- 451 :風と木の名無しさん:2007/02/23(金) 17:04:20 ID:y234b4DX0
- 合宿さん乙でした。4人がすごい鬼畜だったw
尚道が今後どうなってしまうのかすごい気になる
- 452 :風と木の名無しさん:2007/02/23(金) 17:07:19 ID:20LmOMMh0
- 合宿さん、乙!
シンプルでストレートな王道愛なし鬼畜、GJでした。
- 453 :風と木の名無しさん:2007/02/23(金) 20:16:36 ID:Ijm993+N0
- 801蛭、めっちゃ面白かったww
コメディかと思えばラストはホラー調、好みでした。
できればまた何か投下してください。
- 454 :ギロチン:2007/02/23(金) 20:30:58 ID:027pFkam0
- 身体はもうよい。どうなっても構わない。だがくちびるは許しがたかった。
何故にそう思うのかわからない。ただ生理に適わなかった。
見かけより威力のない拳で王だった男は下男を殴った。
そしてうなだれた。
あくる朝。
首斬り男は朝焼けにひかるギロチンをうっとりと見つめながら刃を磨いていた。
まもなく王だった男の公開処刑が執り行われる。広場には群衆が集いはじめていた。
そこに新政府の男が巨漢をひとり連れてやって来た。
首斬り男はこうべを垂れた。新政府の男は首斬り男に言った。
「きょうの刑はこの者が執行する」
新政府の男は卑猥な笑みを浮かべながらギロチンを一瞥し、巨漢の股間に視線を流した。
「色事がお好きな方だったのでな。冷たい刃より逞しい陽根のほうが悦ばれるだろう」
冷ややかに嗤う新政府の男に首斬り男は追従笑いをした。
王だった男は群衆が取り巻く中、広場の中央に設けられた処刑台にあがった。
群がった民衆は熱狂し、興奮していた。
先刻、彼らはもと王の刑がギロチンからヒュプリスになった事を聞かされた。
理非知らずな刑だ。だが大群衆は歓喜の声をあげ王だった男を迎えた。
- 455 :ギロチン:2007/02/23(金) 20:31:31 ID:027pFkam0
- 処刑台の上に設けられた硬い寝台に王だった若く美しい男は押し倒された。
巨漢の執行人は王が身に着けていたどぶねずみ色のチュニックをめくった。
美しい男の脚があらわになる。
高値の磁器を思わせる乳白色の肌に執行人は無骨な手を滑らせた。
そのなめらかさ。あたたか味、柔らかな感触を愉しみながら
執行人はにいやらしい笑みを浮かべ、左足を軽く持ち上げた。
口笛をふきながら執行人は下着を脱がせにかかる。
すらりと伸びた美しい脚の白い脛のあたりで執行人は下着を抜く手を一端手を止め、
広場の群衆を見渡した。それからまた、ゆっくりと時間をかけ
群衆に見せ付けるようにもと王の下着を二本の脚から抜き去った。
執行人はにたりと嗤い鼻をウゴウゴと蠢かしもと王の下着を嗅ぐと、
群衆にむかって脱がしたての下着を放った。
執行台から、ひらり、ひらり、と、優雅に舞い落ちてくる下着を群衆は見上げた。
- 456 :ギロチン:2007/02/23(金) 20:32:05 ID:027pFkam0
- 恥辱に顔を曇らせながら王だった男は、
賢帝の誉れ高かった父王と愚帝と呼ばれた祖父を思った。
もと王がまだ幼く、その父が若々しく、祖父が壮年だったころ、
月のひかりが噴水の水盤にゆらめき映ゆる真夏の夜、
ばらの花かげに隠れて、祖父は息子と孫に胸のうちを語った。
よい王様をするのはつらい。王冠も笏もいらない。まつりごとなどもうしたくない。
よい王様に養われているゆたかな奴隷は不幸だ。
貧しくともすべてが自らに由るほうが素晴らしい。
公僕として生きるのはもうたくさん。民に好かれていたいなんて思わない。
民などもう省みない。自分は遊ぶ。先王たちが蓄えた金銀は余が皆つかう。
オペラが好きだからオペラハウスと音楽学校をつくる。
絵画が好きだから蒐集する。美術館をつくる。
それらは後の世に残る。他国からの来訪者が絶えないだろう。
陶磁器が好きだから釜もつくる。
いい器をつくって隣国の王族にみせびらかす。欲しがったら高値で売る。
芸術家を支援する。王政を批判する啓蒙化を支援する。
とにかくもう、まつりごとをしたくない。大政を人民に奉還したい。
もと王の祖父は奔放に生き、愚帝と呼ばれ死んでいった。
