131 名前:風と木の名無しさん:2006/11/05(日) 12:32:37 ID:yXBP3LxkO
支配者タン乙。
そうだね、自分のペースで楽しんで
投下してくれればいいと思うよ。
それぞれの状況があるんだから。

132 名前:プール授業 1/4:2006/11/05(日) 12:38:31 ID:Cv//K7Lv0
今日は坂田の大嫌いなプール授業がある。
泳ぐのが嫌いなのではない。むしろ得意だ。
中学一年から高校二年の去年まで水泳部にいたくらいだ。
部は、去年の夏の終わりに退部した。
もうプールに入るのが嫌だったからだ。
だが、授業での水泳は三年生の夏にもやってくる。
ストレッチ、それから水に浸かってパシャパシャやって、
教師の指示に従って順番に泳ぐ。
それはいい。
坂田が嫌いなのは、最後の五分間。
教師が生徒の楽しみのためにと、生徒の自由にさせる時間だ。
歓声を上げてはしゃぎ回る生徒たちの間から、
四人の男子生徒が坂田に向かって泳いだり歩いたりしてくる。
逃げたい。でも、逃げ切れないことはもう知っている。
逃げたところで、後でもっとつらい目にあわされることも知っている。
坂田はレーンの隅で四人を待った。
水の冷たさとは関係なく、体が芯から冷えている。
全身に鳥肌が立っている。

133 名前:プール授業 2/4:2006/11/05(日) 12:39:07 ID:Cv//K7Lv0
最初の一人が坂田の肩に触れた。
こみ上げる吐き気をこらえて、坂田はじっとしていた。
次の手が、坂田の脇腹に触れる。
そのすぐ後に、真後ろについた一人が太腿を撫でた。
もう一人が到着し、坂田の尻を掴む。
そこから、四人の手が遠慮呵責なしに坂田を責め苛み始めた。
水着の上から性器を握られ、扱かれる。
尻の割れ目にねじ込まれてきた指が肛門を押し上げる。
水着の裾から侵入した指が陰嚢をくすぐる。
坂田は俯いて唇を噛んで耐えた。
すぐ側で、クラスメイトたちが水を撥ね散らかして騒いでいる。
坂田が惨めな思いで耐えている時間を、クラスメイトは楽しく過ごしている。
誰か助けて。気付いて、俺をこいつらから救ってくれ。
いや駄目だ、誰も気付くな。こんな俺を見ないでくれ。
坂田をいたぶる四人は、時々水を手や脚で撥ねて笑い声を上げ、
殊更明るい声で話し続けている。
水に浸かって楽しそうに喋っている五人だと、皆が思っている。

134 名前:プール授業 3/4:2006/11/05(日) 12:40:19 ID:Cv//K7Lv0
水着がずり下ろされ、肛門に指が突き込まれた。
痛みに声を上げそうになり、坂田は奥歯を噛み締めた。
一方で、性器は扱かれ、先端をくじられて、反応してしまっている。
体内に入り込んだ指も、今は緩やかに動いて快感を紡ぎ出す。
懸命に衝動を抑え込もうとするが、慣らされた体は簡単に昂ぶっていく。
「やめてくれ…」
小声で頼んだが、誰も聞いてはくれないことなど知っていた。
愛撫の手が激しくなり、追い上げられていく。
達してしまったら?
水を濁らせてしまったら、それは誰にも見つからずに済むんだろうか?
いやだ、それだけはいやだ!
坂田はプールの縁にしがみつき、歯を食い縛った。
五分が五十分にも感じられる。
「も…許してっ…」
上擦った声で懇願するのと、教師が終了を告げる合図を出すのとが、同時だった。

135 名前:プール授業 4/4:2006/11/05(日) 12:41:08 ID:Cv//K7Lv0
四人は、すぐに離れて行く。
坂田は、慌てて水着を引き上げてはき直した。
前が完全に立ち上っているので、はきにくい。
それに、次々にプールから上がっていくクラスメイトに続くこともできない。
こんなみっともない状態の体をさらすわけにはいかない。
必死に浅い呼吸を繰り返しながら体を鎮めていると、
体育教師の怒鳴り声が飛んできた。
「坂田っ、いつまで入っている! さっさと上がらんか!」
「は、はい!」
仕方なく、坂田はプールのなるべく遠い端から上がった。
のろのろとシャワーの方に向かって歩いていくと、
列の最後尾にいた生徒たちが振り向いた。
途端に、彼らがクスクス笑い出す。
坂田の前は、まだ僅かに盛り上がったままだ。
まだ、男子生徒だったのが救いだった。
「お前、女子の水着姿見てコーフンしてんの?」
囁かれて笑われても、そこには悪意はなかった。
同じ男子として、ある種の親しみが感じられたほどだ。
だが、これがプール授業毎回となったらどうなるだろう。
そのうちに、坂田は変態だと笑い者になるのではないだろうか。
夏が終わるまでに、あと何回プール授業があっただろうか?
いやだ。
プール授業は、いやだ。
坂田は目を瞬かせた。
周りの人間は、坂田の目が赤くなっている理由を
殺菌の塩素のせいだとしか思っていないだろう。

おわり


136 名前:風と木の名無しさん:2006/11/05(日) 12:56:39 ID:kG1ZO/U2O
プールたん乙です!
できれば夏場に読みたかったなww

137 名前:風と木の名無しさん:2006/11/05(日) 14:14:24 ID:6JX8G3sq0
ID:kG1ZO/U2Oは本当に21歳以上か?

