「け...決闘...ですか?」
覇王丸さんの口から発せられた、物騒な言葉。
「ああ...お前が寝てるときにいろいろあってな、そうなっちまった」
事も無げに言う覇王丸さん。
覇王丸さんが負けるとは思いませんが...でも、心配です。
「...ところでおい、リムルルはどこいった?」
心配する私をよそに、覇王丸さんが聞いてきました。
「えっ...そういえば...先ほどから見てませんが...」
そういえば、私が目をさました時から、リムルルの姿はありませんでした。
「探してきましょうか?」
「いや、いい」
言いながら覇王丸さんは左手の腕輪...私の首輪に繋がっている紐のついた腕輪を外し、畳に放り投げました。
「これでお前は自由の身だ...妹連れてアイヌでもどこでも行っちまえ」
いきなりの言葉。
「えっ? ど、どうしたんですか?」
想像もしなかった一言に、私はとてもびっくりしてしまいました。
私はあまりの言葉に気が動転していたのか、質問をしておきながら、
「そ、そんな! 嫌ですっ!!」
なんてすぐに言ってしまいました。
「なあに、心配するな、勝負の間だけだ」
私をなだめるように言いますが、納得がいきません。
「えっ...で、でも...」
だとしたらどうして、どこにでも行っちまえ、なんて言われたんでしょうか...。
「さーて、行くとするか.....ん?」
あたりを見まわしながら、何かを探している覇王丸さん。
「...どうしたんですか?」
その表情が、いぶかしげなものになりました。
「...河豚毒がねえぞ...、知らねえか?」
河豚毒とは、覇王丸さんが愛用されている刀のことです。
「えっ...すみません、見てませんけど...」
私の言葉が終わるか終わらないかの時に、
「そうか! リムルルの奴だっ!」
覇王丸さんは叫んで、飛び跳ねるようにして立ちあがると、どたどたと部屋を出ていきました。
私はあわてて、その後を追いかけました。
. . . . .
俺は宿の厠[かわや]に目をつけて、その木戸をどんどん叩いた。
「おい! リムルル! いるのはわかってんだ! とっとと出てきて俺の河豚毒かえせ!!」
厠の中から聞えてきたのは、
「やだっ! やだあっ!!」
やっぱり、リムルルの声だ...、こいつ、こんな所に隠れてやがったのか。
それも、俺の河豚毒を持って。
俺たちのやりとりを見て、後からついてきたナコルルが厠の木戸にむかって言う。
「リムルル、一体どうしたの? そんないたずらするなんて...」
諭すような口調のナコルル。いいぞ、このままリムルルを引きずりだしてくれ。
だが木戸の奥から聞えてきたのは、
「リムルル、あの女の人がふすま斬るところ見たんだもんっ!
あんな人と戦ったらお兄ちゃんも無事じゃすまないよぉ!」
泣きそうなリムルルの叫び声だった。
...こいつはシャルロットが部屋に入ってきた時に起きてやがったのか。
「だから行かないでっ! 行かないって言ったら返してあげる!」
こちらの返事をまたずに、たて続けにまくしたてるリムルル。
...まったく、何言ってやがる。
「おい、ナコルル! お前からも説得しろ!」
俺はナコルルの方を向いて言う。
だが、ナコルルは...なんだ、こいつも泣きそうな面になってやがる。
「私からもお願いです...行かないでください...そんな...強い人が相手なんて...」
...こいつ、リムルルの聞いて手のひら返しやがった。
「この、姉妹そろって好き勝手ぬかしやがって!!」
いいかげん頭にきた俺は、厠の木戸をつかんで、力づくで外した。
ばきっ! と乾いた音をたてて、木戸が外れる。
「あっ!? やっ! だめぇ!」
厠の隅に逃げようとするリムルルを押さえつけ、小脇にかかえる。
河豚毒をしっかり抱いたまま、ばたばた暴れてるが気にしない。
あわててナコルルが止めに入る。
「は、覇王丸さんっ! リムルルを許してあげてくださいっ! この子は...きゃあっ!?」
何か言おうとするナコルルを片手で押さえつけ、同じように小脇に抱えた。
俺は暴れるふたりを抱えて、部屋に戻った。
部屋に戻り、抱えたふたりを畳に向かって放りなげようとしたが、逆に腕にしっかりしがみついて離れようとしない。
「お、おいっ! こら! 離れろっ!」
俺は腕をぶんぶん振ってしがみついたふたりを振りほどこうとする。
「やだあ! いやだあっ!」
「いやですっ! 離れませんっ!」
