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8月29日
コギト=エラムス/文


 私は、けっこう前から趣味でクラリネットをやっている。

 夕食が終わった後、そのまま勉強部屋に戻る気がしない時に気分転換として縁側で吹いている。

 

 あんまり上手じゃないんだけど、側で聴いている家族からの苦情は今のところ来ていない。

 

 今日も...夕食が終わった後、夜風が気持ちよかったからいつものように吹いていると...。

 ボクくんが私の隣に寄り添うようにちょこんと座った。

 

 私のクラリネットを聴きながら、地面に届かない足をぱたぱた動かしている。

 こうして見ると...弟みたいでかわいいんだけど...。

 

 「!!」

 なんて思ってると、いつのまにか私のワンピースのスカートの上に手を置いて...指でもぞもぞまさぐりはじめた。

 

 私はびっくりして息を呑んだ。

 そのせいで、順調だったクラリネットからはへんな不協和音が響いた。

 

 ピキーッ

 

 すぐ後ろで家族がずっこける音がする。

 

 「お、おいおい萌、どうしちゃったんだ?」

 背後からお父さんの声が。

 「ボクくんが隣に座ったから緊張しちゃったとか?」

 からかうように言うお母さん。

 

 「ちょ、ちょっと間違えちゃった」

 私は振り向かず、照れたように答える。

 

 「ボクくんっ、やめてっ、みんないるのよ!」

 そして悟られないように小声でボクくんに言う。

 

 「バレたくなかったら、ちゃんと吹いてね」

 あわててる私とは対照的に、飄々としてる。

 

 「..........」

 いつも一方的なボクくん...。

 私はあきらめて...クラリネットを吹くのに集中することにした。

 

 

 夜空に響く、私のクラリネット。

 私はいつ家族にバレるかドキドキしながら、必死に平然を装ってクラリネットを吹いた。

 ボクくんの一挙一道に怯えながら。

 

 すでに私のワンピースのスカートはたくし上げられ、ショーツは太ももの途中までずり下ろされている。

 ボクくんは器用で...すぐ背後にいる家族にバレないように私の衣服をここまで脱がしたのだ。

 

 「よくここまで我慢できたね...」

 前を向いたまま小声で囁くボクくん。

 

 「あれっ...萌ねえちゃんのあそこ...濡れてるよ? ボクまだなんにもしてないのに...」

 嘘...ヘンなこと言わないで。

 

 「あっ...ひょっとして...後ろにパパやママがいるから感じちゃった?」

 ちがう...私は感じてなんかいない。

 

 「パパやママが見たらなんて言うかな? こんな外に向かってオマンコ丸だしにして...露出狂みたいに」

 い...いじわるなこと言わないで...あ、あなたがやったくせに...。

 

 「あ〜あ...しかもクリトリスこんなに勃起させて...見られるのがそんなに気持ちいいの?」

 嘘...嘘っ! 気持ちよくなんか...気持ちよくなんかないっ!!

 

 「おまんこの穴...ひくひくしてるよ? それに...どんどんエッチな蜜があふれて...」

 いやあっ! 言わないで! もう、言わないでっ!!

 

 私は無理矢理に無視を装って、ひたすら吹き続ける。

 

 「じゃあ...これは我慢できるかな?」

 

 くりっ

 

 ボクくんの指が...私のクリトリスに触れ、揉みつぶすように動いた。

 「!!!!」

 

 静かな夜空に...クラリネットが壊れたかと思うほどの音が響きわたる。

 

 「(んぐぅぅぅ!)」

 私はクラリネットの吹き口のところを噛んで必死に声をこらえた。

 

 ぶしゅ...しゃあああっ...

