今夜は帰さないよ



今夜は帰さないよ
JUST Tonight you're mine 本気だぜ
今夜は帰さない


「よっしゃ、もういいよな」
オラトリオは急に起き上がった。その様子を<ORACLE>のホストプログラムオラクルは不思議そうに見ていた。
「なにがもういいんだ? まあ、片付けは終わったけど」
カウンターの上にはファイルも書類も載っていないし、書庫の方も珍しくすっきりと片付いていた。急ぎの仕事もこれといってない。オラクルにはオラトリオの言葉の意味がよく解らなかった。小首をかしげて一生懸命考えても解らなかった。オラクルは基本的にここから動けない。現実空間を知ろうと思わないし、思えない――そういうふうに思考を調整してある。そうでないとストレスで崩壊してしまう恐れがあるからだ。そういう意味で彼は現実空間には疎い。だが、そういうことをぬきにしてもオラクルには解らなかっただろう、目の前にいる自分の守護者が桃色の煩悩で電脳の中を溢れ返らせている事など……。
「ふふふ」
オラトリオが男くさい顔で笑う――何か企んでいる、そんな顔で。
オラクルには相変わらずそれが理解できない。ただ、なんとなく、オラトリオが何かを企んでいることだけは今の笑いでわかった。
ポーン。
そこで誰かの来訪を告げる音が高らかに鳴った。合法的にここに来るぶんには何ら問題ない。オラクルが信号を確認する。これはAナンバーズ、A、A、A-S、<A−S SIGNAL>、シグナルだ。オラクルはいそいそとお茶の用意を始めた。
<ORACLE>に来てオラクルに会うためにはT・A本部にある情報管理電脳の中枢がある部屋に行くか、電脳空間にダイブして直接<ORACLE>にアクセスすればよい。中枢は限られた人物しか入れないし、わざわざシンガポールに行かなくてはならないが、電脳空間なら、そのシステムさえあればいつでもどこででも行くことが出来る。現在20体近く存在するAナンバーズのうちダイブ機能を持つのは5体、ダイブ機能はないがプログラムのみの存在ということでアクセスを可能としているなのが1体の計6体である。オラクルにとって彼らはここを訪れてくれる数少ない大切な友人たちなのである。
中でもお気に入りなのは最新型<A−S SIGNAL>である。その少女は<ORACLE>がハックされたとき、来たことがないのにもかかわらず駆けつけて、結局は負けてしまったけれどよく頑張ってくれた。そして、ここから動けない自分を気遣ってくれるし、現実空間を知らないオラクルにいろいろ教えてくれる。生まれて間もないはずなのに動作と表情がくるくる変わって、少女らしくて、本当に楽しい。
「やっほー☆ オラクル元気ぃ?」
底抜けに明るいご挨拶にオラクルはにこやかに笑う。
「やぁ、シグナル、私はいつものとおりさ。シグナルこそ元気だったかい?」
「私はいつも元気だよ♪」
「おいおい、お兄様にご挨拶は?」
「あれ、いたの?」
「い・た・の」
オラトリオがシグナルの首を片腕で締め、頭をぐりぐりする。シグナルは本気で嫌がって声を上げた。
「私の空間で暴れるなというのに」
「もー、ひどいよ、いるって知らなかったのにぃ」
乱れた髪を手櫛で直しながらシグナルがカウンターに向かって座ると、オラクルがお茶を出してくれた。ウェッジウッドのワイルドストロベリーにドアーズの香りがふんわりと広がった。色がちょっと濃い。シグナルが渋そうな顔をしたのを見てオラクルが微笑んだ。隣に座るオラトリオのぶんも用意する。
「ダージリンよりも渋みがないからシグナルにも飲みやすいと思うよ」
「うん、ありがとう」
決して子ども扱いするわけではない、そんな心遣いが嬉しい。シグナルはゆっくり両手でカップを包んで、口に運んだ。オラクルの言うとおり、軽い口当たりでさっぱりしていて飲みやすい。色のわりにはそんなに渋くはなかった。
「おいしいかい?」
「うん、おいしいよ」
にっこり笑顔がとっても嬉しい。ふと思い出したようにオラクルがカウンターの下から何かを出した。
「昨日作ってみたんだけど、お茶請けにどうかな」
「なんだよ、それ」
オラトリオもひょっこりと顔を出す。オラクルが出したのはガラスの器で、その中でぷるるんと揺れる物体があり、練乳をベースにしたような白いクリームがかかっていた。
「プリン?」
「いや、パンナコッタだよ、マサラティーを使ってあるんだ」
「へぇ」
オラクルはにっこり笑って作り方を説明したが、ほとんどキッチンに立たないシグナルにはなんのこっちゃよく解らないものがあった。コアントローなんかはさっぱりだ、形すら想像できない。カルマだったら解るかもしれないと思いながらそれを眺めた。
「どうぞ、食べてみてよ」
「いいの? いただきます」
銀のスプーンを取って人匙すくうと、パンナコッタはここでもぷるるんと揺れた。正直、プリンとどこが違うのか見た目ではよく解らない。クリームと一緒に口に運んだ。舌の上で滑らかに溶けて、甘い中にマサラティーの柔らかな香りがふんわりと広がる。
と、詳しい説明が出来るわけではなく、シグナルはただおいしいといって笑う。ボキャブラリーが少ないといってしまえばそれだけだが、おいしいものをおいしいといって何がいけないだろう。幸せそうに笑うシグナルを見ながらオラクルはつくってよかったなぁ、と微笑む。
「おら、シグナル、ほっぺたにクリームついてんぞ」
「ん?」
シグナルがちらっとオラトリオを見やると、男くさい顔がすぐそこにあった。
ぺろり。
オラトリオの(彼にしてみれば)なんでもない行動が三者三様の行動を取らしめた。
舐めた本人は満足そうに唇を舐めた。シグナルはぼっと頬を赤らめた。オラクルはキレた。
「ごっそうさん」
「………」
「何もそんなことしなくても普通にとればいいだろう?!」
「………」
「いいじゃねえか、別にとれたんだから、なぁ、シグナル」
「………」
「固まってるじゃないか、かわいそうに」
オラクルがちらちらと手をふって、シグナルはようやくこっちに戻ってきた。
「あ、あぁ、なに?」
「かわいそうに…」
オラクルは心底シグナルが可愛いと思っている。シグナルは大きな目をぱちくりさせながらとりあえず落とした匙を拾った。



