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パシフィック・ブルー #1
コギト=エラムス(管理人)/文


 僕はついに、千鶴お姉ちゃんをものにすることができた。

 お姉ちゃんは高校に入学したばかり。僕は、中学に入学したばかり。

 お姉ちゃんの高校入学のお祝いでこの家に遊びに来て、

 お姉ちゃんの勉強部屋でふざけたふりをして、椅子の手すりに両足を縛り付け、手は背もたれの後ろで縛りつけた。

 もともとおっとりしてるお姉ちゃんは、僕が思っているよりもずっと簡単に自由を奪うことができた。

 

 「いくら従姉妹とはいえ、少しは人を疑うってことを知ったほうがいいよ、お姉ちゃん」

 「んーっ! んーっ! んーっ!」

 「あ、そうか、ガムテープしてるからしゃべれないんだよね」

 「んーっ! んんんんんーっ!」

 「でも我慢してね、終わるまで騒がれちゃ困るから」

 

 僕はそう言いながら、お姉ちゃんのデニムのスカートをめくりあげた。

 お姉ちゃんのお尻と同じ、ちっちゃいけれど色っぽいパンツが見えた。

 「んんんー!!」

 自由のきかない身体をカタカタと震わせるお姉ちゃん。

 

 僕はそれを無視するように、ハサミでパンツを切り、大事な部分を露にさせた。

 予想通り、お姉ちゃんは処女だった。

 ぴったりと閉じた、うすピンクの秘裂。生えているか生えていないかよくわからないほどうっすらとした陰毛。

 「んんーっ!!」

 顔を真っ赤にしながら身体を揺らして暴れるお姉ちゃん。

 「すごい...きれいだよ...お姉ちゃんのここ...」

 僕はひざをついて、お姉ちゃんの股間に咲く花のような秘裂をまじまじと見つめた。

 「食べたく...なっちゃうよ...はむっ」

 「んっ!」

 僕がお姉ちゃんの花弁をはむっと口に含むと、お姉ちゃんの身体がびくんと震えた。

 

 僕がお姉ちゃんの花弁に舌をこじ入れたり、その上にあるまだ皮に包まれたくりとりすをぺろんと舐めるたびに、

 お姉ちゃんはびくびくと身体を震わせていた。

 やがて、そのぴったりと閉じた花弁の隙間から、ちゅるちゅると愛液が溢れはじめた。

 僕の舌に、水っぽい感触が得られるようになり、舌を当てるたびにくちゅくちゅと音をたてはじめた。

 「気持ちイイんだね...こんなに嫌らしい液があふれてるよ...」

 僕はお姉ちゃんの顔を見ながら、わざとちゅるちゅると大きな音をたててその液をすすった。

 「んっ! んっ!」

 お姉ちゃんは顔を真っ赤にしたまま、ぶんぶんと顔を左右に振った。

 

 僕はお姉ちゃんのあそこが十分に濡れたことを確認すると、立ちあがってお姉ちゃんを見下ろした。

 椅子に縛りつけられて大きく股を開き、その股間の割れ目からはキラキラと光る愛液をたたえている。

 それは恥ずかしそうに伏せるお姉ちゃんの表情と相俟って、簡単に僕のおちんちんを大きくしてくれた。

 

 「じゃあ...そろそろしようか...」

 ズボンのジッパーをおろし、パンツから大きくなったモノを取り出した。

 僕の大きくなったおちんちんをみた瞬間、お姉ちゃんの身体が怯えるようにびくっと強張った。

 「あ...そうか、お姉ちゃん、男の人のおちんちんを見るの、初めてなんだ?」

 お姉ちゃんは僕の問いには答えず、目をつぶったままカタカタと震えている。

 

 しまった、お姉ちゃんの身体に余計な緊張をさせちゃったみたいだ。

 ただでさえ処女で挿入が大変だっていうのに.....。

 まあ、いいか。痛いのは僕じゃないし。

 

 僕は気を取りなおし、腰を少し落としてお姉ちゃんの秘穴めがけておちんちんの先をあてがう。

 くちゅっ...

