【陵辱】鬼畜作品を創作して18thプレイ【SM】
- 287 孤島17 1/11 :2006/10/18(水) 01:59:38 ID:GBtufNTU0
- 溶けたバターのようにだらりとした肉体の傍ら、藤岡は意識の奥深いところでほんの少しだけ目を覚ました。
瞼を押し上げてみる気にはならない。
心身ともに、さらなる睡眠を求めていた。
(省略)
- 288 孤島17 2/11 :2006/10/18(水) 02:01:22 ID:GBtufNTU0
- へたに他人の手助けが入ると、逆に歩きにくいのだ。
それでも、妻の気持ちは有難かった。
藤岡は妻の肩に腕を回し、その髪に口付けた。浦江のような仕草で。
(省略)
- 289 孤島17 3/11 :2006/10/18(水) 02:01:59 ID:GBtufNTU0
- 理不尽な仕打ちに頭を悩ませられる事もない。頑張れば頑張るだけ、結果は後についてくる。
リハビリ担当の医師は、藤岡の頑張りにたびたび舌を巻いてみせた。
(省略)
- 290 孤島17 4/11 :2006/10/18(水) 02:02:30 ID:GBtufNTU0
- かくして拙い説明ながら己の心中を吐露すると、先生は穏やかな笑顔を絶やさないまま
"それは何も異常な事ではない"と本当に何でもない事のように藤岡に言った。
うすうす相手側の返答は予想していたとはいえ、
(省略)
- 291 孤島17 5/11 :2006/10/18(水) 02:03:02 ID:GBtufNTU0
- ある種卑怯な選択肢だった。そう言われて、まさか"浦江"だと答えられるわけがない。
"何も考えるな"とは言われたものの、藤岡は思わず熟考していた。
こんな選択肢で熟考する時点で、かなり俺は病んでいるな。
(省略)
- 292 孤島17 6/11 :2006/10/18(水) 02:03:33 ID:GBtufNTU0
- 当たり前の優しさと親切に恋心を抱いた浦江。
妻を愛している。生涯を共に歩んでいきたいのは、紛れもなく妻だ。
浦江の事は憎い。いったんは潜んでいた憎しみや怒りは、正常な世界に戻され
(省略)
- 293 孤島17 7/11 :2006/10/18(水) 02:04:19 ID:GBtufNTU0
- 藤岡に朝食を食べさせ、着替えを手伝ってやった後に、妻は仕事へ出かけた。
藤岡は未だに無職だ。
多少なりと助成金が給付されているとはいえ、以前の収入と比べればまさに"雀の涙"だった。
(省略)
- 294 孤島17 8/11 :2006/10/18(水) 02:04:50 ID:GBtufNTU0
- 手当たり次第に文庫本を取り出し、枕元に積み上げる。
何冊か読み終える頃には、少しは眠くなっていてくれるだろう。
(省略)
- 295 孤島17 9/11 :2006/10/18(水) 02:05:56 ID:GBtufNTU0
- 「わかった、見るよ。いいからお前は仕事にもどれ」
「でも……、ねえ、誰か家に呼べないの?あなたをひとりで置いておくのが心配で」
「みんな今頃は仕事だよ。呼んでも来れないよ」
(省略)
- 296 孤島17 10/11 :2006/10/18(水) 02:06:26 ID:GBtufNTU0
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それはごく小さな記事だった。
ようやく見つけた「浦江」の文字に、心臓が握りつぶされたような思いを味わう。
(省略)
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