青い虚空を見やる。


ここも、、、聖杯としての機能は同じはずである。

サーヴァントとしての自分の宿命も、なんら変わることはない。

・・・・・・私も君の記憶を、君も私の記憶を失うだろう。

だが、、、、

降り積もったものもある。

再現されるたびに、・・・・・・僅かづつだが・・・・・・、変わってきた。

以前は人を救うことを馬鹿らしいと思っていたはずなのに、今はそうではないと・・・想える。

漠然と・・・はっきりとは思い出せないが・・・

出会った先の人間とのやりとりによって、確かに以前の自分とは違うものになってきている。



「・・・・・・・・・」

この「悠久」の時から連れ出すのは、、、、、、次は、誰だ?





それからしばらくしての話だ。


この大馬鹿者を呼ぶ・・・声がしたのは・・・・・・


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