鬼畜魔王ランス伝

   第101話 「赤い夕立」

「ん……まさか……」
 長らく(と言っても二日間ぐらいなのだが……)通常空間を離れていたランスは、大まかな状況を掴む為に魔人たちの気配を探っていたのだが……
「どこの馬鹿だ! アレの封印を解くとは!」
 遥かに緊急度の高そうな事態を察知して苦虫をまとめて噛み潰した。
 そう。世界最凶の馬鹿、小川健太郎を封じ込めた封印が解けているのに気付いたのだ。
 詳しい事は現場に行ってみないと分からないが、取り敢えず魔人達が魔血魂になってしまった気配は今の所ない。
「リズナちゃん! 復讐ちゃん!」
 ランスはシィルを鞘に納めながら、残敵の掃討を指揮している二人を呼び寄せた。
「はい。何でしょうか、ランス様。」
「……何?」
「俺様は急用ができた。ここは任せていいか?」
「わかりました。」
 復讐ちゃんは一も二もなく承知したが、
「急用とは何でしょうか、ランス様。」
 リズナの方は理由を聞いてきた。
「どっかの馬鹿が起こしたやっかい事の始末をしに行かなきゃならん。」
 噛み潰した苦虫のせいで渋くなった顔でここにはいない誰かに向けて毒づくランスを見て“置き去りにされる”訳ではないと理解したリズナは、
「わかりました。……すみません。また置き去りにされると誤解してしまいました。」
 自分が無用の誤解を抱いた事を素直に謝った。
「そういう悪い娘にはおしおき……と行きたいとこだが、あいにくマジで時間がない。大まかな指示だけしてくぞ。」
「はい。何でしょうか、ランス様。」
「追撃はいらん。負傷者は敵味方問わず手当てしてやれ。……それでも死んじまった連中は食っても構わん。」
 食料事情の厳しい旧魔人領地域では、死んだモンスターや人間の肉を別のモンスターが食らう事など珍しくも何とも無いのが実情である。現に、人間界でも食用に適したモンスターの肉などを食材にする事など珍しくも何ともなかったりするのだ。
「えっ……あ、はい。」
 それでも戸惑うリズナであったが、無理にも自分を納得させる。死体を実験材料に使うとかゾンビにするよりは、よほどマシであるのは確かだと……。
「わかりました。」
 ここでもあっさり納得するのは復讐ちゃんである。元々が人間じゃなくモンスターなので、そういう考え方に馴染みやすいのだ。
「後は、俺様が帰って来るまでここで待機だ。」
「「わかりました。」」
 二人の返事を確かめたランスは、両手に持った二本の小剣で黙々と止めを刺して回ってる石人形…イシス…に声を掛けた。
「おい、そんなのはどうでも良い。ついでだから魔王城まで連れてってやる。」
 それを聞いたイシスは、振り下ろす手を止めると素早くランスの前までやって来た。
 ランスでさえ、ちょっと気を抜いていると見失いかねない程のスピードで……。
「じゃあ、行くぞ。」
 ワシッとイシスの肩を掴んだランスは、そのまま瞬間移動の魔法を発動した。急いでいるのが掛け値でも何でもないと無言で主張するかの如くに。


