DISCLAIMER// The characters and situations of the television program"The X-Files" are
the creations and property of Chris Carter,Fox Broadcasting, and Ten-Thirteen Productions.
No copyright infringement is intended.


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ラストにおける副題 − コロニスト軍の悪あがき −
Scully壊れております。
あっ、みんなか。めんどくさいから、「みんな壊れてる」ってことで(笑)

Written by Mermaid

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Frohike 「大丈夫か、Scully??立てるか、ああ、可哀想に....」

  そう言ってScullyに手を差し伸べたFrohikeをSkinnerが追い払った。

Skinner 「私の部下に気安く触るんじゃない。大丈夫か、Scully、ほら支えてやろう。」

  似たようなことをやろうとしているSkinnerに、Frohikeはその抵抗するには
  あまりに小さすぎる身体でSkinnerをScullyの間に割って入った。

Skinner 「おい、どかないか。邪魔だ。」

  そう言って二人がScullyの前でもみ合ってる拍子に、勢い良く二人はScullyの方に
  倒れこんでしまった。

  運悪く、そこにドアを蹴破るかの勢いで飛びこんできたのはBillとScullyママだった。

  大きいのと小さいのと二人一片に我が妹に圧し掛かってるのを見て、
  何かが切れたBillは二人をそこから引き剥がすと、火花が散ったかのようなパンチを
  食らわせた。

  ガタイが大きく鍛えられたFBI副長官Skinnerは殴られても吹っ飛ばされる事無く、
  逆にBillにもパンチを食らわせた。
  が、あまりにも『鍛える』という言葉には縁遠く、おまけに絶対に大きいとは言えない
  Frohikeは吹っ飛ばされて気を失った。

  当然と言えば当然である。

  そこで始まったヘビー級タイトルマッチ。と同時に始まったScullyママとLanglyの
  世間話。何故か妙に話しが合った二人はテーブルにつき、Scullyママはコーヒーでも
  入れるのか湯を沸かそうとしていた。
  元来、Scullyママは『ケンカは子供が飽きるまでさせておく』というタイプである。
  ましてや二人は大人なのだからと放っておいた。

  気絶しているFrohikeとByers。
  哀れ、Byers。ハロウィン仕様のスーツもSkinnerに抱きしめられたせいで
  めちゃくちゃであった。

  そして、残りの二人、MulderとScullyは互いにジッと見詰め合っていた。
  濃厚なKissの合間に殴られたおかげで、二人の間にあった薬がパッカリと
  半分に分かれ、二人がそれぞれ飲んでしまったのである。

  Mulderはおもむろに立ちあがると、押し倒されたソファから起き上がっていた
  Scullyをジッと見つめながら近づいて行った。

Mulder  「待てないよ、Scully、もう....いいかい?」

Scully  「ええ、いいわ....私も待てないの....来て。」

  Scullyはそう言ってMulderに両腕を差し出した。
  Mulderはソファの上に倒れこむと、堰を切ったようにScullyの唇を求めた。

Scully  「ああぁあ....Mulder....んっ!」

Mulder  「Scully....いいよ、すごく....」

Scully  「ねえ、ぅん....ベッドに行きましょうよ。ここは....
      あっ....!なんだかうるさい。」

  Kissの合間にScullyが息も切れ切れに答えた。
  MulderはKissを中断するとその提案に賛成するかのようにScullyの額に
  軽くKissをした。

Mulder  「それはイイ考えだ。僕達、二人だけの場所に行こう。」

  そうして、MulderはScullyの上からどくとソファに寝ているScullyを
  お姫様の如く抱き上げた。

Skinner&Bill 「そーは、させるか!!」

  決して美しくは無い声でハモリながら、Mulderの前にさっきまで殴り合ってた
  二人はぬりかべの様に立ちはだかった。

Mulder  「どけよ、二人とも。僕らは時間をムダにしたくないんだ。」

Bill   「そうだ、その通り。時間は無駄にしたくない。Danaがお前と二人で
      時間を過ごすのはDanaにとって時間のムダにしかならない。」

Skinner 「そうだ、まさにその通りだ。Scullyの貴重な時間をお前のくだらない
     欲望に使うのは仕事だけにしておけ。」

Bill   「仕事でも許せるか、そんな事。あんたは上司だろう、Danaの。ちょっと
      管理不行き届きなんじゃないか、この男の!!」

Skinner 「なんだと!!私のせいだと言うのか!!」

Scully  「うるさい....。」

  またもや二人の間でバトルが繰り広げられようとしたとき、とてつもなく冷たく
  低い声がMulderに抱かれている人物から聞こえてきた。

Skinner&Bill 「えっ!?」

Scully 「うるさいのよ、あんた達....どうして私達の邪魔をするの?」

Bill  「邪魔してるんじゃないよ、Dana。お兄ちゃんはDanaの為を思って。」

Scully 「私のためを思うんだったら、そこからどいて。あなたも、Skinner。」

Skinner 「Scully、いいか頭を使え。Mulderとなんて、絶対ロクな事にならない。」

Mulder 「おい、どう言う意味だそれは。よってたかって人をろくでなし呼ばわり
     するなんて大人気無いぞ。」

Skinner&Bill 「お前は黙ってろ!!」

  二人にそう言われて、黙らざるを得なかったMulderは抱っこしているScullyの手に
  持ってるものにギョっとした。

Scully 「黙るのはあんた達よ。私のこの人差し指の忍耐があるうちに早くそこを
     どいて頂戴!」

  Scullyはいつ取ったのかMulderの銃口を二人に向けると既にすわっている目で
  さらに凄んだ。これにはガタイのデカイ二人もタジタジになってしまった。
  これ以上ここに立っていたら本当にScullyは引き金を弾くだろうという確信が
  二人に生まれた。

