「京都さん、あ、かわいいです、すごくかわいい」
「堪忍、もう堪忍どすえ、東京はんっ、ぁっ、」

ぐちゅぐちゅと結合の淫音が部屋に響く。本当にエッチな音だなぁと東京は思う。指を噛ん声を抑えようとする京都の顔の方がもっと扇情的でエッチだ。
しっとりと濡れた膣が肉棒の形を確かめるように、きゅうっと軽く締めつけてくる。そしてそのまま、ひくひくと全体が小刻みに動いていた。頬を紅潮させながら息を整えている。顔だけでなく、白い肌全体がほんのりと朱色に染まっていた。東京はにやけを堪え、重量のある形のいい乳房を揉みしだいた。飛び出しかねんばかりに硬くしこった先端が、二本の指で摘むと我慢の限界で零れる声が腰に響く。

「あっ、あかへん、胸は、あっ」
「いいんですね、ああ可愛い京都さんは本当に可愛いですよ」

口づけ唾液が京都の口に流れ込んでいく。しばらく東京は京都の唇を貪り、首筋に移動する。血管が透けて見える白い肌につく歯形。東京が無意識につけてしまっていた。後で怒られてしまいそうだ。
京都の片足を担いで半身状態にしてまた再開した。突く場所も一度ごとにちょっとずつ位地を変えていくうち、京都は身体をひくつかせる。

「す、いませっ、も、もう出ますっ」
「んんっ」

京都はぎゅっと目を瞑り足を東京の腰に絡ませた。一際奥まで性器を押し込み、東京は中で果てた。




「………もっとお気張りやす」
「すいません本当すいません」

早漏とか皮かぶりだとか色々と罵られるかと思っていた東京はびくびくしながら京都の機嫌をうかがう。しかし今夜は言葉少なく、むしろ鼻歌を歌って上機嫌だった。今夜はよかったのだろうか。よかったよかったと東京は安堵する。
京都は素肌にぶかぶかのジャージを羽織り、ちょこんと行儀よく正座をしていた。もっと洒落たガウンがあればよかったのだが他に見当たらなかった。が、結果的によかった。萌える。すごく萌える。コスプレをお願いしたら怒るなぁ。無理かなぁ。しかし本当に今夜の京都さんはとにかく可愛かった。デジカメ持ってくればよかったなぁ撮りたかったなぁと真剣に後悔した。

「まあよろしおす」
「え?」

京都はにっこりと微笑んでいる。よいせと京都が優雅に東京の上に跨った。

「東京はんはえろうほっこりしとります。そやから、うちが上にのりますえ」

はは…明日も仕事なのに…。東京は苦笑いをしながら京都の口づけを受け止めた。

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