「(フィリップ=ジュジアーノね...)」
詩織は心の中でつぶやいた。
これはクラシッコンサートというより、ピアノコンサートなのだが、
詩織はふたりの気持ちがうれしかったので、黙ってコンサートを楽しむことにした。
「あっ...別れの曲...」
やがて、詩織の耳慣れた旋律が、やさしく飛びこんできた。
エチュード、第3番ホ長調「別れの曲」。
フレデリック=フランソワ=ショパンが1833年にフランツ=リストに献呈した曲。
詩織はこの曲が大好きだった。
ゆっくりとした、Lento ma non troppoのテンポ、
胸に染みいるような、切ないけれど、それでいてやさしいメロディ。
「私...この曲、大好きなの.....あらっ?」
啓介の方を向くと、すやすやと寝息をたてている。
「くすっ...」
大柄な啓介には似合わないかわいらしい寝息に、あきれるよりも先におかしさがこみあげてきた。
「ね、ね、メグ...」
詩織は身をかがめて、啓介ごしに小声で愛に話しかける。
「あらら...」
見ると、愛も啓介に寄り添って、同様にかわいらしい寝顔を見せていた。
「ふたりとも...私の為に無理してくれたのね...」
確かに啓介も愛も、クラシックを聴くような趣味はなかった。聴いている途中で退屈でうとうととしてしまったのだろう。
「(.....こうして見てると、まるで恋人同士ね)」
啓介の胸によりかかって眠る愛。確かにこうして見ると、恋人同士にしか見えない。
だが、愛にこんな大胆なことができるわけもなく、うとうとしている最中偶然に寄りかかってしまったのだろう。
目を覚ましたら、きっと顔を真っ赤にするに違いない。
それよりも不思議だったのは、詩織自身、このふたりが仲良くしているのを見ても全然妬けてこないということだった。
詩織がいくら完璧に近い女性とはいえ、やきもちは当然やく。
これが他の女の子だったら、啓介をヒジでつついて起してでも離れさせるのだが、
相手が愛だと、いつまでも見ていたいという気持ちにさせられた。
いつまでも、こんなふうに、三人でいっしょにいられたらいいな...。
詩織は心の底からそう願った。
「(私も...一緒にいいかな...)」
ゆっくりと瞼を閉じ、耳をくすぐる「別れの曲」を楽しみながら、静かに啓介に寄り添おうとする詩織。
「あっ!?」
しかし、そこにあるはずの啓介の暖かい胸板はなく、そのまま拍子ぬけしたように、詩織は倒れこんでしまう。
「!!」
ハッとなる詩織。
そこは、自分の部屋の、ベッドの上だった。
カーテンからは朝日がわずかに差し込み、小鳥のさえずりがきこえてくる。
「ん.....ここは...私の部屋...?」
身体を起こし、目をこすりながらあたりを確認する。
見なれた塵ひとつ落ちていない本棚、お気に入りのクッション、子供の頃から使っている、整頓された机...。
確かにここは、詩織の部屋だった。
「(どうして...あんな夢を...?)」
いや、あれは夢ではない。途中までは。
以前、詩織の誕生日に啓介と愛が詩織に内緒で計画した誕生日プレゼント。
それがあの、ピアノコンサートだったのだ。
ふたりは今だにあのコンサートをクラシックコンサートと思いこんでいるようだったが、
詩織にとってはふたりの気持ちがうれしくて、そんなことは些細なことだった。
あの日は、詩織にとって人生最良の日だった。
「詩織ちゃん、起きてる?」
ドアをノックする音。その声は詩織の母親だった。
「うん、ママ」
ドアに向かって返事をかえす。寝起きなので声がかすれてしまう。
