771 名前:ぬらりひょん:2007/02/01(木) 23:49:16 ID:Nsy5qNSJ0
若様にはどこか人を喰ったような超然の感がある。
ぬらりひょん故だ。飄飄としているのもそうだろう。
だが男前と云っても過言ではないその容姿はぬらりひょん離れしていた。
目の無いのっぺらぼうは、宿の男娼たちが噂するその顔を
見られないことを残念に思っていた。
(俺は若様が好きだ)
いつの間にか座敷に上がりこみ、熱い茶を啜っている若様を
懐かしく思い出しながら、のっぺらぼうは人肌にぬくめた薬油(くすりゆ)の壷に
極小・小・中・大・特大の五つのタマが連なった後孔用の長い玩具を浸し、
油のとろみを絡ませた。若様は最近ご無沙汰だ。
今宵ものっぺらぼうは好きでもない男のために股を開かねばならない。
少しでも痛い思いをしないで済むようのっぺらぼうは、
客を待ちながら大きく股を開き薬油のしたたる玩具を己で後孔に押し当てた。
極小のタマは抵抗無くのっぺらぼうの菊座に沈み込み、
小もするする入っていったが中でタマは閊(つか)えた。
のっぺらぼうは一度玩具を引き抜くと勢いをつけて突き刺した。
菊座をならしておくのはのっぺらぼう故だ。
のっぺらぼうは顔だけでなく股座(またぐら)も後孔の中ものっぺらぼうだった。
男さんならみな身に具しているサオとタマをのっぺらぼうは持っていない。
後孔の中もつるりとしており、あるべき腺がない。
大と小の用を足すための虚ろな昏い穴が二つ穿たれているだけの無毛の股は、
宦官にも通じるタマ無しゆえの締りの良さで数多の男を引き付けたが、
のっぺらぼうに性交に伴う快感をほぼ与えなかった。


772 名前:ぬらりひょん:2007/02/01(木) 23:50:39 ID:Nsy5qNSJ0
痛みが主な性交に堪え性のないのっぺらぼうは耐えられない。
慣らしなじませるしかなかった。
男娼仲間の銀狐(ぎんこ)に紙と筆で
「腺を擦られると湧き上がってくるっつう快感とやらは、
胸乳(むなち)を責められてるときのようなもんか」と
問うたとき、銀狐は腹から大笑して
「もっと凄ぇーよ」と言ったものだ。
「いっとう感じるのは腺を突かれたときさね。
次が尾っぽと付け根を撫ぜられたとき。
その次が頭の上の耳を弄られたときで、次が唇を吸われたとき。
胸乳(むなち)はそん次だな」
人の姿形に狐の耳と尾を持つ銀髪の狐の妖怪と違って、
のっぺらぼうは尾も三角の耳も唇もない。
タマなしサオなし故、吐精も立ちションも知らない。
胸乳(むなち)がいっとう感じる場所だった。
後孔を薬油でヌラヌラにし、どうにか極小・小・中・大のタマを含ませ、
汗ばみながら特大を飲み込み、しこしことそこを解しながら、
のっぺらぼうは腺に思いを馳せた。
「腺がありぁあこの虚しい作業も、ちっとは気持ちいいかもしんねえなァ」




773 名前:風と木の名無しさん:2007/02/02(金) 00:08:18 ID:xAQuS3mG0
>>770
GJ!哀れさがたまらない。
できればちょっとはいい目を見させてほしい気もするけど、
どっちに転ぶとしても、続き楽しみ。

774 名前:風と木の名無しさん:2007/02/02(金) 00:14:26 ID:0hfquiyYO
>770自分もすごく好き!
面白い!!!