<ORACLE>での騒動は今日に始まったことではない。
電脳空間においてシグナルが唯一来ることが出来るのはこの<ORACLE>くらいであって、公共空間にはまだひとりで行かせることはできなかった。試しにモニター付きで行かせて見たところ、たくさんのナンパ野郎が寄ってきてコード、カルマ、オラトリオの3人が応対に出て、ご丁寧に引き取っていただいた。そういうわけだから公共空間に行くときは誰かがついていくことになっている。
そんなシグナルには恋人がいる。れっきとした恋人である。その人とは<A−O ORATORIO>。オラトリオはシグナルにとっては長兄にあたる。
周囲のHFRは猛反対した。シグナルだって自由に恋愛を経験していいとは思う。ロボットにだって感情はあるのだ、それを抑えろというのは無理がある。それがたたってアトランダムやカルマは暴走してしまったではないか。シグナルのようになにものにも縛られないロボットがいてもいい。
だが、それは相手によりけりである。もしもこれが当り障りのないところで、女性だったり、はたまた相手がカルマやパルスあたりだったり、だとしたら納得がいくことだろう。しかし、シグナルを愛して止まない連中は決して認めようとはしなかった。オラトリオはAナンバーズ一女好きですちゃらかで有名だった。そんなオラトリオではシグナルは幸せになれない。コードが父親よろしくシグナルを口説いたが、効果はなかった。シグナルはまんまとオラトリオに刷り込みをさせられたあとだった。
コードは嘆いた。
それはオラクルも同じだった。まだ自分の気持ちがどういうものなのかは知らなかったけれど、それでもオラトリオがシグナルの恋人かと思うと無性に腹が立って、つい本を投げつけたり、仕事を増やしてみたりする。最近ではことシグナルに及んで喧嘩が激しくなった。やりあう大男ふたりの間に入っておろおろするシグナルの姿が見られるようになった。今日も今日で冷戦が始まってしまった。
「毎度毎度疲れるよな」
「オラトリオがあんな事するからでしょ?」
<ORACLE>を出たふたりはこのまま現実空間に帰ってしまうのを惜しんでしばらく歩いていた。今日は無理に現実空間に帰る必要はなかった。オラトリオは仕事がなかったし、シグナルのほうもこれといって用事がなかった。信彦も友達と少し遠くに遊びに行って今日は戻ってこない。
ここは闇。どこまでも続くグリットは様々に色を変えるネオン、上下左右前後に終わりを知らぬ。細かい座標の中に自分たちはひとつの信号となって認知されているのが、シグナルにはいまいちピンと来ない。
「さって、これからどうする?」
「えーっとね……」
うーんと考えてみるけれど、これといって思いつかない。いくつか選択肢がある場合にはそこから選べばよいが、漠然とした中に指針を求められるととても困ってしまう。シグナルが考え込んでいると、オラトリオはぽんぽんと肩を叩いた。シグナルがふっと顔を上げる。
「いいとこ連れてってやろうか」
「ほんと?」
「ああ、行くか?」
「いくいく♪」
場所を確認しないままシグナルがオラトリオに抱きすくめられた。このまま空間を転移する。彼らが座標から消え、新たな座表面に現れる。


