「...静[しず]、お前のおかげで数十年ぶりにこんなに逞しくなったぞ...さぁ、ひさしぶりにまぐわおうではないか!」
祖父は言いながら若菜の身体に覆いかぶさった。
やっとわかった。
静とは、祖母の名前だ。
祖父は痴呆の進行で自分を祖母と勘違いしていたのだ。
「わ...私はお祖母様ではありません! 若菜ですっ! お祖父さまっ!」
老齢とはいえ、相手は男。
ものすごい力に若菜の身体は無理矢理開かされてしまう。
今の若菜にできることは、必死に懇願することと、いつもの祖父に戻ってくれるよう祈るだけであった。
祖父は若菜の細い足首をがっ、と掴んで開脚させ、ずるずると自分の口元へと引っ張る。
「いやあああああっ! お祖父さまっ!」
鼻息がかかるほどの間近で女陰を見つめられ、絶叫する若菜。
パニックになって暴れるが、足首をしっかり押えつけられているので上半身をぶんぶんとよじらせるだけで終わってしまう。
「...おやおや...久々なもので女陰が少々固いようじゃのう...まるで未通女[おぼこ]のようじゃ...」
ひくひくと震える女陰を見ながら、祖父は言った。
固いもなにも、若菜は処女である。
ゆっくりと顔をあげ、羞恥に耳まで真っ赤に染めた若菜を見下ろしながら、
「じゃあ...静も大好きだったあれをやるとしようかのぅ...」
穏やかな口調で言う祖父。
「お...お祖父様?」
だが、今の若菜にとって、その穏やかさが何よりも不気味だった。
. . . . .
「さて...久々に女撃ち[めうち]をしてみるとするかのう...」
20mほど前にある的が置かれている先を見ながら、祖父は言った。
ゆっくりと弓を引き絞りながら、的に狙いを定める。
その狙いの先には...ばんざいの形で壁に両手両足を拘束されている若菜がいた。
両足はMの字形に開かされ、ひざのあたりで縛られている。
そのため本来は隠すべき箇所がなんの障害もなく晒されている。
しかも、陰唇の部分にはクリップのようなものがつけられ、紐で左右に引っ張られているため、
ぴったりと閉じているはずの秘穴は強引に押し広げられている。
薄桃色の秘唇、だがクリップが留められている箇所は痛々しくうっ血していた。
本来はさわやかであるはずの朝の風が吹くたび、普段は風の通ることのない秘所で風を感じ、より羞恥を煽る。
両足をもじもじと動かし、秘めたる箇所を何とか隠そうとしているが、縛られているため足をぱたぱたと動かすだけで終わってしまう。
「う.....嘘...っ」
向けられた矢の切っ先は、間違いなく自分に向けられている。
若菜の顔がみるみるうちに青くなっていく。
「動くでないぞ...静」
凄みをきかせて言う祖父。
その言葉と、最大にまで引かれていく弦によって、祖父が本気であることがわかる。
20mという距離ではあるが、弓の鋭い切っ先は気絶しそうなほどのプレッシャーと恐怖を若菜に与える。
「きゅ、弓道は曲芸をするものではないと私におっしゃったではありませんか!」
目に涙をいっぱい溜めながら、懇願する若菜。
「そうよ...弓は芸をするためのものではない...」
引き絞った弓が動かなくなった。
「こうやって女子[おなご]を嬲るためにあるんじゃ!!」
まるで開き直ったかのように絶叫し、弦を持った手を離す。
シュンッ!
風切り音が若菜に向かって襲いかかる。
ストーンッ!
矢はちょうど、肩と首筋のなだらかなラインの上に突き刺さった。
勢い余ってその尻を震わせる矢。
ビイイイイイイ...ン
震える矢尻の立てる音は、昆虫の羽音のように若菜の耳元で響いた。
矢の切っ先で切り取られた美しい黒髪が、はらり...と足元に落ちる。
「ひ...っ!!」
全身が総毛立つような恐怖に、若菜の顔は蒼白になる。
「かっかっかっかっ...恐怖にひきつる女子の顔...最高じゃわい...」
生まれて初めての血も凍るような恐怖に顔をひきつらせる若菜の顔を見て、楽しそうに笑う祖父。
「あっ...やっ...あっ」
がくがくと痙攣するように震えたかと思うと、
ぷしゅ...
