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【陵辱】鬼畜作品を創作して14thプレイ【SM】
169 不覚のF :2006/01/05(木) 22:49:14 ID:zQrRWyn7
〔つづき〕
春の夜風に先に負けたのはFの方だった。
すぐに帰るつもりで薄着でいた自分の体を抱えて渋い顔をした。
(省略)

170 不覚のF :2006/01/05(木) 22:49:59 ID:zQrRWyn7
「あ、やっと来た」
「ねー、だから言ったでしょ。絶対また風呂場で死んでたんだって」
「竹下、忘れ物…」
(省略)

171 不覚のF :2006/01/05(木) 22:50:42 ID:zQrRWyn7
一通り竹下に紹介し(もちろん大学の時の後輩だと)、彼の作った料理に舌鼓を打つ。
主に喋っていたのは竹下と桐生で、直人は時々愛想笑いをしてその場をやり過ごした。
Fはひたすら無言でグイグイと酒を煽り、悠然とした笑みを浮かべている。
(省略)

172 不覚のF :2006/01/05(木) 22:51:13 ID:zQrRWyn7
「迷惑な酔っ払いだなー。八神君、僕ツマミと烏龍茶買ってくるから」
竹下は溜め息をついて桐生の腕を掴んで立ち上がる。
無表情が売りのはずの桐生は、悔しそうに顔を歪ませてそれに従った。
(省略)

173 不覚のF :2006/01/05(木) 22:51:47 ID:zQrRWyn7
「ああ、JJ…」
「F!直人だ!」
喘ぐFが口にするのは自分の名前ではない。
(省略)

174 不覚のF :2006/01/05(木) 22:53:35 ID:zQrRWyn7
「F、ごめん…。俺がカステリットなんだ」
小さく、懺悔するように直人は告白した。
今なら届くだろうか、俺の心の叫びが。
(省略)

175 不覚のF :2006/01/05(木) 22:54:42 ID:zQrRWyn7
自分を探しにすぐそこまで来ている、やはり殺せない、愛している、だけど…。
揺れる心の隙間に少しの期待が割り込んできた。
最後に賭けてみよう、本当に自分を愛してくれるかもしれない。
(省略)

176 不覚のF :2006/01/05(木) 22:56:19 ID:zQrRWyn7
直人、寒い、心細い、手を握っていてくれ。
Fは真っ暗闇で直人の手を掴んだ。頬にすり寄せ、その温もりを確かめた。
ずっと一緒に居ようと約束したJJの言葉が頭の中で繰り返し聞こえる。
(省略)

177 不覚のF :2006/01/05(木) 22:58:58 ID:zQrRWyn7
「全部君の為に言葉を覚えたのにね…。
 こういうのを言葉が足りなかったって言うのかなあ…」
窓から差し込む日が埃をまとって直人を照らす。
(省略)

178 名無しさん@ローカルルール変更議論中 :2006/01/05(木) 23:01:32 ID:ZNW1KuJU
うああ、Fタソ乙!!
なんというか言葉にならん! 探して、探し続けて欲しい…!! GJ!!


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