Bye Bye Good-Bye Lullaby

 不意に目が覚めて、つい隣を確かめる。
 日向臭い髪、俺とは少し違う色の髪。俺と遺伝子を半分
共有している、女。無邪気に眠っている様子は安心感を呼
び起こしこそすれ、決して不快感は呼び起こさない。
 だからこそ、と思ってしまう。
 こいつとの別れは常に心に置いて、俺は行動しなければ
ならないと。

 こいつと初めて会ったのはいつだっけか。少なくともそ
の出会いは世間一般に言う俺達の関係にはそぐわない物だ
った。
 俺がこいつを初めて見たのはベッドとは名ばかりの白い
台の上。吸盤のついたコードを沢山貼り付けられながら、
なおこいつは笑っていた。その笑顔を見た時、俺の心の中
に歌が流れていた。
 あまりに懐かしく、そして切ない歌。その歌は、俺に瞬
間的に一つの決心をさせた。

 「紅、どうした?」
 「そっちこそなんだ?薮から棒に」
 「妙な顔して李厘を眺めてやがったからな」
 「頼まれてくれるか」
 「なんだ」
 「万が一の時は、俺よりこいつの事を頼む」
 「お前はどうする?」
 「なんとでもなるさ。返事は?」
 「そのままじゃ聞けねぇな」
 「じゃ、命令にしとくさ」
 「…引き受けてやるよ」

 そして、時々祈る様にあの歌を口ずさんでしまう。
 あらかじめ予定された別れを哀しいものにしない為に、
こいつにできるだけの事はしてやろうと。
 その為になら、俺自身が誰かに捧げられても良いと思っ
ている。仮令周りに悲痛を与えざるを得ないにしても。
            (2003.10.14)
【コメント】
ただ思いだけを描きたい為の
走り書きです。
題名は既存の曲から採り、
少し変換しました。

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