 一方、その頃魔王城では……
 口の端から赤黒い液体を垂らしながら、白目を剥いて気絶しているAL教の尼僧服の女性…セル…の脇で、ボロ切れと化した着物の残骸が身体にようやく付着している格好の黒髪女性…カオル…が狂悪な目付きの男に組み敷かれていた。
 猛悪な男の下腹部に生えている凶器は濡れていない穴に捻じ込まれ、男の方は痛いほどの感触と苦痛の声を噛み殺すカオルの表情を楽しんでいた。
「中々だね。でも、まだまだ締め付けが足りないなぁ……」
 薄ら笑いを浮かべた極悪な男…健太郎…は、左手をカオルの喉へと伸ばして気管と頚動脈をギュッと抑え付けた。
 呼吸が強制的に途切れさせられると同時に全身の筋肉が緊張し、それが強烈な絞め付けとなって健太郎のモノを刺激する。
「これだよ、これ。やればできるじゃないか。」
 不気味な笑顔を浮かべて恍惚に浸った健太郎は、白濁の液体を体内に撒き散らすべく無理矢理抜き差しを開始した。
 一擦り…
 二擦り…
 三擦り…
< ゴンッ! >
 カオルを救ったのは、皮肉な事に彼女が自ら気絶させたデカントであった。
 頭部を床に打ち付けた衝撃から何とか目覚め、チラリと一目見ただけでこの場で最大の曲者と理解できる者に対して鉄拳を見舞ったのだ。
<ドピュピュピュュ……>
 不意を打たれた健太郎は、後頭部を殴られた衝撃でカオルの上に白い粘液を棹から吐き出したが、すぐに立ち直った。
「くっくっくっくっ……死にぞこないがぁ!」
 自分の肉体の限界など無視したかのような火事場の馬鹿力で振り向きざまにデカントの巨体を壁まで殴り飛ばすと、騒ぎを聞きつけて集まってきた警備のモンスター部隊に凄絶な笑みを向ける健太郎。
 その一体であるグリーンハニーを蹴り倒して腕のトライデンをもぎ取ると、狂暴さで派手に飾り付けられた笑みに殺意と悪意とが山盛り一杯追加された。
「楽になりたいヤツから来いよ。嬲り殺しにしてやるから。」
 あまりの鬼気に尻ごみするモンスター達であったが、もう遅い。
 わざと急所を外して閃く武器は、それでも一閃ごとに確実に戦闘力を奪っていく。
 局部を晒したまま戦っているだけに、モンスターが苦痛のうめきを上げる度に怒張していく様が傍目からでも良く分かる。
「そらそらそらそらそらっ」
 ようやく鳴り出した非常ベルの騒音の中、鉄が肉を抉り血と共に飛び散る音が不協和音となって玄関ホールに響き渡る。
 サイクロナイトに突き刺したトライデンが酷使に耐え切れず折れ飛ぶが、すかさずサイクロナイトが持っていた肉厚の刀を分捕る健太郎。
「死ねぇぇ! ランスアタック!」
 剣を得て調子に乗った健太郎は、続々とやって来るモンスターの援軍を必殺技でまとめて吹き飛ばした。ついでに自分が使った剣の刀身も吹き飛んだ。どうやら、必殺技を使うにはサイクロナイトの刀は強度不足だったらしい。
「くそっ……他にいいのは……」
 緑のザコが持っていた戦斧を拾い上げた時、健太郎は侮り難いレベルの敵が近付く気配を察知した。
「どうやら、殺りがいのある連中が出て来たみたいだな。」
 ニヤリと笑い、足音を忍ばせる。
 城内へと続く扉の影に身を潜めて気配を消す。
 そうして、ソレを待った。
「…ったく、何の騒ぎだ……って、えっ!?」
 のこのこやって来た露出部分が多い服装をした小柄な少女に、無言の殺気と共に斬撃が疾る。
< パキィィィィン >
 そして、戦斧は青い短髪の少女の頭に振り下ろされ、見事に砕け散った。

