881風と木の名無しさん:2007/03/12(月) 12:55:04 ID:unrIY2G10
秘書の人っつーと別な人を思い出して苦笑いがこみ上げてくる


882風と木の名無しさん:2007/03/12(月) 13:15:52 ID:AowYiH/tO
ですよね^^;

883嵐タソ:2007/03/12(月) 16:13:49 ID:r+ST2rTdO
どっちもハズレで〜すミャハッ☆☆☆

884風と木の名無しさん:2007/03/13(火) 00:46:19 ID:0SQicQojO
取りあえず。

885うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん

886ギロチン2:2007/03/13(火) 19:46:01 ID:R0hSbrrY0
パテントを取った抜けにくい構造設計。
新型男性用性具の斬新な外観にテスターの日田はどん引きした。
だが、いざ後孔に挿入してみると、見た目の歪さを想起させる違和感は皆無だった。
強力なマイクロモーターを内蔵したそれの高速振動は◎。
実験中、その素晴らしさを体感した日田は喉がかれるほど喘いだ。
「椙山さん!……これ、売れますよ!!」
ヌレ濡れの股間で日田は主任研究員の椙山に断言した。

ネット通販(18禁アダルト)業界最大手、株式会社裏屋。
日田は(株)裏屋が100%出資しているアダルトグッズ開発所のテスターだ。
誰よりはやく最新のおもちゃで遊べ、金まで貰える。
エロいことが大好きな日田は、天職に巡りあえたと思っている。
上司である椙山はテスター上がりの開発者だが、日田は生涯現役テスターでいたい派だ。
椙山は30そこそこ。メタルフレームの眼鏡が似合う美しい男だ。
日本人離れした顔立ちが常に人目を惹く。
母親がEUのどこかの出だという噂を耳にしたとき日田は
なんとなく英独伊ではない気がした。仏か墺なイメージだ。
ほっそりとしたからだに白衣を纏い、
いつもネクタイをきりっと締めている隙のない男のテスター時代。
日田はその時分の椙山を想像できない。
日田の目に映る椙山はいつも理知的な研究者の顔をしていた。



887ギロチン2:2007/03/13(火) 19:46:35 ID:R0hSbrrY0
3月13日、日田と椙山は裏屋の猪野に商品取材を申し込まれていた。
猪野は裏屋のコピーライターだ。
商品を手に取り見ることのできないネットの向こうのお客様にかわり、
五感でそれを確かめ文にする。確かな情報を伝え、購買意欲に火をつけるのが
猪野の仕事だ。日田は商品取材が好きだった。
研究開発部主任の椙山が、猪野に新商品の複雑な内部構造や、
スペックの説明をしたあと、テスターである日田の出番が来る。
日田は受身の立場で猪野に商品の使用感を伝え、
攻め手として猪野が五感で商品を確かめる際、そのアシスタントを務めるのだ。
はやい話、寝る。
自社の新商品を「裏屋イチオシ」としてあつかってもらえるよう、
ベッドで売り込むのもテスターの大事なお役目だ。
裏屋の子会社は日田のところだけではない。子会社間の競争は熾烈だ。
それなりの開発費を投じるも商品化されなかったもの、商品化されはしたものの、
裏屋さんの主力商品には成り得なかったもの等々、
生まれては消えていったおもちゃが山とある。


