「大変でしゅ! ミコしゃま!
色魔淫界に入る方法が変わったんでしゅ!」
息せききってウチに帰ってきたにん忍が言った。
「へぇ...」
その時私はテレビがいい所だったのでつい生返事をしてしまう。
「へぇ...じゃないでしゅ! へぇ...じゃ!」
にん忍は私の耳元で騒いで邪魔をする。
「一体なにをそんなにあわててるのよ?
私は別に色魔淫界に行く必要なんて今のところないんだけど...」
私は過去何度か色魔淫界に行ったことがあるんだけど、その時はどれも急用だったし、今は色魔衆にも狙われてないし...。
「あるでしゅ! 小忍者交代の時期でしゅ!」
「あ.....」
にん忍に言われて思いだした。
私のお目付け役...というか居候のにん忍は一定の時期がたつと小さな身体からいきなり大人へと成長してしまうのだ。
そうなると私に仕えることもできないので定期的に、にん忍がいっぱいいる色魔淫界にいって交換...というか交代をするのだ。
私は別に、にん忍がいてくれなくてもヘーキなんだけど...。
ちなみに色魔淫界ってのはこの私たちの住んでいる世界とはまったく別の次元にある世界なの。
私もよくわかんないんだけど...とにかく気持ちの悪い場所。
「そういえばもうそんな時期なんだ.....いってらっしゃい、気をつけてね」
私はまたテレビへと視線を戻す。
「そんなミコしゃま薄情にゃぁあ...」
情けない声をあげて腕にすがりつくにん忍。
「...でも、なんで変わっちゃったの?」
私は気になっていたことを聞いた。
「色魔大王様が、最近増えてきた人間界からの侵入者を防ぐため、でしゅって...」
そういえば色魔淫界に自分からすすんで行きたがる変わった人がいたものね...。
ちなみに色魔大王ってのは色魔淫界の王で、そして、私のパパもある人なの。ヒトじゃないけど...。
「ボクチンの力じゃイケないんでっしゅ! ミコしゃまぁあ!」
再び私の腕にすがりつくにん忍。
もう...しょうがないな...。
私はふぅ、とため息をついて、
「...わかったわよ、それでなにをすればいいのよ?」
にん忍に言うと、
「にゃあ! さすがはミコしゃま!」
急に元気になるにん忍。.....まったく、ゲンキンなんだから...。
. . . . .
にん忍がどこから手に入れてきたのか、ま新しい巻物を取り出してカーペットの上に広げた。
なにやらミミズが暴れてるような字がいっぱい書いてある。
「ひょっとしてこれに、新しい色魔淫界への行き方が書いてあるの?」
「にゃあ!」
嬉しそうに返事をするにん忍。
「ふぅん...」
私は、今までの色魔淫界へ行く方法を思い出した。
たしか、今までの方法は...、
1・若い童貞の男のコの精をじかに飲む
2・子の刻に北の方角へ股を向けて手淫[オナニー]を行う
3・手淫の最中に「色魔」の名を唱える
だったわよね。
.....今度はいったいどんなことをさせられるのかしら...。
たぶんまたイヤラシイことだと思うけど...。
「じゃあ読むでしゅよ...手順が長いからしっかり聞いて覚えてくだしゃい」
にん忍はコホン、と咳払いをしてその内容を読み上げはじめた。
「まず、若い童貞で、なおかつ包茎の男の精をじかに口に含む」
「口に含む? 飲むんじゃないの?」
「そうみたいでしゅねぇ...」
「その際、陰茎を覆う皮の中にある恥垢も全て舐め取り、同様に口に含む」
「ち、恥垢!? それってまさか...」
ヤな予感...。
「チンカスのことだにゃ!」
妙に嬉しそうに言うにん忍。
「うげ...」
げんなりしそうだ。
「それを3人の男に対して行い、3人分の精と恥垢を口に溜める」
巻物に書いてあることとはいえ、さらっととんでもないことを言うにん忍。
「さ、3人もお〜ッ!?」
あまりの厳しい条件に思わず叫んでしまった。
1人分でも十分に多いのに...。
「そのなかで、2人目は尿道に残った精まで吸い出して口に溜める」
ショックの私に追い討ちをかけるにん忍の一言。
なんだか頭が痛くなってきた。
「ンで、口に溜めたら、それから...」
更に巻物を読み進めるにん忍。
ま...まだあるのね...
「...に、にん忍! そこまででいいわ!」
私は頭痛がしてきたので続きを読もうとしていたにん忍を止めた。
「ニャ?」
巻物から顔をあげるにん忍。
「これ以上聞いたらやる気が失せちゃいそうだから、まずそれをやってから続きを読んで」
「わかりました! ミコしゃま!」
相変わらず元気に返事をして、巻物を丸めるにん忍。
「まったくゥ! いくらなんでもやりすぎよォ!」
いくら侵入者を防ぐためとはいえ、こんな風にするなんて...ひとこと大王に文句言ってやらないと!
