「悟浄、ヤらせて?」
…別に誘われるのには慣れてるけどな、もう少し気の利いた
言い回しができねぇのか、この猿は?
…ん?遣らせろ?
「其れは俺に受を遣れって事か?」
「うん!」
がっくりと力が抜ける。あのな…もう少し恥らえよ!仮にも
秘め事ッつー事柄だし、一応俺達は男同士なんだからな?
何でもありな俺達でもちっとこう言う方面はなぁ…。
あん?下ネタはいいのかって?ありゃいんだよ!
TPOで使い分けてっから。
「あのな、猿。誘う相手なら俺よりも最適な奴が隣に
居るだろうがよ」
「八戒?いざとなったらサドになりそうでヤダ」
…勘付いてやがる。旅の寸前まで同居してお互い
リバーシプルで寝たけどよ、あいつ、男相手だとホント
容赦ないのな。人目を忍んで強精剤の世話になる日々
…泣けてくるぜ。
「生臭坊主は?寧ろあいつの方がお前の本命だろ?」
「うん…」
柄にも無く照れてやがる。かあいいねぇ、ったく。
いつもこうしおらしかったら結構な弟分だけどよ、
小生意気なもんでつい取っ組み合い。っつうか、俺が
こいつのレベルに合わせて愉しんでる。少々荒っぽい
愉しみ方だけどよ。
「さんぞーには、貰って欲しいもん」
「やるんじゃねぇのか」
「其れくらいっか、やれねーじゃん」
寂しそうな子供の目。こいつはこいつなりに考えて、
俺を誘った訳だ。ま、嫌いじゃねーしな。
「ヤらせろっつっても、上も未経験だろ?」
いつも揶ってる調子でで笑いかけて、右手を俺に導き、
戸惑ったあいつの口に軽く唇を重ねてやる。
「悟浄?」
俺の反応が以外だったらしい。余計に戸惑う瞳。
「教えてやるよ、俺の知っている感じ方はな。三蔵に喜んで
欲しいだろ?」
「うん」
夢中で唇を重ねてきた。はいはい、おにーさんの負け。
こうなったら充分愉しませてあげましょ?
とりあえず最初は抜いておくか。俺だってこうなったら
愉しまないと損だ。
「…んんっ…くっ…フゥッ…」
猿をマグロにして、両胸を弄りながら舌で次々舐めとって
やる。感度がいいねぇ、でももう少し声をあげた方が
おにーさんの好みだな。でも後でも愉しめるしな。まずは
新酒を戴くとするか。
「出しちまいな、悟空」
名前を呼んでやった瞬間に弾ける。量、かなり多いな。
勢いもあるし。こりゃ感じ甲斐があるわ。
「次、お前が俺をイかせる番ね。とりあえず、本能のままに
やってみ?フォローはしてやっから」
で、改めて握らせてやる。
「凄ェ。何か貫禄」
そう言いながら本能に従っている。…上手いよな。これも
惚れた一心から、か。一寸あのクソ坊主に嫉妬。こんなに
慕われてるのを知ってて、其れで冷たくし続けたら
…貰って行くぞ?遠慮なく。
幸い俺のパートナーって、この猿には甘いし、何とかなるか。
「…本当は後もした方がいいが…出来るか?」
「やる!」
目の中に炎…熱血かよ、オイ。
でも、萌えるだけあってぎこちないながらも結構上手くて。
都合5発か。すっかり夜が明けちまった。
柄にも無く、祈ってしまう。
こいつの笑顔だけは奪わないでくれ、と。
具体的な顔は、思い浮かばなかったが。
(2000.12.11)