ガチャリとドアが開き、母親が顔を覗かせる。
「今日は出校日なんでしょ? 着替えたら下に降りてきてね...お父さんから大事なお話があるの...」
「えっ...うん...」
母親のその声はどこか元気がなかった。
詩織が夏休みに入ってから、朝の食卓は家族が揃うことはなかったが、
今日は詩織が出校日なので、ひさびさに家族全員が揃った食卓となった。
「詩織、パパな、単身赴任で福岡の方に行くことになった」
詩織の隣に座る父親が、いつにない真面目な表情で言った。
「えっ? 単身赴任?」
聞かされたことの重大さに、手に取ったコーヒーカップを口もつけずに再び食卓に戻す。
「そう...支社の経営を任されてな...でも1年、1年だけだ」
なだめるように詩織に言う。
「そんな...私も...私も一緒に行く!」
いまにも立ちあがらん勢いの詩織。
「いや、行くのはパパだけだ。詩織も来年は大学受験で大変な時だ。だからこの家でママと留守を守るんだ」
厳しい表情で言う。
「い...いつ行くの?」
父親にあまり叱られたことのない詩織にとって、見なれない父親の厳しい表情に、つい視線を落としてしまう。
「今日福岡に行って、色々住むところとかを決めたらすぐだ」
びっくりして顔をあげる詩織。
「そんな...どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」
そう言って顔を上げた詩織の目の前には、困惑した父親の顔があった。
「すまない、だがパパも辞令を受けたのが昨日なんだ...」
自分は父親の会社のことはよくわからない。だが、一番大変なのは私ではなく父親なのだと言い聞かせた。
これ以上、わがままを言って父親を困らせるわけにはいかない。
無理にでも笑顔を作ろうと努力するが、すればするほど悲しい表情になってしまう。
「ほんとに...1年だけだよ...」
涙を隠すように、父親の胸に顔をうずめる。
「ありがとう...詩織はいい子だ...1年、1年だけ辛抱しておくれ」
父親はやさしく言い、詩織の頭を撫でた。
「じゃあ...詩織ちゃん、ママもパパといっしょに福岡に行って3日ほどお手伝いしてくるから、ちゃんとお留守番してるのよ」
そう言って、母親も父親といっしょに行ってしまった。
たった1年とはいえ、あまりも急な父親との別れ。
詩織はひとりで朝食の後かたづけをすませると、重い足どりで学校に向かった。
2週間ぶりに会うクラスメートたちはみんな元気だった。
夏休みのはじめに大田といっしょに詩織を陵辱した者たちは、一様に詩織の制服姿にいやらしい視線を投げかけている。
ひたすら詩織はその視線に気づかないふりをして、机の上でひとり、うつむいていた。
「おーし、じゃあみんな席につけー」
やがて生徒たちに負けないくらい褐色に焼けた肌の担任教師が教室に入ってきた。
その一言であわてて席につく生徒たち。
「みんな元気そうでなによりだなー、宿題はちゃんとやってるかー?」
笑いあう教師と生徒、しかし詩織にその元気はなかった。
ぼんやりと教師の言葉を聞いていた詩織だったが、
「美樹原が一昨日の夜から家の方に帰ってないそうだ」
その言葉に、詩織の身体が強張った。
同時に、クラスがざわざわと騒がしくなる。
一昨日の夜といえば、神社の夏祭りで愛と会っていた。
神社のはずれで愛し合い、気がついた時には愛は詩織の前にはいなかった。
「お家の方も心配しておられるから、どんな小さなことでも知ってる者がいたら先生に知らせてくれな」
. . . . .
