玄関のドアを開けると、そこにはスーパーの買い物袋を両手に下げた雪乃が立っていた。
「こんにちは...来ちゃいました...」
えへへと照れたように笑う雪乃。
あの交通事故から3ヶ月。
自宅療養を続ける俺に、雪乃は1日も欠かさず見舞いに来てくれた。
「ひょっとして...御迷惑でしたか?」
肩をすくめる雪乃。
俺は雪乃の腰を抱いて、玄関にぐいっと引き寄せる。
「あっ」
雪乃は小さな声をあげて、俺の胸に飛び込んでくる。
両手がふさがっている雪乃は、もろに俺の胸に顔を押し付けるような形となる。
俺は雪乃の細い腰をぎゅっと抱きしめ、空いた片手で玄関のドアを閉める。
バタン、と玄関のドアが閉まると同時に、かがみこんで雪乃にキスをした。
こつん...と鼻の頭が雪乃の眼鏡に当る。
ドアを閉めたほうの手は、雪乃の大きな黄色いリボンに回す。
「んっ...ん...」
唇に舌をこじ入れ、雪乃の舌とからめる。
遠慮がちな雪乃の舌の動き。
俺は無遠慮に雪乃の口の中に舌を這わせる。
歯茎の裏まで舐めながら、雪乃の口内に俺の唾液をどんどん送りこむ。
「んっ...こくっ...こくっ...」
その送りこまれた唾液全てを、雪乃は飲んでくれる。
つるつるとよく磨かれた雪乃の歯を舐めながら、
腰に回した手を下ろし、ヒップに持っていく。
手が触れた瞬間、雪乃はぴくんと震える。
小ぶりな雪乃のヒップ。雪乃の身体はどこも柔らかいが、ここは特に感触がいい。
「んっ...んふっ...ん...」
くにくにとヒップを揉んでやると、くぐもった声が混じる。
しばらくその感触を楽しんだ後、ミニスカートをずりあげ、ショーツの中に手を突っ込む。
「ぷはっ...あっ、こ、こんなところじゃダメですっ...んむっ」
いったん口を離して抗議する雪乃だが、俺はリボンにまわした手に力を入れ、その口をまた俺の口元に寄せる。
両手は荷物でふさがっているので、俺のされるがままになるしかない。
だが、雪乃は俺より30cm以上背が低い。
雪乃も背伸びをしているが、それでも俺は腰をかがめないとキスができない。
やがて、俺の腰が悲鳴をあげはじめる。
「お前...もっと背ぇ伸ばせよ...」
俺はたまらず口を離して言う。
「あっ...ご、ごめんなさいっ」
俺はかなり無茶なことを言っているのに、すまなさそうにする雪乃。
上目づかいに見上げる雪乃の表情が曇る。
「あっ!」
俺がショーツをずりおろしたからだ。
身体を離そうとするが、しっかり腰を押さえて離さないようにする。
「あ! だ、だめですっ!」
俺はヒップから手を回し、いきなり雪乃の秘口の周りを撫でる。
「だめっ、だめっ、だめですうっ」
雪乃の感じる箇所に指が触れるたび、身体をびくんと震わせる。
「や、あっ、こ、こんなところで...」
俺は容赦なく雪乃の弱点を指で責めあげる。
「あっ、は、あん」
やがてその抗議もおさまり、かわいらしい嬌声をあげながら俺のシャツをきゅっと掴む。
身体の力が抜け、完全に俺にしなだれかかってきた。
「あ、ん、んっ」
こうして身体をあずける雪乃は、ほんとうに小さい。この手に力を入れるだけで、折れてしまいそうなほど。
身体を離せない雪乃は、背伸びをして俺の指から逃れようとする。
俺は雪乃の追いたてるように少しづつ弱点を責め、雪乃をどんどん背伸びさせていく。
やがて限界まで背伸びをさせると、少し距離をあけたところに指を置いて待ち構える。
すると、背伸びにつかれて力の抜けた雪乃の秘口がその指の置いてあるところまでおりてくる。
「はんっ!?」
ちょうど雪乃の弱いところに指があるので、その指に当って雪乃の身体は再びびくんと驚いたように背伸びする。
「ひんっ!」
力が抜けるたび、弱点を責められ、バネのオモチャのように身体を強張らせ、背伸びする雪乃。
その様が面白くて、雪乃の身体に力が抜けるたびに何度も責めてやると、
不意に、俺の指にねっとりとした液体が付着する。
やがてそれは止まらなくなり、ぽたぽたと俺の指にいくつも雫を落とした。
「濡れてきてるぞ」