 おちんちんの先が触れると、あふれる愛液の水っぽい音がした。

 触れた瞬間、お姉ちゃんの身体が僅かに跳ねた。

 くちゅ...くちゅ...

 僕はおちんちんを手で持って、割れ目をおちんちんの先でなぞるように動かした。

 そのたびにくちゅくちゅと水っぽい音をたてて、おちんちんの先が愛液によって濡れていく。

 「ん...ん...ううっ」

 お姉ちゃんのくぐもった声。

 くちゅ...くちゅ...

 十分になじませるように、おちんちんの先で割れ目をなぞる。

 くちゅ...くちゅ...

 

 僕は、十分になじませたことを確認すると、

 「挿れるよ...お姉ちゃん」

 と言った。

 お姉ちゃんはゆっくりと目を開けて、上目づかいに僕を見上げた。

 その瞳は今にも泣きそうで、僕にすがるような表情だった。

 

 その表情の意味するところは、

 「おねがい、やさしくして...」なのか

 「おねがい、もうやめて...」なのか

 僕にはわからなかったが、どっちであれ、今更やめてあげる気などない。

 

 ずぷっ!

 僕は余計な緊張をさせないように、いきなりお姉ちゃんの中に突きたてた。

 「んうううううっ!」

 突きたてた瞬間、お姉ちゃんの背中がこれ以上ないくらい仰け反り、潤んでいた瞳からは涙がぽろぽろとこぼれ落ちた。

 もっと奥まで入るかと思っていたのに、お姉ちゃんの中は予想以上にキツく、ひと突きではおちんちんの先がやっと入っただけだった。

 僕は力をこめて、腰を突き入れていく。

 ずぷ...ずぷぷぷぷぷぷ...

 ぴったりとくっついた肉壁をめりめりと剥がすようにしておちんちんを押し進める。

 「んう...んうううううん」

 苦しそうなお姉ちゃんのうめき声。

 

 やっぱり処女の女の人とやる時は、この瞬間が一番だと思う。

 僕のおちんちんで女の人の一番大事なところを開拓するような感覚があり、

 それはまさにその女の人を自分のおちんちんで征服したという達成感があるからだ。

 

 気を抜いたらすぐに押し戻されそうなお姉ちゃんの中。

 僕はお姉ちゃんの細い腰をつかんで、押し戻されないようにしながら更に奥に押し進める。

 ずぷ...ずぷ...ずぷ...

 狭い肉壁に拒まれるたびに、僕は腰を動かして挿入角度を変えて、奥へ進んでいった。

 ずぷ...ずぷ...ずぷ...

 「んううう...んんんん...」

 肉壁がこじ開けられるたびに、涙をこぼしながら苦しそうに身をよじらせるお姉ちゃん。

 苦しそうなお姉ちゃんには悪いけど、そんな姿は男の僕にとってはたまらなくエッチに映っていた。

 

 やがて、こつん...とお姉ちゃんの一番奥に当たる感触があった。

 

 もう、大声を出す気力はないはずだ。

 僕はふぅ、とひと息ついて、お姉ちゃんの口を塞いでいたガムテープを剥がした。

 ガムテープが剥がされると、お姉ちゃんは熱があるみたいにはぁはぁと荒い息をしはじめた。

 「ついこの間までランドセルをしょってた子供に犯されるのはどんな気分だい?」

 押し戻されないようにしっかりお姉ちゃんの腰を掴んで、僕は聞いた。

 

 「はぁ...はぁ...お...おねがい...耕ちゃん...初めてなの...乱暴にしないで...」

 ぜいぜいと息をしながら、お姉ちゃんは懸命にそれだけ言った。

 涙はとめどなく溢れている。

 

 ぬるっ...

 僕はその答えのかわりに、おちんちんをいきなり引きぬいた。

 「あ! んああっ!」

 そして再び奥深く挿入する。

 ずぷぷぷっ!