 

 「(あっ...あ....あ...)」

 まるで...おもらししたみたいに勢いよく愛液が噴出して、しぶきをあげて縁側の土に染み込んでいく。

 

 ボクくんの指が触れた瞬間...まるで雷が身体に落ちたみたいな衝撃と、なんだか...身体が溶けて伸びきっちゃうような快感が身体中を駆け巡って...絶頂に達した。

 いままで平静を装っていたけど、それには声をこらえるだけで精一杯で、

 クラリネットの吹き口に噛みついたまま何度も何度も背中をびくびくよじらせた。

 

 「なんだ? 萌...そんなに背中よじらせて...虫でも入ったか?」

 背後から、お父さんの声が。

 

 「なっ...なんでもないの...ちょ、ちょっとくすぐったくなっちゃって...」

 吹き口から口を離してあわてて取り繕う。だけど、その声は上ずっててて...あまりにも不自然だった。

 

 う...見えない背中ごしからでも...お父さんが不審がってるのがわかる。

 

 「ボクくん、おウチから電話よ」

 玄関の方からお母さんの声が響く。

 

 「あ...はーい」

 無邪気に返事をするボクくん。

 

 「ボクの部屋で待ってて...そこでたっぷり愛してあげるから...」

 その無邪気な声が一転し、大人っぽい口調で私に囁きかけてから、ボクくんは立ちあがって電話の方に駆けていった。

 

 . . . . .

 

 私の身体はもう...ボクくんの一挙一動で簡単に翻弄されてしまう...。

 先ほどの出来事で、私は思い知った。

 ボクくんは...ほんの少しの言葉と、指で触れるだけで、私の正気をなくさせた。

 

 私はボクくんに言われるままに、ボクくんの部屋のベッドの上に座って待っていた。

 あんなにイヤで、あんなに恥かしかったのに...。

 

 いや...嘘をつくのはやめよう。

 ボクくんに「愛してあげるから」と言われたとき、胸がきゅんとなった。

 ほんの...いや、ちょっと、嬉しかった。

 

 かちゃ...

 

 電話を終え、部屋に入ってきたボクくんの雰囲気は...ほんの少し前とは明らかに違っていた。

 無言のまま、ずかずかと部屋に入ってきて...私の目の前に立つ。

 

 「ど...どうしちゃったの? ボクくん...?」

 睨みつけるようなボクくんの視線に、私はたまらず聞いた。

 

 だけど...ボクくんは私の問いには答えずに、ベッドに座る私の肩を乱暴に突き飛ばして、私をベッドに押し倒した。

 そしてそのまま...私の身体に馬乗りになる。

 

 ボクくんはいつも強引だし...それは私ももう慣れた。

 だけど...私をのぞきこむボクくんの顔...怖い。

 いつものボクくんとは全然違う...。

 

 気後れしつつも、思い当たるところを聞いてみた。

 「ぼ...ボクくん? さっきのおウチからの電話でなにかあっ...」

 が、私の問いは途中で遮られた。

 

 ぶちぶちぶちっ!

 

 ボクくんは私のワンピースのエリに手をかけ、ボタンごと引き千切ったのだ。

 「あっ!? ぼ、ボクくんっ、や、破いちゃだめっ!」

 

 あわてて添えようとした私の手を乱暴に払いのけ、ボクくんは私のワンピースを更に引き裂く。

 

 ぶちっぶちっぶちぶちっ!

 

 「あっ...あ...」

 ボクくんの手によって...私のワンピースのボタンが勢いよくはじけとんでコロコロ床を転がって...

 どんどん...ボクくんにハダカを見られていく。

 

 前面のボタンが全部引き千切られると...ボクくんはボタンホールだけになったワンピースを掴んで、乱暴に押し開いた。

 

 ばっ!

 

 こんな乱暴なの...いやっ!

 ボクくん、一体どうしちゃったの?

 

 「こっ...こんなの...やだっ!」

 私は両手で胸をかばう。

 

 「あ...愛して...愛してくれるんじゃなかったの...?」

 両手で胸を覆い隠したまま、じっとボクくんの瞳を見る。

 その時の私は...きっと泣きそうな顔をしてたに違いない。

 

 「!!」

 次に私が見たのは、ボクくんが手を大きくふりかざしているところだった。

 

 ばちんっ!

 

 「きゃっ!!」

 私の頬が、ボクくんの平手打ちで大きくふれる。

 

 ばちんっ!

 

 「いやあっ!」

 今度は、逆の頬。

 

 がしっ!

 

 「んぐぅ!」

 ぶったその手で、私の頬を掴む。

 

 「愛して...だって? 何様のつもりだい? 萌ねえちゃんはボクの奴隷なんだよ?」

 

 ひどく冷たい目で...私を見下ろすボクくん。

 

 「!!」

 

 ボクくんはどんなことがあっても...私に手をあげることはなかった。

 そして...私のことを...奴隷だなんて...言わなかった。

 

 びりっ!

