*しょぱなから星→大前提 星盤 黒星野注意
だんだんと人に慣れて。
だんだんと笑顔を見せるようになって。
星野君、オイ、星野君のことが好き。だなんて。
俺とメグルの間を分厚いガラスが阻み、
彼の顔から痛々しく伸びるチューブと
四肢に巻かれた包帯の両方が
彼を絡みとって放さない蜘蛛の糸に見えた。
たくさんの人が透明な壁越しにメグルに声をかけた。
メグルのために泣いた。
早く 絶対に 目を覚ませよ。
メグルはどの言葉にも顔色一つ変えずに、
眠っていた。
そうだよ、それでこそメグルだ。
まるで輝いているような笑顔を振りまくだなんて
そんなのはメグルじゃないよ。
分厚い壁で自分を覆って
誰の言葉にも耳を貸さない
陶磁器の人形、人のカタチをした、冷たいもの。
大好きだよメグル、大好きだよ。
やっと元に戻ったメグルに安心して
俺は笑い出したいくらいだったけど
隣に佇む大羽が何故かな？顔を青くして
酷く悲しそうな声色で「早く目が覚めるといい」何て言う。
申し訳ないけど、俺はメグルより大羽の方が少しだけ沢山好きだったから
勤めて、苦しそうに顔を歪ませて、「そうだね。」とだけ言った。
盤入院時に喜び勇んで書いた物が残っていました。
もすは星野をなんだと思っているのでせう・・・・
要するに星野はツンな盤が好きなんであってデレな盤は好きではないと。
そんな生暖かいものではないような気もします・が。