 「あんっ! ああっ!」

 お姉ちゃんは苦しそうに口をぱくぱくとさせる。

 二度目の挿入もキツかったけど、押し戻されそうになりながらも一気に奥まで突き進んだ。

 そう、これはやさしくしてあげる気なんてさらさらないという意味の返事でもあった。

 

 僕は再びお姉ちゃんの奥でおちんちんを止めると、言った。

 「僕がこの家に遊びに来ると、いつも嬉しそうに抱きしめてくれたね。

  僕はお姉ちゃんの胸に顔をうずめて、お姉ちゃんをいつか絶対僕のものにしてやるって思ってたんだ」

 お姉ちゃんははぁはぁと息をしながらただ黙っているだけだった。

 

 ずぷぷぷ...!

 「んあっ! あふうううっ...!」

 僕は再び出し入れを開始した。

 出血は僅かで、それほど痛みもないようだ。

 

 ずぷ...ずぷ...ずぷ...

 「ん! あう! あっ! んっ!」

 ずぷ...ずぷ...ずぷ...

 「んくっ! くうんっ! んあっ!」

 ずぷ...ずぷ...ずぷ...

 「あっ! ああっ! あうんっ!」

 僕は突き上げのたびに悶えるお姉ちゃんを見ながら、容赦なく腰を打ち据えた。

 

 処女の女の人は、突き上げるたびに痛みで上にずり上がっていく。

 お姉ちゃんにも同様の現象が見られたけど、僕はそれを見越して椅子に縛りつけた。

 だからお姉ちゃんはいくらずり上がろうとしても後ろは椅子の背もたれがあるから、

 ずりあがれずにただその場でもじもじと身体をよじらせるだけの結果に終わっていた。

 僕はその事を知っていたから、お姉ちゃんがもじもじとずり上がろうとする仕草はたまらなく滑稽なものに見えた。

 

 いくらそんな事をしても...僕のおちんちんからは逃げられないよ...そう、一生ね.....

 

 やがて、僕のおちんちんから、じんじんとした感覚が湧き起こってくる。

 しゃせいが近いことを感じた僕は、一度、おちんちんが全部見えるくらいまで引きぬいた。

 「あ...ん...」

 少し気の抜けたようなお姉ちゃんの声。

 僕は少し間をおいて、

 「お姉ちゃん、弟がほしかったんでしょ...?」

 僕はそう言って、お姉ちゃんの返答を待たずに力まかせに腰を打ちつけた。

 ずぷぷぷぷぷっ!!

 こつん! と奥に当る。

 「んうっ!!」

 そして僕は、お姉ちゃんの奥に突きつけたまませいしを出した。

 

 びゅっ! どぴゅっ! びゅびゅっ! びゅっ!

 どくんどくんと、お姉ちゃんの中に僕のせいしが注ぎこまれる。

 「あ...ああ.....」

 お姉ちゃんは、ただただ黙ってせいしを注ぎこむ僕のおちんちんを見つめていた。

 

 「僕がお姉ちゃんの弟になってあげるよ...そのかわり、お姉ちゃんは僕の奴隷になってね」

 

 びゅっ、びゅっ、とまだせいしを出しながら、お姉ちゃんに言った。

 

 

 それから、僕のお姉ちゃんに対する調教が始まった。

 調教はいつもだいたい、お姉ちゃんの勉強部屋で行われた。誰も入れないように鍵をかけて。

 

 「ほら、これをぺろぺろって舐めるんだよ」

 今日は、ふぇらちおの調教。

 後ろ手に縛り上げ、ひざまずいたお姉ちゃんの眼前に少しだけ張りのあるおちんちんを突きつけた。

 「大好きな弟のおちんちんだよ...」

 僕はそう言いながら、お姉ちゃんの唇におちんちんを近づけた。

 だけど、逃げようとしない。

 「耕ちゃんの.....」

 てっきりもっと嫌がるかと思ってたけど、お姉ちゃんはなんだかうっとりした顔でぼくのおちんちんに舌を当てた。

 ぴちゃ...