「ここどこ?」
「いいから入ってみな」
促されるままにシグナルがドアをくぐる。小さな廊下をすぎるとそこには広々としたリビングにソファがどーんとおいてあった。出窓には真っ白なカーテンがついて外には穏やかな空が広がっていた。シグナルは言葉もなくきょろきょろとあたりを見回した。もうひとつドアがあるからあっちはきっとオラトリオの寝室か何かだろう。
「ここは俺が電脳空間で使ってる個人空間だよ」
「コードの屋敷みたいなの?」
「まあそうだな」
ダイブ機能を持つ機体のうち、電脳空間で過ごした時間の長かったコードはカシオペア博士の電脳空間内に屋敷を持っている。純和風の現実空間では珍しくなったつくりの家屋に妹とともに住んでいた。ボディが出来てからもちょくちょく利用している。シグナルも一度エモーションのご招待に預かっていったことがあった。
オラトリオの個人的な空間に来たのは初めてだ。ベージュの壁にさっぱりとした色合いの家具がおいてある。本当に必要なものだけおいてあるといった感じだ、余計なものがない。物を置かない主義なんだろうか。
シグナルは誘われるかのように窓辺に近づいた。無意識のうちに窓に手をかけようとしてオラトリオに止められる。
「その窓は開かねえんだ、風景もCGだ」
「え? これも?」
窓の外には確実に真っ青な空が広がっていた。雲も流れていて、現実のようなのにこれもCGだなんて。
オラトリオは本当にすごい。ただ強いだけじゃなくて本当に器用で、なんでも卒なくこなす。自分なんか、教わってもここまで出来るだろうか、ちょっとどころではなく不安だ。MIRAだ、SIRIUSだと言われても当の本人はいたって天然ボケでいろいろ教えてもらわなければ出来ないことが多い。シグナルはちょっと俯いてしまう。
オラトリオがそっとシグナルを抱きしめた。
「何悩んでるんだよ」
「だって…ここすごいんだもん、オラトリオひとりで作ったんでしょ?」
「まあそうだけど」
「私もできるかな」
オラトリオの腕の中で消え入りそうなシグナルの声に彼は優しく笑いかけた。シグナルだけに捧げられる心からの笑顔。
オラトリオの手がシグナルの髪をぐしゃぐしゃとかき回した。
「やる前から諦めんなよ、おまえらしくもない。それにいってるだろ、俺だって生まれた時からかっこよかったわけじゃないぜ」
「……うん」
「前向きに善処しろ」
「…そうする」
シグナルはオラトリオの胸の中にぽふっと顔をうずめた。温かいここが大好きで、その持ち主も大好きで―――。
何気ないことを話して、笑って、時には泣いて、慰めあって。
あなたと生きていくこの時代だから 


