- 181 :報告会1 1/10:2007/02/13(火) 20:32:48 ID:lg+0LHgE0
- 『皆さん、俺も今日うわさのウサギくんに遭遇しましたよ!
7時52分発の急行の、前から2両目の真ん中のドアのとこ。
いやもう、評判通り! たぶん大学生だと思うけど、
おとなしそうでカワイイ! つか本当におとなしいです。
マジ何やっても逆らわない。 まわりにばれるのをすごく
怖がってるみたいで、ろくに動けない。
泣きそうな顔してうつむいてるのをいじめまくちゃった。
では以下、俺がウサギくんにしちゃったご無体の詳細です』
そこまで読み上げて花田はPCから顔を上げ、中野を振り返った。
「じゃ、続きは本人から報告してもらおうか」
中野は部屋の中央に立ちすくみ、床を見つめて震えていた。
口を開きはするが、言葉はなかなか出てこない。
花田は会社で仕事をしている時と同じ事務的な口調で、
見物人に声をかける。
「ほら、アシスタントさん、早く出て来てあげてよ」
「俺、俺。ちょっと待って」
今井がビールを飲み干してソファから立ち上がった。
残りの数人がうらやましそうに今井を見る。
今井が中野に寄り添い、ニヤニヤ笑いながら顔を覗きこんだ。
「はいウサギくん、狼さんの立ち位置からね」
花田の指示に中野は今井が自分の背後、
体の半分ほど左にずれた位置に来るように体を動かした。
「ああ、俺もこれくらいの位置が一番好きなんだよな」
「俺も。触りやすいし、顔も見えるし」
「俺は前からの方が好きだけど」
「前からって意外に触りにくくない?」
ソファや床に座り込んだ連中が口々に感想をもらす。
それを聞きながら今井が中野にささやいた。
「さあどうぞウサギくん。始めて」
- 182 :報告会1 2/10:2007/02/13(火) 20:33:18 ID:lg+0LHgE0
- カラカラに渇いた喉をむりに動かして中野はしゃべり始めた。
「30代前半くらいの、サラリーマンぽい人でした。
背は俺より5センチくらい高くて、ちょっと痩せてる感じでした。
彼が座席に背中を向ける様にして斜めにドアにもたれて、
俺は、ドアに向かって立っている人の背中に自分の背中が
当たるような感じで。最初は、し、尻に触ってきました」
そこまで言って思わず口を閉ざす。
朝に与えられた仕打ちは夜になった今でも思い出すのが怖かった。
「そんだけじゃアシスタントも動きようがないだろ。
何べんやったらわかるんだよ」
花田のきつい声が飛び、中野は必死に唾を飲み下して続けた。
「左の尻の、下の…脚との境目くらいのところを、
指の先で横になでるように触られました」
今井が、指先を中野の尻の下に当てて軽く動かした。
朝にはいていたのと同じ薄手のコットンパンツは
指の刺激をダイレクトに伝え、中野の体がギクリと動いた。
「お、もう感じてるの」
観客がからかいの声を飛ばす。2人の男が立ち上がり、
側まで来て今井の手元を覗き込んだ。
今井の右手の4本の指が、中野の尻の丸みを探るかのように
さわさわと動いていた。
「それからどうしたの」
今井に促されて中野が震える声で続けた。
「しばらく、そうしてました。俺が抵抗するかどうか
確認してるんだと思いました。逃げようと思ったけど、
ちょっとしか動けなくて、体をずらしても逃げられませんでした」
- 183 :報告会1 3/10:2007/02/13(火) 20:33:49 ID:lg+0LHgE0
- 花田がPC画面に目をやって小さくうなずいた。
それが次を促す合図だと中野はもう知っている。
「それから、彼が俺の脚の間に指を入れてきました。
尻の間を滑らせるみたいにして、前の方に…っ!」
声が詰まったのは、今井の指が言葉の通りに
中野の股間に潜り込んできたからだ。
拒むように固く閉じられた脚の間をくぐり抜けて
今井の指が中野の体の前に突き出てきた。
「それで、それで彼の指が、そこを前後に何べんもっ…
何べんもなでて……あ、脚、閉じてたけど、むりやり入れてきて」
今井の指がゆっくりと前後運動を繰り返していた。
正面から見ていた観客は、中野の股間から消えては
また突き出される今井の指の滑稽さに笑い声を立てた。
中野は泣き出しそうな顔をして唇をかんでいるが、
股間がかすかに反応を示しているのが見て取れる。
そこに花田が口を挟んだ。
「その時の狼さんの観察記録。
『ウサギくん、いやがって脚をぴっちり閉じて、
逃げようとしてもぞもぞ動いてるくせに、
指に当たるウサギくんのムスコは膨らんで来たのね。
はかしがり屋ほどエッチってのは案外真実かも!