こんなに必死なこいつらは初めて見る。あの冷静なナコルルまで...。
「...まったく...」
俺はため息をついて、その場に座り込む。
ふたりも俺の腕にすがりつくようにして座る。
泣きそうな面で俺をじっと見るふたりを交互に見ながら言った。
「心配するな...俺が負けるわけねぇじゃねえか、それに、ちゃんと帰ってきてやるから」
ふるふると、ふたり同時に首を振る。
「...私たちのことが嫌いになってしまわれたんですか?」
「せめて、リムルルたちも連れてってよぉ!」
妙に息のあったふたりの言葉。
やれやれ...、
「...わかったわかった、連れてってやるよ...だけどな、邪魔はするなよ」
その一言に、今にも泣きそうだったふたりの面がぱっと明るくなる。
「わあっ!」と歓声をあげる、ナコルルとリムルル。
「よーし、じゃあ勝負の前の景気づけだ。ハメてやるから服脱げ」
俺が言うと、
「はいっ!」
「うんっ!」
連れていってやると言ったら急に元気な返事になりやがった。ゲンキンなやつらだ。
リムルルはその場で元気に服を脱ぎはじめ、
ナコルルは衝立のむこうで恥ずかしそうにこちらの様子をちらちら伺いながら服を脱いでいる。
いつもの、ふたりの風景。
俺もいつものように服を脱いで裸になった。
一糸纏わぬ姿のままで、俺の前に正座するナコルルとリムルル。
「...そうだ、これ飲め」
俺は言うが早いが、手にした酒瓶をナコルルの口に突っ込んだ。
「えっ!? んむっ! んっ! んっ...んっ...こくっ...こくっ」
まずはうるせえナコルルを黙らせてから、次にリムルルに酒を飲ませた。
「ん...こくっ...ごくん」
大人しく俺のすすめた酒を煽るリムルル。
すぐにふたりの顔が桜色に染まり、目がうつろになってくる。
ぼんやりとした表情で正座するふたりの前で仁王立ちになる。
「よし...じゃあ男根乞いしてみろ...うまくできた方にしゃぶらせてやる」
男根乞いは、俺様のチンポをおねだりさせることだ。
こいつらには、以前から仕込んである。
「まずは...リムルルからだ」
俺がリムルルを見ながら言うと、リムルルは黙ってこくりと頷いた。
まず、男根乞いの基本は男の目をしっかり見ながら言うこと。
リムルルは面をあげて、頬を染めながら俺の目を見て口を開いた。
「お...お兄ちゃん...リ...リムルルの...リムルルの、いやらしいここに...
いやらしい...おまんこに...おっきなおちんちんを入れて...入れて...
せーしをいっぱいそそぎこんでください...」
ひっかりながらもリムルルはなんとか言いおえた。もっとはっきり言わなきゃ駄目だな。
...まあ、今日のところは合格としといてやるか。
言い終ったリムルルは...うるうる潤んだ瞳で俺を上目づかいに見上げている。
大股をおっぴろげ、その間にある小せえマンコの穴のあたりからスケベな汁をあふれさせてやがる。
自分の言葉に感じたんだな。
「よし、次はナコルルだ」
次に、ナコルルを見ながら言った。
目を伏せていたナコルルは、びっくりしたように面をあげ、戸惑ったような表情を見せたあと、
こくりと唾をのみこんでからゆっくりと口を開いた。
「えっ...あっ...あの...そのっ...わ...私の...はしたない...
お...おまんこの穴に...その...たくましい...おっ、おちんちんを入れて...
わたしのおまんこの穴を使って...子種をたくさんお出しになってください...」
言った後、恥ずかしそうに目を伏せる。耳まで真っ赤だ。
こいつも自分の言葉に感じて、スケベな汁をあふれさせている。
「まったく...なにもしてねえのにビショビショにしやがって...スケベな姉妹だな」.
俺の一言に、ふたりの面の赤みが更に増す。
「じゃあ...ふたり同時にしゃぶるんだ」
俺が言うと、ふたりはひざをついて起きあがり、俺の足元にすがりつくような感じでチンポを舐めはじめた。
ざらざらとした小さなふたつの舌が、俺のチンポに絡みつく。
お互い、面がぶつからないように器用に顔を動かし、唾液を塗りつけていく。
左右でそれぞれサオを半分づつ咥え、キスするみたいに口をあわせ、しごきあげるように口を動かす。
リムルルが裏筋に舌をつーっと舐めあげたかと思うと、ナコルルはチンポの上をつーっと舌を這わせる。
さすが毎朝ふたりでやってるだけあるな。息がピッタリだ。
ふたりの面がチンポの下に沈んだかと思うと、
あむっ...
