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博士の異常な愛情2
コギト=エラムス/文


 研究室内に、モンターギュとエルノアはいた。

 

 「じゃあ、いいかい? エルノア...」

 幼子に話しかけるような口調のモンターギュ。

 

 「はぁい...博士ぇ」

 舌足らずな声で返事をするエルノア。

 

 コンピュータによる合成音とはいえ...その声は機械的ではなく、少女の声そのものだった。

 

 「これから洞窟エリアで生態サンプルを4種類ほど採取してきてくれ...研究に必要なんだ」

 

 「わかりましたぁ」

 壁にかけてあった大きなガンを、よいしょと抱えるエルノア。

 かわいらしいデザインのエルノアとその重火器は妙なギャップがあり、滑稽に見えた。

 

 「たのんだよ」

 その背中に声をかける。

 

 「はぁい...行ってきますぅ...」

 エルノアは振り向いて、ぺこりと頭をさげる。

 

 自分の身体よりも大きな重火器を抱え、トコトコと歩いていく。

 研究室を出ていくその背中を..モンターギュは少し心配そうな顔で見送っていた。

 

 エルノアがこれから向う洞窟エリアにはモンスターもいるし、危険がいっぱいだ。

 本来ならばハンターなどに依頼するのだが...それではエルノアがアンドロイドとして成長しない。

 帰ったらしっかりメンテナンスをしてやろうとモンターギュは今から準備をしていた。

 

 . . . . .

 

 「ふうぅぅ...終わりましたぁ...」

 最後の生態データを記録したエルノアは、ほっとしたような声をあげる。

 

 目的の生態データが見つからず、惑星ラグオルの洞窟エリア内でも深部にあたる鍾乳洞のような場所に来ていた。

 

 だが...その場にがちゃりとガンを落として、

 「もう...燃料がぁ...」

 そのまま地面にぺたりと座りこんでしまう。

 

 本来ならば目的の達成に必要な燃料は十分にモンターギュから貰っていたのだが、

 予想以上に手間取ってしまったため、途中で燃料が不足してしまったのだ。

 

 自分の行動よりも取得したデータの保持を最優先に考え、その場で横になって消費燃料をおさえようとする。

 「ど...どうしようぅ...」

 だが...どんどん燃料がなくなっていくのがわかる。

 

 エルノアの中で走馬灯が走る。

 人間と同じように、窮地の際には過去のデータを全て検索して解決策を探すのだ。

 だが...過去のデータには博士との想い出ばかりが記録されていた。

 

 「は...博士えぇ...」

 ぐったりとなったエルノア...悲しそうな声で主の名前を呼ぶ。

 

 「なんだ...レイキャシールが倒れてるぞ?」

 ひょっこりとその顔を覗きこむ男。

 手にしたセイバーからハンターであることがわかる。

 

 「なんだ...? ブッこわれてんのか?」

 その側にいるのは、ライフルを手にしたレンジャーらしき男。

 

 声を聞き、残りの燃料を振り絞り、会話デバイスに回すエルノア。

 

 「あ...あのぅ...」

 キュイイン、と機械音をたてて首が動き、男たちの方を向く。

 

 「なんだ...生きてんのか...どうした? 故障か?」

 

 「い...いいえ...あの...燃料が...切れそうなんですぅ...」

 泣きそうな声で言うエルノア。

 

 「なんだ? 持ってる燃料だったら分けてやってもいいが...お前さんの燃料はなんだ?」

 エルノアのまるで人間の女のような泣きすがる声に内心驚きながらも...協力を申し出るハンター。

 

 親切な方でよかった...とホッとするエルノア。

 この人なら分けてくれるかもしれない、と思い、その燃料の名前を告げようとするが、

 「え...えっとぉ...」

 言いかけて...この期に及んでも羞恥回路が働いてしまい、言いだすことができない。

 相手が生みの親であるモンターギュに言うのもあれほど恥ずかしがるのに...見知らぬ男相手なら尚更である。

 

 「なんだ? 液体ウランか?」

 液体ウランの容器を取り出して目の前にちらつかせるハンター。

 

 「い...いいえ...そのぅ...」

 なんとか首を左右に振るエルノア。

 

 「ザ...ザ...ザ...ザ...ザ...」

 まるで壊れたテープレコーダーのように何度も同じ言葉を繰り返しはじめる。

 

 何度も言おう言おうとするが、羞恥回路が働いてうまく口にすることができない。

 