 戦斧の方が。

 驚きで一瞬動きが止まった健太郎を振り向きざまの裏拳が襲う。
「うおっ!」
 拳撃は辛うじてブロックできたものの、衝撃は骨の髄まで通り抜けた。
 そう。
 相手は魔人だったのだ。
「貴様が騒ぎの張本人か! おかげで貴重な薬品が入ったビンを落として割ってしまったじゃないか! どうしてくれる!」
 半分がた八当たりの台詞を吐きながら手刀をブンブン振り回すが、悲しいかな愛キメラのリトル無しではシルキィの戦闘力は高が知れている。
 確かに腕力こそ売るほどあるものの、格闘術の心得がないので攻撃のタイミングや狙い所が少々でも武術をかじった者の目で見ると丸分かりなのだ。
 最初の一発こそ食らって両腕が痺れてしまったものの、その後の連続攻撃はあっさり紙一重で見切って距離を取った。
「忘れてた。そういえば、普通の武器じゃ傷付かない卑怯な連中だったっけ。」
「ふん。人間如きが魔人に喧嘩を売るなんて一万年早い!」
 健太郎の独白が気に食わなかったのか、深く踏み込んで体重を乗せた重く早い突きを放つシルキィ。
 が、体を開いて貫き手をやり過した健太郎にガッチリ捕まえられてしまう。
「くっ……離せっ!」
 レベルそのものはシルキィの方が高いのだが、健太郎の方が能力的にも体格的にも格闘向きである。おまけに無駄に精神力が強いものだから、シルキィの魔眼による魅了すら効かない。
「カオスはどこだ!? 日光でも良い……答えろ!」
 ゆっくりと壁際に追い詰められていくシルキィ。
 じりじり……じりじりと……
< ダッダッダッダッダッ >
 そんな健太郎の背後に迫る足音。硬い物がぶつかり合う硬質の足音だ。
「フンッ!」
 そして、気合い一閃横薙ぎに振り抜かれる刃。鋭く重い風音が唸る。
「くっ!」
 健太郎は、それを身体を床に投げ出すようにしてかわすと、べっとりとした血餅で舗装された床で半回転して身を起こす。
「火爆破!」
 勘に従って、更に横っ飛び。
 さっきまで居た場所にあった死体が、代わりに黒焦げになった。
「くっ……新手か。」
 大剣を構え直したガーディアンのシーザーと鞭を手に次の呪文を唱え始めた魔人サテラが援軍にやって来たのを見て、流石の健太郎もようやく不利を自覚した。
 聖刀日光や魔剣カオスどころか……マトモな刀一本すら持っていない状況で、魔人2匹と強力モンスター1匹を相手に立ち回らなくてはならないのだ。普通の戦士なら、死を覚悟してもおかしくない窮地である。
 だが、この後に及んでもなお、この男は絶望していなかった。
 横目でチラリとこの場を切り抜ける為の武器を見やると、隙を突いて一気に走る。
「くっ! ファイヤー…うっ……」
 床に転がっていたソレを健太郎が両手で抱えて盾にすると、サテラは思わず呪文詠唱を止めてしまった。彼女の位置からだと、盾にされてしまったモノ…シスター・セル…に魔法がどうしても当たってしまうからだ。サテラ個人としてはセルがどうなろうと構ったものではないのだが、自分が危害を加えるのではランスの不興を買ってしまう恐れがあったので攻撃に踏み切れなかった。
「くそっ! 卑怯だぞ!」
 シルキィが歯軋りするが、もはやどうしようもない。
「この女を殺されたくなければ、この部屋から出てけ。くっくっくっくっ……」
 朦朧とした意識の中、耳元で悪人笑いを聞かされたセルの意識は、不幸な事にこのタイミングで現世に戻って来た。
「えっ……ごふっ……」
 内臓を傷めたのかもしれない。何かを言おうとしたセルの口内に血が溢れ返る。
「さあ、おとなしく出ていかないとこの女を…」
 腕をセルの首に回そうとした時である。
「雷撃」
 突如頭上から落ちてきた雷に焼かれて
「ぐわぁぁぁぁ!!」
 健太郎はセルから手を離してしまった。
 勿論ながらセルも電撃の余波を受けてしまうが、栗色の髪の女魔法使いが魔力を手加減して攻撃したせいでそうたいしたダメージにはならない。
 石造りの床に向かって顔面からダイブするセル。
「幻獣たち!」
 別の声の呼びかけに答えて出現したモノが何とかギリギリでセルを受け止め、
「ファイヤーレーザー!」
「ぐはっ!」
 隙を窺っていたサテラが放った魔法攻撃が、ミルの幻獣と見事なコンビネーションを演じて健太郎を壁まで弾き飛ばす。
 魔王城の入り口から入って来たナギとミル……パラパラ砦駐留から戻って来た二人の魔人が新たな援軍として参戦したのだ。
 広い玄関ホールすらをも埋め尽くす勢いで召喚されたミルのお友達を必死になって攻撃する健太郎であったが、のれんに腕押しで一匹も倒せない。どころか、お返しとばかりに壁に虫ピンで刺されたかの如く張り付けにされてしまった。
「くっ…くそっ! 卑怯な!」
 じたばたと騒ぐ健太郎であったが、幻獣たちは彼をしっかり捕えて放さない。
「観念しろ、変態! もう逃げられないぞ!」
 ようやく愛用の合成魔獣のリトルを呼び寄せて飛び乗ったシルキィは、リトルの巨大な指でビシッと健太郎を指差す。
「誰が変態だ!」
 だが、当の本人以外は99%納得するであろう台詞に、健太郎は即座に激しい抗議の声を上げる。もっとも、下半身の見苦しいブツが剥き出しでそそり立っている為、説得力はボウフラの足ほどにもない。
「ランスに逆らった罪は重いぞ! サテラがランスに代わっておしおきしてやる!」
 右手に鞭を構えるサテラを、
「黙れ! 僕がヤツに報いを受けさせるんだ! 邪魔するな!」
 悪行を重ねている自覚ゼロの発言と毒々しい眼光で威嚇する。
「僕を放せ! この化け物ども!」
 禍々しい殺気を撒き散らす健太郎は、もはやセルですら弁護する気が起きてこないほどの凶悪さが顔に滲み出ていた。