888ギロチン2:2007/03/13(火) 19:48:50 ID:R0hSbrrY0
「ついでに開発費のおねだりをしてきてくれ。試作品を持って行くのを忘れるなよ」
日田と椙山の上司である研究開発部の部長は、猪野が贔屓にしている牛鍋屋を予約し、
宜しく頼むと日田の肩を叩いた。
猪野が書くキャッチや商品コピーは裏屋の売り上げに多大なる貢献をしている。
椙山とさほど変わらない年齢の若造ではあるが、社内における猪野の発言権は大きい。
色目を使って損はない男だ。
17時半 裏屋本社ミーティングルームにて商品説明会及び商品写真の撮影。
19時 牛鍋屋「嘉牛」にて会食。
会食といっても日田と猪野と椙山の三人ですき焼きを囲むだけだ。
大事なのはすき焼き後。ホテルにて行われる商品取材だ。
猪野は顔がいい。日田は顔がいい男と寝るのが好きだ。
猪野と寝れる商品取材が日田はとても好きだった。だが牛肉はもっと好きだ!
ぐつぐつと鍋が音を立てている。
日田はこんな機会でなければ食べられない高等級の和牛に軽く火を通し、
溶き卵をたっぷり絡めて口に運んだ。肉の旨みがたまらない。
がっつきながら日田は椙山を見た。鍋から春菊をとる手が、その箸使いが美しかった。
椙山は溶き卵をつけずに春菊を食べた。椙山の卵は割られてさえいない。
「椙山さんタマゴつけないんですか?」
訊ねた日田に椙山は小さく頷いた。
椙山のとなりに座していた猪野がアレルギーの有無を問う。
椙山はアレルギーは無いと答えた。


889ギロチン2:2007/03/13(火) 19:49:30 ID:R0hSbrrY0
猪野が問いを重ねる。
「卵苦手なのか?」
「ええ」
「目玉焼きとかゆで卵も無理?」
「いいえ」
「ああ、じゃあ駄目なのは生卵だけ?」
「はい」
椙山が聞かれたことにだけ答える。日田は横目で愛想も愛嬌も無い椙山を見た。
こんなんでよくテスターがつとまったなと思う。想像がつかない。
「食わず嫌いか?」
にたりと笑った猪野が椙山のネクタイを掴み、
椙山のほっそりとしたからだをぐっと彼の胸元へ引き寄せた。
猪野は鍋から肉を取り、溶き卵をたっぷり絡めると椙山のくちびるに押し当てた。
「口開けろ」
くちびるに生卵がしたたる牛肉を押し当てられ、椙山の無駄に美しい顔が歪む。
日田は椙山のポーカーフェイスが崩れるのを入社してはじめて見た。
眉がひそめられ、伊達眼鏡の奥の瞳が涙で潤む。
椙山の目は、生粋の日本人と色が違う。
母方の血を色濃くひいた上司のヘーゼルグリーンの瞳が、
涙で濡れゆくさまに日田は何かしら言い知れぬ気持ちが芽生えるのを感じた。
(……あ。これが、【萌え】!?)


890ギロチン2:2007/03/13(火) 19:50:02 ID:R0hSbrrY0
無表情だとばかり思っていた上司の涙目に日田はときめいた。
ときめきながら、猪野が全身で拒絶する椙山の口を無理やりこじ開け、
卵をまとった牛肉を押し込もうとするのを熱いまなざしで見つめた。
椙山のくちびるが卵でテラテラ濡れている。卑猥だ。
箸に挟まれた卵まみれの濡れた肉をくちびるに押し付けられ、
はらはらと涙を流す椙山の顔が、日田にはフェラを強要されて嫌がっている様に見えた。
猪野がいやいやと首をふる椙山の顎を掴み、その口に箸を突っ込もうと力を込める。
追い詰められた椙山は、必死になって猪野に抵抗した。
渾身の力を込めて猪野を突き飛ばした椙山が、ハンカチで口元を押さえ座敷を立つ。
「椙山さん!!」
日田は御手洗へと走る椙山を追いかけた。椙山の足は速かった。
追いついたとき椙山は洗面台に両手をつき手洗い鉢に顔をうずめていた。
震える肩が痛々しい。日田はそっと近づきその背をさすった。
何気なく目をやった洗面台の上に椙山の眼鏡を見つけ、日田はどきっとした。
眼鏡を外した椙山を見たことなどない。
椙山は手洗い鉢に顔を伏せている。後頭部の美しい丸みと白いうなじを眺めながら
日田は顔を上げて欲しいなと思った。数分後、望みが叶った。
口を漱いだ椙山が顔をあげ正面の鏡を見た。鏡に眼鏡を外した椙山が映る。
瞳が潤んでいた。くちびるが水で濡れていた。
いつもきっちり締められているネクタイがゆるめられていた。
ボタンが二つ外されていた。鎖骨が見える。日田はとても無防備だと思った。



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