775 名前:風と木の名無しさん:2007/02/02(金) 11:23:22 ID:FvqxMrq10
おお、異色作が来ましたね。哀れなのっぺらぼうに救いはあるのか?興味津々で続きをお待ちしております

776 名前:風と木の名無しさん:2007/02/02(金) 15:48:39 ID:Cai0Ky2d0
タマもサオも前立腺もないのに801なのかしらん…と言ってみたり。

777 名前:風と木の名無しさん:2007/02/02(金) 16:02:28 ID:VnRHllQ+0
801の定義なんて人それぞれ
女体化は?女装はふたなりは?
ここで801とは何ぞやと高説をぶち上げて議論するつもりか?
自分の考えと違うと思えばスルーすればいい


778 名前:ぬらりひょん:2007/02/02(金) 17:40:58 ID:/bx2B/rx0
ぐじゅッぐじゅッと薬油(くすりゆ)の音をたて、
のっぺらぼうは玩具の出し入れに励んだ。
いかに気持ち悪かろうと、よくよく慣らしておかなければ
後で泣くのは己だ。痛い思いはしたくない。
今宵の次のお客はでいだらの法師さまだ。
またの名をでいだらぼっち。
山に腰かけ川で脛を洗うほど大きな、隻眼の法師さまは、
この野郎宿に足を運ぶ折は身を縮ませて来られるが、
それでも六尺はある大男だ。ものもでかい。
法師さまのいっとう細いさきっぽさえ、
特大のタマのいっとう太いところをうわまわる太さだ。
それに、踏鞴(たたら)場に宿るでいだらの法師さまは鉄がお好きだ。
鉄(くろがね)臭い血の匂いも然り。
法師さまのご無体で、ちまっとした後孔がガバガバに裂け破れ、
客を取れなくなったひとつめ小僧をのっぺらぼうは知っている。
(ああはなりたくねえ)
だから、のっぺらぼうは自愛に励む。


779 名前:ぬらりひょん:2007/02/02(金) 17:41:34 ID:/bx2B/rx0
極小・小・中・大でパンパンの後孔に特大のタマをねじ込むと、
全身に粟立ちが駆け抜けた。下肢が重い。
何も無い顔が羞恥で上気していくのを感じながら、のっぺらぼうは
一気に玩具を引き抜いた。五つのタマが生々しく内部を擦り、
追いすがる孔肉を嗤う様にあっさりと出て行く。
白い内股を伝う薬油のぬめりが卑猥だ。
もじもじと腰をくねらせ、のっぺらぼうは身じろいだ。
引き抜く刹那、のっぺらぼうは決まって鼓動が速くなる。
(入れるときぁ気持ち悪りぃが、抜くときぁ気持ちいい……)
菊座がひくつくたび、薬油がぽたぽた滴るのを感じつつ、のっぺらぼうは
薬油を絡め足した玩具を両手で握り、再度それを後孔に埋め込んだ。
ゆるめられるだけゆるめておく。
(でねえと体がもたねぇー)


780 名前:ぬらりひょん:2007/02/02(金) 17:43:18 ID:/bx2B/rx0
ぬらりひょんの若様はのっぺらぼうが、この野郎宿で
いっとう人気のある男さんだと思っている。
白いもち肌、何も無いというもの珍しさ。締りのよさ。
それらがのっぺらぼうを売れっ子にしているのだと若様は思っていた。
だがのっぺらぼうの人気は誰でも気軽に買える安さ故だった。
心ある客や男娼仲間はともかく野郎宿の主(あるじ)は、
顔もタマもサオもない“半端もん”ののっぺらぼうを
男さんではなくただの孔とみなし、そういう値をつけていた。
顔もタマもサオも無い“半端もん”では客はつかない。
だが男さんではなく孔なら?と主(あるじ)は考えた。
孔は孔でも人肌のぬくもりを持つ孔人形。
長く形のよい脚とそそる尻。
引き締まった腰と白い背に流れる黒い髪。
男さんだと思えば足りないものだらけだが、孔だと思えば上々だ。
壁の穴を相手にするより何百倍もましだろう。



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