俺のシャツをつかんだまま、うつむいた雪乃が顔を上げる。
「い...いじわる...」
瞳の端に涙をいっぱいため、はぁはぁとその呼吸は荒い。俺が支えていなければ立っていられないようだ。
雪乃の一挙一動が、俺にとってはたまらなく愛とおしかった。
「あ...」
後ろ頭とヒップに手を回したまま、フローリングの床にゆっくりと押し倒す。
ひんやりとしたフローリングの感触。
雪乃の秘口はもう十分に濡れ光っている。
俺は雪乃の脚持ち上げ途中で止まっていたショーツを、一気におろす。
「あっ! や...!」
雪乃の脚から取り上げたショーツを、廊下の奥に向かって放り投げる。
「あ...」
視線でその行き先を追う雪乃。
その隙に俺はスウェットとトランクスを下ろし、雪乃同様、準備OKのものを取り出した。
ぱさっ、と廊下に雪乃のショーツが落ちる。
その様子を顔を上に上げて見ていた雪乃は、ゆっくりと顔を戻す。
「あ、まっ、まっ、あっ!」
あわてる雪乃。
俺のすっかり大きくなったものが、いまにも雪乃の秘口を貫こうと入り口に当てがわれていたからだ。
「待って」と言おうとしているのだろうが、口をぱくぱくさせるだけで言葉にならない。
俺はあわてる雪乃をよそに、ゆっくり奥へと押し進めていく。
「ああ.....んっ」
ためいきのような悶え声。
「どう?」
俺はそこで動きを止める。
「き、気持ちいいですっ」
顔をそむけた雪乃のあごを掴んで、俺の方に向かせる。
「俺の目を見るんだ」
あごを掴んだまま、ゆっくりと引き抜く。
「ううんっ...んんっ」
あごを通して、雪乃の身体がぞくぞくと震えているのがわかる。
「気持ちいいの?」
「は...はいっ...あんっ!」
勢いをつけて、一気に奥まで貫く。雪乃の奥にこつんと亀頭が当る。
その瞬間、これ以上ないくらい背中を反らす雪乃。
「ここがいいんだ?」
奥に亀頭をぶつけたまま、ぐいぐいと押す。
「あっ、はっ、あっ、あっ!」
なんとか返事をしようとしているが、言葉にならない。
やがて床をずり上がろうとする雪乃。
しかし俺は肩のところに手を置いて、それを許さない。
「ここがいいの?」
上にずりあがれないようにして、更に亀頭を押しつける。
「あぁああああん!」
いじめるように亀頭をぐいぐいと押しつけると、いままでこらえていた声をあげてしまう雪乃。
「んっ! くんっ! くううんっ!」
雪乃はたまらない様子で、俺の身体を押し返そうと両手で押してきた。
だが、雪乃の細腕では俺の身体はびくともしない。
「気持ちいいんだろ?」
俺は更に亀頭を押しつけ、こねるように腰を左右に動かす。
「あああっ! あっ! あはああん!」
反った雪乃の身体が、小刻みに痙攣しはじめる。
やがて、必死になって押し返そうとする雪乃の手の力が緩んだ。
「あっ! はっ! ああっ!」
痙攣が大きくなり、それが4、5回続くと、
「はぁあああああん...」
弓なりに反らした体が、急にぐったりとなる。
「イッたか...」
俺は肩に置いた両手を離すと、力の抜けた雪乃の身体がずり上がった。
目を閉じたまま、ぜいぜいと呼吸の荒い雪乃。
俺は入れたままで、ポケットから煙草を取り出し、火をつけた。
雪乃の身体に灰を落とさないように注意しながら、ゆっくりと一服する。
煙草を吸い終わるころには、雪乃の呼吸も整ってきた。
煙草を投げ捨て、雪乃の身体に覆いかぶさる。
「あっ?」
戸惑うような表情の雪乃。ゆっくりと突き入れる。
「あっ! も、もうダメですっ!」
無視して突き入れる。
「まだダメだ」
「あんんっ!」
泣きそうな顔をしている。
「あっ! だめっ! だめですうっ!」
両手を広げて、フローリングの床をかきむしる。
「あっ!」
肉壁をかきわけるようにして突き入れる。
「ああんっ!」
奥まで挿入し、亀頭の先で子宮の入り口を突ついてやる。
「んんっ!」
Gスポットをごりごりとこするように刺激する。
「やあっ!」
出し入れするたびにジュプジュプと音をたて、膣口から愛液をしたたらせる。
「あんんんっ!」
