■□■ ミステリー・オブ・ラブ! □■□
ツナは途方に暮れていた。千葉にあって東京と豪語する夢の国で、一人苦悩に苛まれていた。広い広い園の中心で、意外と強い風に吹かれながら、実際に頭を抱えたツナは心底困ったように独語した。
「何でこんなことになっちゃったんだよ〜!」
しかし当たり前のことだが、ツナの問いかけに答えてくれる相手はいない。必死に髪をかきむしろうが、彼の苦労が絶えることはない。全てはあの日が発端だった……。
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