初夏の公園。
雲ひとつない青空と、あたたかい日差し、そして涼しげに吹く風。
絶好のレジャー日よりである今日は、公園にも人が多く訪れていた。
散歩をする者、昼寝をする者、身体を動かす者．．．。
あたたかい日差しに包まれ、人々は思い思いに初夏の一日を楽しんでいた。
そして．．．犬の散歩をする者．．．。
ここにも一人、この公園で休日を満喫する男がいた。
ベンチに腰かけながら、気持ちよさそうに背伸びをする。
手には犬を繋ぐためのチェーンを持ち．．．その先には、犬のように座った少女が繋がれている。
少女は主人につき従う犬のように、ひざを立てたままおしりを地面につける姿勢をとり、
両手は軽く握って股間の直前で地面につけていた。
．．．そう、これはまさに、犬の「お座り」のポーズである。
しかも少女は何も首輪以外は何も身につけていないため、女性にとっての大事なところが全て丸見えになっている。
だが少女はそのしなやかな肢体を隠すことなく、「お座り」のポーズのまま、
人なつっこい瞳で、主人をじっと見つめている。
主人は黙って手を出すと、
「お手」
と言った。
主人の一言に少女は嬉しそうに目を輝かせ、四つんばいになって主人の元まで這っていくと、
軽く握った右手を主人の差し出した手の上にぽんと置いた。
．．．完全に、犬の「お手」である。
「おかわり」
主人はそれだけ言う。
少女は主人に命令されるのがそんなに嬉しいのか、目をきらきらさせて今度は左手を主人の手のうえに置く。
遠巻きに、散歩にきていた男たちがこちらをじっと見つめている。
美しい少女の痴態を見せられ、もうズボンの上からでも昂ぶっているのがわかるほど股間を膨らませながら。
「す．．．すげえ．．．完璧に調教されちゃってるよ．．．」
「あんなカワイイ子が．．．犬同然に扱われてる．．．」
「夢みたいだな．．．あんな大人しそうな子が．．．」
時折うらやましそうな感想を漏らす。
長くきれいに揃った睫毛、大きな瞳、通った鼻筋、よく手入れされた輝く黒髪、
ぜい肉ひとつない、しなやかな身体の肌は透き通り、しみひとつない。
若菜は日本的で、落ち着いた雰囲気のある美少女である。
まさに大和撫子の見本のような彼女が、全裸のまま引き綱をされ、白昼の公園で犬扱いされているのだ。
確かにこれは夢としか思えない。
男たちの声に、少女は時折我にかえって恥ずかしそうに目を伏せる。
「よし．．．じゃあワカナ．．．”マンマン”だ」
ここで主人ははじめて犬の名前を呼んだ。
「わ．．．わん」
若菜と呼ばれた少女は返事をする。
返事といっても人間の言葉ではなく、犬の鳴き声で。
主人から新たな命令を与えられ．．．「お手」をした手をおろす。
「ん．．．」
そして恥ずかしそうにうめくと、膝をまげたままつま先立ちになり、
両足を大きく広げて股間を見せつけるように腰を突き出し、
両手は軽く握ったまま肩にくっつけるような感じで曲げた。
「わん．．．っ」
主人の命令通りにし、再び鳴く。
そう、これは犬にとっては「チンチン」に相当する行為だった。
股を広げて、女性器を主人に見せつけるようにするために「マンマン」という呼び名がついたのだ。
しかもこの時は、口をあけて犬のように舌をだらりと出せと言いつけられているので、
若菜はそのように口をあけ、舌をべろりと出していた。
羞恥のあまり、はっ、はっ、と息が荒くなっており、その様はまさに、犬だった。
こんな畜生の扱いにも、若菜は目をうっとりとさせている。
調教はひさびさだったが、若菜はメス犬としての身分を忘れてはいなかった。
「ふっ．．．」
思わず主人の顔もほころぶ。
「よし．．．」
主人が言うと、若菜は「マンマン」のポーズをやめて四つんばいになった。
「よくできたな」
従順な犬の頭を、よしよしと主人は撫でてやる。
「くぅん．．．くーんっ」
犬のようにくんくんと鳴きながら、若菜は自分を撫でてくれる主人の手にうれしそうに頭をすり寄せる。
撫でられるたびに、若菜の腰まで伸びた黒髪が揺れる。
主人はじゃれつく犬を撫でながら、立ち上がった。
「さ．．．行くよ、ワカナ」
手に持った引き綱をくいくいと引いて促す。
若菜の白い首筋に巻かれた真紅の首輪が引かれる。
「くぅん」
若菜は甘えるように鳴いたあと、引っ張られる方向に四つんばいのまま歩きだした。