ふたりが同時に玉袋を口に含んだ。
「うぐ...」
なかなかの気持ちよさに、つい声をあげちまう。
ふたりはコロコロと口の中で玉袋を転がす。
たいした連携だ。
俺は誉めてやるかわりにふたりの頭を撫でてやった。
ふたりの連携で、俺のチンポは天を突かんばかりにそそり立つ。
「じゃあ、リムルル、口に咥えろ...ナコルルはケツを舐めるんだ」
ぷはっ、と俺の玉袋から口を離すと、ナコルルは俺の背後に回り、リムルルはチンポを咥えた。
「んむっ...」
少し苦しそうにしながら、リムルルは咥えていく。
俺のは大きすぎて、リムルルの口では半分も咥えきれない。
「んう...んむむっ...」
ぐぷっ...ぐぷっ...
だがそれでも、がんばって口を動かしてチンポに刺激を送ろうとしている。
眉間にしわを寄せ、苦しそうにしながら。
俺の背筋に、ぞくっとした感覚が走る。
ナコルルが俺の尻の穴にを舐めはじめたからだ。
まずは、尻の穴の周りのシワのひとつひとつを伸ばすように、丹念に舐めはじめる。
舐めおわった後、舌先をくりくりと回転させて、穴の周りをなぞるように舐める。
...いいぞ、教えた通りの手順だ。
「よし、じゃあ舌を入れろ」
「ふぁい...」
背後からナコルルの返事が聞こえる。
つぷっ...
ナコルルの柔らかい舌が、尻の穴を押し広げるようにして入ってくる。
「んぅ...んん...」
舌を限界まで挿入すると、ナコルルの声も苦しそうな声になってくる。
それでも苦しいのを我慢しながら、尻の穴をかき回すように舌を動かしはじめる。
「んむっ...んんっ...んむぅ...」
「んっ...んん...んっ...」
俺の股間の前と後ろから、女の苦しそうな声が響き、チンポと尻の穴が同時に刺激される。
へへっ、女にこうして奉仕させんのはたまんねえな。
しばらくその感覚を楽しんだ後、
「よし、じゃあふたりまとめてブッかけてやるから前で正座して口あけろ」
俺の一言に、チンポを咥えていたリムルルと、尻穴を舐めていたナコルルが離す。
ふたりとも、名残惜しそうな面してやがる。
そして、ふたりは俺の前でちょこんと正座して瞳を閉じ、口をあーん、と大きく開く。
俺はその面を見ながら射精直前のチンポを手でしごき、すぐに射精した。
びゅっ! びゅっ! びゅびゅっ!
勢いよくチンポの先から飛び出した精液を、ふたりの面めがけてぶっかける。
まるで水まきでもするみてえに、まんべんなく。
ふたりは俺の精液をもっと近くで浴びようと、口を開けたまま少しづつ面を近づけてくる。
やっぱり酒を飲ませると淫乱になるみてえだな...。そんなに俺の精液がうまいか。
うっとりとした顔で精液を浴びる姉妹は、変態そのものだった。
髪に、額に、眉に、瞼に、眉間に、鼻の頭に、頬に、口に...。
顔中に精液をかけてやった。
射精が終わると、ふたりは精液まみれになった面を離した。
「よし...じゃあその顔についた精液をふたりで舐めあうんだ」
とろんとした瞳で見つめあうふたり。
「リムルル...んっ...」
「姉様ぁ....んっ...」
そしてお互いを呼んだ後、口づけをかわした。
ちゅぷっ...ちゅぷ...くちゅ...
