初美 自慢だった綺麗なウエストのくびれも、今ではもうとりかえしがつかないくらいに膨れている。鏡に写る自分の姿を見て、初美は悔しさと恥じらいを少しづつ含めた表情できゅっと唇を噛んだ。
この和風の豪邸にさらわれるまで、彼女は街中で目立つほどの美少女であった。どれだけ地味な格好をしていても、軟派な男によく声も掛けられたし、スカウトされて雑誌のモデルになったこともあった。
少女のように澄んだ瞳とおとなしい表情が、箱入り娘さながらに育てられた上品な令嬢を思わせる。なのにそのグラマー系の体は挑発的なボディラインを形成していた。形よく、しかし身体と絶妙なバランスを保って熟した両乳房、逆ハート型にむっちり柔らかく育った尻の肉、そして触っただけでそのまま指が飲み込まれてしまいそうなボリュームある太もも。その顔と体の対照が、初美を一層魅力的に際立たせていた。
だがそんな彼女の腹は、近いうち生まれ出るだろう胎児のために大きくせり出していた。
妊娠五ヶ月。
しかしこれは、意中の男と恋愛を重ねた末に幸せな結婚と蜜月を送った結果ではなかった。
でももう後戻りは出来なかった。すっかり肥大した自分の子宮の中では、あの男の子供が我が物顔で手足を動かしているのだ。
いや、あの男の子供であるのと同時に、受け入れてしまった自分の子供でもある。顔ではどれだけ嫌な顔をしていても、自分の妊娠腹は子供をあやすようにいつも優しく撫でていた。
こくりと細い喉を鳴らして唾を飲み込むと、畳の上に女の子座りした鏡の自分の、薄暗い股間に目をやった。
受精して身を結んだ花のようにしおれてはいなかった。妊娠してはいても、初美の肉の花は淫らにてらてらとぬめって鏡の反射にきらきらと輝いている。さらにその上あたりにむっくり育った赤いめしべはすっかり包皮を向いて健気に屹立していた。
(もうすっかり……あの人の牝奴隷なんだ……私)
初美の身体の何もかも、あの男の望むがままにされているのだ。そのくやしさのあまり、じわりと彼女の目尻に涙がたまる。しかしその度に思い出すのは、図らずも連続してアクメに達してしまったあの男との初対面にして初めてのセックスシーン。あのときの羞恥が、シーンを思い出す度に身体を何度も火照らせる。
「いやああああ! ひ……い……痛……んっ、ひぐっ!」
繁華街の薄暗い路地裏奥深くで、初美は一人の男に犯されていた。
ブラウスとブラジャーを破かれて、たわわな乳房が無抵抗にぷるぷると揺れている。
無理矢理開かれた脚を閉じたくても、男に足首を高々と持ち上げられている現状では、ただ腰を色情狂のようにくにくにと揺さぶることしかできない。
男の燃えたぎる肉欲は、あっけなく彼女の処女を奪い取ってしまった。
「ひううぅ、痛い……痛いよぉ、痛いぃぃ!」
「痛いと思うから痛いんだ。お前はこれから俺のコイツのことが好きにならないといけないんだ」
筋骨隆々とした身体をごわごわとした青い作務衣で包んだその男は、初美を気遣う気が全くないらしい。ただ本能のおもむくまま、力任せに腰を振って肉欲を突き立てるその姿はまさに極悪の強姦魔そのものだ。
しかしそんな男のペニスに、破瓜の血を流す初美の淫裂はさもおいしそうに淫涎を分泌して食らい付いていた。ペニスが引かれれば肉襞は鮮やかな淡いピンク色の裏地を見せてめくれ上がり、押し込まれるとぶちゅぷちゅと奥に押し込まれる。
