音声多重にて…

 「止めろよ!アs………」
 「悟空、今何と言いかけたんです?」
 優しく問い掛ける八戒さん。でも、握り拳に青筋が
立っていたのを悟浄は見た。ので、其の場からこっそ
りと退散する。サルよ許せと心の中で手を合わせつつ。
誰だって自分の安全を守る権利は持っているしね。
 「いや…その…うん、そうだよな…今は地上にいる
訳だし」
 「それでフォローのつもりですか?」
 「駄目?」
 「駄目ですね。気持はちゃんと切り替えて貰わない
と」
 「だって、寝言じゃんかよー」
 と、反論しつつもドアの近くの位置を確保しようと
するのは良い作戦だと思う。でも、相手は八戒さんだ
と言うことを忘れてはいけない。
 『この位置ならいける!』
 悟空の瞬間の判断は確かに正しかった。でも八戒さ
んの方が一枚上手だった。
 駆け出したその一瞬後、悟空は見えない障壁に力一
杯ぶつかって相当なダメージを受けていた。
 「ATフィールドなんて、ありかよぉ…」
 「よく知ってましたねぇ」
 微笑みながら近付く八戒さん。そのとき、思いもよ
らぬ天の声。
 「まだ先は長いんだ、止めておけ」
 「あなたが昔使っていた石化の術よりはお手柔らか
にやってるつもりですよ?」
 「それを言うか?ロケット人間が」
 「笛で呼ばれては居ませんよ!第一ロボットを操っ
たり鎧を着て戦った人に言われたくはありませんねぇ。
しかも昔は明朗青年だったし」
 「ほほう…言いやがったな…」
 ああ!黒い光の渦が!!
 この隙にと部屋に忍び込み悟空を救出する悟浄であ
った。こう言う隙でも無いとそりゃ無理だろう。
 「サンキュ」
 「おめーも災難だよなあ。幾ら別口とは言え」
 「どうせ苛められるなら先生の方が…」
 「それ以上言ったら俺も怒るぞ」
 「悪ィ」
 「もしここに王子様が来たら間違いなく泥沼になる
な」
 「そうなの?」
 「王子様も昔鎧来てたしな」
 「俺が聞いたのは戦車乗っ取られたって」
 「それも正解。拳法やってた事もあったそうだし」
 思わず顔を見合わせて溜息の二人である。
 「あいつの当時の仲間ってどうしてるんだっけ」
 「寝ぼすけ男なら作家の息子をやっていると聞いたが
な」
  
  そして黒い光に包まれた部屋を見守りながら夜は過
ぎてゆくのでありました。

 え?話のオチ?

 実は今私も探しているのです。
             (2003.9.16)
【コメント】
思いついたネタのままに只指を
動かしてみました。
このネタについてはTV版声優陣を
思い浮かべながら御覧下さい。
……ごめんなさい。もうしません(汗)

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!