 「うくっ...」

 お姉ちゃんの柔らかい舌が、遠慮がちに僕のおちんちんを舐める。

 ぴちゃ...ぴちゃ...ぴちゃ...

 練習台に使ったクラスの女の子より、お姉ちゃんの舌はずっとずっと気持ち良かった。

 

 「んっ...こ...耕ちゃ...」

 お姉ちゃんが舌を離し、何かを言おうとする。

 「おっと、舌を離しちゃだめだよ。一度おちんちんに舌を当てたら、僕がせいしを出すか、いいっていうまで離しちゃだめだよ」

 僕はお姉ちゃんの後ろ頭を押えておちんちんを唇に押しつけ、それを遮った。

 「今度勝手に舌を離したらお仕置きだからね」

 僕は凄みをきかせて言った。

 こんな子供の言うことなんてたいした迫力はないはずなのに、お姉ちゃんには効き目があった。

 びくっと肩を震わせて、上目づかいに僕の顔色を伺うように必死になって舌を動かしはじめた。

 きっと、今のお姉ちゃんには僕に嫌われるのが何よりも嫌だったんだろう。

 

 ぴちゃ...ぴちゃ...ぴちゃ...んっ

 

 ぎこちない舌の動きだったけど、クラスの女の子たちなんかよりずっと気持ちがこもってて、

 僕はおちんちんだけじゃなく、心の底から気持ちイイって思った。

 「うっ...き、きもちいいよっ...おねえちゃんっ...」

 気持ちよさのあまり、びくびく震える僕の身体とおちんちん。

 

 「よ、よし、じゃあ、こんどはそのおくちで咥えて」

 僕のおちんちんに当てられた舌の動きが止まる。不思議そうな顔をして僕を見上げるお姉ちゃん。

 お姉ちゃんには僕の言っている意味がわからなかったらしい。

 「口でおちんちんをぱくってくわえるんだよ」

 僕はじれったくなって、頬を掴んでお姉ちゃんの口を開けさせると、無造作におちんちんを口の中に突っ込んだ。

 「んむうっ!」

 突然のことに目を白黒させるお姉ちゃん。

 僕のおちんちんの事を気遣ってか、びっくりしても歯を立てようとはしなかった。

 「ほら、残りはお姉ちゃん、自分で咥えて」

 僕は半分くらいまでおちんちんを突っ込んだあと、そう言った。

 「んっ...んふっ...」

 お姉ちゃんは目をつぶったまま、ゆっくりと僕のおちんちんを口の奥深くに入れはじめた。

 特別な事はされていないのに、お姉ちゃんのあったかい口の中に入れているという事を考えているだけで、

 僕はそのまませいしを出しそうになってしまう。

 だけど、お姉ちゃんのちっちゃな口では、僕のおちんちんを全部咥えこむことができなかった。

 3分の2ほど咥えたところで、僕のおちんちんの先は喉の奥に当った。

 

 上目づかいで、困った表情で僕を見上げるお姉ちゃん。どうしていいのかわからず、僕の指示を待ってるようだ。

 いままでずっと憧れてた女の人におちんちんを咥えられたままこんな表情をされると、たまらない気持ちになってしまう。

 そしてその困った顔を見ていると、もっともっと困らせてやりたい、そんな気持ちにもなった。

 「...ほら、まだ全部咥えこめてないよ...唇が僕のおちんちんの根元にくっつくくらいまで咥えるんだ」

 僕は無理だということをわかっていて、意地悪く言った。

 

 お姉ちゃんは僕に言われて、おちんちんを咥えたままこくりと頷くと、無理して僕のおちんちんを更に深く咥えようとする。

 「んうっ...んっ...んっ」

 必死に咥えこもうとするたび、喉の奥に僕のおちんちんの先がぐいぐいと押し当てられる。

 「んうっ...んうう...んうっ」

 喉の奥を突かれて苦しいのか、お姉ちゃんの瞳が水を張ったようにうるうると潤んできている。

 

 僕は苦しいのを我慢しながら一生懸命におちんちんを咥えこむお姉ちゃんが愛とおしくなり、頭をなでてあげた。

 

 「.....今度会うときは、その口で全部咥えこめるようにしておいてよ」

 

 . . . . .