「ああいやああぁ! 許して! お願いだから、許して!」
「だめだ、お前が俺になつくまで犯し通してやる!」
「そんな、そん――ひゃひっ、あああっ、やああああ!」
ストロークはますます過激に、さらにスピードを上げていく。
抵抗することは出来なかった。コンクリートの汚れた地面に背中をすりつけて、作務衣の男の突き上げに身体を翻弄される。処女を破かれてひきつる膣の肉は、痛さとは他にべつの感覚に痺れ始めていた。
男の肉欲は三、四回の抽送だけで膣奥に達する。亀頭の先は初美の子宮口を執拗につっつき回す。
「へああああああっ!」
膣肉ばかりでなく、両脚をビクビクと痙攣させる初美。
彼女の身体は快感の電撃に貫かれたのだ。
いや、一度だけではない。男に子宮を突き上げられるたびに、快楽の電撃は何度となく初美の脳天を襲い、意思を犯す。
もう破瓜の痛みどころではなかった。
自分の性器がすっかり捕われてしまった、認めたくもない性の悦楽と闘っていた。
「ぃううううううううううっ!」
「ははははは、何も我慢しなくてもいいんだぜ、イキたきゃイけよ。俺のチンポだったら何度でもイケるだろ、え?」
何もかも、男は見抜いているかのようだった。
快楽への抵抗など、男性経験のない感じやすい身体の初美にできるわけがなかった。
子宮は熱く燃え上がり、中で快楽の渦が激しく暴れ回る。膣肉はひぐひぐひくつくながら、犯し続ける男の肉欲を締め付けるように包み込む。
「ひゃあ、あ……い、んんんんんんんんっ!」
喉に詰まらせたような悲鳴を上げ、口角からねっとりした涎をたらして、
初美の意識がとんだ。
アクメの波に身体を貫かれて、顎を高くしゃくりあげる初美。男の視線が嬉しそうに自分の肢体を舐め回すのを感じながら、彼女は背中を反らして硬直させる。
「見事なイキっぷりじゃないか。処女を捧げたばっかりの女とは思えない」
ようやく男は初美の足首から手を離す。両足は力なくM字にうなだれ、それ以上動くことなく、絶頂の余韻に太ももをぴくぴくと震わせていた。
「でも、まだだ」
膣奥に深々と男の肉欲を挿入されたまま、初美は上体を抱き起こされる。
ちょうど座った男の膝元を跨いで、向かい合う格好になる。目の前に男のはげ頭の髭面が迫る。
「こんどはメモリアルにイカせてやる」
「や――ああああっ!」
再び動き始めた男の肉欲。しかしさっきの、どちらかといえば大振りな突き上げと違い、今度は細かく揺さぶるような動きであった。
しかし一度目のアクメで快楽への抵抗力を失った初美には、それだけでもきつい。
「あああ、許して……あああっん、んああっ」
涙を流して嘆願する彼女の声は、しかしどこか艶かしい。まるで子供がべそをかきながら甘えるかのようである。
「いい具合のオマンコだ。すっかり俺のチンポにしっくり合わさって優しく包み込んでくれるじゃないか」
「う……嘘……」
「しかも下の口はさもおいしそうにひくひく根元を締め付けてきやがる」
「や……あぁ、いやっ! 嘘ばっかりいわないで!」
「本当さ、こうやって動かしている間も、どんどんどんどん俺のチンポを締め付けてくるじゃないか」
実際、初美の膣は男の肉欲をきゅうきゅうと締め付け、まるで飲み込まんばかりに締め付けていた。
だが、彼女はそんなこと、認めたくなかった。こんな強姦魔に自分の身体が受け入れようとしているなんて、考えただけでもおぞましかった。