美術室。
大田に呼び出された詩織は、美術室に入ったそばから大田にくってかかった。
「あなたが...愛の身体をあんなふうにしたのね!?」
椅子に座った大田は、小指で耳をほじりながら聞いている。
「あんなふう? あんなふうって?」
指先についた耳垢をふっと吹き飛ばしながら、大田は言う。
「とぼけないで!!」
思わず怒鳴ってしまう詩織。
普段は穏やかな詩織がこれほど怒りに声をはりあげるのは、おそらくこれが最初であろう。
それとは対照的に、いままで見たことのない詩織の感情を引き出せ、大田の内心は満足だった。
ちらりと、詩織の方を見る。
「じゃあ、警察にでも言ったらいいよ、私のおともだちがチンポ生やされて誘拐されました〜、って」
詩織の怒りを更に煽るかのように、からかうように言う大田。
「くっ...!」
くやしさのあまり、唇を噛む。
「め...愛をどうするつもりなの?」
くやしさに震えながら、大田に聞く。
「さあ...それは詩織の態度次第かな」
椅子をかたん、かたんと鳴らしてさもうれしそうに言う大田。
「.....なにをすればいいの?」
その問いには答えず、大田は椅子をずらして詩織の方に向き直る。
「あ、そうだ。今日の夕食は詩織の得意料理がいいな」
向き直り、思い出したように言う。
「...? なにを言ってるの?」
突然の話題に、詩織は話が見えないでいた。
「詩織の家、3日ほどパパもママもいないんだろ? その間、泊まりに行かせてもらうよ」
「ど...どうしてそれを!?」
家族しか知らない今朝の出来事を、なぜ大田が知っているのか。思わず声をあげてしまう詩織。
「さあね...」
なおも、余裕たっぷりの大田。
「でも、ボクの言うことに従ってれば単身赴任の期間を短くしてやってもいいんだよ」
その一言で、全てを理解した詩織。
大田の父親の力かなにかで、詩織の父親の会社に圧力をかけ、単身赴任へと追いやったのだ。
「逆にさからえば...」
続ける大田の口元が、嫌らしく歪む。
「一生、パパに会えなくしてやってもいいんだよ?」
とんでもないことを、うれしそうに口にする。
「じゃ...じゃあ、ゆ...夕方...家に来て.....」
なんとか沸き起こる怒りをおさえ、やっとのことでそれだけ言う詩織。
「あ、おかまいなく。詩織の家のカギは持ってるから、勝手にあがらせてもらうよ」
その詩織を更に挑発するように言う。
詩織は答えずに大田に背を向け、美術室の扉に手をかける。
これ以上この男と言葉を交わしていたら、自分がどうにかなってしまいそうだったからだ。
そんな気持ちを知ってか知らずか、美術室を出ようとする詩織の背後から、追い討ちをかけるように大田の声が響く。
「あ、あとね、詩織の得意料理ってどうせ、麻生に喰わせるためだけにおぼえたんだろ?」
その一言に、詩織の肩が無意識に少し強張る。
「もしその料理以外のものを作ったら、お仕置きだから」
詩織の考えていた最後の抵抗も、あっさりと見抜かれてしまった。
「詩織の得意料理を喰う最初の男は、ボクになるんだからね」
詩織はそれにはこたえず無言で、美術室を後にした。
家に帰る途中、詩織はスーパーに寄った。
そこで詩織は何度も考えた。
詩織の得意料理は、絶対に最初に啓介に食べさせるんだと決めていた。
なので、自分の家族にもそれは食べさせたことがない。
それを、いま最も憎むべき男に食べさせてよいのか...詩織は悩んだ。
詩織が買い物を終えて家に帰ると、玄関の鍵はすでに開いており、見なれぬ革靴が脱ぎすててあった。
居間の方からは騒がしいテレビの音が聞こえてくる。
しかし、居間にはテレビがつけっぱなしで、誰もいなかった。
大田がいるだろうと身体を緊張させていた詩織は、少し拍子抜けした。
と同時に、大田はどこへ行ってしまったんだろうと考えた。
しかし、その答えは嫌な予感とともにすぐに脳裏にひらめいた。
詩織はその場にスーパーの袋を置くと、急いで2階へ駆けあがった。
勢いよく自室の扉を開いた詩織に、おぞましい光景が飛びこんできた。