秘所から液体が弾けた。.....尿であった。
そのまま痙攣しながら勢いよく前に小便を飛ばす。
しゃあああああ...
「あ.....あ.....あ.....」
口を動かすが、恐怖で身体がすくんでしまい、口を金魚のようにぱくぱくと動かすだけとなってしまう。
鼓を描いて飛ぶ小便はじょぼじょぼと大きな音をたてて地面に降り注ぐ。
「なんじゃ...もう漏らしおったのか」
2本目の矢を拾いあげながら、だらしない、といった様子で言う祖父。
若菜の失禁は予想済みだったようだ。
確かに、少しでも狙いが外れれば命すらも危うい状況におかれた少女にとっては無理からぬ反応である。
「ひ...いやあ....ひやあぁぁあ」
瞳に溜めた大粒の涙をぽろぽろとこぼしながら、腹の底から押し出すような悲鳴をあげる若菜。
声が裏返り、その様は悲痛としか言いようがなかった。
2本目の矢を手に取り、空を仰ぎながら何やら思い出すような表情で言う祖父。
「あんまり騒ぐでない...以前、あんまり騒ぐんで両手両足を撃ち抜いてやった女子がおったのぉ...」
その一言は、若菜の体温を確実に下げた。
「あの時ワシは...両手足から血をどくどくと流して泣き叫ぶ女子をはりつけにしたまま、まぐわったもんじゃ...」
視線を若菜へと移す。
「.....そうしてほしいのか?」
恐怖のあまり、もう悲鳴すらも出ない。
なんとか顔をふるふると左右に動かす。
「そういえば以前、手もとが狂って心臓をひと突きにした女子がおったのぉ...」
更に言葉で恐怖を煽ろうとする祖父。ゆっくりと2本目の弓をつがえながら。
「息絶えた女子とまぐわうのもまたオツなもんじゃった.....」
まるでその感触を思い出すかのように言う。つがえた弓を引き絞りながら。
「.....どれ、また味わってみたいもんじゃのぅ...」
言いながら、つがえた矢を僅かにずらす。
ちょうど...若菜の心臓に当たるように。
「ひいいいっ!」
もう若菜の顔は紙のよに真っ白になっていた。
シュンッ!
風切り音が再び、若菜に向かって襲いかかる。
ストーンッ!
次の矢は、薬液によって濡れ光る脇の間ギリギリに突き刺さった。
ビイイイイイイ...ン
「はあっ...はあああっ、はっ...はあっ」
その形のよい胸が、荒い呼吸によって上下する。
...しゃあああああっ
今度はだらしなく尿を漏らす。
先ほどのような勢いはなく、花弁を伝い、尻を伝って床にぽたぽたと垂れる。
垂れるたびに、尿の暖かさを肌で感じる若菜。
たとえ肉親とはいえ嫁入りまでは決して晒すところではないと思っていた秘所を見られ、
そのうえ失禁する姿まで見られてしまった。
古風な若菜にとってはもう死んでしまいたいほどの羞恥であった。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はあああっ」
呼吸をするだけで精一杯の若菜。
「ようやく大人しくなったか...」
まるで熱病患者のようにはぁはぁと喘ぐ若菜を満足そうに見ながら、祖父は次の矢を拾いあげた。
. . . . .
じゅぶ...
間違いなく誰も触れたことのない薄桃色の秘肉...その中央にある穴がめくれあがったかと思うと、
しゃあああああああっ....
黄金色に輝く液体が勢いよく排泄された。
排泄するたびに、尿道の周りの肉がぱたぱたとめくれあがり、その勢いの強さを物語っている。
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ...小便でめくれあがる女陰ほど滑稽なものはないわい...」
若菜の放尿姿をみながらさも愉快そうに笑う祖父。
祖父はその放尿によって秘肉を見るのが何よりも好きだった。
それに失禁するのは予想していたので、若菜をM字開脚の上にクリップで陰唇を開くということをしたのだ。
これによりよりはっきりと放尿姿を見ることができるし、何よりも若菜本人に放尿している姿をはっきりと認識させ、羞恥を煽れるのだ。
奥ゆかしい若菜にとって、自分の放尿しているところをここまではっきりと見たことは今までになかった。
その点で若菜に与える羞恥はかなりのものである。
つやつやとした黒髪をたたえる頂頭部...