「いや……いや……」
夢だと思いたかった。きっとこれは悪夢なんだ。早く現実に目覚めようと激しく首を横に振る。
しかし膣口に残った破瓜の痛みと男のペニスの肉の質感は、彼女の性器にはっきりと感じられた。しかもそれは無視しようにもできないくらい、異様で強烈な存在感をもって、さっきからずっと快楽の波を発し続けているのだ。
それにたまらず、初美の膣肉はいっそうひきつるのだ。
「おお、おお。またイキそうなのか? キュッキュキュッキュ締め付けてくるぞ」
男の太い腕が初美のウエストをぎゅっと締め付けて身体を密着させると、彼女の腰がバウンドするくらいに激しく肉欲を抽送させる。
柔らかい乳肉とその先端に硬く膨らんだ乳頭が男のはだけた胸肉に擦れる。しかし、擦れているのはそれだけではなかった。
「ふあああ、あ、あそ……あそこ……ああああ、ああああっ!」
度重なる快楽の波で目覚め、大きく芽吹いたクリトリスも、激しい交合の現場で、ねっとりとした愛液にまぶされて翻弄されていたのだ。
一番敏感なところを刺激され、初美の身体を波打つ快楽は一層増幅されて脳天を穿つ。
なすがままに揺さぶられ、しかしそれを我慢するかのように首をでたらめにふりたくる初美を、男は嬉しそうに眺める。
「そうかそうか、気持ちいいのか。いいんだぞ、そのまま登り詰めてしまえ。その時に俺もイクからな。お前の子袋に、俺のスペルマをたっぷり注ぎ込んでやる」
「ひっ、いや……ああああ、ああああっ、ふああああっ!」
男の言葉は、初美にとって強制的な妊娠を示唆しているものだった。
だが彼女の抵抗の声も怯えの震えも、快楽の中にうずもれる。
交合は一気にラストスパートを迎える。愛液のねちゃつく音は大きくなり、初美の身体もさらに激しくバウンドする。
嬌声は一層激しく大きく、そして高らかになる。
その声は狭い路地裏一帯に響き渡る。
初美の絶頂は、一回目よりも早く訪れた。
「んううああああああっ!」
男にがっしり抱き締められた身体を大きくエビ反りにして硬直させて、初美はまたも意思を吹き飛ばされた。
男の抱擁と同じくらいの力で強く男のペニスを締め付ける彼女の膣内でも変化が訪れた。膣肉が硬く締め付けられているにも関わらず、肉欲はビクンビクンと跳ね、その根元奥深くからその根本を勢い良く吐き出した。
大量のスペルマ。
おびただしい量が膣奥に降り注ぐ。
悲嘆の声を上げる気力もなく、初美は射精される感触に愕然としながらも、ただ激しく息を切らすのみ。
「ほおら、どうだ。俺の精液の味は? 熱くて濃厚で、さぞかしうまいだろ。……今日だけじゃない。明日も明後日も、お前の子袋に精液を注ぎ込んでやる。それで、お前は俺の子供を身ごもるんだ。それが、今日からお前に課せられた義務だ」
射精の間中も腰をグラインドさせながら、男は邪悪な笑みを浮かべながら初美に言った。
「いや……そんなの……」
「いやだと言っても、お前はどうせ妊娠するんだ。お前の身体、まんざらでもないようだぞ。こうやってる間でも、まるで精液出されたのを喜んでるみたいにヒクついてやがる」
最初よりは勢いを失いつつあるが、射精はまだまだ続いていた。
なのに男は初美を軽々と持ち上げた。
「両手両足で俺の身体にしっかりしがみつくんだ。これから新居につれていってやる。一生、そこで可愛がってやるからな。今後は俺に従順な女になれ。わかったな」
