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プレイボーイ・プレイガール 1!
コギト=エラムス/文


 ひなた荘204号室からは...女の荒い呼吸音がひっきりなしに聞えていた。

 

 「は...あぁぁ...だ、だめっ、むつみさん...女の子同士で...」

 なるは先ほどから顔に吸いついてくるむつみを引き剥がすのに必死だった。

 

 「好きなら...いいじゃないですか、女の子同士でも...」

 ちゅっ、ちゅっ、となるの顔にキスの雨を降らすむつみ。

 

 「だ...だめえぇ...景太郎が帰ってきちゃうよぉ...」

 ふたりは景太郎の布団の上でくんずほぐれつしているのだ。

 

 「帰ってきたら...けーくんも一緒に...ね」

 やさしくなるの前髪をかきあげながら...ひたいにキスをする。

 

 

 今更ながら、なるは自分の軽はずみな行動を後悔していた。

 上の階にある自分の部屋から景太郎の部屋をのぞいてみたら、

 昼間だというのに布団をしいて寝ているので、

 「なに昼間っから寝てんのよーっ! 景太郎っ!」

 とふざけながら布団にもぐりこんで、キスをしたのだ。

 

 が...布団の中にいたのは浦島景太郎ではなく...乙姫むつみだった。

 

 「むっ...むつみさんっ!?」

 あわてて飛び退こうとするなる。

 だがむつみはそれを制止するように、なるの頬にそっと触れて...

 

 「あらあら...なるさん...おかえしです」

 微笑みながらちゅっ、となるの唇に唇を重ねた。

 

 「んっ...(あ...やわらかい...むつみさんの唇って...マシュマロみたい...)」

 とろけるような口づけに...一瞬我を忘れて身を任せてしまうなる。

 

 だがすぐに正気に戻り、

 「んむっ!? むーっ!?(ってむつみさん、ナニしてるんですかぁーっ!?)」

 赤子のようにちゅうちゅうと唇に吸いついてくるむつみを引き剥がそうとする。

 

 むつみはおっとりしているが、かなりのキスの名手である。

 だがそれはテクニックによるものではない。

 むつみは好きな人に心をこめてキスをしているだけなのだ。

 それだけだというのに...キスを受けた相手はまるで口からむつみの愛をいっぱい注ぎこまれたかのように骨抜きにされてしまう。

 

 なるも例外ではなく、むつみの愛のキスに身体の力がふにゃふにゃと抜けてしまう。

 

 むつみはなるの頬に手を添えたままゆっくりと唇を離し...、

 「...かわいい...」

 力が入らず、ぐったりとなったなるを見つめ...くすりと微笑む。

 顔はうっとりとして...唇はひどく艶やかに見えた。

 そのピンクパールのような唇を...なるの顔へと再び近づけていく。

 

 「え...やぁ...やめて...(ど、どうしてそうなるのよーっ!?)」

 迫ってくるうっとりした顔を力の入らない手で阻止するなる。

 

 先ほどの自分のキスで...むつみのスイッチを入れてしまったことに、なるはようやく気づいた。

 

 

 「まあまあ...なるさんのまつげ...とってもキレイ...」

 ちゅ...

 

 「あらあら...かわいいおはな...」

 ちゅっ...

 

 「やわらかい...ほっぺ...」

 ちゅっ...

 

 むつみは艶っぽい声でなるの顔のパーツを誉め...愛とおしそうにキスをする。

 唇が触れるたび、まるで電気でも流れたかのようになるの身体が震える。

 

 「い...やぁ...むつみさんっ(だ、だめえ...力が入らないよーっ!?)」

 むつみの甘美なキスの連続攻撃に...されるがままになってしまうなる。

 

 むつみはくすくす笑いながら、あごのラインをなぞるように丁寧にキスをしていく。

 ちゅっ... ちゅっ... ちゅ...

 「ふああぁぁ...(な...なんだか...ヘン...)」

 ただキスをされているだけなのに...なるの頭はぼんやりとし、視界は霞みがかかったようになる。

 

 「さ...ぬぎぬぎしましょうね...」

 横になったなるの前髪をかきあげながら...ぼんやりした視点のなるに言う。

 それはまるで、幼子に話しかけるような口調だった。

 

 「ふぁ...(や...やぁ...)」

 まだ頭がぼんやりとして...抵抗らしい抵抗ができない。

 

 しゅるん...

 

 むつみはニコニコ微笑みながらなるの衣服をするすると脱がせていく。

 

 しゅる... しゅる... しゅるん...

