ここ十数年で同人ソフトを取り巻く環境も大きく変わってまいりました。特に
JPEG フォーマットが開発されてからはフルカラー画像の頒布が可能となり、インターネットブラウザの普及によって付属ドキュメントとの連動も容易になりました。また昨今は
CD-R ドライブ及びメディアの低価格化により、フロッピー時代には考えられなかった大量のデータを取り扱うことができます。
しかし、こういった CG 集が「同人ソフト」と呼ばれていることには強い違和感があります。それは例えば「ホームページ素材集」と銘打たれた一枚の
CD が、アプリケーションソフトの棚に並べられているのを見たような感覚とも言えるでしょう。
当「同人ソフトを守る会」では、いわゆる CG 集やサウンド集、HTML 言語や各種スクリプト言語で作成されたゲーム等を「同人ソフト」と呼ぶことに反対いたします。
上で挙げたようなコンテンツを『同人データ』と呼称し、この名称を広く普及させることを主な活動内容とします。同人データか否かの評価は個人によって違いのあるところではありますが、これらは全て各自の判断に委ねます。重要なのはソフトとデータは異なるものであるという「認識」それ自体であり、同人データの存在を否定するものでも同人ソフトの優位性を主張するものでもありません。
また、スクリプトデータであっても単なるフラグ管理レベルではなく、高いプログラミング性を持つものに関しては「同人ソフト」と呼ぶことにやぶさかでありません。繰り返しになりますが、ソフトウェアとはプログラムのことでありデータ自体を指すものではない、という考えが当会の主張であり信念であります。
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いっさい受け付けません。ネタだし。