 

 やがて、その感覚と同様のものが、俺の股間から発生する。

 俺は、ゆっくりと目を醒ました。

 枕から少し顔をあげると、股間のあたりの布団が不自然に盛りあがり、もぞもぞと動いている。

 そのもぞもぞとした動きにあわせるように、俺のペニスが柔らかな舌で舐めあげられる。

 時折「んっ、んっ」といったうめき声がきこえる。

 

 8年前に教えこんだ手順。

 自分の舌が乾くまで舌で舐め上げ、それから咥える。

 そして射精した精液は全て飲む。

 飲むときも、ペニスは口から離してはいけない。

 口の中の精液を飲み干したら、今度は尿道に残った精液を吸い出す。

 ただし、一度ペニスに舌を這わせたときは、全ての手順を終えるか、俺の許可があるまで舌をペニスから離してはいけない。

 

 8年前はペニスを口に含んだまま精液を飲みほすことができず、

 ひどい時などはむせて精液をぶちまけたりしたものだ。

 その時は考えうる限りの最も嫌がるお仕置きをしてやった。

 そして、また1からやりなおし。

 俺はそれを根気よく繰り返した。

 その甲斐あってか、テクニックの向上はあまり見られなかったが、手順だけは教え込むことが出来た。

 

 布団に覆われて見ることはできないが、俺のペニスはその中の出来事を敏感に感じとっていた。

 愛とおしそうにペニスに舌を這わせる顔が想像できるほどの丁寧な愛撫。

 時折、鼻腔から漏れる息が陰毛にかかる。

 ぎこちないけれど、懸命さが伝わってくる愛撫。

 自分のことよりも、相手に奉仕することだけを考えた愛撫。

 彼女の性格と俺の調教がぴったりとはまったのか、こと奉仕という行為においては独特の才能のようなものを発揮していた。

 

 しばらくして、その舌がざらざらとした感触を持つようになる。

 ペニスに唾液を塗りこんだため、口の中が乾いてきた合図だ。

 このざらついた舌の感覚がたまらなく気持ちいい。

 ざらざらの元、味蕾は本来は味を感じるためにある。

 従ってその味蕾が直接ペニスに触れている今、彼女は俺のペニスの味というものをストレートに味わっているのだろう。

 女に自分の性器の味あわせるという行為はなんとも征服欲を満たしてくれる行為だが、

 彼女は俺の味を知ることができるせいか、それほど嫌がってはいなかった。

 今も、俺の久しぶりのペニスの味を思い出すように隅々までざらついた舌で舐めつくそうとしている。

 

 「んぷっ...」

 ペニス全体が、柔らかく、しっとりとした感覚に包まれる。

 口の中にペニスを咥えこんだのだ。

 その感覚が、亀頭からすこしづつ根元にむかって移動していく。

 そして、こつんと喉の奥に亀頭があたる。

 「んんっ...」

 喉の奥を突かれ、苦しそうなうめき声。

 だが、俺のペニスはまだ全部咥えこめていない。

 「んんんっ...」

 喉の奥に、亀頭がぐいぐいと押しつけられる。

 「んんっ...んんんっ...」

 今にもむせそうなうめき声が聞こえる。

 8年前も、この小さな口では俺のペニスの全てを咥えることができなかった。

 恐らく、最後の日に言った俺のセリフを思いだし、必死になって全部咥えこもうとしているのだろう。

 「んんっ、んんっ」

 布団に覆われてわからないが、そのうめき声で一生懸命さが伝わってくる。

 ああ、なんてこいつはこんなに可愛いのだろうか。8年前から全然変わっていない。

 愛おしさのあまり、あの時のように頭を撫でてやりたくなる。

 