「シグナル」
「なぁに?」 
「今夜は帰さないからな」
「ほえ?」
いったん俺の部屋に入ったからには もう逃げられないぜ はっきりするまでな
オラトリオがにやりと笑うのがシグナルには見えなかった。




だ〜か〜ら。
なんでここで寝ちまうのかなぁ。
オラトリオはぽりぽり頭を掻きながら溜め息をついた。僅かに巻くダーティ・ブロンドがほんの少しだけ乱れた。
「確かに寝てろとは言ったけどよ」
二人で楽しく雑談をしているところへ<ORACLE>から通信が入った。ハッカーではないが、ちょっと手伝ってほしいからと呼び出された。オラトリオは舌打ちしながらも、シグナルにはここから出てはいけないと、なんだったら先にベッドに入っていてもかまわないと言い置いて<ORACLE>に行った。
簡単な雑務を済ませて戻ってくると……そんなに時間はたっていないはずなのに。シグナルはソファですやすやと眠っていた。
オラトリオは思いっきり脱力した。
今日こそシグナルと……(自主規制)だったはずなのに。

だますつもりじゃなかった
自分に正直にいるはずだった
明日の朝、ちゃんと送るつもりだったのに

こうなるはずだった。
「シグナル…愛してる」
「オラトリオ…」
「いいよな、シグナル」
「……うん」

それなのに。それなのにぃ。
オラトリオはどきどきしながら帰って来たのに、いや、今日一日、思い立ってからずっと緊張していたのに。
緊張すべきこんな状況で What you think? わからない。
なんで眠っていられるのか。シグナルにはそんなこと言ってないし、気がつかなかったんだろう、気がついていたなら今ごろ大騒ぎのはずだ。
「ま、寝込みを襲うほど飢えちゃいねえけど」
オラトリオはシグナルを抱え上げると寝室へ向かった。布団をめくって寝かせると、シグナルが小さく動いた。
「オラトリオ〜」
「ん?」
「好き〜」
寝言だ。彼女のボディに使われたMIRAは『考える金属』である。夢を見せていてくれても不思議じゃない。それに、どうやらシグナルはオラトリオの夢を見ているようである。しかも『好き』ときたもんだ、オラトリオは苦笑する。
「俺も好きだぜ」
シグナルの頬に口づけてから、オラトリオはコートを脱いでフックにかけ、愛しい恋人の眠るベッドに潜り込んだ。
「おやすみ、シグナル」
「むにゃ」
布団をかけなおすと、シグナルが寝返りを打った。そのまま、オラトリオの緋色の軍服をつかんで離さない。眠っているときの行動は時として予期できぬものがある。オラトリオはシグナルをそっと抱き寄せて、迫り来る青く透明な睡魔に身を任せた。



どうしていいかわからない
ただ、からかわれているだけなのだろうか
そんなはずはない 
気の弱い俺(?)はまた痩せる(ロボットなのに?)
 
