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かくしてスパルタ獄寺の授業は続き、試験まであと一週間弱となった。この二週間のおかげで山本の疲労と睡魔はピークに達し、夜の九時を過ぎるとすでに彼は夢見心地となっていた。
いくら獄寺が鬼だとしても、残りの一週間に疲れを残して期末試験の本番に役に立たないのでは意味が無い、ということはわかっていた。だから今日と明日でおさらいを済ませ、明後日からは勉強時間を短くするつもりであった。息抜きも無しに一ヶ月ぶっ続けで何かをやり続けても、集中力の持続は望めない。ましてや間近で山本の眠そうな顔を見ていれば、限界が近いのは嫌でもわかる。
「おし、じゃあオレはコンビニに行ってくるから、帰ってくるまでにそれ終わらせとけよ」
それ、とは古典の問題集の簡易テストだ。本来イタリア育ちの獄寺よりもはるかに優位な立場であるくせに、山本は古典の活用形が信じられないほどできなかった。お前は本当に日本人か、と獄寺に怒鳴られたほどに。
「んー……」
髪の毛を掻き毟りながら答えた山本は、問題集から顔を上げる余裕も無いようだ。あんなの単なる記憶力の問題だろうに、何を悩んでいるのだか。思えば山本は数学よりも英語の方が苦手だった。言語学が弱いのだろうか。いや、理数系なだけか。科学も覚えは良かったし、でも歴史も思ったより出来た。恐らく歴史ができるのは、時代劇が好きだからだろう。結局は好みの問題か。
バカバカしいとは思いつつも、獄寺はこの二週間で実力の伸びた山本を過小評価はしていない。やればできる。このまま行けば赤点どころか、獄寺の勝手な誓いの通りクラスで十位以内も夢では無いだろう。もし本当に十位以内になったらば、十代目の左足くらいは名乗るのを許してやってもいいかもしれない。
そんなことを考えながら岐路に着いた獄寺は、鼻歌交じりに自宅への道を急いだ。
コンビニに出かけていたのはほんの二十分ほどだったろうか。獄寺が煙草と飲み物を入れた袋を提げて帰宅すると、家は静まり返っていた。シャーペンが紙の上を滑る音さえしない。さてはついに撃沈したか。
そっと足音を殺して家へ上がると、案の定山本は黄泉の国に旅立っていた。しかも勝手に獄寺のベッドに大の字になっている。誰が使っていいと言った、とムカつきつつも、黙って獄寺はビニール袋を床に置いた。
テーブルの上に広げられた問題集は、一応全部埋まっていた。赤ペンを取って採点すると、正解率は約七割。疲労の頂点にあって集中力が散漫になっていたことを考えれば、充分な結果だろう。今日はもう、休ませてやるか。
優秀な生徒に満足したのか珍しく仏心を出した獄寺は、携帯電話を取ると足音を忍ばせてキッチンに立った。眠りを覚まさぬように山本の自宅に電話をし、今日は泊めることを告げる。何しろ男同士で家も近所であるから、文句が出るどころか世話をかけると礼を言われてしまった。これで明日は美味い魚にありつけることは間違いない。
電話を終えて部屋に戻った獄寺はふと立ち止まって腕を組んだ。考えてみると、彼の家に客用の布団など存在しない。十代目を家に泊めるなどという破廉恥な事態を想定したことは無かったので、あるのはベッドが唯一つ。まさか同衾するわけにもいかないから、山本にはソファで寝てもらおう。毛布はもう一枚あるし、夏がけを重ねて掛ければ冬でも充分暖かいだろう。うん、それがいい。
思いついた獄寺は、健やかな寝息を立てる山本の枕元に近寄った。フローリングの上に膝をついて覗き込むと、よく眠っているのか山本はピクリともしない。何と緊張感の無い男だろうか。これでマフィアが勤まるものか。
ふいに獄寺の中で悪戯心がむくむくと膨れ上がった。彼はにやりと口元を笑ませると、山本の髪に手をかけた。無防備な頭部を掴み、身を乗り出して耳元に口を近づける。大きく息を吸い込んで、バンッと叫んだら、山本はさぞや驚いて慌てて飛び起きるだろう。他人の家で無防備に寝コケる愚かさを思い知るがいい!