「う〜ん、童貞でなおかつ包茎の男のコを3人かぁ...」
私は早速その手順を行うため、心あたりを探した。
にん忍も私のすぐ横で ウ〜ン と首をひねっている。
.....やっぱり、思い当たるのはひとりしかいない。
「...じゃあまず、心あたりのあるところからいってみるか」
そして、電話の受話器を取った。
. . . . .
「なんだ...また術の手伝いかい?」
私の目の前には...お友達の神人[かみと]クンがいた。
...というか、私が電話で家に呼んだんだけど。
神人クンはこれからされることを想像して、ズボンの上からでもわかるくらいアソコをパンパンに膨らませてる。
「確かに俺は童貞だし、気持ちイイからいいけどさぁ...」
神人クンは困ったような表情で、でもそそくさとズボンをおろしていた。
神人クンには以前に何度か私が色魔淫界に行くときに手伝ってもらったことがあった。
「へへへ、またこんなことがあるんじゃないかと思って、マスかくの我慢してたんだ」
もうビンビンになったアソコを丸だしにして、期待に満ちた目で私を見つめてる。
さすがに話が早くてラクなんだけど、なんかもうムードもデリカシーもなくてイヤねぇ...。
私の目の前で咥えられるのを今か今かと待ってぴくぴく震える神人クンのアソコを見て思った。
そういえば、以前はあれほど抵抗があったフェラにもそれほど嫌さを感じなくなった。
私...まだバージンなのに...。
なんだか悲しい気持ちになったけど...とにかく術を優先させることにした。
ちゅぷ...
「う...」
舌が触れた瞬間、早速気持ちよさそうな声をあげる神人クン。
ぺろ...ぺろっ...
裏スジの方から丹念に舐めていく。
「やっ、やっぱりミコちゃんに、くっ、口でしてもらうのは...さっ、最高だよっ」
中央の縫い目をツーッと舌で舐めると、それにあわせて神人クンの言葉がつっかえる。
やっぱり...神人クンはここが弱いみたい...。
神人クンの表情でツボを確認しながら、舌の先でチロチロと刺激すると、
「おおっ...ううッ...」
熱っぽい声をあげる。
なんだかその様がかわいらしくて、私はいつも以上に熱心に舌で舐めてあげた。
「うぉ...うう...」
額に汗をいっぱいかいて、あごをあげる神人クン。そろそろイキそうな表情をしてる。
恥垢を取る前に射精されると困るので、あわてて口を離す。
「ふぅぅ...」
すると、空気が抜ける風船みたいに息を吐いて一息つく神人クン。
なんだか、少し残念そうにも見える。
落ちついたのを見計らって、私の唾液まみれになったアソコの頭の皮に手をかける。
「ねぇ...この皮を剥くのってどうすればいいの?」
透明の液があふれてきたアソコの先を見つめながら聞いた。
「え? 先をつまんで下に引っ張れば...」
神人クンの言葉が終わる前に、
「こう?」
私は言われた通りにやってみた。
ゴムが伸びるような抵抗感があって、ムリムリとシールがはがれるみたいに皮が剥けはじめた。
「お...おおうっ! む、ムイて...!?」
私が指で先っちょをつまんで皮を剥きはじめると、ひと息ついていた神人クンがまた興奮して、鼻息を荒くしながら叫びだした。
そ、そんなにこれっていいのかなぁ...?
アソコの皮を完全に剥くと...
ティッシュのカスがついてるみたいな感じの白い垢が、びっしりこびりついていた。
それに...すごい生臭いニオイ。
思わず顔をしかめてアソコから顔を離してしまう。
「ハハハ...女のコに縁がないから掃除サボってたけど...ちゃんとやらなきゃダメだね」
照れたように笑う神人クン。
まさかこんなにスゴイ匂いだとは思わなかった...。
これを口に咥えなきゃなんないの〜ッ!?
私はアソコと神人クンを交互に見た。その時の顔は泣きそうだったかもしれない。
「...? どうしたの?」
不思議そうな顔の神人クン...。
そうよね...こればっかりは自分でやるしかないものね...。
...ええいッ! ままよ!