 そうして、お前が『どの口でそれを言う?』と言いたくなる暴言の羅列が、ギャラリーと救出に来たせいで襲われてしまった面々を呆れさせている途中に……
 それは現れた。
「ちっ……狭いぞ。これが幻獣でなかったら、俺様ピンチだったな。」
 片手に軽々と大きな石像を持った魔王が。
 ランスたちは幻獣が居た場所に転移してしまったのだが、出現地点に居た相手が相手なので幸いにも全く影響は無かった。……普通の生物が出現地点にいたら、本気でどうなっていたか分からなかったところである。
 ランスは周りの様子をザッと見ると、思い切り爆笑した。
「がははははは。いい格好だな健太郎。」
「ラ…ランスゥゥゥゥゥ!! ぶち…ぶっ殺す!!」
 部屋の中に現れたモノを見て健太郎が雄叫びを上げるが、ランスは全然気にしない。
 一目見ただけで取り押えられていると分かる馬鹿の相手をするより先に、彼にはやらねばならない事があるのだ。
「ミル、ナギ。その馬鹿はしばらくそこで抑えつけておけ。」
 つかつかと部屋の一角へと歩き、肩のマントを外しながら言う。
「うん、わかった。」
「わかった、魔王。」
 部屋の広さの都合から、ミルの友達である幻獣は50匹ほどしか召喚されていなかったが、それでも素手の健太郎一人を抑え込むには充分以上な数である。更にナギが魔法で牽制を行なうならば、健太郎が逃げ出せる確率なぞ0%に等しいと言っても過言ではない。
「これでも使ってろ。」
 バサッと着物がはだけた上に白い液体で汚れているカオルにマントを被せ、ランスはセルの傍へと歩み寄った。
「来ないで、魔……ゴホッ……王。」
 そんな言葉には耳を貸さず、
「シィル、セルさんの具合を調べろ。」
 ランスは腰に差していた魔剣をセルの頭上にかざして命じる。
「はい……。ランス様、どうやら肺と内臓が傷付いて出血しているようです。このままでは助かりそうにありません。」
 シィルは魔法でセルの傷の具合を診ると、すぐに沈んだ声で答えた。
「何っ! それで、お前に治せるのか、シィル?」
「無理です。こういうのは専門の医者じゃないと……」
「チッ、肝心な時に役に立たんヤツだ。」
「すみません、ランス様。」
 苦さを増すランスの口調に、余計に暗さを増すシィル。
『リックの時は魔人にしたけど、セルさんが相手じゃそう言う訳にもいかんしな。ん、まてよ……』
 その時、視界に入ったモノを見てランスは閃いた。
「おい、シルキィ! ウェンリーナーを連れて来い! 至急だ!」
 そう。それはリトルに乗ったままランスの様子をうかがっていたシルキィであった。
「はい、ただいま。」
 急いでいた為か強制力を完全には抑え損ねた命令に、シルキィは弾かれたように玄関ホールを駆け出て行く。
 念の為にシィルにヒーリングの呪文をかけさせてセルの体力を回復しておいてから、ランスはカオルの傍まで戻った。
 優しく抱き上げ、耳元で囁く。
「もう大丈夫だぞ。後は俺様に任せておけ。」
「申し訳ありません、ランス王。」
 はらはらと落涙し始めたカオルにうろたえるランスは気付かなかった。
 この時、カオルの中で[ランス=魔王=邪悪]の方程式が崩れていた事に……。
「お、おい泣くな。もう大丈夫だって言っているだろ。」
「は、はい。申し訳ありません。私とした事が……取り乱しまして、ヒック……」
 厚い胸板に抱かれた安心感に崩れ落ちそうになる心を、良心の呵責が鋭く責めたてる。
「でも、私にはこんなに良くして貰う資格などありません。」
「どういう事だ?」
 可愛い女の子は、それだけで価値があると信じて疑わないランスは心底不思議そうに聞き返す。
「はい。私はセル殿と協力してそこな曲者の封印を解いてしまいました。そればかりでなく、この身をも汚されてしまいました……。」
 そこまで聞いて、見て取った状況通りな事が起こっていたと確かめたランスは、
「別に、汚されたら洗えば良い事だろうが。それに、逃がした馬鹿は捕まったんだから気にするほどの事でもないぞ。」
 事も無げに言い放った。
「え……」
 それは、カオルがしでかした事はランスにとって大きな問題じゃないのだと慰めてくれているように聞こえた。実際、ランスの怒りは健太郎には向いているが、カオルの方には全然向けられていなかったのだ。
 ついでに、女の子が襲われるのは『襲われる方が悪い』みたいな戯言を黙殺していたりもするのだが、ランスは別に意識してやっている訳ではない。
「もうこんな事はするんじゃないぞ。……俺様が心配するからな。
 小さく口の中で付け加えられた後半部分の台詞、ランスが思わず呟いた独白は、忍者としての訓練を積んでいたカオルの耳には辛うじて届いた。
「ええっ!?」
 驚くカオルの耳に、今度は取ってつけたような言葉が続く。
「こんな事ばかり続くと後始末に困るからな。」
 とは言っても、こちらの台詞も本音には違いない。
「はい。申し訳ありませんでした。」
 カオルは恐縮してランスの腕の中から逃れようとしばらくもがいていたが、どうにも脱け出せないと知って全身の力を抜いた。日頃から意に染まぬ男に種付けされるのを防ぐ為に妊娠を防ぐ魔法を欠かしていなかった事を神に感謝しながら……。


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 あの男、あっけないですね〜。ま、魔剣も聖刀もなしで魔人と遭遇したら、こういう結果になるのも仕方ないってもんです。
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読んだ後は是非感想を!! 貴方の一言が作者を育て、また奮起させます


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