獄寺が大きく息を吸い込んだ瞬間だった。山本の髪を掴んでいた腕が突然引っ張られ、バランスを崩した獄寺は思わず倒れこむ。山本の胸に突っ込む形で倒れこんだ獄寺に、ゆっくりと半身を起こした山本が戸惑ったような掠れ声で問いかけた。
「…………誘ってんのか?」
山本のくちびるから滑り出た思いがけない言葉に、獄寺はとっさに返答することが出来なかった。何しろ彼は生まれも育ちもイタリアの、現時点でさえ二重国籍を持つ男。誰も質問しないので知られていないが、日本語を喋っていても頭の中はイタリア語の男である。そのためこういったとっさの場面で言葉が出てこない。
思わず言葉に詰まった獄寺の腕を、やはり戸惑いを隠せぬ真摯な表情で山本は引っ張った。彼は身体をひねって身体の位置を入れ替えると、ベッドの上に獄寺を押し倒したのだった。
「まっ、山本、ちょっと待った!」
「待てるか!」
獄寺の必死な声にこれまた必死な山本の声が重なる。普段のへらへらした笑い方は何処へやら、山本の表情は真剣そのものだ。何しろガタイからして違うから、焦った獄寺がジタバタ暴れても、山本はびくともしなかった。
「わ、あっ……!」
変な音節で獄寺が悲鳴を上げ、はっとして息を呑んだ。長身に見合った大きな手が衣服をまくり、下着の中に滑り込んできたのだ。例えラテンの男でも、強烈過ぎる姉だの鬼のような父親だの変人の専属医だののおかげですっかり人間不信&潔癖症になってしまっていた獄寺が、他人にそんなところを触られるのは当然初めてのことだ。おかげでパニックに陥ってしまった獄寺は意味も無く口をぱくぱくと開閉し、必死になって山本の肩にしがみつく。恐らく彼は、自分が何をされているのかさえ全く理解できてはいないだろう。
獄寺がパニックに陥ったせいで抵抗がやんだのをいいことに、山本はさっさと獄寺の服を脱がしに掛かった。微妙に眉間に皺を寄せた表情は怒ったような真剣な表情だが、その実彼もまた獄寺に負けないくらい頭の中は混乱していた。しかしそこは運動神経の塊とさえ言われる山本武である。骨髄反射の要領で本能のままに身体が動く。邪魔な衣服を取り払い、広い掌で皮膚の上を辿っていく。白人の血が入っているだけあって獄寺の肌は白かった。
「………………」
身体を起こした山本のくちびるが微かに動いた。何を言ったのか獄寺には聞き取れなかったが、聞こえたところで意味を理解できたかどうかは怪しいものだ。シャツを開かれ、下肢もむき身でベッドに凍り付いている。日本人には無い色の白さに山本がきれいだと思わず呟いたことは、本人にも自覚されなかった。
服の裾に手をかけて、裏返すようにして山本が上着を脱いだ。夏の日焼けがまだ抜けないのか、小麦色の名残を残す厚みのある胸が露になる。なるほどこの筋肉ならば日本刀を振るっても破壊力は充分だろう。
最早パニックから現実逃避に移行した獄寺は見開いた大きな目で山本を追っていた。硬そうな腕の筋肉は、優美な線を描いていて羨ましい。自分もいっそジムにでも通うべきだろうか。ならば十代目もお誘いして二人一緒に……。
こっちを見ているのに何故か視線の合わない獄寺がちょっと気になるが、高揚しすぎた気分を解放せんと再び山本は獄寺に覆いかぶさる。ええと、この場合次は何をすればいいのだったろうか。何しろ初めてなので要領がわからないが、ま、どうにかなるだろう。