「そん……な――、ひゃんっ!」
男が歩き始めると、その振動がそのまま膣中に伝わってくる。それは二回目の小刻みな抽送と同じように、初美の身体へ快楽の波を沸き起こす。
子宮の中に射精されるのを感じつつ、初美はなすすべなく、ただ男の身体に手足を巻き付かせる以外になかった。
男の肉欲は一向に萎える気配がない――。
「ひむっ、んっ……」
膝を折り曲げたまま大きく股を開き、初美はクリトリスに指の腹を当てて転がした。ここにつれてこられて強姦三昧だった日々。二日経ったか三日経ったか、包皮除去の手術を宣告された時は背筋が凍る思いだった。
《お前のいやらしいクリトリスをいつもピンピンにさせるための手術だ。これを施せば、お前はいつも感じまくってマンコを濡れ濡れだ。まともに歩くこともできないぞ。それでますます俺なしでは生きられなくなる》
自分の身体が淫乱になることより、自分の肉体を男のいいように改造されるのがおぞましく感じられた。やめるように必死に嘆願した初美であったが、聞き入れられなかった。
そして包皮は除去され、物に軽く触れただけでも硬く勃起してしまうクリトリスにされてしまった。妊娠した後も、クリトリスだけは全く感度を失うことなく、普通に歩く度に両足の付け根に擦れて快楽の波を身体に響かせる。
だが、改造されたのはクリトリスだけではなかった。
ひたすら一方的に精液を胎内に受け入れる日々を送りながら、彼女はあらゆる礼儀作法を仕込まれた。それはまるで花嫁修行のような基本的な家事の勉強から、茶道や生け花、あるいは俳句もやらされた。
その為に、この豪邸の外から講師が訪れた。初美は彼らを、一縷もまとわぬ裸の姿――そしてときおり男の精液を胸や頬にこびりつかせ、股間から愛液をねっとり滴らせたまま――で迎えなければならなかった。そして講師からのセクハラまがいな行為や侮蔑に満ちた言葉を全て受け入れなければならなかった。逃げることは許されなかった。いつも側にはあの男がいたのだから。
激しい羞恥と絶望で、初美の心はずたずたになった。
そんな中でおめでたを知らされた時、彼女はなにかが弾けてしまったような感覚を覚えた。涙を流して壊れたような微笑みを顔満面に浮かべながら、彼女はもはや快楽をむさぼる以外に人間としての価値を認められていない自分の立場に屈してしまったのだ。
「ああっ、いい、いいいっ、……ひいうっ!」
初美はいつしか自分のクリトリスをつまむと自虐的に引っ張り回していた。
こんなオナニーを毎日するようになったのも、妊娠を知らされてからだ。
マゾヒスティックなオナニーで淫裂をいっそう濡らしながら、もう一方の手で、大きく迫り出した妊娠腹をやさしく撫で回す。
(ごめんね、ごめんね……こんな淫乱で変態なママで……。一人でこんなエッチなことばっかりしてるママを許して……)
快楽の渦に翻弄されながらも、初美は心の中で胎内の子供に話し掛ける。
すると、彼女はその胎内で奇妙な感覚を覚えた。最初はなんだかわからなかったが、それを理解するやなんとも言えない興奮を覚えた。
胎児が、その小さな手で初美の子宮の壁を撫で回していたのだ。
「ああ……あああ……」
クリトリスをいじるより、その胎児の愛撫がとても心地よかった。
(ありがとう……ありがとう。ああでも、そんなに優しくなでなでされたら……ママ……イっちゃう……!)