 勢いに任せ、ボクくんは私の愛液で濡れたショーツを引き裂いた。

 がばっ!

 そして、私の足首を掴んで大股開きにさせる。

 

 ボクくんの乱暴な準備に、私は怯え、戸惑いながらもされるがままになるしかなかった。

 

 「今から萌ねえちゃんがボクの奴隷だって、イヤっていうほど思い知らせてあげるよ」

 ボクくんは言いながら、私のアソコを指で押し広げて...おちんちんの先でくちゅくちゅなぞる。

 

 「さっき1回イッたから...よく濡れてるね...」

 そのまま...ボクくんは腰を押し進めた。

 

 ずぷ...っ

 

 「ん...っ!」

 まるで強姦のような乱暴な挿入なのに...私はボクくんを受け入れ、そしてそれにより発生した快感に思わず声をあげてしまった。

 

 ずぷぷぷぷ...っ

 

 「んんっ...ん...あ!」

 私のアソコがボクくんのおちんちんによって押し広げられ、その度に背筋がぞくぞく震えるほど気持ちいい。

 身体をよじらせ、逃げようとしても...その太いものからは私の力では阻止できない。

 女の子の一番大事な場所なのに...いいように入りこんでくる。

 

 ずぷ...ん

 

 ボクくんのおちんちんは私の中に入り込んで...ありあまるほどの存在感をアピールした後...動きはじめた。

 

 くちゅ! くちゅ! くちゅ! くちゅ! くちゅ! くちゅ!

 

 ボクくんの腰づかいはいつもだとフィニッシュあたりに相当するほど激しいものだった。

 「あんっ! い、いきなり...も、もっとゆっくりしてえぇ!」

 挿れられたばかりなのに、激しく突かれて私はたまらず顔をぶんぶん振って叫んだ。

 

 もう愛液であふれた私のアソコは、ボクくんの強引な腰づかいにも痛みよりも快感を優先し、

 容赦なく私の身体の中枢に屈しがたい官能を送りこんでくる。

 

 「んあっ...ふあ...! ふうぅん!」

 自分の意思で声をこらえることのできない私は、両手で口を押えて恥かしい声が漏れるのを防ごうとする。

 

 が、ボクくんはそれを許さず、私の両手首を掴んでばんざいの形に広げさせた。

 それでボクくんが前傾姿勢になったため、いきなり奥を突かれる形となった。

 

 こつっ!

 

 「きゃふぅぅん!」

 不意をつかれ、私は壊れたクラリネットみたいな声をあげながら一気に昇りつめた。

 

 ぶしゅう...!

 

 さっきと同じくらいの大量の愛液が噴き出し、ボクくんの服とシーツを濡らしていく。

 

 「あふ...ふうぅぅ...」

 私は背筋を何度も何度も痙攣させて、全身を包む官能に揺さぶられる。

 

 ぐちゅんっ!

 

 「ひゃうぅ!」

 私は電気ショックを受けたみたいに、弓なりにびくんと身体をのけぞらした。

 

 私がイッたばかりだというのに、ボクくんの律動が再開したからだ。

 

 「あんっ! や、やあぁぁ! ちょっと待って...待ってえぇ!」

 私はいやいやをしながらボクくんに懇願する。

 

 だけど、ボクくんは眉ひとつ動かさず、まるで機械のように規則正しく、だけど激しく腰を突き込む。

 

 連続でされたことなんて今までになかった。

 戸惑いと、更なる快感。

 燃え盛る炎にどんどん油を注がれるような、そんな感覚。

 

 「ここが弱いんだよね...ここ」

 言いながら、私の腰をしっかりと押えつけ、打ち下ろすように突くボクくん。

 おちんちんの先で、アソコの下の部分をこすりつけるようにする。

 

 確かにそこは、私の弱点のようだった。

 「あんっ! だ、だめえぇ! そ、そんなにされると、声が、声が出ちゃうぅ!」

 シーツをぎゅっと掴んで押し寄せる快感の波に流されそうな身体を保つ。

 

 「そこから更にこれを加えると...」

 ボクくんの腰をストロークが更に長くなった。

 

 ぐちゅんっ...こつんっ!

