天然少年研究論。1








合宿が始まった頃は、ヘロヘロになりつつ風呂に入っていた1年トリオ
それも終盤になるとくだらないおしゃべりが出来る程の余裕は出てきたらしく
今日も今日とてじゃれあいながら脱衣所できゃっきゃと騒いでいた




「げっ、降谷・・・!」




すっぽんぽんで降谷の細い腰の辺りをこちょこちょとくすぐっていた栄純が、
不意に目を見開き、手の甲を当てながら信じられないと顔を引きつらせる




「何?」



きょとんと首を傾げた降谷は腰にきっちりとタオルを巻くところで・・・



「どうしたの栄純君?」



シャツのボタンを外しながら春市が言うと栄純は降谷の下半身を指差して叫んだ



「おま・・・っでけーよ!何だソレ!」
「・・・・・・」



降谷はマイペースにチラッとタオルの隙間から自分のソレを見る



「そう?フツーだよ」
「か、怪物サイズ・・・!」
「降谷君、さすがだね」



どこかずれた発言をしながらあっさり全裸になった春市の股間に思わず視線がいった栄純



「!!!」




可愛らしい外見を軽く裏切るモノにあんぐりと口を開けて、それから慌てて自分のものを手で隠そうとする
しかしその手を掴んで「・・・君のはカワイイね」と、降谷が言うと




「・・・う・・・かわいい言うな!!」




プルプルと震えながら、真っ赤な顔で栄純は叫んだのだった






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