掌を胸に当てると、ビクリと獄寺の身体が跳ねた。絶えず瞬きを繰り返す様が小鳥のようで微笑ましい。
胸元に額づいてくちびるを当てる。軽く吸うと、本当にちゅっと音がした。
「わ、ぁ、ぁ……」
音が抜けるような声を上げて獄寺が口元を掌で覆った。再び自身を愛撫されて、おぞけるような快感が走ったのだ。腹部に散らされる口付けと、柔らかな指の動きに翻弄されてしまいそうだ。他人に触れられるのがこんなにも気持ちいいとは思ってもみなかった。無意識に硬そうだと思っていた山本のくちびるも、案外柔らかいものであるし、そのままキスを続けたら……。
「うわっ、舐めるか普通!?」
ぺろりと自身を舐められて、ギョッとしたのか獄寺が突っ込んだ。うしろに肘を突いて上体を起こした獄寺を、驚いたように目を丸くして山本が見上げた。
「別に、できないこたないだろ」
言って再び舌先でぺろり。ぎゃああっと色気の無い悲鳴を発して倒れこむ獄寺。何故か耳を塞いで身を捩るが、首まで真っ赤になっているところを見ると気持ちよくはあるらしい。何処までも素直ではない。
しかし獄寺の反応に気をよくしたのか山本は表情を和らげる。暴れる脚を押さえ込み、すっかり硬い獄寺自身を再度ぺろりと舐め上げた。根元から先端へ向けて、何度も、何度も。
先端を軽く口に含まれて、獄寺は頭部を強く抱え込んで悲鳴を飲み込んだ。が、濡れて柔らかな感触はすぐに過ぎ去り、熱い体温が遠のく気配。半泣きの目を開いて見上げると、口元を手の甲で拭う山本と眼が合った。そこでついつい男の本能で、途中でやめんじゃねーよとガンくれてしまうのが獄寺の気の強い部分であろう。
突き刺さる勢いの抗議の眼光を受け流して、山本は広い肩を竦めて笑った。身を屈めて獄寺の頬のラインにキスをする。そっぽを向いてくちびるを尖らせた獄寺は、シーツを力任せに掴んでいた指からようやく力を抜いた。
微かな金属音に獄寺の視線が動いた。山本が自分のベルトを解いたのだ。何をするのかと見ていれば、デニムの前を寛げて、山本自身を引っ張り出した。それは思っていたよりも大きく力強くて、獄寺は無条件で自分の敗北を確信した。
「……獄寺?」
何故か突然脱力した獄寺に心配そうに山本が声をかける。が、男としてのプライドだの矜持だのにヒビの入った獄寺は半分廃人同然で、もうどうにでもしてくれーと投げやりに呟くのが精一杯だった。
「どうにでもって、お前なー」
語尾に苦笑が重なり、山本の吐息が頬を掠めた。文字通り脱力しきった獄寺は最早苦情も言わず、山本に腰を押し付けられても暴れようとはしない。お互いの熱が摺り寄せられ、ぬるりとした感覚が脊椎をかき乱す。先端が濡れてくる。擦り合わされるのが気持ちいい。
無意識に大きく脚を開いて山本の身体を受け止め、お互いに手を添えて獄寺は息を潜めた。息継ぎが重なっている。山本の方が呼吸が荒い。そりゃそうか、上で動いてる方が疲れるもんな。って、うわ、マジでヤバイ。これヤバイって。すげー気持ちいい。わっ、わっ、まずい、本気でこれ、うわぁ、あ、あ、あ ピンクの象って見れるのか?
