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【陵辱】鬼畜作品を創作して4thプレイ【SM】
431 中世仕立て :2/10 18:45 ID:tFDOtQHV
セヴェリエは幼い頃親を亡くし、修道院にひきとられた。
 修道院は、国の最北に位置し、セコイアと杉の巨木に覆われた森を抜けた一年中
冷気が肌をさす気候のせいか、それとも、花崗岩の地表が、幾千もの刃が重なり合
(省略)

432 中世仕立て :2/10 18:46 ID:tFDOtQHV
 もう何年も前から、セヴェリエの修道院の周囲では、戦が絶え間なかった。
国王の子孫たちが、それぞれの領土を奪い合い、敵味方の区別もつかぬほど、戦況
は混乱していた。あちこちの都市や村が破壊され、滅び去っていた。
(省略)

433 中世仕立て :2/10 18:49 ID:tFDOtQHV
 太陽は高く、澄み切った空の上で眩しい光を降り注いでいた。
 セヴェリエは、長老の修道士とふたりで菜園に出ていた。
 下草を手でひとつひとつ抜き、その日の夕食分の収穫を手分けして行っていた。
(省略)

434 中世仕立て :2/10 18:52 ID:tFDOtQHV
 『放浪人じゃ。』
 長老が、低く呟いた。用心と警戒の感情がその顔に浮かんでいた。
 セヴェリエは、倒れた山鳩を見下ろし、それが絶命していることに気付いた。
(省略)

435 中世仕立て :2/10 18:55 ID:tFDOtQHV
  なぜ、それをわざわざとっておいたのか、ましてや長老の目を盗んでまで隠し
たのか、今となってもセヴェリエにはわからなかったが───矢は、長い間禁欲的
な生活を送ってきたセヴェリエの目には耐え難いほどの、美しい矢だった。
(省略)

436 中世仕立て :2/10 18:59 ID:tFDOtQHV
 そして、その日は思ったよりも早くやってきた。
“星の斧”と呼ばれる星座が輝く、ある夜のことだった。
 一日の最後の祈りをすませ、部屋へ戻ろうとしたセヴェリエは、自分の部屋の戸
(省略)

437 中世仕立て :2/10 19:02 ID:tFDOtQHV
また首を振る。すると、放浪人は掴んでいた手を放した。
そして踵を返すと、背後の扉を閉じた。
それから、暖炉の方へ向かうとかがみ込んだ。火薬の匂いがして、炎が一気に燃え
(省略)

438 中世仕立て :2/10 19:04 ID:tFDOtQHV
 マキュージオはそれを受け取ると、矢の先を恭しく掲げた。
 そしてマントを翻すと、戸口へ向かい始めた───と、セヴェリエが思った次の
瞬間、マキュージオは信じがたい行動に出ていた。
(省略)

439 中世仕立て :2/10 19:06 ID:tFDOtQHV
 そしてようやく、口付けから解放された。が、体の自由は封じられたままだった。
 『はぁっ、はぁっ…』お互いの口から荒々しい呼吸が繰り返される。
 セヴェリエは混乱から立ち直れないまま、マキュージオから目をそらした。
(省略)

440 中世仕立て :2/10 19:08 ID:tFDOtQHV
『奴らにここが見つかれば、おそらく皆殺しに合うだろう。……今のわたしの力で
は、その前に、そなただけ連れて、遠くへ逃がしてやることしかできない』
『………』
(省略)


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read.php ver1.4 (2001/10/6)

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