 

 布ずれの音がするたび、なるの身体を覆っていた衣服がどんどん剥ぎ取られていく。

 むつみはおっとりしているがさすがは女性、女の服を脱がす動作に澱みがなかった。

 しかも、脱がした服はきちんとたたんで布団の横に置いている。

 

 まるで酔っぱらってしまったかのように、身体に力が入らない。

 「やっ...こ...こんなの...いやあぁぁ...」

 弱々しく言葉で最後の抵抗をするなる。

 

 だが...どんどん肌が露出していくのは止まらない。

 

 「うふふ...私とおそろいですよ...」

 不意に、むつみの顔がなるをのぞきこむ。

 

 「!?」

 そのむつみの姿にぎょっとするなる。

 

 むつみはいつ脱いだのか、一糸纏わぬ姿でなるにおおいかぶさっていた。

 

 「うふふ...あったかい...」

 むつみは嬉しそうに言いながら、なるの裸体に自らの裸体をぴったりと密着させる。

 

 むにゅり...量感のある乳房が押しつけられる感触。

 

 「ちょ、ちょっと、む、むつみさんっ!? あ...!」

 再び発したなるの抵抗も、むつみのキス攻勢の再開によって遮られてしまう。

 

 今度はなるの全身にキスを開始する。

 

 ちゅっ...ちゅ...ちゅっ...ちゅっ...

 首筋...肩...腕...わきの下...

 むつみが顔を伏せ、なるの肌にキスするたび...たわわな美乳がむにゅむにゅと押しつけられる。

 

 ちゅっ...

 「はあん!」

 キスが乳首に達したとき、思わず声をあげてしまうなる。

 

 その反応に気をよくしたのか、むつみはそのまま赤子のように乳首を吸い上げた。

 ちゅうううううううっ...

 「はあああああああぁ...」

 乳首を吸われる快感に、まるで引っ張られるように上半身を反らし、胸をむつみに向けて捧げてしまう。

 

 ちゅぽん...

 

 むつみが口を離すと...唾液で濡れた乳首が露出する。

 だが口に含む前とは違い...官能を感じた証としてそのピンク色の乳首は起立し、固くしこっていた。

 「まあまあ...気持ちよかったんですね?」

 勃起した乳首となるの顔を交互に見つめながら、うれしそうに言うむつみ。

 

 なるは、かあーっと燃えたように顔を真っ赤にして視線をそらす。

 

 「うふふ...」

 そのかわいらしい仕草を見て、にっこり笑うむつみ。

 

 ゆっくりと身体をかえして...なるの顔をまたぐようにする。

 

 「!?」

 いきなり眼前にむつみの股間が現れ...ぎょっとするなる。

 

 「舐めっこしましょ...」

 自分の下半身の方からむつみの声が聞えてくる。

 

 むつみの意図はわかった...だが、なるは女性器をこんなに間近で見るのは初めてで...

 おそらくむつみも自分のものを同じように見ているんだと考えると...また顔が熱く上気してくる。

 

 ちゅくんっ...

 

 「んあ...!」

 だがそんな考えも、むつみのひと舐めでどこかへ飛んでいってしまう。

 

 なるは乳首を吸われて官能を感じていたため...溢れ始めた蜜により潤いはじめていた。

 だがむつみはすぐに核心を責めようとはせず...焦らすようにまわりをくすぐりはじめた。

 まず溢れた蜜を舌ですくい取り、それを口の中で唾液と混ぜて再び秘唇へと塗りつける。

 

 「ふあぁぁ...はぁぁぁん」

 大陰唇のまわりを舌で舐めあげられ...ぞくぞくと背筋を震わせるなる。

 

 ぴちゃぴちゃと水っぽい音が響くたび、なるは鼻にかかった声で喘ぐ。

 

 こういった愛撫はむつみの方が数枚上手である。

 なるはその愛撫に遮られ、集中してむつみの性器を舐めることができずにいた。

 それに女の性器なんて舐めたことがないなるは、稚拙な舌づかいで、

 チロチロと花弁に舌を這わせるだけが関の山だった。

 

 「あんっ...んあっ...あはぁん...」

 小陰唇のまわりを舌でなぞられ...少しづつ腰を浮かせるなる。

 気持ちよさのあまり、無意識のうちに浮いてくるのだ。

 時折、舌がクリトリスを通過すると、

 「はあん!」

 浮かせた腰をピクン! と震わせる。

 

 あふれた蜜で口のまわりをベタベタにしながら...さらに舌を這わせていくむつみ。

 

 先程からいいようにやられっぱなしのなるは、半ばヤケになって舌を膣穴にズボッ、とねじりこんだ。

 「ひゃうっ!」

 なるの不意打ち同然の舌挿入に びくん! 飛び跳ねてしまうむつみ。

 その瞬間、アドバンテージはなるの方に移る。

 

 だが、負けじとむつみの舌はなるの膣穴のまわりへと延びる。

 「きゃふぅ!」

 待ちにまった核心への愛撫に、悲鳴まじりで悶えてしまうなる。

 背筋をのけぞらせながら、シーツをきゅっ、と掴む。

 また、主導権がむつみに移った。

 