そこには、詩織の勉強机に座り、詩織の日記帳を読みながら自慰にふける大田の姿があった。
しかも、その股間にはタンスから引っ張り出したと思われる詩織の下着があてがわれている。
タンスの引出しは全て開いており、床には詩織の下着が散らばっていた。
「やあ、詩織、遅かったね」
大田の言葉が終わるか終わらないかのところで詩織はものすごい勢いで大田の手から日記帳を奪った。
「さ...最低!! なんてことをしてるの!?」
日記帳をしっかりと胸に抱いたまま、怒りと恥ずかしさで真っ赤な顔をして抗議する詩織。
「いや...好きな女の子の日記を読みながらパンツやブラに向かって射精するのって最高だね...思わずこんなに出ちゃったよ」
そう言うと大田は先ほどまで股間にあてがっていた詩織のショーツを両手でこれ以上ないくらい引っ張ってみせた。
股当てのところには大田の放った白濁液がべっとりと付着している。
同様に、ブラのカップのあたりにもこれでもかというほど白い濁液が飛び散っている。
詩織はすぐに目をそらし、
「着替えるから、出てって!!」
不機嫌そうに言った。
「見ててやるよ」
ふてぶてしく返す大田。
「い...嫌よ! お願いだから出てって!」
いまにも泣きそうな声で叫ぶ詩織。
さっきから鼻をつく大田の精液の生臭い匂いで、詩織はパニック寸前だった。
「いいかい、詩織?」
大田は落ちついた様子で、ポケットから携帯電話を取り出した。
「もしこれから、詩織がボクの言うことに逆らったら、詩織を犯したクラスメートを一人づつこの家に招待させてもらうよ」
その一言に、詩織の背筋は凍りついた。
大田ひとりでもこの調子だというのに、更に野獣を招くようなことをしようというのだ。
我が家がどんな荒らされかたをするか、その様を想像するだけでぞっとなった。
「そうなるとどうなるか、詩織もわかるでしょ? だったらボクの言うことには従ったほうがいいんじゃないかな?」
詩織に反論の余地はなかった。
「わ...わかったわ...」
震える声で返事をする。
「あ、あとね、ちゃんと下着も着替えてね。それと、一度は全裸になること」
詩織にとっては堪えがたい注文を付け加える。
「え...」
その一言にも躊躇する詩織、だが大田は無言で携帯電話をちらつかせる。
「わかりました...」
ぱっと明るい表情になる大田。
「いや、幸せだなあ! 我が校のアイドルのストリップショーが間近で見れるなんて!」
大田はわざと「ストリップショー」などの単語を使って詩織の羞恥を言葉で煽った。
. . . . .
詩織はカーテンが閉まっていることを確認すると、もじもじとした手つきで制服のリボンをほどいた。
しゅる...
布擦れの音と共に、リボンが外れ、ふわりと床に落ちる。
本来なら綺麗にたたむのだが、脱ぎ捨てろと大田からの命令があったため、床に脱ぎ捨てた。
大田の視線に頬をほんのりと染めながら、袖のボタンを外す。
ぷちん...ぱちん...
そのおずおずとした手つきが、見ている者の興奮を煽っていることに詩織は気づかないでいた。
ゆっくりと、制服の横にあるジッパーを上げる。
ちーっ...
普段では絶対に見ることの出来ない詩織の白いスリップが、その隙間からちらりとのぞく。
詩織はうつむいたまま、しばらく動かない。
やがて、決意をしたように頷くと、ゆっくりと制服に手をかけた。
ゆっくりと上に引っ張り、脱ぎはじめた。
清潔感あふれるスリップが、大田の目の前にさらされる。
しゅるっ...ぱさっ...
両腕に残った上服が、布擦れの音をたてて腕からずれ、床に落ちた。
大田の視線を気にしないようにしながら、今度はスカートに手をかける。
折り目のきっちり入った新品のような、鮮やかなブルーのスカート。
ちーっ...
スカートの横についたジッパーをゆっくりと下げる。
詩織は瞳を閉じて、眉間にしわを寄せ、必死の思いでその手を離した。
しゅるっ...しゅるるっ
ゆっくりと大田の目を楽しませるように、スカートはスリップに擦れる音をたてて、ゆっくりと詩織の腰からずり落ちていく。
ぱさっ...
