「何だったら、如意棒、貸そうか?」
笑顔で断られた。
「マグナムにするか?それとも張り扇にするか?」
三蔵も珍しく親切だよな。…ならざるを得ないか。
その珍しい親切も笑顔で却下。
「僕は『カミサマ』ほど思い上がる事が苦手なんで
すよ。…遊ぶんだったら自前の玩具の方が、ね」
だーかーらー、笑うんだったら目も笑ってくれよぉ。
眼の奥が怒りに燃えてる満面の笑顔って、超怖ぇじゃ
んかよぉ。
つまり、八戒はそれ程悟浄に対して怒ってる訳ね。
確実に、俺よりも、ましてやさんぞー以上に。
そりゃあんな風に突然行方不明されれば誰だって怒
るんだけど、八戒の悟浄に対する怒り方って言うのは、
時々怖い。悟浄限定でもないか。俺には何時も優しい
けど、さんぞーには結構キツイ事言ってるもんな。
…でも、やっぱ怖ぇ。悟浄よか酒強いって話しだし
(だって悟浄が潰れても平気で呑んでたって言うし)、
あの瓢箪の中の……思い出すの、止めよ。
あの景色…今でも夢に見るんだよな…。俺、カフス
外した八戒と喧嘩しようと思ったら、頭の輪っか外さ
ねぇと、無理!その上、カフス外す前も後も、カフス
外してる間もあの八戒なんだぜ?…怖ぇと思う。
「サル」
「ん?」
「暫く目を瞑るか、俺の後ろ隠れてろ」
「どったの?さんぞー」
「八戒の手がカフスに延びた」
マジ……?@@;
「考えてる事は同じだったな」
「マグナムの方がまだマシだと思う」
「…河童が無事かどうか、賭けるか?」
「賞品は?」
「『カミサマ』ブッ倒した後飯喰い放題、プラス肉
マン100個でどうだ?」
「…さんぞー、カード破産はしないでくれよな?」
「どうせ三仏神名義だ。経費にして貰うさ。超過労
働も多いしな」
「序でに、生命保険も掛けとくべきだったって思わ
ない?」
「河童には掛けておくべきだったな。受取人は俺で」
さんぞー…。洒落になってないよ、其れって。
その後は…頼むから俺に訊かないでくれ〜〜(脱兎)!!
(2001.2.17)