「ねぇ、アーチャー。まだ、私現実世界の私がどうなっているかはわからないからこんな話しをしても意味がないのかもしれないんだけれど、、、もしもよ?まだ私の体が残っていればなんだけど、…私達が勝ち残れば、現実世界に還れるんだよね?」
「そうだな、マスター。君はこのSE.RA.PHから出られて、現実世界に戻れるはずだ。」
「じゃぁ、アーチャーは?」
「私は……。マスター、私は……英霊の座から呼び出され現実世界に出現する一人の英霊をムーンセルが観測し再現したものだ。役目が終われば……」
「アーチャーは一緒に来れないの?」
「残念だがね。だが、君が気にすることはあるまい?ここを出られたら、命がけの戦いをする必要もなく、平和に生きられるのだから……。君が聖杯戦争を勝ち残れば、私はそれで構わないが?」
「私……アーチャーにまた会いたいな。」
「気持ちは嬉しいが、それは不可能だよ、マスター」
「アーチャー……でも、今さっき。そうよ! 現実世界にはあなたの元になったアーチャーがいるはずよね?」
「マスター?」
「私、、、探すね、ここを出られたらあなたのこと。アーチャーにまた会いたいから。」
「相 変わらず、君は無茶なことを言い出すのだな……。英霊の座から現実世界に呼び出される私の元となった……つまりは私なのだろうが、それに会うには現実世界 で起こっている聖杯戦争に参加するということなんだぞ? ここのSE.RA.PHでの聖杯戦争でも苦労しているというのに……これ以上自ら命懸けの戦いに 参加することもあるまいに…」
「でも、私アーチャーに会いたいんだもん! 」
「……、ならばまず目の前の戦いをどうするのか考えたまえ! 今の戦い、このSE.RA.PHを成す聖杯戦争を生き残らなければ、話しになるまい? 」
「わかってるわよ! アーチャーの意地悪。」
「…………、 マスター。そうだな……もしもの話しだが、君が現実世界の聖杯戦争に参加したとして…その時君が英霊を呼び出したならば……そこに現れるのは私の元となっ た英霊だろうな。君には私との共通点を持っている。触媒なしでも呼び出せる可能性は………恐らく…高いだろう。その時、召還されたのが、例え(この)私そ のものでなくても…嬉しいよ。」
「……、アーチャー。」
「そう哀しそうな顔をしないでくれ、マスター。例え、私自身でなくても、私の元なのだ。少なくともそれを模倣した君の目の前にいる私の全てをそれは持っている。マスターはそれを私と想ってくれて構わないさ。」
「アーチャー、私、頑張るねっ! 現実世界に戻れるように……。」
「是非、そうしてくれたまえ」





*注意!この話は、設定が 弓が英霊の座からムーンセルに召還されたのではなく、ムーンセルによって再現されたと仮定した場合をイメージして作りまし た。

再びあなたと…

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!