- 457 :ギロチン:2007/02/23(金) 20:32:41 ID:027pFkam0
- あとを継いだもと王の父はその父が使い過ぎた国の金を補うため、
施薬院と養老院をつくると宣い大胆に民から税を巻き上げた。
と同時に国内に子どもの為の学び舎を多くつくり、読み書きを算術を教え
王政批判を含んだ詩を読み聞かせた。
彼はひろまりつつある民主化を煽った。
扇動者を弾圧しようとした王族・貴族を諭し、聴かない者は幽閉した。
彼はその力で駆除できる保守的勢力を精一杯駆除して他界した。
もと王はその父に、まつりごとは美醜で善悪を判断するよう教え諭された。
幼いころもと王は、その真意は
「心根の美しさ醜さで重用するか否か判じよ」の意だと思っていた。
だが違った。父は神に召される晩、枕元に息子を呼び、
ひとのうわべだけを見なさいと説いた。爪を隠しなさい。下心のある者を重用しなさい。膿みを出し切りなさい。民に侮られなさい。腐敗した権力を民に打倒させなさい。
諸国よりはやく、民に主権をとらせなさい。ギロチンにかけられなさい。
民に達成感を与えなさい。貴方の代で王政を終わらせなさい。
- 458 :ギロチン:2007/02/23(金) 20:33:18 ID:027pFkam0
下着を脱がされながらもと王は「ギロチンにかけられなさい」以外は
父王の教えを守れたように思った。
割り切って遊んだ。歌い踊り、夜更かしをし享楽を貪った。
芸術家への支援は惜しまなかった。乳兄弟に地下組織をつくらせ学生や知識人を擁護した。
ボッと火がつくのを待った。祖父と父が暗躍し扇動した革命が起こるのを待った。
変わり者だった祖父の思いつきで、
近い将来、自然と訪れるはずだったこの国の幼年期の終わりを
親子三代でほんの少し早めた。
他国に先駆けて市民社会への道を開く。国を先進させる。
その言い訳があれば、遠い昔、内乱を征しこの国を統一した開祖に顔向けできる気がした。願わくば民とともにある、人として民に愛される王でいたかった。
もと王はそっと目を閉じた。執行人が彼の太い右の中指を立て広場の群衆に見せつける。
遠目からでもよくわかるよう、彼は腕を大きく動かし肘を後ろに引くと、
勢いよく王の後孔に中指を突き入れた。群衆からどっと歓声が起こる。
充分な潤いを与えられず挿入されたもと王は、鋭い痛みに呻きながら、
民に好かれてみたかったと睫毛を濡らした。
- 459 :ギロチン:2007/02/23(金) 20:34:17 ID:027pFkam0
- 執行人は摂護の腺を探り当てると中指の腹でそこを乱暴に擦りあげた。
「あ、あ……、アッ―――!」
身体の熱が一気にあがり、王だった男は艶やかな嬌声をあげた。
もと王の花芯がゆるく勃ちあがるのを群衆はみた。
強くつついてはそっと触れ、ぐぐっと指を押し付けてはやさしくなぞる。
緩急をつけながら執行人は摂護の腺のみを執拗に責め立てた。
「あぅうっ!」
はしたないほど股を開かされた王だった男は
執行人の中指をきゅう、きゅぅ、と締め付け、花芯の先からとろりと蜜を溢れさせた。
透きとおった淫靡な蜜が陽のひかりに光る。
青く澄んだ高い空を濡れた碧眼で見つめながら、もと王は広場の中心で喘いだ。
執行人は黙々と小刻みに中指を動かしつづけ、
摂護の腺をなぶり倒されたもと王は、ゆび一本でのけぞった。
「あぁ、あ…ッ」
もと王が弓なりに反り返るさまに群衆は笑った。
- 460 :ギロチン:2007/02/23(金) 20:35:42 ID:027pFkam0
- 執拗にそこのみを弄られた美しい男が目尻に涙をため喘ぐ。
それは悪くない眺めだった。執行人はひたすらもと王の摂護の腺を責めながら、
触れてもらえぬ花芯がせつなげに打ち震えているのに目をとめた。
執行人は王だった男の手をとると、濡れそぼったそこに導いた。
王だった男はもどかしさに腰をゆらめかせながらも、
群衆にみつめられながら自慰などするまいと、心に誓いかぶりを振った。
執行人はそんなもと王を鼻で嗤うと
おおきな手で強引にその手を包み両手で花芯を握らせた。
「ん…っ、ああっ」
両手に花芯の熱を感じながら王だった男は執行人にあやつられるままそこを扱いた。
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