- 921 :風と木の名無しさん:2007/03/15(木) 15:12:28 ID:EFGXFhPV0
- >>918は、概ね真実を語っているよ。
>>913は自己満足の為に悪戯にレスを消費したんだね。
新作投下だと喜んだのに、ホントに嬉しかったのに、
こんな形なんて酷すぎるよ……
- 922 :風と木の名無しさん:2007/03/15(木) 15:43:17 ID:apU4aGVY0
- 空気読まずに、魔の風面白かった。
ここって一人称の話多いけど、こういう淡々とした語り口のが好き。
なんかまー色々揉めてるみたいだけど個人的には続けてくれると嬉しいかな。
「男として使い物にならな」くされた三平メインも読んでみたいw
- 923 :風と木の名無しさん:2007/03/15(木) 16:45:50 ID:eP81tH5/O
- >>921
だーかーらー
悪戯に消費される、そんな程度のスレなんだよ
それが鬼畜クオリティなんだな〜と思って我慢しな
- 924 :風と木の名無しさん:2007/03/15(木) 22:06:17 ID:icqyDbhG0
- もう終了でいいじゃん。
ここがなくなって死ぬほど困る人なんていないだろ。
- 925 :風と木の名無しさん:2007/03/15(木) 22:20:32 ID:eP81tH5/O
- >>924
激同
そして埋め
- 926 :風と木の名無しさん:2007/03/15(木) 22:21:25 ID:eP81tH5/O
- め
- 927 :ギロチン2:2007/03/15(木) 22:22:12 ID:I2q0j3EA0
- ホテルに向かうタクシーの中で日田は猪野から椙山の相手が、
裏屋の専務のどS仲間であることを聞かされた。
どSという共通の趣味で結ばれた専務とお役人の絆は強いらしい。
裏屋に何かと便宜をはかってくれるその男を喜ばせるため、
専務はちょくちょく綺麗どころを交えた3Pの集いを催しているのだと、
猪野は淡々と語った。
「椙山は頻繁に呼び出されている方かもな。気に入られているんだろう」
猪野はにたりと嗤い、椙山を心配する日田に囁いた。
「気にするな。椙山の仕事だ」
ホテルに着き猪野に押し倒され、激しく腰を振られる頃
日田は椙山のことを忘れた。
猪野に淡い胡桃色をした乳頭の先端上部を舐められ日田は悦んだ。
猪野のペニスが抜かれる寂寞感に泣き、代わって挿入された新型の男性用性具を満喫した。
日田は楽しいのと気持ちいいのが好きだ。
「お前はレイプを愉しむ才能があるよ」
猪野は日田を褒めながら日田が持参した玉口枷の試作品を手に取った。
「咥えろ」
中央に呼吸用の穴が開いたゴム製の球を日田は頬張った。
猪野がボールの両端に取り付けられている革紐を結び固定する。
- 928 :ギロチン2:2007/03/15(木) 22:22:54 ID:I2q0j3EA0
- だらだらと涎を垂れ流しながら日田は猪野に犯された。
ことが済んだあと、ベッドで日田がぐったり大の字になっていると
猪野が煙草を吸いながら日田の口の端から伝う涎を拭った。
「お前と俺がからだの関係を持つなんて、『前』は思いつきもしなかったのにな」
前?『前』って何ですか?玉口枷をはめられたままの日田は
疑問を発することができず、眼で猪野に問いかけた。
「お前は覚えてないんだろう?椙山も覚醒しきってない。
俺だけだな。ちゃんと覚えているのは。俺は前世で椙山に好かれていたんだ。
生まれ変わったいまもまた、迷惑なくらい好かれてる」
日田はハァ?と思った。椙山が猪野を好いているなんて初耳だ。
日田が知る限り椙山はそんな素振りを見せたことなどない。
前世がどうだったかは知らないが、
少なくとも今生では猪野の妄想が入っている様に思えた。
(前世は前世。現世は現世じゃねえ!?つか、前世って…???)
玉口枷を咥えだらだら涎を垂らしながら、日田は軽く混乱した。
日田はお馬鹿だ。キャパも狭い。思い当たる節のない話に戸惑う日田に猪野は言った。
- 929 :ギロチン2:2007/03/15(木) 22:23:23 ID:I2q0j3EA0
- 「俺の継母はお前の実母だった。
お前の父親は旅好きでめったに屋敷に帰らない男爵さまだった。
行ってみたいと思えば何処でも本当に行ってしまう。そんな男だったそうだ。
継母はお前が5つのときお前の父親と離縁し調香師だった俺の父親と再婚した。
お前は父親と旅に生きる暮らしを選び、俺には新しい母親ができた。俺は継母に感謝した。
継母は殿下の乳母だったからだ。俺は殿下の義理の乳兄弟になれた。
俺は殿下の側近として働いた。
俺には真の乳兄弟であるお前がするはずだった仕事がまわってきたよ。
王家指導の倒錯的な革命を起こすため、殿下の命で
俺は物分りの良い下級貴族を演じ、地下組織をつくり学生や知識人を擁護した。
殿下は即位し最後の王として死んだが、俺は革命後、新政府の要職に就けた。
最後の王の義理の乳兄弟だったことは一生の秘密だった。
- 930 :ギロチン2:2007/03/15(木) 22:24:01 ID:I2q0j3EA0
- 殿下は最後の王として死ぬことを前提に生きていた。
だからかあれこれ欲しがらない方だった。かといって禁欲的ではなかったよ。
大概いい加減で、遊び仲間が大勢いらした。
革命が起きたとき彼らは殿下を見捨てて逃げる類のご友人だ。
殿下は彼らとの下半身の付き合いを愉しんでいたが
俺にはそっちのお誘いは一度もなかった。
けれど俺はいつも背に殿下の熱い視線を感じていたよ。確かに殿下は俺を好いていた。
俺は殿下をそれとなく苛むのがとても好きだったよ。
剣の稽古中、首筋に剣の刃押し当てて
『きっとギロチンはもっと冷たいですよ』なんて囁くと小さく震えていたな。
さだめを受け入れている風を装っていたけれど、内心そう平気ではなかったんだろう。
処刑前、助けてくれと縋ってきたら手を打ってやらないこともなかったんだが、
殿下は何も言ってこなかったよ。
惚れた男を危険にさらしたくなかったのか、
ギロチンにかけられてもいいと思っていたのかはわからない。
どっちにしろおくびにも見せなかった。俺は気にするのをやめた。
そもそも彼を救うのは彼を愛した者であるべきだ。それは俺ではなかった。
何より殿下にはかつて同じ乳を吸っていた真の乳兄弟がた。
お前だよ。ナイトに相応しいのは真の乳兄弟だ。だがお前は、
革命で国がゆれている時分、父親と東方を旅していた。
戻
前
次