エッチな自分がはずかしいから、かたくなになっちゃうんだよ。』
すげー忠実に再現してんのな」
笑い声が一際高くなり、中野は真っ赤になってうつむいた。
- 184 :風と木の名無しさん:2007/02/13(火) 20:34:07 ID:gUId+Dgd0
- 鬼畜つながりで
sakura03.bbspink.com
- 185 :報告会1 4/10:2007/02/13(火) 20:35:07 ID:lg+0LHgE0
- 「で、どれくらいこうしてたの」
今井が指で中野の股間をこすり立てながらささやいた。
「わ、わからない…です、たぶん1、2分くらい…」
「けっこう長いこと楽しんだんだ。気持ち良かったから?」
「そ、そんなんじゃっ…」
「おいおい、気持ち良くないんならそこ、どう説明すんの」
観客から野次が飛ぶ。
「どうしてもいやなら大声出せば良かったじゃん?
続けさせてたのは続けて欲しかったからでしょ?」
「なあ。自分から狼さんのいる場所に乗り込んでいってるんだし」
「いやがるふりして、触って欲しくてたまらないんだよな」
中野の目に悔し涙が浮いた。
そうできないことくらい、全員が知っているはずなのに。
「ところで、もう2分は経ってますよ。次はどうしたの」
花田の声に、観客も「おお、次、次」と催促する。
中野はこみ上げる涙をこらえて続けた。
「それから、彼は、俺のペニスを揉み始めました」
「えーと、こう?」
今井が中野の股の下から指先で性器をクニクニと揉んだ。
「は、はい……そんな、感じで…」
中野は耐え切れず前屈みになっていた。
「おいおい、満員電車でそんな姿勢むりでしょ?」
観客の指摘に、中野は必死に背を伸ばして姿勢を戻した。
だが満員電車では支えとなった他の乗客がここにはいない。
広々としたリビングルームで突っ立っている今は、
自分の力だけで体を支えなければならない。
- 186 :報告会1 5/10:2007/02/13(火) 20:36:46 ID:lg+0LHgE0
- 今井の指先に嬲られている性器は、どんどん形を変えていく。
こらえようもない。中野は眉を寄せて唇をかみしめた。
「感じてる、感じてる」
「お〜、すっげえエロい顔して、ド助平が」
「その面でいやだなんて言っても信憑性ないよな」
観客は散々にはやし立てた。
笑ってそれを見ていた花田がまた口を挟んだ。
「狼さんも同じ事を言ってるよ。
『ウサギくん、真っ赤になって泣き出しそうなんだけど、
その泣きそうな顔ってのが明らかに感じてる顔なんだよね。
かわいい顔して、かなりの淫乱と見た。
今までの狼さん達が言ってるように、たぶん何か過去に
ひどい目にあったとかで痴漢に逆らえなくなってると思うけど、
それとは別に、気持ち良すぎて逆らえないってのもあるはず!
もじもじして、腰がビクビク動いて、よがっちゃってんの。
はずかしそうに手で隠してたけど、鎮められるもんでもないしね。』
って事で、ウサギくん、そのみっともないもの、
ちゃんと手で隠してくれる?」
男たちの爆笑の渦の中、中野は自分の股間を左手で押さえた。
手の平に感じる盛り上がりは今朝と同じだ。
情けなさに中野の目からとうとう涙がこぼれた。
- 187 :報告会1 6/10:2007/02/13(火) 20:37:21 ID:lg+0LHgE0
- 「おいおい、狼さんの報告にはウサギくんが泣いたなんて
書いてないぞ? 虚偽の報告はお仕置きものだぜ?」
花田がわざとらしい声音で言い、中野は慌てて目を瞬いた。
「それで、その先は?」
「あ、あの、彼が俺の手の上から」
ダンッ!と大きな音を立てて花田が机を叩いた。
殴られたかのように身を竦めて中野が花田を見る。
「今、言ったばかりだよな、嘘を言うなって」
「えっ、嘘って……俺……、やぁ、あっ」
中野が怯えて花田の様子をうかがう間にも、
今井の指は容赦なく蠢いて快感をかき立てていた。
「おっと、電車の中でも今みたいな声を立てたわけ?」
すかさず観客がツッコミを入れ、中野は慌てて歯を食い縛る。
「こりゃマジでお仕置きだな」
いやだ! 中野は目で花田にすがりついた。
「お仕置きされたくないなら、正直に報告しろよ」
花田の言葉に中野は必死になって記憶を辿った。
尻をなでられ、股間をこすられ、性器を揉まれた。
それから? 前に手が伸びて来たはず。どうして嘘なんだ?
