DISCLAIMER// The characters and situations of the television program"The X-Files" are
the creations and property of Chris Carter,Fox Broadcasting, and Ten-Thirteen Productions.
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二人にふっとばされたMulderは、折角脳震盪から復活したのにまた倒れている。
当然だ。
愛の力で燃えるFrohikeとクスリの力で壊れたSkinnerが相手じゃひとたまりもない。

「まあ、自業自得だろ」

Langlyが肩を竦めると、Byersは投げ出された床からズルズル身を起こしながら呟いた。

「ああ全くだ‥‥こっちは大災難だよ」

その時だった。

「いやぁ〜〜〜っ、きゃはははははははははっっっ!」

一同、一斉にその音源を振り返る。

「やっだァ〜皆何よそのカッコぉ〜!きゃははははははっ‥‥ヒィっおかしィっ、きゃは
ははっ、ははっ!!」

―─―コワレタ。

そこには、ベッドの上でのたうちまわっているScullyがいた。
半分痙攣しながら枕を殴り倒して笑い転げている。
ベッドも髪の毛ももうクチャクチャだ。

「Scully‥‥!???」
「そぉよっ、きゃははははっ‥‥私がDana=Scully、お医者さん兼Mulderのお守り役でェ
〜っす!ひゃははははっっ!」

一同、呆然。

―─―確かに壊れてる。興奮もしてる。でも‥‥

「きゃ〜ははははっっ!も〜っ、ヘン〜〜っっ!みんなヘン過ぎィ〜っ!ひゃははっっ!」

Scully、じたばたともがいて笑い続けている。

「へ‥‥ははは‥‥はひゃ‥‥ひィ、ひはははは‥‥‥」

更にScullyは、振り返ったままで口をあんぐり開けているFrohikeを一瞬見ただけで、彼を
指差してブブーっと吹き出した。

「や〜ん、Frohike〜っ、すっごく似合うゥ〜っ!ひィっ、ひゃはははっっ‥‥きゃはは
はっっ!!きゃははははっっっ!!」
「‥‥‥」

あまりの変わり様にショックが大きすぎたのか、Frohikeは固まっている。

「は‥‥ははは‥‥」

彼の自失の笑い声が乾いている。
Langlyは、倒れているMulderの側にしゃがみこむと、ウ○コでも突っつくみたいに軽く小
突いた。

「なあMulder‥‥Scullyに何飲ませたんだ?彼がかぶった気体と同じようなものか?」
「う‥‥」

カボチャの秘密がバレたとわかって、Mulderは仕方なく頷いた。
一方、ベッドの上ではScullyが、今度はSkinnerを指差してブハーッと吹き出した。

「きゃはははははは〜っっ!す、Skinnerかわいィ〜〜〜〜〜っっっ!どーしたのっ、その
ぴらぴらスカートォ〜っ!!や〜ん、Dana大ウケ〜っっっ!きゃははははは〜〜〜っっ!!」
「‥‥うう‥‥」

今にも落ちんばかりの勢いでベッドの上を転げまわって腹を抱えるScullyの嬌声と、それを
振り返って呆然としていたSkinnerの呻き声が響く。

「うう‥‥ううう‥‥」

その間近に聞こえるうめきが、Frohikeの頭の中にイヤな予感を走らせた。

―─―まさか。

が、一瞬遅かったらしい。
哀れ、FrohikeはSkinnerのがっしりした腕に激しく抱き締められてしまった。

―─―むぎゅ〜〜〜っ。

あ、骨の軋む音が。

「どうしてなんだ!私はいっつもこんな目にあうんだ〜?!部下にはいろいろ気を遣ってる
つもりだったのにどうしてこんなに報われないんだー!何でなんだ〜!?MulderもScullyも
言う事聞かないし、上は上で‥‥ううううう‥‥ううう‥‥わかるかFrohike〜〜!!」

がしがしがしがしぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう‥‥

「FrohikeがヤバイぞByers‥‥助けないと!」

酸欠を起こしかけてFrohikeはじたばたもがいている。
救助に思わず立ち上がろうとするLangryに、Byersがぼそりと呟いた。

「オレはイヤだ‥‥さっきみたいに抱き締められると思うと‥‥」
「おいおい‥‥」

で、二人を発見したScully、更にブブーっと吹き出す。

「や〜ん、ByersとLanglyもお揃いじゃな〜いっ!ひゃははっ‥‥きゃはははははっっ‥‥
たのしィ〜っ!Dana楽しィ〜っ!!きゃははははははは〜〜っっっ!!」

Scully、全身痙攣を起こしかけながらまだ笑い続けている。

―─―こりゃもうダメだ。

Langryは頭を振ると、やっと起き上がりかけたMulderをもう一度小突いた。

「なあMulder‥‥解毒剤、ないのか?」
「‥‥あると思うか?Langly?」
「‥‥‥」

Langryは、「きいた俺がバカだった」とでも言いた気な顔で溜息をつくと、まだSkinnerに
抱きしめられたままじたばたもがいているFrohikeを救出しにかかった。

「おい、Frohike?!大丈夫か〜っ??手伝ってくれByers!!」

と、その時。

「きゃ〜はははははは〜〜〜っっっ!ひィッ、Mulderおかしィ〜〜っ!なにその顔ォ〜〜
っ!!ひゃはははは‥‥や〜ん、痛そォ〜〜っっっ!きゃははははははははは〜〜〜〜〜
っっ!!」

Scully、まだゲラゲラと笑い倒しながら、おもむろにベッドの下から救急箱を取り出す。

「Scully〜〜!!まさかっそれはっ」
「Danaちゃん本領発揮〜〜っっ!ひゃはははははっっっ!!治療してあげちゃうゥ〜〜
〜っっ!きゃははははははは〜〜〜っっっ!!」

「ひ、ひえぇっ!」

完全にイってるScullyの目の色に、思わず後ずさるMulder。

「す、Scullyっそれだけは〜〜っっ!」

LangryとByersの二人分の助けでやっとのことでSkinnerの腕の中から抜け出したFrohikeが、
ほうほうのていで駆け出して行くのが視界の端に見える。
もちろん、LangryとByersも問答無用で彼の後に続いて走り出す。

「Mulder、お先に失礼するよ!今日は楽しかったぜ!!」
「うわ、ちょっと〜!Scullyを何とかしてからっ」
「まってくれ〜!君たちまで私に冷たくするのか〜!!」

逃げるローンガンメン達を追いかけて走り出ていくSkinner。
そして、Mulderの目の前には、救急箱を抱えてマッドサイエンティストみたいに怪しさ大爆
発な微笑を浮かべるScullyが、すぐそこまで迫ってきていた‥‥



その後、MulderがイっちゃったScullyからは恐怖の治療を受け、パーティーに参加した全員
からは一発ずつ蹴りを食らったのは言うまでもなく‥‥‥


   ≪今日の一句≫ 大騒ぎ すべて自分が蒔いたタネ


                                    ≪FIN≫


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

終始一貫コロニストだったのに、何故かフェイスレス的ギャグオチにしてしまった‥‥
あとでコロニスト風味でリベンジします。ええきっと。
ちゃんとそっちも書いてるのですが‥‥
ゴメンナサイ。

夜中のチャットで遊んで下さる皆様と、私を舞台まで引っ張り上げて下さったひよ様に
感謝を込めて。

どうでもいいですが、はじめてなので、優しくしてクダサイ‥‥

19991101 <睦月> chiko@pop06.odn.ne.jp



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