口からは熱っぽい声しか出なくなっていた。 「気持ちいい?大河君。」 やっと、サニーが胸の突起から口を離すと、新次郎はもう答えられる状態ではなく、こくこくと首を縦に振るだけだった。 それに気を良くしたサニーが新次郎の下肢に手を伸ばすと、びくりと新次郎が仰け反った。 「なんだ、これだけでこんなになっちゃったんだ?」 「っ!!」 気づくとズボンの上からでも分かるほど、新次郎の下肢はすっかり立ち上がっていた。 サニーは新次郎の腕を開放し、右手を下肢に導く。 「さ、ボクの前でやってごらん?」 とろんとした顔の新次郎はこくりとうなずくと、戸惑いながらも自身を握り、恐る恐る擦り始めた。 くちゅっくちゅっ・・・ 新次郎のソレは既に先走りの蜜をたらしていて、部屋に厭らしい水音が響く。 「はぁっ・・・あふぅ・・・」 シャツは肌蹴け、下着は足首に引っかかった状態で、新次郎は自身を擦り、そして胸の突起を弄る。 息は荒くなり、恍惚とした表情。ゆらゆらとゆれる腰。 そんな新次郎の痴態を見て、サニーはごくりと唾を飲んだ。 「あっ・・・あぁっ・・・」 そろそろ絶頂も近くなってきたころ、サニーは新次郎の自身を強く握り締めた。 「ひゃぅっ!」 「一人で気持ちよくなっちゃ駄目だよ、あくまでコレはお仕置きだろう?」 「あぁっ・・・サニーさんっ・・離してくださいっ」 開放を待ちわびている自身の出口を塞がれ、新次郎は小さく悲鳴を上げる。 サニーの手の中で脈打つ新次郎。 「んー、そろそろ時間もないし、このくらいで許してあげるよ。」 部屋にあった時計を見ながら掴んだ自身の先端を、サニーが撫でる。 「んぁっ・・・」 びくんっと新次郎が反応するが、決定的な刺激にはならず、イクことはできない。 それを知ってか知らずか、サニーは根元を塞き止めたまま、先端の割れ目をなぞる。 たらたらと蜜は垂れ、新次郎の自身をつたっていく。 「ぁっ・・・サニーさんっ・・・」 「ん?何?言ってごらん?」 「っ・・・んぅっ・・・」 「こうゆうときは何て言うんだっけ?」 「・・・イかせてくださいっ・・・」 「うん、合格。それじゃあお仕置きもこのくらいにしてあげようか」 新次郎のお願いに満足したサニーはにっこりと笑った。 そして新次郎の自身の根元を開放し、先端の割れ目を軽く引っかいた。 「あっ・・・だめぇっ・・・あぁっ・・・!」 ドクンッ 新次郎は今までで一際大きい声をあげると、立ち上がった自身から白濁の蜜を飛ばした。 「はぁはぁっ・・・」 「気持ちよかっただろう?」 「・・・」 「さて、ボクも気持ちよくさせてもらいたいところだけど・・・大河君。」 「・・・はい?」 絶頂を迎えた後でまだ肩で息をしている新次郎を連れて、窓際へと向かう。 頭の上にハテナマークを浮かべる新次郎を視界の隅において、サニーはいきおいよく窓のカーテンを開けた。 「わーっ!!な、何するんですか!!ぼく、まだ下、穿いてませんよ!!」 「おっと、そうだった、そうだった。ごめんね、大河君。他の人に見られるかもしれない中でやるのも面白そうだけど、それはまた今度にしようか」 「な、何言ってるんですか?!」 サニーの行動と言動に青くなったり赤くなったりしながら、新次郎は急いで下着とズボンを穿く。 先ほどのまでの高潮感もどこへやらだ。 サニーはそんな新次郎を見て、呆れながらも苦笑した。 「さて、気を取り直して・・・」 「?」 腕時計の針と睨めっこをしながら、サニーは小さくカウントダウンを始める。 3・・・ 2・・・ 1・・・ 「It’s Show Time!!」 パチンッと指を鳴らすと共に、窓の向こうに大きな花火が上がった。 細長い光をうねらせながらも一発。また一発。 日本にいた頃に見たものより大きい花火。 色とりどりに咲く花火。 「わぁ・・・・」 あまりの迫力に新次郎は感動し、言葉は続かなかった。 それでもまだ終わることなく次々と夜空に咲く花火。 「Happy Birthday、大河君。」 「え?!」 急に耳元で囁かれ、顔を染めながらも振り向く。 隣には満足そうなサニーの笑顔が。 「・・・これ、ぼくのために・・・?」 「いやー、焦ったよー。花火を上げようと、そこらのお偉いさんに許可を取りに行ったら、大河君にばっちりみられちゃうんだもんなー。」 「え?許可?あの一緒にいた女性は議員さんだったんですか?」 「そうだよ。それなのに大河君ときたらボクが浮気したと勘違いしてさー。参ったね。」 「わわわっ・・・す、すみませんでした!」 「まぁ、そのへんは後でじっくり話し合うとして、どう?花火気に入ったかい?」 「気に入ったも何も、ぼくなんかのためにこんなにしてくれてっ・・・」 ぽろぽろと漆黒の大きな瞳から涙が溢れ出す。 「それなのに、ぼくはっ・・・」 「ほら、顔をあげなさい。せっかくの君の誕生日なんだ。年に一度の記念日だよ?楽しまなくちゃ。」 「・・・サニーさん」 二人の影は重なり、部屋の奥へと消えていった。 それでもなお、花火は夜空に咲き続ける。 ゆらゆらと空に上がり、夜空に大輪咲かす打ち上げ花火。 君への想いもどうか打ち上げて。 FIN |
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