 「ザ...なんだ?」

 

 「ザ...ザーメ...ですううぅぅ」

 口のあたりに手をあて...恥ずかしそうにうつむくエルノア。

 

 「ザーメ? 聞いたことない燃料だな...」

 語尾は小さすぎて聞えなかったようだ。

 

 「ち...違いますうぅぅ」

 ハンターのズボンの裾をきゅっ、と握りしめる。

 

 音声ボリュームを更にあげて、

 「ザーメ...ザーメンですうぅぅ」

 苦しそうな声で言うエルノア。

 

 「は?」

 一瞬、我が耳を疑うハンター。

 

 「ザーメン...しかし...すごい名前の燃料だなぁ...」

 だが、さすがにそれが精液の事だとは思わず、燃料の名前だと解釈されてしまう。

 

 「ちが...違うんですうぅ...あなたの...あなたの...ですうぅ」

 すがりつくような声で...息も絶え絶えに言う。

 

 エルノアは恥ずかしさに身を縮こませ...自分の胸を抱きしめるようなポーズをとる。

 男たちはその仕草にごくりと唾を飲み込んだ。

 

 改めてエルノアの全身を舐めまわすように見る男たち。

 ショートカットのような髪型を意識した頭のデザイン、

 特殊鋼ながらも、ふっくらと柔らかみのある胸部、きゅっとくびれた腰、

 スカートをはいているような下腹部、そしてそのスカートから覗くエナメルホワイトのしなかやかな脚...。

 それはまさに華奢な女性そのものだった。

 

 「私は...そのぉ...男の方の...ザーメン...を燃料としているんですうぅ」

 そんな身体中に絡みつく欲情の視線に気づかず...

 恥ずかしそうにふるふると顔を左右に振るエルノア。

 

 「..........」

 男たちは無言だったが...羞恥に身悶えする少女のようなエルノアの仕草に...確実に股間を熱くしていた。

 

 . . . . .

 

 レンジャーの男はエルノアの上半身を起こし、後ろから胸の膨らみの部分をわし掴みにしている。

 わし掴みにした指をくいっ、くいっ、と揉みこむように握りしめるたびに、

 「あううん...ふぅぅ...」

 胸部のセンサーを刺激され、甘い吐息を漏らすエルノア。

 

 ハンターの男はエルノアの股を大きく開かせ、その間に入って股間の保護カバーを手でさすっている。

 すでにスカートにあたる部分はしまわれ、下腹部を完全に露出させられていた。

 

 「ふううん...あはあああ...」

 特に鋭敏な2ヶ所のセンサーを同時に責められ、声を堪えることができないエルノア。

 

 「すげえな、コイツ、アンドロイドのクセして本物の女みてえな反応だぜ」

 エルノアのひんやりした特殊鋼の感触を楽しみながら、今度は乳首に相当するあたりを指先でつんつんと突つきはじめる。

 

 「やめっ...やめっ...やめっ...やめてくださいいぃぃ」

 頂頭部をこつこつと小突かれるたびに、言葉がつっかえる。

 

 レンジャーのごつごつした手の上に小さな手を重ね、ふりほどこうとするが、

 もう燃料切れ間近のエルノアはまったく力が入らず、弱々しい抵抗はかえって彼らの目を楽しませるだけだった。

 

 愛撫する場所に応じて人間の女さながらの反応をかえすアンドロイドに、男たちは夢中になった。

 

 「いやあ...いやあぁ...やはああああんっ...」

 男たちの愛撫から逃れるように身をよじらせ...か細い声で懇願するエルノア。

 

 「俺たちのザーメンがほしいんだろ? これからたっぷり注ぎこんでやるから大人しくしてなよ」

 むくつけき男たちはエルノアを押さえつけ、その細い身体を節くれだった指でねちねちと撫でまわしていた。

 

 「ふぁ...ふあぁぁぁぁん...」

 保護カバーを指で撫でまわされるたび、エルノアの細い身体がピクッ、ピクッ、と反応する。

 

 エルノアは脚を閉じようとするが、その間にハンターの身体があるので脚が閉じれない。

 脚を内股にしてもじもじとよじらせるだけで終わってしまう。

 

 「ふーん...ちゃんとヘソまで付いてんだなぁ」

 もむような手つきで特殊鋼の胸をさすりながら、レンジャーは目についた腹部のくぼみに指を這わせる。

 