138 名前:養育係6:2006/11/05(日) 14:41:56 ID:uEj9R3BI0
少し、養育係について悪く言い過ぎたようです。
私はついつい言葉が過ぎてしまうことがあり、周りから時々注意されます。申し訳ありませんでした。
好きになれませんでしたが、今の私を作ったのはまぎれもなく養育係です。恩はあります。
それに、私のために熱心に動き回ってくれたことは確かです。ただ、どうにも私とかみ合いませんでした。

別邸の裏には小川が流れていました。
養育係は、体を鍛えておくように、と言って夏になると私を丸裸で遊ばせました。
あの頃は、冬になるとしょっちゅう風邪を引いていましたので、確かにその必要はあったのです。
けれど服を一切纏っていないとなんとなく不安になるものです。
私は普段覆い隠されている尻や胸のあたりをなんとなしに両手で隠して、遊んでいました。
あるいは目につかないようになるべく水の中に浸っていようとしました。
残念ながら水はガラスのように透き通っていて私の体を隠してはくれませんでした。
そんな時は、養育係は常に五十歩と離れていないところに控えていました。
加えて双眼鏡で一挙一動を観察していましたから居心地が良くありませんでした。
いつぞやは熱心に見守っているあまり口を閉じるのを忘れていたのでしょう。
ぬめぬめした唇の端から一筋のよだれをたらしていました。
職務に熱心であることは本来称揚されるべきなのでしょうけれど、気分の良くない光景でした。

また、私が風邪をひくと熱心に看病してくれました。養育係は医術の心得も相当ありました。
ただ、体の具合を確認するために私の肛門のにおいを嗅ぐのです。
この方法は養育係によると、体の調子を知る一番確実な方法なのだそうですが
ぶよぶよとした鼻が尻の狭間にわけ入り、肛門に荒い鼻息を感じるのはどうにも苦手でした。
確認はすぐにはおわらなくて、いつも砂時計の砂が2回落ちるほどの間続きました。
その間、尻を高く掲げなくてはならないのですから、ひどくくたびれました。

139 名前:養育係7:2006/11/05(日) 14:42:30 ID:uEj9R3BI0
ところで、こういったことはどうやら世間では変態的な行為だと認識されているようです。
ですが、養育係が私の身を案じてくれたことは確かですし、
何が変態的であるかという判断は難しいのではないでしょうか。
と言いますのも、世間では法律だの、常識だの、慣習だのを定規に人の為すことを評価しています。
けれど、そういった評価は、時やところによって移ろうものです。
現に、私たちの暮らしている社会ですら、昔とは様相が大きく変わりました。あらゆる価値が転倒しました。
よもやこのことはあなたも否定しますまい。
ですから、あの狭い別邸は一つの完成された社会であると考えるならば、
そこでは養育係の行ったことも変態的な行為ではないことになります。
あの時、あの場所では養育係が法であり、統治者であり、裁判官であり、全てでしたので。
そして、実際外の世界から切り離された小宇宙でした。

それに、養育係の行為が傍から見れば世間で言う変態的な行為だとしても、
養育係の意図が果たして変態的なものであったのかは当人にしかわかりません。
養育係は熱心に私の成長を手助けしてくれていました。そのことは私もわかっています。
確かに多少変わった方策を採ることはありましたが、
養育係の意図としては教育の一環であったのかもしれません。

私が養育係を好かなかったのは、変態的な行為をされたからではありません。
要は、私の趣味ではなかったのです。
あの怪異な風貌を好くことがどうしてもできなかったのです。

140 名前:養育係8:2006/11/05(日) 14:43:34 ID:uEj9R3BI0
話がいささかずれました。あのころは養育係が全てでした。私の生活は全て養育係に拠っていました。
衣食住といったことだけではなく、心の中まで養育係の支配下にありました。
養育係は何事も正直でなければならないという、確固たる信念がありました。
下着をぬらしたことを黙っていたことを養育係は深刻に受け止めたようです。
養育係は私の内面をしっかり矯正しなければならないと固く決意しました。
あるとき、計算を間違えた私に、大人の指三本分ほどの太さの棒を肛門に差し込みながら
養育係は諄々と説き聞かせました。
「坊ちゃま、人は動物ではありません。何が過ちであるのか自ら知らなければなりません。
ウサギや狐は自ら何をしているのかを知りません。しかし、人は知ることができます。
自ら知ることで人は動物と違った存在になるのです。
私が過ちを見つけてから謝っているようでは、坊ちゃまは野の獣と同じです。
これからは私が見つける前に、ご自分で過ちを犯したとわかったら、私に告げるようになさらなければいけません」
それから、養育係は尻を振ってもだえる私に禽獣に等しい知恵しかもたぬ人間がどれほど下げずまれ、
ひどい生活をする羽目になるのかをとっくり語ってくれましたので、私は震え上がって、何度も頷きました。

それからと言うもの、私は計算を間違えたり、綴りを間違えたら、自らズボンと下着を脱いで
尻を差し出さねばなりませんでした。そして、
「間違った悪い子のお尻の穴に棒を突っ込んで、罰してください」
と罰を請わなければなりませんでした。
そうすると、養育係は棒を私に差し込み、幼い性器を紐で縛り上げました。それでも足りないときは
洗濯バサミで乳首をつまみました。


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