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ハートの磁石
コギト=エラムス/文


 「あっ、天地兄ちゃん、今日も一緒だねっ」

 そういってバスタオルを巻いた砂沙美ちゃんはにっこりと笑った。

 

 最近、温泉に入るのはいつも砂沙美ちゃんと一緒だった。

 これは単なる偶然じゃなくて、俺が砂沙美ちゃんが温泉に入ろうとしたのを見て、いつも先回りして入るようにしているからだ。

 

 「なんかちょっと恥ずかしいな」

 砂沙美ちゃんは身体に巻いたバスタオルの短い裾を引っ張っぱりながら照れくさそうに言った。

 本来ならば砂沙美ちゃんは湯あみを着て温泉に入る。

 だがこれも俺が湯あみをこっそり盗んで隠したので、新しい湯あみができるまでは身体にバスタオルを巻いているわけだ。

 

 砂沙美ちゃんはまず、温泉に入る前に身体を洗う。

 俺は温泉につかりながら、砂沙美ちゃんの姿が良く見えるポジションまで移動する。

 そして、身体を洗う砂沙美ちゃんの無防備な姿を見ながら自慰をするのだ。

 

 きれいなうなじ、ほんのちょっとだけ膨らんでいるおっぱい、時折見えるかわいい割れ目。

 それらをじっくり見ながら、湯船の中で大きくなってきたムスコをゆっくりとこする。

 温泉の気持良さと相俟って、最近はこの自慰の方法に病みつきになっていた。

 

 特にチャンスなのは砂沙美ちゃんが髪を洗っている時で、この時は砂沙美ちゃんが目をつぶっている。

 俺は温泉から上がって音を立てないように近づき、砂沙美ちゃんの前で這いつくばる。

 そして見られているとも知らない無防備な割れ目を見ながらムスコをしごくのだ。

 ほんとは長いこと見ていたいのだが、バレるのでそこそこで切り上げてまた温泉に戻る。

 

 そして次は、洗い場の近くで背を向けて湯船に入る。

 洗い終わった砂沙美ちゃんがすぐ横に入ってくるからだ。

 

 やがて、ちゃぷん...と音をたてて俺のすぐ横に砂沙美ちゃんが入ってきた。

 俺は視線だけ動かして砂沙美ちゃんの方を見る。

 やっぱり少し恥ずかしいのか、バスタオルを巻いたまま湯船に入っている。

 

 「あっ、砂沙美ちゃん、だめだよ、湯船にタオルを入れちゃ」

 すかさず注意する。名目上は衛生的でないという理由だが、本音は俺が砂沙美ちゃんの裸を見たいからだ。

 「えっ...うん、ごめんね、天地兄ちゃん」

 少し恥ずかしそうにしながらも、砂沙美ちゃんはタオルを身体から外す。

 ふわりと浮いたタオルから、砂沙美ちゃんの綺麗な身体が見える。

 すかさず砂沙美ちゃんは両手で大事なところを隠す。

 

 俺は砂沙美ちゃんに悟られないようにおしゃべりをしながら、チラチラ砂沙美ちゃんの身体を見てムスコをこする。

 温泉のお湯は透き通っているので、俺がムスコをしごいているのは砂沙美ちゃんから丸わかりだ。

 だから砂沙美ちゃんの顔がこちらを向いたらしごく手を止める。

 

 砂沙美ちゃんのすぐ隣でおしゃべりをしながら自慰ができるなんて、最高だ。

 よく微笑む砂沙美ちゃんの顔と、きれいな裸を交互に見ながらムスコをしごく。

 

 見られているんじゃないかという緊張感で、すぐに射精感がのぼりつめてくる。

 俺は表情を変えないようにしながら、ムスコの先を砂沙美ちゃんの方に向けて勢いよく射精した。

 びゅっ、びゅっと勢いよく飛び出た精液は、ぷかぷか漂って砂沙美ちゃんの身体にぺたっと張りついた。

 まるで砂沙美ちゃんめがけて精液をかけているような錯覚に陥る。

 

 「でね、でね、魎ちゃんったらね」

 俺がそんなことを考えているのに、砂沙美ちゃんは相変わらず無邪気に話しかけてくる。

 

 その無邪気な顔を見て、あることを思いついた。

 

 俺は湯船から立ちあがって、砂沙美ちゃんの目の前にペニスを見せつけるようにする。

 そしてまだ尿道に残っている精液を手でこすって出した。

 ぴゅっ、ぴゅっと砂沙美ちゃんの目の前で精液が飛び出し、ぽちゃん、ぽちゃんと水面に落ちる。

 流石にこれには砂沙美ちゃんもびっくりしたようで、目をまん丸にして俺のペニスを見ていた。

 その後、まだ精液が筋みたいに垂れているペニスを見せつけながら、

 「さーて、俺も身体洗うか」

 と言って洗い場の方へ行った。

 

 身体を洗いながら、時折ちらちらと砂沙美ちゃんの方を見ると、

 砂沙美ちゃんもこっちを意識しているのか、目があうとさっと恥ずかしそうにうつむいていた。

 その仕草はとっても可愛くって、出したばっかりの俺のペニスもまたすぐに大きくなった。

 

 鼻歌を歌いながら、身体を洗っていると、不意に背後からのびた小さな手に、俺のムスコが掴まれた。

 「おわっ!?」

 「砂沙美...天地兄ちゃんが何をしてるのか...ずっと見てたんだよ」

 その声で砂沙美ちゃんだとわかった。

 「さ...砂沙美ちゃん? 何を...?」

 背中ごしに砂沙美ちゃんが抱きつくようにして俺のムスコに手を回しているので、その顔は見えない。

 「男の人って...こうすると、気持ちいいの?」

 そう言いながら、砂沙美ちゃんは背後から掴んだ俺のムスコを、やさしくしごきはじめた。

 こすこすこす...