きれいなうなじと細い肩の間...
ふっくらとしながらも贅肉を感じさせない二の腕...
しなやかな脚と脚の間...
矢はすでに、5本ほど若菜の身体のすぐ近くに刺さっていた。
どれも、ほんの少しでもズレたらただではすまないほどの距離だ。
日本弓でこれほどの命中精度を叩き出せる人間はいない。
脚の間に刺さった矢は、失禁した尿をまともに浴びる位置に刺さっているため、浴びたの雫をぽたぽたとこぼしている。
「しかし、よく失禁しおるのぅ...足元が水たまりになっておるわ」
あきれた様子で言う祖父。
若菜は幾度か失禁し、そのたびに祖父の目を楽しませていた。
若菜の足元には黄金色の水たまりができており、うっすらと湯気をたてている。
その尿のたまりの上に、矢の切っ先で切り取られた髪の毛がぷかぷかと漂っていた。
「ひぐっ...うくっ...ぐすっ...うっ」
涙と鼻水とよだれで顔をくしゃくしゃにしながら、ぐすぐすとしゃくりあげる若菜。
恐怖のあまり自我が崩壊寸前で、体裁を気にするだけの余裕はなかった。
「さてと...もう1本撃ちこんでおくとするかのう」
事も無げに言いながら、床に置かれた最後の矢を拾い上げる祖父。
その矢は通常の矢よりもしなりのよい材質でできているようで、祖父はそれを確かめるために振ると、
ヒュンヒュンと音をたててムチのようにしなった。
「うぐっ...あうっ...ううっ...あうううっ」
もう嫌だと言わんばかりの表情の若菜。
言葉にならないうめき声をあげながら命乞いをする。
恐怖のあまり完全に思考力が低かした若菜には言葉を発することができず、ただただ情けないうめき声を上げるだけあった。
もちろんそんな哀願には目もくれず、ゆっくりと矢をつがえる。
「最後は...女陰じゃ!」
カッと目を見開いて矢を放つ。
シュンッ!
何度聴いても慣れない、風切り音が迫ってくる音。
ストーンッ!
矢は、ちょうど開脚された股間の間に突き刺さった。
ビイイイイイイイイイイイイン
「ひぐううううううっ!」
今まで以上に絶叫する若菜。
Mの字形に開脚され、拘束されている若菜の尻肉の間に挟まりこむように矢は刺さっていた。
矢はその身体をしならせ、その勢いでぺちぺちと若菜の白桃のような尻を打ち据えた。
ムチのようにしなる矢に、ばちばちと尻を打ち据えられ、それほど近くに矢が刺さったことを嫌が応でも認識せざるをえない。
「ひっ! ひっ! ひいっ!」
特に痛みはないのだが、恐怖で完全に奪われた若菜は、打ち据えられるたびに恐怖に顔を歪め、
その打ち据えから逃れようと拘束された身体をよじらせる。
無駄だというのは明白なのに、拘束によって身体が軋むのもいとわずにもがき続ける若菜。
やがて、小便により濡れ光った秘所から、じょぼっ、じょぼっ、と短く放尿をはじめた。
もう膀胱に排泄するだけの尿が残っていないようで、途切れ途切れに尿を垂れ流す。
「ひぐっ...ううううっ...ぐすっ」
身体中の恥ずべき体液をだらしなく垂れ流すその姿。
端正な顔は涙と鼻水と涎によってベタベタになり、見る影もなくなっていた。
「身体もよくほぐれたようじゃな」
ショック死しかねないほどの恐怖と絶望と羞恥を味あわされた若菜だったが、
祖父はそれをまるで準備運動のように言ってかたづけてしまう。
弓を立てる台に愛用の弓を戻した後、若菜を拘束した的の所へと歩いていく。
祖父が若菜に手を差し伸べると、
「ひ....っ!」
ぞくん! と身体を震わせる若菜。
今度は何をされるのかと思っているのだ。
だが祖父は若菜の拘束していた縄を外した。
「..........」
