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【陵辱】鬼畜作品を創作して17thプレイ【SM】
603 冬の始め :2006/09/23(土) 19:57:08 ID:6EU4u8L+0
修史に付き添ったのは俺だけだった。と言うより、俺が他の人間を拒んだ。
手続きを済ませ、俺は案内された小さな座敷で待っている。
外を見れば、空には鈍色の雲が重く垂れ込めている。雨か。
(省略)

604 冬の始め :2006/09/23(土) 19:58:25 ID:6EU4u8L+0
座敷の机の上にのポットの横に菓子が添えてある。食べるつもりもなく、
ただ手に取って弄ぶ。チョコクリームを挟んだラングドシャだ。

(省略)

605 冬の始め :2006/09/23(土) 19:59:07 ID:6EU4u8L+0
指定された場所に、俺は一人で赴いた。俺が今関係している連中に
助けを求めることを考えなかったわけじゃない。だが、俺はあくまで
客分だ。複雑に絡み合う義理を考えても、頼るのは筋が通らなかった。
(省略)

606 冬の始め :2006/09/23(土) 19:59:59 ID:6EU4u8L+0
離れた座敷から人が出てくる。若い男に肩を抱かれ、女が泣いている。
女の顔は見えなかったが、やはりまだ若いことが見て取れる。
夫婦なのだろう。女は顔を覆って、声を立てずに泣き続ける。
(省略)

607 冬の始め :2006/09/23(土) 20:00:25 ID:6EU4u8L+0
嘘でもいいから、寝返ると言えば良かったのだろうか。その後俺が
どうなろうと、修史をあんな目に合わせることだけはなかっただろうか。
「どうだ、そろそろ寝返る気になったか?」
(省略)

608 冬の始め :2006/09/23(土) 20:01:48 ID:6EU4u8L+0
風があるのか、座敷の窓がカタカタと揺れる。窓の向こうに見える別棟の
屋根にドームのようなものがいくつも出ていて、蒸気が上がっている。
係の人間が呼びに来て、俺は座敷を出た。
(省略)

609 冬の始め :2006/09/23(土) 20:02:17 ID:6EU4u8L+0
座敷から出て階下に降り、中庭に出て、それから別棟へ。
長い道程に思える。行きたくないと思っているのかもしれない。
この期に及んで、俺はまだ何かを怖れているのか。
(省略)

610 冬の始め :2006/09/23(土) 20:02:54 ID:6EU4u8L+0
修史を飲み込んだ炉の前に、小さな机がしつらえてある。
その上に、金属の箱と白木の箱が乗っていた。
「こちらが喉仏です」
(省略)

611 冬の始め :2006/09/23(土) 20:04:01 ID:6EU4u8L+0
俺は歩きながらハンカチを取り出した。修史の喉仏を指先に取る。
そっと噛むと、思ったよりも軽くそれは崩れた。修史を齧り続ける俺を、
誰も見ない。菓子でも食っていると思うのだろう。
(省略)

612 風と木の名無しさん :2006/09/23(土) 20:19:40 ID:KH0uzRbaO
>冬の始め
な…なんだろう、言葉にならない!! 萌えた…。すべてのAA略


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