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【陵辱】鬼畜作品を創作して15thプレイ【SM】
539 代理戦争 :2006/05/07(日) 15:57:58 ID:Yii+bHNT
きっかけが何かあったわけでもなく、ハダレは覚醒した。
しかし、だからといって普通に朝目覚めるのとはまったく違う覚醒に、違和感を覚える。
こう、普通朝起床したらもっと気分が優れていて、疲れはなくなっていて、
(省略)

540 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:02:32 ID:Yii+bHNT
その声に本気で驚いて、ハダレは後ずさろうとした――実際は、激痛でもがいただけだったが。
声がしたほうを見る。いや、見上げる。
「お前と俺があの廃ビルで戦ってから三日過ぎた。
(省略)

541 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:03:12 ID:Yii+bHNT
ハダレは無言だった。いやな表情をするでもなく、かといってすぐに了承するわけでもない。
男も、ハダレの反応がないので無言で見つめるだけだ。

(省略)

542 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:03:47 ID:Yii+bHNT
にっと笑うハダレに言い返しかけて――ウスライは思い出した。
指先を締め付ける柔らかい肉、それでいて適度なきつさのある――

(省略)

543 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:04:22 ID:Yii+bHNT
「どこから話そうか」
話題がそれたことに多少安堵しつつも、今度はまた違った緊張感がウスライの手元にあった。
ハダレには、持てるほぼ全ての現状を話すつもりだ。嘘や情報操作で篭絡する気はない。
(省略)

544 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:06:11 ID:Yii+bHNT
「…………は?」
よく分からない表情にウスライ自身がなって、唸る。
目を閉じて言葉の意味を考える。深く深く、耳から入ってきたままの言葉を分解し、その前の言葉と重ね合わせて真意を見つけにいく。
(省略)

545 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:06:44 ID:Yii+bHNT
目を丸くしながらも、ハダレは落ち着いて聞いた。が、ウスライはもっと落ち着いて答えた。
「俺がどちらといっても、信じる根拠はないだろう?視ればいい」
正解はどちらなのか分からないが、ウスライの顔には何の表情も浮かんでいなかった。視られることに対する動揺もなかった。
(省略)

546 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:07:19 ID:Yii+bHNT
そして、次に口を開いたときには話題は変わっていた。
「お前の具合のことなんだが……全治一ヶ月。一番酷いのが右大腿の刺し傷で、8針縫った。
 抜糸は10日後だそうだ。覚悟をしておくんだな」
(省略)

547 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:07:51 ID:Yii+bHNT
「まだあんの?どこ?」
これ以上注意しなければならないことが増えるのか、とうんざりしたような口調。
それに応える。
(省略)

548 代理戦争 :2006/05/07(日) 16:08:48 ID:Yii+bHNT
その後は戻るといった話にも戻れずに、気まずいまま夜を迎えた。
ウスライに卑しい思いがあったわけではなく、ハダレにも恥じる権利があった。
だが、どちらにも罪はなくても言葉が出ないことなど、よくある。特に、今日はじめて名乗りあったような二人なら。
(省略)


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