見てるこっちが恥かしくなるような濃厚な口づけ...。
のっけからいきなり舌を絡めあわせてやがる...。
時折わずかに見える舌の絡み合うなかで、白い液体がいったりきたりしてる。
こいつら...口の中で溜めた俺の精液をやりとりしやがる...。
「んぷっ...んっ...こく...」
「ん...んふっ...こくんっ...」
交換した精液を、何の躊躇もなく飲み下す。
やがて口の中の精液を飲み干すと、今度はお互いの顔に舌を這わせあい、犬みてえにペロペロ舐めあいはじめた。
瞼の上もぺろりと舐め、頬をぺろぺろと舐める。
鼻の頭を舐められるとくすぐったいのか、くすくす笑っていたが、抵抗せずにお互いされるがままだ。
垂れ落ちようとする精液は、雫を舌ですくいあげ、勿体なさそうにずずずっ、とすすりあげる。
そしてその全てをこくこくと喉を鳴らして飲みくだしていく。
まさに精液を貪りあうメス犬みてえだ。
「おめーらみてえなメス犬には犬みてえな格好でハメてやるのが良さそうだな...おい、ふたりともそこに四つんばいになんな」
今度は精液のかわりにお互いの唾液で濡れ光る顔を離し、そのままゆっくりと四つんばいになり、尻をこっちに向ける。
...やけに素直だな...。
「じゃあ、手でケツの肉とマンコを押し広げろ」
...少しは嫌そうな顔をするんじゃないかと思っていたが、
ふたりはおずおずとした様子だったが突っ伏した体勢になり、両手を尻にまわして、両手の指で尻の肉とマンコを掴んで、
めいっぱい左右に押し開いた。
...酒のせいで力の加減ができねえのか...思いっきり開いてやがる。
「へへっ...誰がそこまで開けっつったよ? ケツの穴の奥まで丸見えじゃねえか」
からかうように言うと、僅かにふたりの身体が震えだすが、手は離そうとしない。
俺の目の前に差し出される、ふたつの花弁。
とろとろと蜜をあふれさせる、ふたつの穴。
そしてその上にある、蕾みてえな尻の穴。
俺を誘うようにヒクヒク震えてやがる。
いい眺めだ。
「よぉし...たっぷり串ざしにしてやっからな...覚悟しな」
俺はチンポをしごきながら、尻の穴まで広げて服従するメス犬どもに近づいていった。
俺はそれから、ふたりを交互に、何度も何度もハメてやった。
何度かイカせてやると気を失いそうになったが、それでも許さずに子宮を突いて力づくで叩き起してまたハメてやった。
「ふぅ...この位で許してやるか...」
口とマンコと尻穴からだらしなく精液を垂れ流し、気を失っている姉妹を見下ろしながら言った。
俺は、気を失っているナコルルの頭から赤い織布と、リムルルの頭から青い織布を外す。
「お守りがわりだ、もらっとくぜ」
その布を手首に巻きつける。左にナコルルの赤い織布、右にリムルルの青い織布を。
河豚毒と酒の入った瓶を取り、立ちあがる。準備は整った。
部屋を出る前に、安らかな顔して眠ってる姉妹に向かって、俺は言った。
「じゃあな、縁があったらまた会おうぜ」
. . . . .
「んっ...」
鳥たちのさえずる声と、さしこむ光で私は目を覚ましました。
まだはっきりしない意識の中、あたりを見ました。
隣には...リムルルがすやすやと眠っていました。
覇王丸さんは...見あたりません。
「..........」
だんだんと、私の意識がはっきりしてきます。
「!! は...覇王丸さんは!?」
昨日の出来事を思い出し、私は思わず叫んでしまいました。
「リムルル!! 起きて!! 覇王丸さんが!! 覇王丸さんがっ!!」
私はあわてるあまり、ついリムルルの肩をがくがくと乱暴に揺さぶってしまいました。
やがて、リムルルが目を覚ました後、ふたりであたりをずっとずっと探しました。
でも...わかってたんです。覇王丸さんが近くにはいないことが...。
リムルルもわかっていたと思います。
覇王丸さんの刀、河豚毒がないこと。いつも持ち歩いているお酒の瓶がないこと。
そして...私とリムルルの髪の織布がないこと.....。
「うえっ...ひっく...ぐすっ...お兄ちゃんのウソつきぃ...」
リムルルは覇王丸さんがいなくなったとわかってから、ずっとずっと泣いていました。
そして、次の日。
「じゃあ...行きましょうか、リムルル」
私はリムルルを見ました。
「うんっ、姉様!」
昨日あれだけ泣いていたのが嘘のように、きりっとした顔でした。
私とリムルルは、ふたりだけで旅に出ることにしました。
私たちのふたりの主である...覇王丸さんを探す旅に。
私たちの戻るところは、覇王丸さんの元しかないのですから。
「姉妹行脚4」の続きです。
すいません、新奴隷のお話はもう少し先になりそうです。
そのうえ、ふたつの失敗をやらかしています。
・次は純愛モノの予定だったので純愛モノにするつもりだったのに、なんだか陵辱度合いが強くなってしまった
・性交のシーンの描写をすっ飛ばしてしまった
あとこのシリーズどんどん文章がおかしくなってきてます。
すいません、しばらく御辛抱ください...。