あの男の方が何か嘘を書いているんじゃないのか?
わからない、という意味で中野が花田に首を振ってみせる。
花田はやれやれと溜息をつくと、モニタを眺めて読み上げた。
「『ウサギくんがどんどん興奮して乱れてくるもんだから、
俺の方も興奮しちゃってチンポたっちゃってさあ。
思わずウサギくんのケツにぐいぐいチンポこすりつけちゃった。
ウサギくん、いやそうに顔を背けてた。』
なんでこれ、飛ばしたわけ?」
- 188 :風と木の名無しさん:2007/02/13(火) 20:37:45 ID:uwjPWcNM0
- 報告会たん乙!!
続き待ってます。GJ!!
- 189 :報告会1 7/10:2007/02/13(火) 20:37:51 ID:lg+0LHgE0
- 「あっ…」
中野は息を呑んだ。飛ばそうと思ったわけではない。
ただ、あの男の手の動きを思い出す事ばかり考えていて、
腰を押し付けられた事に気が回らなかったのだ。
「隠すつもりじゃなかったんです! 忘れてて…」
「すげー! チンポこすりつけられるのなんか
大した事じゃないんだ! さすがウサギくん慣れてる!」
観客の一人が叫び、どっと笑いが起こった。
今井も笑い転げたが、すぐに腰を押しつけてきた。
今井のそこも大きく膨らんでいた。
「ほら、こうかよ? んで、こう?」
密着させた部分をぐりぐりと左右に振ってくる。
その間も指先で柔かく中野の性器を責め立てる。
中野の脚に挟みつけられた不自由な指できゅっきゅっと
つまむような動きを繰り返し、その一方で中野の腰に
自分の性器を押しつけて揺らす。
「は、はい…、そんな感じです……」
中野が息を弾ませながら答えた。今井も息を乱している。
中野は今朝の男が耳元に吹きつけてきた熱い息の気味悪さを
思い出して、鳥肌を立てた。
「はい、そんでその後、手の上からどうしたって?」
花田に促されて中野は中断されていた続きを話し始めた。
「彼が俺の手に自分の左手を重ねてきました。それで、俺に
自分のペニスを握らせました」
今井が中野の手を包み込んで、盛り上がっている部分を
握り込ませた。中野の腰がまたびくんと震えた。
- 190 :報告会1 8/10:2007/02/13(火) 20:38:30 ID:lg+0LHgE0
- 「手をなんとか、あ、ふり、振り解こうとしたんだけど、
俺の前に若い女の人がいてっ……あんまり動くと、そ、その人が
いやそうに体を揺らすんで、動けなくて…それで彼が、
俺の手を使ってペニスを扱き始めました」
コットンの柔かい生地を押し上げている性器を、
今井に強制されて中野の手が扱いていく。
手の平に伝わってくる自分の熱さが気持ち悪い。
「彼の右手は、尻の方にさがって、あの、あ、穴の辺りを
ぎゅうぎゅうこすってました」
今井が指をなすりつけるように中野の尻の谷間をこする。
「あの、そうじゃなくて、指の先を押しこむみたいにして」
「あー、こうか。こんな風?」
今井の指がパンツの上から中野の後孔をほじる。
「はい、あ、あ…っ」
前後から与えられる刺激に中野は小さな声をもらした。
「いいねウサギくん、そこ再生ビデオみたい。
『前と後ろと両方いじくり回してあげたら、良くて良くて
たまらないみたいで、ウサギくんがハァ〜ッて喘ぎました。
いろっぺ〜! つかエロい! ホントいやらしい子ですよ!
知らない男に電車の中でいたずらされて感じまくるなんて、
何者なんだよ! 行儀悪すぎ。親の顔が見てみたいね!』
今日もずいぶん楽しんできたんだなあ、ウサギくんよ」
花田の言葉に中野は半泣きでかぶりを振った。
そんなんじゃない。体は勝手に反応してしまうけど、
こんなの自分が好きでしている事じゃない。
やめて欲しい、今すぐにでも、永遠にやめて欲しいのだ。
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