大事そうに両手で大きな腹を抱え込みながら、初美はため息にも似た甘い息を漏らして呻いた。
「ひううううううっ……!」
腹を圧迫してしまうのではないかと思えるくらい大きく背をのけぞらせて、絶頂の臨界に身をゆだねる初美。弾む胸の先端からは、ぴゅるっと白っぽい母乳がこぼれる。
なんとか片手で後ろに手をついたものの、しばらくは強い余韻で頭がぼおっとしていた。それも少しづつ晴れると、初美は深いため息をついて呟く。
「また……やらしくなっちゃった……私」
鏡に写る初美の身体は少しばかり憔悴していた。大きく開いた淫裂からはおびただしい愛液が畳に滴り落ちていた。
まだ勃起している乳首に滴る白い母乳を指ですくいとってなめる。後々に残るくらいとろけるように甘い味だった。初美にとってそれは自分のオナニーの味としてすっかり頭の中に定着してしまっていた。
お腹の子供はまだ子宮の壁を撫で回している。
「……こんなところでオナニーしていたのか?」
すると、鏡に男の姿が現れた。
青い作務衣に禿頭の髭面。
初美を犯し、身ごもらせた男である。
だが、今は永遠の忠誠を誓わされた主人だ。
あわてて初美は男の方に向き直り、正座をして三つ指をたてる。
「あ、あ……お、おかえりなさいまし、御主人様」
深く頭を下げたくても、大きな妊娠腹が邪魔して出来ない。結局首だけこくりと折り曲げる。
「ふん、ま、俺のチンポが恋しいのも判るが、ほどほどにしないと早産されても困るからな」
のしりと一歩踏み出して初美に近付くと、男はしゃがみ込んで彼女の大きな腹を撫でる。
「しかしとても五ヶ月の腹とは思えないな。発育が良すぎないか?」
「ええ……お腹のなかで、いつも動き回っています。それにさっき……」
途端に初美は口籠る。自分は一体何を嬉しそうに言おうとしているのか。そんないやらしいこと、言えるわけがない。
しかし、後の祭りである。
「『さっき……』、何だ? 言いたいことがあるなら、最後まで言え」
「その……子供が、子供が私の子宮を撫でてくれたんです。それが気持ちよくて、ついイってしまいました」
初美は恥ずかしそうに腹を抱えて目線を落としてしまった。
「子供の成育が嬉しくてイっちゃうとはな。お前、妊娠しても淫乱な女のままだな。出産しても懲りずに妊娠するぞ。それに、まぁ」
男は愛液で鮮やかに赤く色付く淫裂の肉襞を覗き込む。
「普通実を結べば花はしおれるものだが、お前のココはますます活き活きとしてるなぁ。それにめしべも」
「きゃんっ!」
「オナニーした後でもピンピンだしな」
クリトリスをぴんと弾かれて、いっそう縮こまる初美。
「ちょっと気の効いた俳句でも詠んでみろよ、初美。しっかり記録に残して、大きくなったこの子供に見せてやる」
「ああ、そんな……」
「照れてないで詠むんだ。いいものができるまで、何度でも作り直させるぞ」
男は、初美の淫猥な身体とお腹の子供の成長をテーマに俳句を詠めと言っているのだ。妊娠してから彼は何度となく初美に俳句を詠ませていた。
部屋の外の中庭に目をやれば、草木は青々と茂って、日射しも強い様子であった。そこにあるのは、初夏の景色。
「こんなのはどうでしょうか……。
夏の種 母の果実を 愛で弄る」
ふふんと男が笑った。ゆっくりと立ち上がると、作務衣のズボンをずらす。
大きくそそりたった肉欲が、その先で初美の唇をつつく。
「そら、上出来な歌を作った褒美だ」
「はい……ありがとうございます……」
当然のようにさせられるフェラチオ。もう嫌悪感はなかった。男に「子供のためにお前が飲むんだ」と強く言われ続けた初美は、ただ彼の肉欲を昂らせるために身体全体で口を前後させ、舌で一生懸命愛撫する。
びちゅ、ぷぴゅと音をたてて口角から垂れてくる自分の唾液を拭うことは許されない。初美は両手を彼の腰に回し、強く肉欲に吸い付きながらフェラチオを続けるのだ。
「おお、やるたびやるたびどんどんうまくなってるじゃないか」
フェラチオをしている時が、一番自分の牝奴隷同然の立場を再認識する。
だが、もはやそれさえも一つのマゾヒスティックな快感になってしまっていた。
体中に興奮の鳥肌を立たせながら、初美は大きな腹をよじらせて、悩ましい鼻声を漏らしていっそう肉欲を吸引しようとする。
「うう……よし、出してやる、残さず飲め。いくぞ、いくぞ……ううっ!」
男の方からずんと喉奥まで押し込められると、肉欲は爆発した。喉に流れ込む沢山の精液。
だが初美は咳き込むことなく、一気にそれを飲み込んでいく。お腹の子供のところへ届くように。