雪乃の腰に両手を回して、引き寄せるようにして更に奥まで突き入れる。
「イクの? またイクの?」
「は、はいっ、あっ、んんっ!」
「イッていいよ」
「は...あ! あんっ!」
その直後、雪乃の呼吸が止まったようになる。
「は...あっ! あ!」
身体を震わせながら、しゃくりあげる雪乃。
やがて、小さな胸をぜいぜいと上下させ、動かなくなった。
俺は雪乃の汗ではりついている前髪をかきあげ、やさしく額にキスをした。
「ん...」
何度目かのキスの後、雪乃の瞼がゆっくりと開く。
まだ、ぼんやりとしている。
「好きだよ...」
そう言って、チュッ、と意識のはっきりしない雪乃の唇に唇を重ねた。
「あ...あたしもです...」
まだしゃべれるような状態じゃないだろうに、俺の気持ちに応えるべくやっとのことでそれだけ言う雪乃。
そんな雪乃が愛おしくなり、俺は夢中になって雪乃の顔にキスの雨を降らせた。
チュッ、チュッ、チュッ、チュッと吸いつくような音だけが断続的に玄関に響く。
雪乃は瞼を再び閉じて、そのキスの雨に黙って打たれていた。
俺は雪乃の眼鏡をずらし、瞼の上にもキスをした。
俺はゆっくりと顔をあげる。
キスの雨が終わったことに気づくと、うっすらと瞼を開ける雪乃。
「あたしも...あたしも...愛してます...」
さっきよりもハッキリとした口調で、雪乃は改めて言った。
少しの沈黙。雪乃は瞬きをするのも惜しむように、俺の顔をじっとみつめている。
急に、ハッと声をあげて、手で口を覆う雪乃。
「こ...ここ...玄関ですよっ...」
手で口を覆った雪乃の顔が、耳まで真っ赤になっていく。
いままであれほど俺のことを見つめていたのに、急に顔をそむけて視線をそらす。
恥ずかしいのか、視線をあわせようとしない。
「今更...何言ってんだよ」
俺は雪乃の口を覆う手の、手首をつかんで握り、床に押しつけた。
そのままもう片方の手を押さえつけて、ばんざいの格好をさせる。
「えっ...あのっ」
ずんっ
俺は雪乃の中に入ったままの分身を、奥に突き入れた。
「あんっ!」
口を覆うことができない雪乃は、ありのままの嬌声を玄関に響かせた。
俺はその声をもっと引き出そうと、更に腰を突き入れはじめた。
. . . . .
「これ...なんですか?」
衣服の乱れもそのままで、雪乃は俺に聞いた。
雪乃の手のひらには、銀色の鍵があった。
さきほど、雪乃の両手をばんざいさせた時に、俺が雪乃の手に握らせたものだ。
「見りゃわかるだろ...鍵だよ、鍵」
「鍵って...どこの...」
言葉の途中で、雪乃は顔をあげた。
「まったく...毎日毎日ケガ人の俺に玄関開けさせやがって...わっ!」
ブツブツ言う俺に、雪乃が飛びこんできた。
そのまま雪乃に押し倒されてしまう。
「おっ、おい...なんだよ?」
「あ...ありがとうございます...あ、あたし...ずっと御迷惑なんじゃないかと思って...」
顔は見えないが、その声は涙声となっていた。
しかし、衣服の乱れたまま飛びこんできた雪乃のミニスカートはたくし上げられたままで、
かわいらしい尻を玄関に向けて惜しげもなく晒す格好になっていた。
「お...おいおい、玄関にケツ丸だしにしたまま何言ってんだ」
「えっ...? きゃっ!!」
雪乃はあわてて起きあがり、めくれたミニスカートをひっぱってそのかわいらしい尻を覆いかくした。
「玄関、カギかけてないんだぞ」
俺の一言に、雪乃の顔がまた真っ赤になった。
ある方のリクエストの小説を書いてたんですが、ちょっと筆が止まってしまったので気分転換に書きました。
sw2000!様のリクエストの純愛モノです。
一応「先輩4」の後の話になります。
たまには純愛モノもいいだろうと思って書いたんですが、なんかちょっと純愛らしさが少ないですね。
それになんか文章変!!
この時は幸せの絶頂の雪乃ちゃんですが、これからまた先輩たちによる執拗な調教が始まります。
でもその話は置いておいて、先に「先輩」の前の話を書きます。