●TVアニメ 『true tears』 ドラマCD

2008年1〜3月に放送されていたアニメ『true
tears』のドラマCD(ランティスより2008/06/25発売)。3編の脚本をアニメの脚本を回していた西村ジュンジ、森田眞由美、岡田麿里の3氏でそれぞれ担当。音響監督もテレビアニメと同じ若林和弘氏。
【感想】
01:比呂美の場合 脚本:西村ジュンジ
比呂美のダイアローグを交え、TVアニメのその後を描いている様子。
各シーンの舞台はテレビアニメでも登場したところばかり(体育館や海辺・眞一郎の自宅など)なので、音だけでも情景が目に浮かぶよう。
これといって脚本のテクニックは感じなかったが、比呂美@名塚佳織のダイアローグは割と心地よく、朋与の試合中の(!)サプライズ発言もタイミング的に面白くまぁそこそこ楽しめた。
ていうか朋与はテレビアニメ以上のキャラ立ちをしていたかもしれない(笑)。
02:雪解けの時 脚本:森田眞由美
愛子と三代吉のお話。
三代吉のさっぱりとした性格もあってか、こちらも明るい気分で聴ける。
TVのラストでは友達から再出発という二人ではあったが、後日談のこのドラマCDの話を聴くとやっぱり二人の話のエピローグは此処だと思う。眞一郎と比呂美が付き合いだしたからこその、今回の愛子と三代吉の話の発展なので、確かに主役を差し置いてのTVのラストの話には出来ないのは分かるけど、映像化して、DVDのラストに(TV未放映話として)追加して欲しい一作だった。
オーディオドラマだと二人の距離感が気になる。たとえばこの話の田んぼの中で愛子と三代吉が会話するシーン。足音の効果音が消えてたから、二人は止まっているとは思うんだけど、どういう距離・目線で話していたんだろうか。
まぁそれを想像するのもオーディオドラマの趣向かもしれませんが。
「揺れた」と数回繰り返される愛子のモノローグも良かった。
03:いつか飛ぶ空 脚本:岡田麿里
電波少女、乃絵の成長編。
乃絵のその後を描くのだったらそのテの話だろう、と思っていた通りのところをやられた感の想像の範囲内であったが、丁寧なシナリオ運びと、乃絵というキャラクターが持つ意外にドギマギしやすい性格もあって、中々楽しめる感じ。
あと、音だけで聴くと、高垣彩陽の演技が、若手なのにかなりの領域に達していることに気付く。乃絵のキャラクターを完全に掴んでいるといっても過言ではなく聴いているだけで乃絵の動き・表情を想像してしまうし、細かいところを言うならば声の強弱のつけ方が特に上手くて感心してしまった。
このドラマCD、昔のドラマCDやラジオドラマにあったようなラストトラックのキャスト発表とかないのね。まぁ雰囲気を壊さないためにもそのほうが良いと思いますが。
あと全体を振り返ってみると、中々の良作である03,02トラックに比べて01の凡庸さが気になったかなぁ。
以上、true tears ドラマCD感想でした。
以下通常感想です。
●【実写ドラマ】今週のCHANGE #7「15分拡大SP・衝撃の結末!!消えた総理」
視聴率獲得のため、時間枠拡大やサブタイトルで煽るのはゴールデンタイムテレビドラマの悪いところだと思います。ほぼ回想シーン分増えただけの気がするし。
美山君の苦悩と、(その苦悩は伝わらないまま)神林官房長官と美山秘書官の裏切り事実を知った朝倉総理の行動編。
深津絵里の間の取り方はシリアス方面でも絶妙、かつ木村拓哉氏の表情演技もみごたえばっちりの仕事だった。
前文で回想シーンを批判したが、1シーンを除いて適切な長さで、特に神林官房長官の組閣時のシーンを回想させることで、朝倉総理の精神的ショックを視聴者に分かりやすく伝える良い効果となっていたと思う。
●今週の仮面のメイドガイ #12(最終話)「さらば愛しきメイドガイ」
一応ちゃんと覚えてはいたが、久々に富士原家の財産相続争いのお話。
ラスト数分で纏めに入っている以外は、最終回の雰囲気が無かった。いや、こんな適当な番組、別に適当でよいので、それで良いのですけど。(←褒め言葉)
そんなことより田中敦子さんというキャスティングが(小山氏出演の関係からも)絶妙で感心してしまった。
<総評>
タイトルから一発ギャグマンガと予想していたが、濃ゆい新キャラの続々投入の力技で、最後まで(良い意味での)バカレベルを保っていた印象。故にもし、もう1クール続いていたら失速していたかもしれませんが。
映像クオリティ面はもちろん高いとは言えませんでしたが、作風的にそれも問題なく、逆に油断していたらキャスティング方面で絶妙なゲスト出演者が登場してくる荒業にやられそうになりました。もちろんレギュラーの配役も素晴らしかったです。
●今週のマクロスFRONTIER #12「ファステスト・デリバリー」
ミシェル君はてっきりランカ狙いだと思ってたのだが、アルトとランカの縁結びするなんて、かき回したいだけなのですか?