 「うくっ!」

 不意の感覚に、俺は思わず声をあげてしまう。

 亀頭が、喉の奥でぐいぐいと締め付けられたのだ。

 恐らく意識してやっているつもりはないのだろう。

 一生懸命さによって偶然に生まれた性技は、思いがけない快感を俺のペニスに与えた。

 んぐっ、んぐっと喉が動くたびに、亀頭がきゅっ、きゅっとしめつけられる。

 突然の強烈な愛撫に、俺は心の準備が出来ない。

 わからないようにシーツを掴んで射精を必死に我慢しようとするが、それも無駄な努力だった。

 「ぐっ!」

 俺はつい、腰を浮かしてしまった。

 そのせいで喉を突き上げる結果となってしまい、こつん! と亀頭の先が喉元に当ると、

 

 びゅっ! びゅっ! びゅびゅっ! びゅっ! びゅっ! びゅびゅっ!

 

 間髪いれずに射精してしまった。それも一気に信じられないくらいの量を。

 

 「んんっ!?」

 いきなりの射精にびっくりしたようなうめき声。

 布団が大きくふくらみ、ペニスから口を離してしまったことを知らせる。

 「んふっ! けふっ! けふっ!」

 たまらず咳き込んでしまう。咳き込みにあわせて布団が小刻みにゆれる。

 自分にとってはたいした愛撫をしているつもりはないのに射精が起こり、不思議でたまらないはずだ。

 

 「けふっ...けふ...んふっ...」

 しばらくして咳き込みがおさまると、再び俺のペニスを口に含んだ。次の段階だ。

 次は、尿道に残った精液の吸出しだ。

 

 ちゅるっ...

 再び俺の亀頭が小さな口に含まれた。

 ずっ...ずずっ...

 ゆっくりと息を吸い、精液を吸い出しはじめる。

 

 吸い上げられるたびに、ずずっ、ずずっとすすりあげるような音が聞こえてくる。

 すすりあげるたびに、尿道に残留した精液が少しづつ鈴口に向かって移動する。

 この、少しづつ精液が尿道を移動する感覚はたまらないものがある。

 吸い上げにあわせて、脊髄から発生したゾクゾクとした感覚が背中を通過し、脳天にまで達する。

 あまりの気持ち良さに背中を仰け反らせたくなるが、感じていることを悟られてはならない。俺は必死にそれをこらえる。

 

 俺は平静を装いながら、ゆっくりと布団をめくりあげた。

 そこには俺の股の間で恍惚とした表情をしながら、ペニスをちゅうちゅうと吸い上げる千鶴の姿があった。

 それはさながら、アイキャンディーに必死にむしゃぶりつく子供のようであった。

 布団がめくられたことに気づいたのか、ぷはっとペニスから口を離し、顔を上げる。

 顔を上げた瞬間、艶やかな黒髪の先がペニスをくすぐるように触れた。

 ほんのりと桜色に染まった頬、あたたかな眼差し.....俺にとっては、何ひとつ変わっていない少女のままの千鶴。

 「...おはようございます...耕一さん...」

 次の瞬間、寸前まで吸いあげられた尿道の精液が、じわりと鈴口から溢れ出た。

 「おはよう...千鶴さん...」

 俺はやさしく言うが、視線は彼女に向けてはいなかった。

 「(こいつには、再調教が必要だな...)」

 俺は鈴口からゆっくりとあふれる精液を見ながら、そう考えていた。

 

 

 


解説

 大変長らくお待たせいたしました!

 龍樹様の『痕』リクエストです。

 仕事中にちょっとした合間に思い出すために『痕』で遊んで、

 千鶴さんの性格だけはなんとか思い出したんで第一ターゲットとして書きました。

 今回は珍しくほとんど全部がHシーンです。

 

 とりあえず原作にある内容はHシーンがなくなりそうなんでほとんど表現してません。

 御要望などありましたら掲示板にお願いたいします。#2以降で直させていただきます。

 


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