 ぐちゅんっ...こつんっ!

 ぐちゅんっ...こつんっ!

 

 「ひぐぅぅ! 奥に...奥に当ってるぅぅ!」

 ボクくんはひと突きで私の弱点である2箇所を責めた。

 

 「ひゃ...はうぅ...や、やだやだぁ...また...またイッちゃうぅぅ...!」

 2度目がはじまってほんの数回しか突かれていないのに、私はさっきよりも大きな快感に飲み込まれようとしていた。

 

 「いいよ...イキな! ほらっ! ほらっ!」

 

 ぐちゅんっ...こつんっ!

 ぐちゅんっ...こつんっ!

 

 ボクくんは言いながら、まるで嬲るように2度突いた。

 それはボクくんの計算のうちだったのか...。

 私はその2度であっさり達した。

 「あくっ! あふぅ! ひぐっ! いくっ! いくぅぅぅ! イクっ! いくうぅぅぅ!!」

 はしたなく喘ぎ声を漏らして、腰を浮かせながら。

 

 ぶしゃああああっ!

 

 また...愛液のおもらしをしてしまう。

 もう...垂れ流し状態だった。

 

 ちゅるんっ...

 

 「ふぁ...あ...」

 私にとっては気が遠くなるほど長い時間はいっていたボクくんのものが抜かれた。

 

 しかし...ボクくんのおちんちんはまだ大きなままだ。

 ボクくんはズボンのポケットから...なにやらイボのような突起がいっぱいついたゴムを取り出した。

 

 「そ...それっ...なに...?」

 私は口を聞けるような状態ではなかったが...はぁはぁ荒い息をしながら聞いた。

 あまりにもそのゴムの形状が不吉だったからだ。

 

 ボクくんはそのゴムをおちんちんのサオの部分に通してはめた。

 

 「これを付けてかきまわされると、失神しちゃうくらいイイんだよ」

 そして、ぞっとするようなことを言う。

 

 「やだ、やだやだっ! そ、そんなの...怖いっ!」

 あんなイボイボがいっぱいついたものを入れるなんて、信じられない。

 

 「奴隷は黙って...御主人様のすることによがってればいいんだよ」

 ボクくんは問答無用とばかりに、抜いたばかりのものをまた、私のアソコにあてがった。

 

 ぐぷ...っ ぐちゅぅ...

 

 「んきゅうううううううっ!」

 私は腰をバウンドさせて暴れた。

 

 「ほら、イボイボのひとつひとつが引っ掛かってイイでしょ?」

 ボクくんは楽しそうに言いながら、腰を回転させてイボイボをこすりつけるようにする。

 

 ぐぐちゅっ...ぐぐちゅんっ...

 

 「やひゃあああっ! へ...ヘンになる...おかしくなっちゃうよおおっ!」

 イボイボの刺激は強烈で、まるでアソコが引きずり出されるような快感が連続して発生する。

 

 「やはあぁ...イッちゃうぅ...あひっ! また...イッちゃううぅ!」

 イボのひとつひとつがコリコリひっかくように刺激し、もう私は狂ったように悶えた。

 

 「萌ねえちゃんの身体は、ぜんぶボクが支配するんだ」

 言いながら、ボクくんはゆっくり、ゆっくり引き抜く。

 ずるっ...ずるるるる...

 「ひゃう!...ひゃう!...ひゃううぅぅ!」

 

 「支配して、屈服させて、征服して...」

 引き抜いて、入り口のあたりで小刻みに腰を動かしてイボイボで刺激を送る。

 ずる...ずる...ずる...

 「いぐっ! ひいっ! ひいいいんっ!」

 

 「一生ボクのものになるんだ!!」

 いきなり強烈な一撃が私の子宮にえぐり込む。

 ずるるるるるんっ!

 「ひぎゃ!」

 

 「....あ....ひぐっ! ひぐうぅぅぅ! ひぐっ! ひぐうぅぅんっ!」

 私はもうおかしくなってしまったように白目を剥いて、がくがく痙攣しながら達した。

 この時もう私の頭は濃い霧が覆いかぶさったようになっており、真っ白で何もわからなかった。

 

 ぶしゅん...しゃあああっ...

 

 「まだまだ!!」

 

 ぐぶっ...ぐちゅんっ!