詩織にとっては気の遠くなるような長い時間をかけて、スカートは床に落ちた。
詩織のスリップ姿は、
窓から差しこむ光に照らされ、詩織の肢体が透けて見える。
恥ずかしそうにうつむく詩織の表情と相俟って、それは全裸にはないいやらしさがあった。
身をわずかに乗り出し、少しでも間近で見ようとする大田。
詩織もついに恥ずかしさが限界に達したのか、両手で前を隠し、ひざを曲げて内股ぎみにする。
「ね...もう許して...」
うつむいて瞳を閉じたまま、スリップ姿のままで大田に哀願する。その身体はわずかに震えている。
「だめだよ、呼んでほしいの? クラスメート」
詩織の必死の哀願もあっさり打ち砕かれた。
恥ずかしさのあまり、詩織の手はかすかに震えている。
スリップの端を、すっと持ち上げる。
その下から、詩織の綺麗な脚がちらりと覗く。
思わず大田は身をかがめてその奥を早く見たいと思ったが、必死に思いとどまった。
スリップの端を持った手に、きゅっと力が入る。
今までは大田に乱暴されて無理矢理であったが、この着替えに関しては強制力があるとはいえ、
詩織自身の手によって行っていることだ。
そのせいか、今までにない恥ずかしさが詩織の身体の内からじんじんと湧き出していた。
ゆっくりと、その手を何度も戻しそうになりながら、スリップを少しづつ引き上げていく詩織。
少しずつ、詩織のしなかやか肢体が露になっていく。
「んっ...」
それが股間のあたりまで来ると、恥ずかしさのあまり思わずうめいてしまう。
ごくりと、大田の唾を飲みこむ音が詩織にも聞こえてきた。
自分の身体に、視線が注がれているのが瞳を閉じていてもわかった。
「ほら...早くしろ」
恥ずかしさのあまり顔から火が出そうだったが、大田の一言でゆっくりとスリップを上げていく。
「おお...」
ついに、ショーツに包まれたなだらかな下腹部が露になった。
思わず声をあげてしまう大田。
無理なくくびれた白く細いウエスト、かわいらしいヒップ、そしてその中のものを想像せずにはいられないかわいらしいショーツ。
その上についたきれいにくぼんだ縦長のへそも、完璧なほどの美しさだった。
「う...んんっ!」
思い切って一気にスリップをたくしあげる詩織。
ふぁさっ...
なびいた長い髪が、キラキラと輝く。
ショーツとおそろいのブラが、ついに大田の目にさらされる。
詩織らしい、清楚なデザインの下着。
「や...あっ」
力なくうめいて詩織はついにかがみこんでしまう。
「おねがい...も...もういいでしょ...?」
床に手をついたまま、情けない声をあげる詩織。
自分の命令で服を脱がさせ、そしてその恥ずかしさで、床にはいつくばらせる。
学園のアイドルと言われた女をここまで追い詰めることができた快感に、大田は武者ぶるいが止まらなかった。
「だめだよ...さあ、ストリップショーはまだ途中じゃないか...」
大田はその快感を更に味わうべく、椅子にすわまったまま、詩織を見下ろして言った。
この第2部のサブタイトルにもなっている「別れの曲」は有名なので知らない方もいないと思いますが、
もしご存知ない方は、以下のページで聴くことができます(多分、聴けばすぐわかると思います)。
http://member.nifty.ne.jp/masa/etude.htm
遂に「医用蛭」第2部の開始です。
これはヘルマスター様のリクエストによるものです。
非常にお話に絡めやすいリクエストだったので使わせていただきました。
これからリクエストの通りに繋がりますので御期待ください。
でも今回、Hなしでした。
お話を進めるのと、つい制服を脱がせる描写に力を入れてしまっためにこうなってしまいました。
次回もちょっと思うところがあってHシーンがないがしろになるかもしれませんが、
いやらしさだけは保証させていただきます(←?)。