 「はっ! あっ! だっ...だめですううううぅ...そ、そこはぁぁ...」

 その瞬間、身体をカチャカチャと鳴らして震えるエルノア。

 

 「なんだ? ココも感じるのか?」

 違う反応を返すエルノアにかえってそのくぼみに興味をもったレンジャーは無遠慮に指を挿入する。

 

 ずぼっ

 

 「ひゃうううううん!」

 悲鳴のような声をあげるエルノア。

 

 「ははは、おもしれーな、こんな所いじられて気持ちいいのか」

 それはただのくぼみだったが、エルノアにとっては大変な弱点のひとつだった。

 レンジャーはエルノアのただならぬ反応に面白がってズボズボと指を出し入れする。

 

 「やめ...やひゃうぅ! いや...あはひゃああん! おねがい...きゃふうぅ!」

 指を指し込まれるたびに、エルノアの懇願がソプラノの悲鳴へと変えられてしまう。

 まるでヘソの奥にスイッチがあるように、指が奥にこつんと当たるたびに背筋をバウンドさせるように飛び跳ねる。

 

 「はやゃぁあ...はぅぁぁん」

 ヘソの部分をいじり倒され、すっかりメロメロになってしまうエルノア。

 

 身体をいじってやるだけでとろけそうな声と共にいやいやと身体をよじらせるのだ。

 指一本でただならぬ反応をかえすレイキャシールに、男たちの征服欲は満たされつつあった。

 

 「ざっ...ザーメンを頂けるだけでいいんですうぅぅ...」

 男たちの愛撫から逃れるように身をよじらせ...か細い声で懇願するエルノア。

 

 「じゃあザーメンをくれてやるから、この穴開きな」

 言いながらハンターはピンク色の保護カバーをコンコンと指で弾いた。

 

 敏感な場所を指で突かれ、弾かれたように身体をのけぞらせるエルノア。

 「はひっ! はひっ! はあぁぁん...」

 2回ほど身体をのけぞらせた後...ぐったりとなり、

 「...お...おねがいしますぅ」

 熱っぽい声で言う。

 

 キュイイン...と音をたてて股間の保護カバーが外れた。

 

 「ほおぉ...すげ...ここもちゃんとオマンコみてぇになってるぜ...

  コイツを作った奴ぁかなりの好きモンだな」

 開いた保護カバーから胎内を覗きこむハンター。

 そこには無数のシリコン製のひだが触手のように伸びていた。

 

 「さすがはザーメンを燃料にしてるだけはあるな...エッチな身体してるぜ」

 いまだ胸部のふくらみを両手で揉みながら、からかうように言うレンジャー。

 覗き込んだエルノアの顔は、恥ずかしいのか視線をあわせないようにうつむいている。

 

 「はやくぅ...はやくぅ...くださいいぃ」

 うつむいたまま甘えるような声で言うエルノア。

 

 その声に更に嗜虐心をくすぐられたのか、

 「ちゃんとおねだりしてみな...でねえとやらねーぜ」

 露出させたペニスを見せつけるようにしごきながら、意地悪そうに言うハンター。

 

 「そっ...そんなあぁ...」

 泣きそうな声でいやいやをするエルノア。

 

 「早くしねーと、燃料が切れちまうぜ?」

 先走り汁をあふれさせ...ぴくぴく震えるペニスを、

 エルノアの大きく開いた股の間からじらすようにチラつかせる。

 

 羞恥により放熱量が多くなり、残り僅かとなった燃料と相俟ってエルノアの思考は朦朧としていた。

 視界を司るレンズから送られてくる画像が...だんだんとぼやけてくる。

 

 ぼんやりとした声でおねだりを始めるエルノア。

 「わっ...わ...私...のっ...お...まっ...おまんこ...に...」

 その途中ではぁはぁと息つぎをする。

 

 男たちは黙って...エルノアの次の言葉を待った。

 静まりかえった洞窟内には...チョロチョロと地下水が流れる僅かな音だけが聞えていた。

 

 「おちっ...おちんちんを挿入して...ざっ...ザーメンを...いっぱい注入してくださいぃ...」

 しんと静まりかえった洞窟内に...エルノアの声が反響する。

 それは消え入りそうな声だったが...男たちにははっきりと聞えた。

 

 

 


解説

 AMI様、MIKAMI様リクエストの「博士の異常な愛情」の続きです。

 一応AMI様のリクエストの通りにお話を進めています。が、こんなレイプっぽい補給は望まれてなかったかもしれませんが...。

 


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