 

 「おねがひ...っ...もう...ゆるひてえぇぇ...」

 

 「このザラザラしてるところがいいんだよね?」

 

 ぐじゅっ...ぐじゅっ...ぐじゅんっ...

 

 「いひゃあっ...しんじゃううぅ...しんじゃうよおぉぉ...」

 

 「ほらっ、ほらっ、ここ、刺激されると、おしっこが出るんだよ」

 

 ずぶじゅ...ぶじゅ...じゅぶ...

 

 「いぐっ...いひゃああ...やへてへぇぇ...出ちゃう...出ちゃううぅ...!!」

 

 「いいよ、出しなよ、変態みたいにおもらしするんだ!」

 

 ぐぶちゅんっ!!

 

 「ひぎっ! あぐううぅぅんっ! 出ちゃううぅ! おしっこ...でちゃううぅぅ!」

 

 じょろっ...しゃああああっ...

 

 「ほらほらっ! おもらししながらイケっ! ほらっ! ほらっ!」

 

 しゃあああっ...

 ずぶちゅん! ぐじゅん! じゅくんっ!

 

 「いひゃああ! はひゅん! かきまわさなひでへぇぇぇぇっ!」

 

 「ひぐっ! あひゅう! あきゅんっ! しぬっ! しんじゃううぅぅぅっ!!」

 

 ぶしゅんっ...ぷしゃああっ...

 

 「ほらっ、失神してる場合じゃないよ! まだまだボクの奴隷だってことをたたき込んであげるんだから!!」

 

 ぐちゃ!

 

 「ひぎゅううぅんっ!」

 

 ぶしゅん...じょばあああっ...

 

 「あらら...ひと突きでイッちゃったよ...」

 

 . . . . .

 

 今の私のアソコには...ボクくんのイボつきおちんちんが奥まで入ったままになっている。

 そのイボイボがゴリゴリこすれる感触に身を任せたまま...ボクくんの指をしゃぶっていた。

 

 ちゅぷ... ちゅぷ... ちゅぷ...

 

 アソコからあふれ出た精液をボクくんは指ですくい取って、私に舐めさせていた。

 私は精液まみれになったボクくんの指を...差し出されるままに舐めしゃぶり、精液を飲み干す。

 ぼんやりした頭の中で...私は赤ちゃんみたいにボクくんの指をちゅうちゅう吸っていた。

 

 ちゅうっ...ちゅぷっ...ちゅるんっ

 

 「あ〜あ...そんなにチュバチュバ吸って...そんなに美味しいの?」

 

 「ふ...ふぁい...」

 

 ちゅぷっ...ちゅくっ...じゅぷ...

 

 「ホラホラ...指の間についた精液もちゃんと舐め取るんだよ」」

 そう言うとボクくんは指を私の口に深く突っ込んできた。

 

 「んぷっ...んっ...」

 奥に入ってきた指にむせそうになりながらも、私は言いつけ通りに指の間についた精液をぺちゃぺちゃ舐め取った。

 

 「よしよし...」

 ボクくんは私の頭を撫でる。まるで...犬みたいに。

 「もう、萌ねえちゃんは完全にボクの奴隷だね?」

 そして、耳元で囁きかける。

 

 ちゅむ...ちゅく...ちゅぷ...

 

 「んっ...ん...んむっ...」

 

 私はそれに答えず...一心に指を舐めていると、

 

 「ホラっ、返事して」

 苛立った様子でボクくんが腰を突き入れた。

 

 ぐちゅんっ!

 

 「きゅふぅ!」

 軽くイッてしまった。

 

 でも...これでいかされたのはこれで何度目だろう...。

 もう...数えきれなくて...もう...何も考えられない...。

 

 「ふ...ふぁい...わたひは...ボクくんの...奴隷れす...」

 口にボクくんの指が入ってて...なんだか...舌足らずな言葉になっ...ちゃう...。

 

 「よし」

 

 ボクくんの指...おいしい...。

 ボクくん...ボクくん...ボクくん...。

 

 ちゅぷ... ちゅぷ... ちゅぷ...

 

 私はあふれ出た精液を全て舐め取らされ...その間、ボクくんはずっと私の頭を撫でていた。

 

 

 


解説

 「8月28日」の続きです。

 

 ひさびさの長文。

 


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