 ちょん、と膣穴の入り口を舌で突いてやると、

 「ひゃん!」

 膣穴がひくひくと震えながら反応して...さらなる愛撫を無言で要求する。

 なるはもう舐めるどころではなかった。

 

 舌先でつんつんと膣穴を突ついてよくほぐれたことを確認すると、むつみは顔を上げた。

 その視線の先には...熱っぽくむつみを見つめるなるの顔が。

 

 「む...むつみ...さんっ、お願い...もっと...もっと...してぇ」

 泣きそうな表情で懇願するなる.....もうまいったといった感じだ。

 

 もう女同士であることをすっかり忘れるほど、なるの身体は官能に支配されていた。

 

 だがむつみはそれには答えず、

 「あっ...けーくん、帰ってきたみたいですよ...」

 上げた顔をそのまま廊下の方へと向ける。

 

 廊下の向こうから...景太郎の鼻歌が聞えてきた。

 

 「さっ...ふたりでけーくんをお出迎えしましょうね...」

 またも幼子をあやすような口調で、なるを促すむつみ。

 

 「う...うん...」

 ついに素直になったなるは...むつみの言う通りにしてしまう。

 

 

 「ふふ〜ん...」

 部屋の中になるとむつみがいることも知らず、上機嫌で鼻歌を唄いながら障子を開ける景太郎。

 

 ガラッ

 

 「..........」

 その鼻歌は部屋の中を見た瞬間に止まった。

 

 景太郎の部屋の真ん中にはふとんが敷かれ...

 その上にはふたりの少女がかわいらしいお尻をこちらに向け...前かがみになって、

 びしょびしょに濡れた秘穴を差し出していたのだ。

 

 「お...おかえりなさい...け...景太郎...」

 指先で膣穴の奥までよく見えるように指で広げながら...なるが言う。

 その膣穴は物欲しそうにひくひく痙攣していたので...一瞬、膣がしゃべったかのようにも見えた。

 

 「おかえりなさい...けーくん...」

 同じく膣穴の奥を見せつけるように指で広げていたむつみが言う。

 その穴からこぽっ...と音をたてて、透明の蜜があふれた。

 

 「.......」

 あふれた蜜が太ももを伝い...布団に染み込んでいくのを無言で目で追う景太郎。

 

 そして、次の瞬間、

 

 「うわあああああっ!? なっ、成瀬川っ!? それにむつみさんっ!?」

 夢でも起こりえないような光景に、思わず腰を抜かしてしまう景太郎。

 

 自分の部屋でふたりの美少女が...女の子の身体のうちで最も大切な場所...

 俗に言う、オマンコを広げて出迎えてくれたのだ。

 しかも...景太郎に捧げるようにお尻を突き出して、ふりふりしながら。

 こんな光景、夢でも見ない。

 

 しりもちをついたまま硬直する景太郎に、ふたりの少女がしがみついた。

 

 景太郎のワキに手を回してしがみつき...

 「うふふ...けーくん...」

 左の耳元で悪戯っぽく囁くむつみ。

 

 景太郎の首に手を回してしがみつき...

 「景太郎...景太郎...」

 右の耳元で甘えるように囁くなる。

 

 そして...

 

 ずぼっ...

 「うあっ!?」

 まるでふたりが示し合わせたように、同時に景太郎の耳の穴に舌を挿入する。

 

 ふたりは景太郎の耳穴を掃除するかのように、盛んに舌をずぼずぼと出し入れして刺激する。

 

 ちゅぷ...ちゅぷ...ちゅぷ...

 ざらつく舌が耳の穴に入り、耳垢を舐め取るように動き、それが唾液とからみつき、ぴちゃぴちゃと嫌らしい音がする。

 耳の穴に直接出入りしているので、その淫靡な音が直に頭の中に響く。

 そのたびに、まるで身体が溶けてしまいそうなほどの甘美な感覚が駆け抜ける。

 

 「あうう...ああっ」

 口を金魚のようにぱくぱくとさせて、快感のさざ波に流されてしまう景太郎。

 

 両耳穴同時舐め.....この愛撫にノックアウトしない男はいないだろう。

 なるとむつみのコンビネーションに、景太郎の股間のものは早くも限界までそそり立つ。

 

 ふたりの少女が作り出した愛の空間に...ひとりの男が吸い込まれていった。

 

 

 


解説

 ぶーりん様のリクエスト「なるとむつみがHしている最中に景太郎が入って3人で」です。

 次回は3人でH、その際に、hanutika様のリクエスト、

 「景太郎と成瀬川、景太郎とむつみという組み合わせで、景太郎は休む暇もなくやり続ける」に繋がり、

 そのまま他の住人も登場し、hanutika様のリクエスト「ひなた荘の住人全員と景太郎がやりあう」内容に繋がります。

 

 なお、なるとむつみは景太郎と経験済みということになっています。

 

 あともう一話くらい新シリーズを展開したら、今残っている連載陣に手をつけていく予定です。

 


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