最後の最後で理性的とは言いかねる疑問を頭の隅に思い浮かべて、獄寺の全身が引きつった。足の先まで力が入り、身体の中央に集まった熱が放出される。息を詰めて身体の隅々まで篭っていた力が次第に抜け、甘く長い溜息を獄寺はついた。ああ、マズイ。これは、くせに、なるかもしんない。
じわりと滲む甘い痺れに陶酔する獄寺の腰を抱いていた山本の身体がふいに硬く強張った。はっとして目を開けると、額の触れ合う距離に山本の顔があった。先ほどの獄寺と同じように目を閉じて、眉間には深く皺が寄り、苦痛に耐えるように歯を食いしばっている。獄寺が腹部に熱の放出を感じるほどにその表情は甘く解け、頬には朱が差し、くちびるは薄く開かれた。同じ男の強烈な色香に獄寺は大きな目を見開き、呼吸も忘れて魅入っていた。
「……ごくでら」
奇妙に舌足らずな呼びかけを口に乗せて、山本は獄寺の首筋に顔を埋めた。されるがままにその頭部を抱いて髪を撫でる獄寺の目は未だ見開かれたままだ。な、何だったんだ今のは。って、これってセックスだよな。そうだよな。うわぁ、何でこいつとなんかやってんだ、オレは。ああ、でも気持ちよかったし、今のがもっかい見れるんなら、またしてもいいかもしれない。え、って言うか、ほんと、今のは何だ?
抱きとめた逞しい身体が動き、背中に回された腕が強く抱きしめる。汗ばんだ肌と肌。密着した皮膚の間が濡れているのは、そのせいだけではない。腹部の穢れは皮膚を伝って脚の付け根を濡らしている。けれどそれが必ずしも不快ではないのが自分でも獄寺は不思議だった。
「ん……獄寺?」
頭を起こした山本に呼びかけられて獄寺は我に返った。腕を解くと、山本が上体を起こす。彼は獄寺の額に口付け、瞼と、鼻の頭にキスを落とした。そのくちびるは頬をたどって獄寺のくちびるに達し、ようやくまともなくちづけを交わす。くちびるをついばんで、戸惑ったように差し入れられた舌を獄寺は吸った。驚いたらしい山本の首に腕を回し、吐息も飲み込むようなキスを交わす。情交は初めてでも、キスの回数なら日本人ごときに負ける獄寺ではない。
突如ラテンの血を思い出したらしい獄寺に負けじと山本も応じるが、何しろ年季が違うので話にならない。うっかり鼻にかかった甘い声を上げて、山本は慌てて顔を離した。
「お前なぁ……」
苦笑交じりの山本に、ニヤリと笑って獄寺も言う。
「けっ、誰がお前なんかに負けるかよ」
先ほど無言で敗北を認めた男の言葉とはとても思えない。しかしだからこそ獄寺らしくもあり、短く笑って山本は彼の身体を抱きしめた。
「なぁ、獄寺」
「何だよ?」
ペタリと抱きついた山本が段々邪魔になりつつあった獄寺は、照れ隠しもあって邪険に答える。おそらくそんなことなど付き合いで分かりきっているらしい山本は特に気にもせず、タコの目立つ乾いた指先で獄寺の肌をたどった。
「ここ、いいか?」
指が、ぬるりと。
それこそ誰にも触られたことの無い場所を探られて、獄寺は一瞬息を呑む。組み敷かれて男に抱かれるのは彼の矜持が許さない。が、噂に聞くにはそこでするのは成功するとそれはもう、ピンクどころか極彩色の世界らしい。それは大変興味がある。何しろ色々試してみたいお年頃だし、どうせここまできちゃったんなら今更……。
無言で葛藤を示す獄寺の顔を覗き込んで、山本は上目遣いにじっと彼を見つめた。切れ長の目だが、案外大きな目に上目遣いで見つめられると、色々見透かされているようで落ち着かない気分だ。
「な、何だよ?」
思わず目を逸らした獄寺に、囁くように山本は言った。
「さっき、どうにでもしてくれーって言ったよな?」
言った。確かに言ってしまった。そのことを獄寺は心から悔やんだが、男子の一言金鉄の如し。男に二言があってはならぬ。そういう奇妙に融通のきかない部分は、獄寺は大変男らしかった。