主人は公園内を犬を連れて散歩する。
犬は主人の少し後を、つき従うように歩く。
その後から男たちがぞろぞろとついてくる。
若菜が這うたびに、かわいらしい桃尻がぷりぷりと揺れ、男たちを誘うように動く。
男たちは美しい少女の美尻を見ながら、ニヤけた笑いを浮かべてついていく。
散歩途中、道ゆく人たちが怪訝そうな顔で主人と犬を見る。
特に女性などはあからさまに不機嫌そうな顔をして、その場から離れていった。
「ママー、あのおねーちゃん、わんちゃんなの？」
途中で出会った子供が若菜を指さして言う。
「これっ！ 見るんじゃありません！」
母親は汚らわしいものでも見せられたかのように、子供を抱きかかえてどこかへ行ってしまう。
その衆人たちの好奇の視線を意識して、たまに若菜の歩みが鈍くなる。
それでも主人が手綱を引いてやると、おずおずと歩きだす。
大きなセントバーナードを連れた散歩の青年とすれ違う。
青年は若菜を見るなりぎょっとなり、あわてて道を譲る。
すれ違いざまに主人は止まり、青年に声をかけた。
「大きな犬ですね．．．オスですか？」
会釈しながら聞く。
「えっ．．．ええ、そうです」
気の弱そうな青年はなんとか返答する。
「ふうん．．．ウチのはメスなんですよ．．．
ほら、ワカナ、お友達だよ、挨拶して」
言いながら主人は手綱を２、３度引く。
「わ．．．わんっ」
恥ずかしいのか．．．顔を伏せたまま鳴く若菜。
若菜はゆっくりと這って．．．そのセントバーナードの背後に回る。
そこで．．．周囲の視線を感じ、我にかえったのか泣きそうな顔で主人を見る。
明らかに許しを請う視線だったが、
「ほら、早く、挨拶して」
手綱を引っ張って促し、飼い犬の懇願を一蹴する。
「わ．．．ん」
犬なのに、こくりと頷く若菜。
そして．．．きゅっ、と固く目を閉じたまま、覚悟を決めたような表情で、
「んっ．．．」
そのセントバーナートのお尻の穴に顔を近づけた。
そして．．．鼻先が尻の穴にくっつくくらいまで近づけたかと思うと、
「んっ．．．ん．．．」
くんくんとその匂いを嗅ぎだした。
「ん．．．！」
その異臭に顔をしかめ、思わず顔をひっこめてしまいそうになるが、
主人の許しがあるまでそれは許されない。
許しが出るまではその犬の尻穴を嗅がなくてはいけないのだ。
すんすんと鼻を鳴らしながら、尻の穴の臭気を吸い込んでいく。
糞便がひり出されるという、生物の身体の内でもっとも汚い穴の匂いを嗅がされているのだ。
そんな行為をするのは．．．人間以下の生き物でしかない。
「くうっ．．．」
あまりの屈辱にうめく雌犬。
「うわっ．．．．．」
美少女が犬の尻穴を嗅ぐという行為を見せつけられ、どきまぎした表情になる青年。
若菜は嗅ぎながら、時折ちらちらと主人の顔色をうかがう。
早く許してほしいのだ。
その瞳がだんだんと潤んでくる。
が、主人が許す前に、セントバーナードが動いた。
セントバーナードも若菜のことを完全に犬だと思ったのか、
四つんばいになった若菜の背後に回りこむ。
「．．．．．！」
さっと顔を青くして逃げようとする若菜。
だが主人は手綱を引いてそれを阻止する。
セントバーナードはおかえしとばかりに若菜の尻を嗅ごうと回りこんだのだ。
「ほらっ、ワカナ、お友達だよ．．．さし出して」
新たな命令を出す主人。
「く．．．くううぅぅぅん．．．」
その命令に、潤みきった瞳で主人を見つめながら、悲しそうに鳴き、いやいやをする若菜。
だが．．．主人の命令は絶対だ。
主人は無言でその哀願をはねのける。
あきらめた若菜は．．．
「んぅ．．．」
羞恥にうめきながら、前につっぷしてお尻を突き出すような格好をする。そして．．．
両手を尻にまわし．．．桃尻の肉をを両手でかき分けるようにして指で押し広げた。
くにっ
ピンク色の蕾が、空気に晒される。
「おおっ！？」
後ろにいた男たちは歓声をあげてその差し出された蕾を覗き込む。
若菜ほどの美少女は尻の穴まで魅力的で、薄桃色のそれは一輪の花と呼んでも遜色がないほどだった。
普通、見知らぬ人間に尻の穴を見せるなど、刑務所の囚人か動物くらいのものだ。
まさに今．．．本来は隠すべき排泄物をひり出す穴を、大勢の人に見られている。
「くううぅぅん．．．」
尻肉を広げ、尻穴をあられもなく見せつけた若菜が鳴く。