鼻をつまんで、大きく口をあける。
まるで大ッ嫌いだった食べ物を口に運ぶ時みたいな感じで。
鼻をつまんだまま、剥かれたアソコをぱくんと口に咥えた。
「んむっ...んっっ」
口全体に広がる、恥垢の味。
次の瞬間、神人クンは今まで見たこともないような恍惚の表情になって、ぞくぞく震えだした。
「はああああああッ...」
まるで脱力するような声をあげて、息を吐き出す神人クン。
す...すっごい気持ちよさそ...。
「んぐ...っ」
だけど舌に垢がつくと...ひどい味に思わず吐き出しそうになってしまう。
神人クンとは対象的に、顔をしかめたままの私。
でもそれを必死にこらえながら、舌の腹のざらざらで、こそぎ取るようにアソコの頭を舐めた。
「うおおおおッ!?」
舐めると、まるでオオカミみたいな叫び声をあげる神人クン。
くしゃくしゃにした顔でお尻をどんどんとバウンドさせてる。
ぞりっ...ぞりっ...と音がして頭を舐めるたびに、垢が私の舌に移る。
うええ...ヘンな味...。
うう...これを飲み込むのも吐き出すのもダメで、ずっと口の中にいれとかなきゃダメなのね...。
そう考えると思わず泣きたくなってしまうけど、ガマンして口に含んだまま、
まるでアイスキャンディを舐めるみたいにして全体をペロペロと舐めまわした。
その度に神人クンのアソコはきゅんきゅんと震えながら固くなっていた。
垢がとれてきて、舌にツルツルした感触が感じられるようになった頃、
「うっ! うっ! うっ! うううっ!」
部屋中に響くような大声をあげる神人クン。
少しでも刺激を強くしようとしているのか、小刻みに腰を動かしてピストンをしはじめた。
「んぷっ! んんっ! んくぅ!」
私が口を動かしている力に、更に神人クンのピストン運動の力が加わって、何度も喉の奥を突かれて思わずむせてしまいそうになる。
「うっ、うっ、うっ! 出るッ! 出るッ! 出るッ! くはぁああああッ!」
なおも腰を動かして私の口の中にアソコをいれようとしている。
このまま射精されちゃうと、ちょくせつ胃の中に入ってしまいそうだった。
私は射精にそなえて心の準備をしながら少し口を離した。
その直後、ぎゅん、と一瞬アソコが大きく膨らんだかと思うと、
どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅっ!
信じられない勢いでアソコから精液が飛び出した。
「んーっ!?」
まるでホースから水が勢いよく飛び出すみたいに、途切れなく精液が吐き出され、どんどん口の中に溜まっていく。
「くおおおおおおッ!」
カーペットに爪を立てながら身体をよじらせる神人クン。
「ん....んっ...んん...」
口をすぼめてその精液をこぼさないようにして、全部受けとめる。
ぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅっ!
なおも続く射精。
私は飲んだり吐き出したりしないようにするので精一杯だった。
「んっ...ん...んっ」
精液をこぼさないようにアソコから口をすぼめながら離すと、ちゅぽん、と音がした。
見ると...垢が取れてすっかり綺麗になった、ピンク色のアソコの頭がテカテカ光っていた...。
こうして見ると...結構カワイイかも...。
「...あれっ? 飲まないの?」
私がムイた皮を手で戻すのをじっと見ながら、神人クンは言った。
口に出された精液の量が多くて、ほっぺたがちょっと膨らんでるのを見て、
私が精液を飲んでいないことに気づいたようだ。
その質問に答えようとしたけど、口をあけると精液がこぼれちゃうので私は黙って頷くだけにしておいた。
私の表情で全てを察してくれたのか、
「なにがなんだかわからんけど...がんばれよ」
いたわるように言ってくれた。
「じゃあ、あと2人でしゅね! がんばって、ミコしゃま!」
同じく励ましてくれるにん忍。
とってもイヤなことなんだけど、2人に励まされてなぜか急にヤル気がでてきた。
よぉーし! あと2人!!
結局、神人クンにも童貞で包茎の知り合いがいないということなので、
私はこのまま街に出て、それらしい男のコを逆ナンしようということになった。
「いってらっしゃーい!」
見送るにん忍と神人クンに軽く手を振って、私は部屋を出る。
部屋の扉を閉めようとすると...その隙間から、2人が話してるのが見えた。
「見ル?」
にん忍がなにやらビデオデッキにテープを入れている。
「なんだいそりゃ?」
いぶかしげな神人クン。
「ミコしゃまがこの間出てたAVの無修...」
私はあわててにん忍から「新・射精天使」とラベルの書かれたビデオをひったくってから家を出た。
. . . . .
街へ出た私は口の中に入った精液をこぼさないよう注意しながら、道ゆく人を眺めていた。
「(童貞そうなコ...童貞そうなコ...)」
私の中には 童貞 = モテない男のコ = 格好悪い男のコ という図式があったので、
なるべく顔のさえない男のコを探した。
どうせならカッコイイ男のコのほうがいいんだけど、それだと童貞じゃない可能性があるし.....。
あっ! あの人なんか童貞で包茎っぽそう!
私はずいぶん失礼なことを頭で思いながら、その見定めた男の人に声をかけようと近づく。
「!」
そこで私は肝心なことに気づいた。
今、私しゃべれないんじゃ...。
口の中にたっぷりと溜まった精液をこぼさないように、しっかり唇を閉じている。
しゃべるとこのたまった精液がこぼれそうだし...、
第一、しゃべれたとしても口の中の精液が相手の男のコに見えちゃう...。
.....それに、しゃべる度に口の中から精液が見える女のコなんて...誰も相手にしてくれないわよねェ...。
..........ど...どうしよ〜ッ!?
KIN様の「淫獣学園 LablueGirl」が元ネタの「淫術の為、男の子を誘惑」リクエストです。
神人くんは漫画を見ている限りでは包茎じゃないように見えるんですが、
まあ今回はお話の都合上、包茎ということにさせていただきました。