「……っちきしょー、勝手にしやがれ!」
ついに諦めてベッドに大の字になった獄寺の身体を、ぎゅっと山本は抱きしめた。
「よし、勝手にする」
笑いの波動を含んだ声で言って、獄寺のこめかみにキスを落とした。労わるような仕草のそれは決して悪い気はせず、嫌味半分に獄寺は山本の首に抱きついた。再び脚が開かされるのを感じながら、山本の肩越しに見た天井は、どこかいつもと違う光景のようだった。
電子音が鳴っている。頭の側の近いところで。
快い眠りを妨げられた獄寺は、獣の咆哮をあげていた。
「E' rumoroso!」
うるせぇ、と叫んで獄寺は枕元にあった音源を引っつかむ。黒いハイテクの腕時計。それがさっきからピピピ、ピピピ、と盛んに獄寺の睡眠を邪魔しているのだ。
無性に腹の立った獄寺は、隣で尚も暢気に寝息を立てている山本に腕時計を投げつけた。
「E' la vostra vigilanza!」
「へ、な、何だ……?」
耳元で怒鳴られた山本はようやく目を覚まし、慌てて辺りを見回した。一方獄寺は思わず凄い勢いでまくし立てた言葉が日本語で無いことを悟ると、
「お前の時計だ、黙らせろ!」
獄寺は言い捨てて怒ったまま寝返りを打った。全く、まだ六時半だっつーのに、オレの安眠を邪魔するんじゃねぇ!
ただでさえ昨日は遅くまで疲れることしまくったってのに、せめて昼まで寝かせろっつーの。
「んあ、悪い悪い。そっか、まだ六時は……」
ん、と言い切る前にピタリと山本の動作が止まった。寝ぼけ半分だった頭が急速に回転し始める。腕時計のアラーム。それが意味するものとは……!?
ガバッと突然山本が身を起こした。
「朝練っ!!」
突然の大声に吃驚して動きの止まる獄寺を他所に、遅刻だーっと叫んで山本はベッドから転げ落ちた。
「バッ、バッグ、制服!」
「バカ、そりゃオレの制服だ!」
「うわっ、しまった、制服は家だ。まずい、一旦帰って、服とバッグと、バットとスパイク〜!」
ぎゃああ、監督に殺されるっ、と叫んだ山本は慌てて服を着込むと昨夜から放置してあったバッグにノートと問題集を放り込んで駆け出していった。基本的に遅刻するといった程度のことに罪悪感など欠片も抱かぬ獄寺は、山本の慌てぶりを他人事のように見守った。ったく、遅刻如きで大騒ぎするんじゃねーよ。
ぶつぶつ呟きながら枕もとの煙草を口に運んだ獄寺の耳に、再びドタバタとやかましい足音が聞こえてきた。左手に持ったジッポーを降ろして顔を上げれば、半分靴を履いたままの山本が駆けてきて、
「獄寺、またなっ!」
言うなりぎゅっと獄寺を抱きしめて、歯がぶつかる勢いのキスを残して駆け去っていった。あっけに取られた獄寺が我に返るころには玄関のドアが閉じる派手な音が響き、くちびるからは折れ曲がった煙草が零れ落ちた。それら全てに理不尽な怒りを感じた獄寺は無意識にジッポーを握り締め、真っ赤になって叫んでいた。
「んの、バカヤロー!」
〔おわり〕
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ヘイッ、山獄一丁お待ちぃっ!!
無理してBL風味に挑戦してみましたよお嬢さん☆
ちゃんとあのえぐりこむような素敵リクエストをクリアできているか心配です。
すんません、微妙に山本が受けくさくて(汗)。
ちょっとお間抜けな濡れ場を目指してみました。
むしろ変なとこ目指すな、って声が聞こえそうで戦々恐々です。
思い込みが激しい獄寺と、そんなとこがお気に入りらしい山本でした。
途中で出てくるイタリア語は本気で適当なので、
突っ込んだほうが負けですから!
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