 「うぁ! さ、砂沙美ちゃん!?」

 大きくなったムスコを掴まれるだけでもヤバいのに、これにはびっくりした。

 砂沙美ちゃんがあの小さな手で、俺のムスコをしごいてくれるなんて!?

 

 「天地兄ちゃん、いつも砂沙美を見ながらこんなふうにしてたね...気持ちいい?」

 砂沙美ちゃんは知ってたのか!!

 

 こすこすこす...

 砂沙美ちゃんがしごくたび、俺のムスコが気持よさそうにぴくっ、ぴくっと震える。

 

 「だっ、だめだよ砂沙美ちゃんっ! そんなことしちゃ...!」

 俺は言葉ではそう言うが、美少女の手コキの気持ちよさに、つい身を任せてしまった。

 

 「砂沙美...天地兄ちゃんに気持よくなってもらいたいの...」

 砂沙美ちゃんはそう言うと、しごく手は止めずに空いたほうの手の指先で、

 ペニスの先の鈴口を指でくりくりといじりはじめた。

 

 こすこすこす...

 くりくりくり...

 

 「うくっ! さ、砂沙美ちゃんっ!!」

 どこでこんなテクを!?

 俺はあっという間に射精してしまった。

 

 びゅくんっ!

 ものすごい勢いで精液が飛び、数m先の岩にべちゃりと張りついた。

 だけど、砂沙美ちゃんの手は止まらない!

 こすっ、こすっ、こすっ

 びゅく! びゅく! びゅく!

 砂沙美ちゃんのしごきあげに押し出されるようにして、次々と射精した。

 

 「う...ううっ...」

 俺はあまりの気持よさに、ため息をついて肩を落とした。

 勢いがなくなったものの、ぴゅっ、ぴゅっと射精は続いている。

 砂沙美ちゃんはというと、まるで牛の乳しぼりでもするかのような手つきで、俺の精液をしごき出している。

 

 やがて、完全に射精が終わったことを確認すると、砂沙美ちゃんはようやく俺のムスコから手を離した。

 「えへへ...いっぱい出たね...気持よかった?」

 両手にべったりと付いた精液を見ながら、砂沙美ちゃんはうれしそうに言う。

 「あ...ああ、ありがとう」

 なぜかお礼を言ってしまう俺。

 

 「でも...いつから気づいてたんだい?」

 俺の問いに、少しうつむく砂沙美ちゃん。

 「ずっと前から...天地兄ちゃんが砂沙美を見ながらおちんちんをこすってるのを見て、

  はじめは何してるのかなぁ? って思ってたけど...」

 顔を上げて、俺の目をまっすぐに見る砂沙美ちゃん。

 「魎呼お姉ちゃんとかに聞いて、いろいろ男の人のこと、勉強したんだ

  それで、ずっと天地兄ちゃんを気持よくしてあげたくって...」

 言い終わった後、ポッと頬が赤くなった。

 

 「ねぇ天地兄ちゃん、これからも砂沙美がしてあげるから、みんなには内緒にしてぇ」

 俺に甘えるようにすがりつくと、砂沙美ちゃんは上目づかいで言った。

 「おちんちんをこするのは、砂沙美だけを見てしてほしいの!」

 大きな瞳をキラキラ輝かせながら、とんでもないことを言う砂沙美ちゃん。

 

 「それはとっても嬉しいけど...砂沙美ちゃんは嫌じゃないのかい?」

 俺の問いかけに、砂沙美ちゃんはぶんぶんと首を振った。

 「ううん、大好きな天地兄ちゃんを気持ちよくできるんだもん! ぜんぜん嫌じゃないよ」

 .....かわいい。

 俺は素直にそう思った。

 俺は今まで砂沙美ちゃんを見ながら自慰ができれば十分で、手を出そうなんてこれっぽっちも思わなかった。

 だけど...こんな小さな子が俺のことを想って勇気を振り絞ってくれたのだ。これに応えないわけにはいかない。

 「じゃあ...これからもたのむよ、砂沙美ちゃん」

 俺の一言に、砂沙美ちゃんの顔がぱっと明るくなった。

 「ほんとに? じゃあ、指きり!」

 砂沙美ちゃんは小指を出した。その小指にも俺の精液がべったりからみついている。

 こんな小さな手で、俺の精液を受け止めたのだ。あまりのいじらしさに思わず抱きしめたくなる。

 俺はやさしく小指を絡めた。

 「ゆーびきーりげーんまーん」

 にこにこと嬉しそうに指きりをする砂沙美ちゃん。

 

 こうして俺と砂沙美ちゃんの、小さな密約が交わされた。

 

 

 


解説

 アニメーション「天地無用!」の砂沙美ちゃんネタです。

 

 初めはただ砂沙美ちゃんを覗いて自慰をするだけだったんですが、

 それでは純愛でもなんでもないのでこのようにしました。

 

 どうでもいいんですが、このタイトルにピンときた人はかなりのゲーム通です。

 


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