Mulder 「ほら、どかないと撃ち殺されるぞ、ホントに。」

Skinner&Bill 「お前は黙ってろ!!」

  二人が叫ぶのと同時にさらに近づけられた銃口に、二人はモーゼの杖の如く
  左右に道を開けた。
  その間をMulderは優越感に浸って通って行った。
  少し振り帰るとBillは床にうずくまっていた。大方可愛がってきた妹に銃を突きつけられて
  ショックを受けているんだろうとMulderは思った。Skinnerは何故か固まっていた。
  なにやら、和やかな雰囲気を放っているScullyママとLanglyを横目で見て、あの二人に
  一体何の共通点があるのか少々疑問を持ちながら、もう1歩でScullyのベッドルーム、
  という所でまたしても二人の行く手を遮るものが居た。

Mulder 「....どけよ、Frohike....。」

Frohike「行くんなら、俺を殺してから行くんだな。」

  そのFrohikeの真剣さにMulderもそれ以上前に進めなくなった。
  けれど、Scullyは容赦無く無言でFrohikeに銃口を向けた。
  さすがのMulderもそれはちょっとFrohikeが可哀想だろうと思った。
  『好きな人から銃を突きつけられる』これほど情けなくて悲しくなる事なんてない。

Frohike 「いいぜ、Scully、撃ちたけりゃ撃って。君に殺されるんなら本望だ。」

  それを聞いて、ScullyはMulderに『降ろして』と耳打ちした。
  言う通りにMulderがScullyをフロアに降ろした瞬間、激しい口付けがMulderを襲った。

Mulder 「んっ!!Scu....lly....!!」

  いきなりの事にMulderは防戦一方で、成すすべなくついでに首筋に歯を立てられた途端
  あっけなくへたり込んでしまった。

Scully 「Mulder、もうしばらく我慢していて。私も我慢するから大丈夫よね。
     ちょっと先にする事ができたわ。もうちょっとだけ、ねっ!」

  Scullyは力の抜けてしまったMulderの耳元でそう甘く囁くと、Frohikeの腕をとり、
  Bedroomに入っていった。

 (えっ、Scully!!なんでFrohikeと!!....くそ〜油断した。これは薬の影響か?
  意識はあるけど、刺激にものすごく素直な反応をしてしまう。意識がある自体、
  薬半分の影響なんだろうか....ああぁ、Scully。早く!!)

  そうMulderが強く願った瞬間、Bedroomのドアがバタンと開きFrohikeがその入り口で
  バタっと倒れた。

Mulder 「あっ、おい、Frohike!!」

  声を掛けて来たが、Frohikeはうんともすんとも言う気配がない。

  (気絶してるのか、もしかして??)

Mulder 「Scully、一体何したんだよ!?」

Scully 「Skinner、こっちに来て!」

  ScullyはMulderの質問を無視しあろうことか、今度はSkinnerをBedroomに引き込んだ。

  Mulderがその理由を考えるヒマも無くまたバタンとドアが開くと、今度はFrohikeの上に
  Skinnerが倒れこんだ。

Scully 「Mulder、いらっしゃい。あなたの番よ。」

  Scullyはそう言うと、Mulderの側まで迎えに来て手を差し伸べた。
  Mulderはそんな二人を見て何故か少しためらった後、でもやっぱり目の前の欲求に
  勝てなかった。
  Scullyの手を握ると、一緒にBedroomに入っていく。

  MulderはBedroomに入る直前に聞いたScullyママとLanglyの甲高い笑い声が、
  何故か遠くの世界の様だと感じた。

  Scullyの手によってBedroomのドアは閉じられ、かすかにカチャっと言うロックの音まで
  Mulderには聞こえたような気がした。

  部屋中にあるジャック・オ・ランタンのローソクが、Bedroomに何故か異様な雰囲気を
  醸し出していて、振り返ったMulderが見たものは、妖しく笑うScullyと
  その手に握られている小瓶。

Mulder 「やめろ、Scully。それをそんなに飲んだら....。」

  止める間もなくその小瓶の中身を全部飲んだScully。
  ますます妖しい目とMulderに絡みつく白い腕。
  身体中に拭きかかる甘い吐息。
  その指に、服を剥ぎ取られて行くMulderはまるで、くもの巣に引っかかった獲物そのもの。
  逃れられない。

  (もしかして、始めから....何もかも....。)

  Mulderは心に浮かんできた、認めたくないアイデアに首を振った。

  その行為を咎めるような妖しいKiss。

  Mulderの身体から全ての力が抜けた。

  
  
  今宵は、精霊が1年に1度集う日。


      精霊達のドンチャン騒ぎは大目に見てあげよう。


          ハロウィンの夜はまだ始まったばかり....。




- Fin. -


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何も弁解はいたしません。
安請け合いをしてしまったばっかりに....←私のおバカ(-_-メ)
ああ〜素直にコロニスト軍の敗北を認めておけば、こんな事には
ならなかったはず。
こんなんで勘弁してください、これが私の精一杯なんです、ひよさん!!←必死!!


by Mermaid

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