まさかのランカのターン。
初代マクロスは未視聴の私には、歌で戦争が止まる(ゼントラ人が萌え萌えになる)のは違和感を感じるのだけど、それ以前に、間に障害物があまりないのにあれだけ撃ち合っている両陣営の負傷者・命中者があまり(というか画面上全く)居ないのが、緊迫感を大きく削ぎ落としていたのが残念。
ただ、ランカの歌いながら登場のサプライズや、それによる三角関係の発展化、また、振付師付きで本格的なランカの歌唱シーンとその作画は素晴らしく流石の出来栄えだった。
●今週のRD 潜脳調査室 #6「ラブ・レター」
ミナモ探偵の読書感想文調査編。
読書から始まりその本に隠されたことを調査する流れが非常に分かりやすく、ミナモと同様、本の秘密を観ているこちらも知りたくなってしまった。
この本の作りも洒落ているが、この話のオチも見事だった。今回も良回でした。
●今週のペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜 #25「謂れなき喪失」
ラスト前。
慎が想像していた幸せなifの世界が泣ける。
会話劇中心ではあったが、兄弟愛・友情の脚本的出し方が上手いため、聴き入る。RDと同様、むとう氏の脚本のときはやはり良い。
●今週のソウルイーター #12「恐怖に負けない勇気
〜マカ=アルバーンの一大決心?〜」 ※レイトショー版で視聴。
桑島法子声の魔女のキャラ立て話。
順当では合ったが、上記の役割は果たせていた。
が、それに食われてか、サブタイトルにあるようなマカの活躍はあまり目立っていないのは気になった。
●今週のコードギアス 反逆のルルーシュ R2 #12「ラブ アタック!」
第一シリーズからのキャラクター咲世子さんがここに来て物凄いキャラ立てしてくるのに盛大に吹いた。ルルーシュに「天然」と評価されているのも結構ウケました。
まぁいつものように盛大にバカをやる学園ルルーシュ編なのですが、咲世子さんやロロ、シャーリーやこっそりとリヴァルたちが良い味出していて、過去の学園編と比べても中々楽しい話。
なのだが、(もちろん作者の狙い通りなのだろうけど)ラストのジェレミアの能力のインパクトと、シャーリーの記憶復活の引きが強くて、そのラスト数分が今回学園編の出来事を視聴者に忘れさせるほどの事象になっていたのが印象深い。
しかし、【ギアスキャンセラー】とは。。
ルルーシュ的にもだけどシナリオの都合的にも不都合が多く発生しそうなのに、そのアイデアが浮かぶこと自体も凄いと思ったけど、登場させるなんて、何と冒険心にあふれた制作陣なんだ。凄いぞ大河内・谷口両氏!
●今週の図書館戦争 #10「里帰リ、勃発」
図書館にも色々あるのよ編。
不特定多数からの陰湿なイジメ・冷遇っぷりが、リアルかつ理不尽で厄介すぎる問題なので、かなり感心を持って観てしまった。
が、笠原の一喝だけで結局事態が収拾してしまうのがあっけないし、アンリアル。ご両親の件もあっさりしすぎだし。
手塚兄の時もだけど、このアニメって一定以上問題ごとが発展しない・踏み込まないのね。作風かもしれないけど、もう少し進展させても良いと思うのだけど。
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