もう全身の力が入らない若菜は、そのままずるずると崩れ落ちる。
「おっと...」
それをあわてて抱えあげる祖父。
やさしく若菜を抱きかかえながら、慈しむように頭を撫でてやる。
「よしよし...こわい思いをさせてすまなかったな」
そしてなだめるような口調で囁きかける。
その一言と、祖父の身体の暖かさに、若菜の瞳に光りが差した。
「お...お祖父さま...ぁ」
もう枯れたかと思っていた涙が、ほろりと頬を伝った。
「もう大丈夫じゃぞ...」
なおも頭を撫でながらやさしく言う祖父。
若菜が顔をあげると、いつもの祖父の表情があった。
「お...お祖父さま...お祖父さまぁ...」
やっといつもの祖父に戻ってくれた。
胸にすがりついて子供のようにわんわんと泣きはじめる若菜。
「よしよし...」
その若菜をあやすように、祖父は震える身体を抱きしめていた。
やがて、
「うっ...ひっく...ぐすん」
瞳をこすりながら祖父の胸から顔をあげる若菜。
「.....もう泣きやんだのか?」
「あっ...はいっ...ぐすっ...もう大丈夫です...」
涙を拭いながら、祖父を心配させないように無理に笑ってみせる若菜。
その泣き笑いのような笑顔を見た瞬間、祖父の顔が嫌らしく歪んだ。
「お.....お祖父...さま?」
その変化は若菜にもすぐにわかった。
次の瞬間、
「ふんっ!」
祖父が身体を返すと、若菜の身体が宙に舞った。
若菜の身体が空中でくるりと一回転する。
「きゃあああああああっ!?」
どすん、と音をたてて地面に背中から叩きつけられる若菜。
祖父は合気道の達人でもあったのだ。
「い...いたっ...お、お祖父さま?」
顔をあげる若菜の前に、仁王立ちになる祖父。
「.....!?」
その若菜を見下ろす表情は...先ほどまでのやさしい祖父ではなく、陵辱者のものに戻っていた。
女を狩る、狩人のようなその視線。
再び、若菜の顔がさっ、と凍りつく。
「ふぉふぉふぉ...そうじゃ、その表情じゃ...」
待ってましたと言わんばかりのその口調。
倒れたまま、後ずさりして逃げようとする若菜。
恐怖のあまり、足腰が立たないのだ。
「恐怖を与えすぎると...反応が鈍くなってきてつまらんのじゃ...」
じりっ、と離れた距離を1歩で詰める祖父。
「だから...こうして...やさしくしてやると、また安心するんじゃ...」
若菜のことを言っているのだろう。
たしかに若菜は祖父にやさしくされて、すっかり安心しきっていた。
「そしてまた安心したところで絶望に突き落としてやると...」
先ほど投げ飛ばしたのがそれだ。
「こうしてまた恐怖に引きつる表情を楽しめるんじゃ!!」
若菜を一喝するように言う祖父。
「ひ.....っ!!」
その一喝に、飛びあがらんばかりに驚く若菜。
たしかに祖父の言うとおり、今の若菜は奈落の底に突き落とされたような絶望的な表情をしていた。
小刻みに震える白磁のような肌...その端正な顔を引きつらせ、後ずさりしながら逃げようとする女...、
手負いの小鹿をいたぶるようなその行為。
それは男なら誰しも嗜虐心を煽られるような光景であった。
「Picture the Reverse ・ 綾崎若菜1」の続きです。
弓道を利用した責めということで、このようになりました。
一応、桃色戦車様のリクエストに応える形となったので良かったです。
しかしウイリアム=テルも那須与一も真っ青の腕前ですな。おじいちゃん。
次回で完結予定です。
全然関係ないけど、ドリームキャスト版『エアロダンシングi』に夢中の毎日。
通信対戦面白すぎ。