想像を絶する恥辱に、いたいけな少女は目にいっぱい涙を浮かべていた。
セントバーナードはその差し出された尻穴に鼻を近づけ、くんくんと嗅ぎだす。
セントバーナードが鼻をひくひくと動かすたびに、ふんふんと鼻息が菊穴にかかる。
「んっ．．．くうううぅ．．．」
セントバーナード荒い息を敏感な尻穴で感じとり、尻を嗅がれているという恥辱を再認識する若菜。
しかも．．．嗅いでいるのは人間ではなく、畜生である。その恥ずかしさは並大抵のものではない。
「ううっ．．．くううぅぅん．．．」
嗅がれるたびに、突っ伏した顔をふるふると振り、いやいやをする若菜。
白い背中が恥ずかしさで桜色に染まり、受けている恥辱の過酷さを物語っている。
セントバーナードは最後にぶしゅん、と鼻を鳴らすと、前足を若菜の腰のあたりに置いた。
「ひ．．．っ！！」
若菜はセントバーナードが自分になにをしようとしているのか直感し、悲鳴をあげた。
セントバーナードは若菜の尻穴を嗅いで発情したのか、股間にある獣の象徴をビンビンに滾らせていた。
そのセントバーナードは若菜よりも大きいので、覆いかぶされば簡単に若菜と交尾することができるだろう。
「ひっ．．．ひいい！」
若菜は震えあがりあながら悲鳴をあげて助けを求める。
逃げようにも逃げられない。
発情期のメスは、腰のあたりに手を当てられるとピクリとも動かなくなる。
これは、オスが挿れやすようするためで、獣の本能なのだ。
主人は若菜にこれを徹底的に仕込んだため、若菜は四つんばいの時に腰に手を当てられると、
条件反射で動きたくても動けなくなるのだ。
オス犬の尖った生殖器が、メス犬若菜の生殖器に結合しようとしたその瞬間、
ぐいっ！
主人はセントバーナードの引き綱を引っ張り、力づくでそれを引き離した。
主人の力はものすごく、大型犬であるセントバーナードもずるずると引きずられた。
それでもなおセントバーナードは地面に爪を立ててて抵抗するが、勝負にならない。
ずるずると引きずられ、そのまま数ｍ離れるまで引っ張られた。
悔しそうにグルグルと唸るセントバーナード。
安全な距離まで離れたことを確認すると．．．
「はい」
主人は屈託のない笑顔で引き綱を青年にかえす。
「あっ．．．す、すみませんっ！」
見とれていた青年は我にかえり、ぺこぺこと謝りだした。
主人はなお頭を下げる青年に背を向け、交尾まであとちょっとだったメス犬のところまで戻る。
若菜は恐怖のあまり、その場で尻を突き出したままガタガタ震えていた。
「もう大丈夫だよ、ワカナ」
引き綱を引っ張って知らせる。
「．．．．．」
若菜は突っ伏した頭を、恐る恐る上げる．．．。
そして、あたりをきょろきょろ見回す。
数ｍ離れたところで、さきほど自分を犯そうとしたセントバーナードが名残惜しそうな顔でこっちをじっと見ていた。
「ふぅ．．．」
ほっと胸を撫で下ろす若菜。
「ははは、あんな粗暴な犬とは交尾させないさ」
笑いながら、足元にへたりこむメス犬の頭をよしよしと撫でる。
若菜は顔をあげ、やさしげな瞳で自分を見下ろす主人を見つめる。
今にも泣きそうに涙で潤んだ瞳が．．．陽の光を受けてキラキラ輝く。
ぽろり．．．
「あ．．．」
主人の顔を見た瞬間．．．若菜の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
陽だまりみたいなその笑顔。
いままで飼い主のいない寂しさで流してきた涙とは全く違う．．．あたたかい涙。
「（居てくれる．．．私の側に．．．ご主人様が．．．いてくれる．．．
そして．．．私を．．．私を飼ってくれている．．．）」
若菜は微笑みかえそうとするが、そうすればするほどどんどん涙があふれてくる。
泣き笑いのような表情で、じっと飼い主を見つめるメス犬。
主人は何も言わずに．．．ずっと若菜の頭を撫でていた。
「くうううぅぅん．．．」
若菜はそれに応えるように、鳴き声をあげる。
そして頭を撫でられながら、主人の脚にすがりつき、何度も何度も頬ずりした。
それはまさに．．．愛し、愛される飼い主にすり寄る犬のようであった。
「十二匹の犬と主人の物語 ・ 綾崎若菜１」の続きです。
ありがちな犬プレイ．．．。
そういえば要である、首輪の描写がないですね。次回はもっと入れます。