だけど、そんな変な君が やっぱり好き


今夜は帰さない 
JUST Tonight you're mine
本気だぜ


俺はもう 我慢しない
次こそきっと あなたを
Because, you're mine




次の日の<ORACLE>
「シグナル、おまえ昨夜はどこにいた?」
コードがシグナルにきいている。電脳空間にいたのは解っている。研究室からダイブしたのだろう、抜け殻になったボディがあった。だが、シグナルのパートナーとして設定されたコードはシグナルの信号を誰よりもより詳細に探知できる。そのコードを持ってしてでも昨夜シグナルがどこにいたのかはわからなかった。
「オラトリオと一緒だったよ、オラトリオの部屋にいた」
「「「何ぃ?!!」」」
コード、カルマ、オラクルの見事な三重奏が響いた。シグナルが少し後ろに引いた。
「で、何かされましたか?」
「ストレートに聞くな」
「なにしてたんだい?」
「別に、一緒に寝ただけだよ」
「「「寝ただぁ?」」」
三人の顔がみるみる変わっていくわけがシグナルには解らなかった。なんか…怒ってる?
『なんかまずいこといったかな』
いや、解釈の仕方がちょっと違うんだと思う。コードは自分の最強攻撃プログラム『細雪』のチェックを始めたし、カルマはカルマで攻撃性守護壁の出力を最大にしている。オラクルは一見何もしていないようだが、実は密かに攻撃用に角が強そうな本を選んでいた。
「???」
わけが分からないシグナルは頭上にたくさんの?マークを浮かべている。
(いつでも来い、いや、今すぐ来い)
来るんじゃない、オラトリオ。
「来たよ…」
オラクルが見たこともないような冷ややかさで静かに告げた。その声にカルマとコードが示し合わせたかのようににやりと笑った。
シグナルは相変わらず解っていない、ぽえぽえっと突っ立っている。
「シグナル、おまえは下がってろ」
「え? なんで?」
「いいからこっちにおいで。そうだ、お菓子があるよ」
流石オラクル。シグナルはわーいとカウンターの中に入っていった。よいこの皆さんはお菓子になんかにつられないようにね。
こつこつこつこつ。足音が響いた。扉が今! 開かれる。
「オラトリオおにーさんの登場でっす……あれ?」
雰囲気が変、である。心なしか冷たい…気が…。
「「オラトリオ!!!」」
「ひっ」
いきなり突きつけられた細雪の抜き身が氷のように冷たく冴えた。この刀身に触れたものは雪のように霧散する。オラトリオは両手を上げて降参した。顔が引きつって、その笑いは乾いている。
「な・なんすか、師匠」
「貴様、昨日シグナルに何をした」
「何って…なにもいちゃいませんぜ、俺は」
「とぼけてもだめですよ、シグナルさんと寝たそうじゃないですか」
カルマが得意のナイフも妖しく光った。絶世の美貌が冷たくオラトリオを見据える。
「寝るったってただ」
「「問答無用!!」」
迫る来る刃物をかろうじて避けながらオラトリオはカウンターを見やった。
「シグナル! 八つ橋なんか食ってないでおにーちゃんを助けろ!」
「ほえ?」
シグナルはきな粉いっぱい、三角の八つ橋を口に含んだまま返事とも取れないことはない反応をした。その目に映っているのはお師匠様とカルマに追いかけられている『兄』の姿である。
「何やってるの?」
「見てわかんないのかよ!!」
「卑怯だぞ、シグナルに助けを求めるとは」
「そうですよ」
「だから俺がなにしたっていうんですか〜」
「黙れ、不埒者が、今日という今日はじきじきに成敗してくれる!!!」
「ぎゃあああああああああ、しぐなる〜、たーすーけーて〜〜〜」
絶対無敵(?)の守護者は情けなく叫びながら逃げ回った。


シグナルが事情を詳しく説明してくれたおかげでオラトリオが解放されたのはそれから約半日後のことであった。
早く説明してやれって(笑)




≪終≫





≪はんせーい≫
今回はKAN『今夜はかえさないよ』をモチーフにしました。シグナルとの初えっちに挑むお兄さん(失敗)の図。シグナルにはちゃんと説明しなきゃだめだよ、お兄さん(笑)。後日談がこんなに盛り上がるはずじゃなかったんだけどなあ。う〜ん(-ー;;)。
注: 文字用の領域がありません!

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