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歯車6 花車
コギト=エラムス/文


 愛車である、黄色いMR2のボンネットの上に大の字のまま拘束されている雪乃。

 2度の凄惨な陵辱の末...今は気を失ったようにぐったりと動かない。

 

 とろっ...

 

 小さな身体には身にあまるほどの大量の精液が...今もなお膣穴から溢れ...

 ボンネットに白い筋をつくってアスファルトに垂れ落ちていた。

 

 「ふん...」

 次の陵辱者である渡瀬は、いったん薬瓶をジャケットの内ポケットに戻し、

 かわりにビニールの手袋を取りだし、両手にはめる。

 

 そして、腰を落として雪乃の股間に顔を近づける。

 

 しばらく前までは...可憐な花のようだった雪乃の秘所。

 ぴったりと閉じていた秘唇は男たちの肉の凶器によって力づくでこじ開けられ、

 その明らかにサイズの大きなモノで、何度も何度も突き嬲られ...

 欲望の汚液と破瓜の血液にまみれ、痛々しく腫れあがっていた。

 

 こぽっ...

 

 誰のものともつかない子種が...雪乃の膣穴から新たに垂れ落ちた。

 

 「おや...?」

 その精液を目で追っていた渡瀬は...あることに気づいた。

 

 とろりとろりと垂れた白い濁液は...ちょうど菊穴の真ん中に染み込んだ。

 本来排泄器官であるそれは薄いピンク色をしており、とてもここから汚物がひり出されるとは想像もできないような可憐さだった。

 

 興味深げに雪乃の尻穴を凝視していた渡瀬は...断りもなくそこに指を突っ込んだ。

 

 ずむっ

 

 「ひんっ!?」

 驚きのあまりしゃっくりのような悲鳴をあげる雪乃。

 新たな刺激により、またその細い身体をわななかせる。

 

 すでに指は第2関節を通り越し...根本までずっぷりと挿入されていた。

 更にその状態で指を曲げ、腸壁をごりごりとこする。

 まるで直腸検査をしているように雪乃の腸内を指でかき回す渡瀬。

 

 「はぐっ...んぐぐぐぐっ...」

 苦しそうにいきみ、無遠慮に潜り込んでくる指から逃れるように身体をよじらせる雪乃。

 

 いきむのにあわせ、渡瀬の指がぎゅうぎゅうと締めつけられる。

 雪乃は身体をよじらせながら、「いや」とか「やめて」などと抗議をしているが、渡瀬は冷徹に検査を続ける。

 

 さんざん雪乃の腸壁を指でなぞった後...渡瀬はある結論に達した。

 

 「こいつ...こっちの方は処女じゃないぞ」

 

 一同の視線が渡瀬に集中する。

 

 「ほう...」

 金田は身を乗り出し、雪乃の下腹部に視線をやる。

 

 雪乃の花のつぼみのような菊穴には、渡瀬の骨ばった指が刺し貫くように奥まで挿入されており...

 時折、出口のあたりがひくひくと震えている。

 

 「見てろ」

 渡瀬は言いながら、まるで菊門のしわを伸ばすように挿入した指を回転させる。

 柔軟な括約筋は、指の動きにあわせてゴムのように伸縮する。

 

 「普通、ここまでは伸びない」

 指をグラインドさせながら説明する渡瀬。

 

 「ここまで伸びるのは、過去に習慣的に何かを入れらたことがあるか...」

 

 「よっぽど太いクソをひり出してんのか?」

 品のない言葉で渡瀬の言葉を続ける火野。

 

 「おいっ!」

 火野は言うが早いが視線を戻し、雪乃の前髪を乱暴にわし掴にする。

 

 「きゃ...!」

 怯えたように肩をすくめる雪乃。

 

 「お前、ケツの穴を犯られたのか? ああ?」

 まるでチンピラのような口調で言い、掴んだ前髪をゆさぶって雪乃の後頭部をボンネットにゴンゴンと打ち付ける。

 

 「やっ...あぐっ...いた...あ!」

 ガクガクと頭を揺さぶられ、何度もボネットに打ち付けられ、断続的な悲鳴をあげる雪乃。

 そのたびにボンネットからはボコンボコンと鈍い音が響く。

 

 「おら! 吐けっ! この!」

 火野のそれは自白を迫っているというよりも、ただ乱暴しているようにしか見えなかった。

 これだけ乱暴に打ちつけられては、雪乃も悲鳴しかあげられない。

 だが...その暴力をだれも止めるものはいない。

 

 「まぁ...それはこれからわかることだ」

 顔を上げた渡瀬は、その暴力を見ながらあっさりと言う。

 

 「ふんっ!」

 最後に火野は、鼻を鳴らして雪乃の頭をしたたかに打ち付けた。

 

 ごんっ!

 

 「ひぐっ!」

 ポニーテールを振り乱し、喘ぐ雪乃。

 

 その身体が縮こまったかと思うと、

 「うぐっ...ひくっ...」

 すっかり怯えて震えだす。

 

 あまりの理不尽な暴力にも...今はされるがままになって、怯えることしかできない。

 まるで地獄に突き落とされたような苦痛と絶望の連続。

 周囲にいる男たちは...雪乃がどれだけ傷つこうがおかまいなし。

 まさに地獄の鬼そのものだった。

 

 渡瀬は前かがみになった姿勢を正すと、

 「さて...」

 先ほどしまった薬瓶を取りだし...その中に入った液を飲み干した。

 

 そしてまた前かがみになり、今度は雪乃の頬を手で押さえつけ、唇を奪った。

 

 「ん...!」

 一瞬、目を白黒させる雪乃。

 

 だが、すぐに首を振って抵抗する。

 

 性知識の浅い雪乃にとって、未知の領域である性交よりも、唇を奪われたことの方が精神的ショックが大きい。

 今まで口づけを許したのは、実の弟である直樹だけなのだから。

 

 「んっ...ん...んっ...ん!」

 身体全体をもぞもぞよじらせて、必死になって渡瀬のキスを否定しようとする雪乃。

 

 嫌がる女の唇を力づくで奪う...それは、強姦にも似た征服欲を満たしてくれる行為。

 雪乃ほどの小柄な女性が、男の力の前では無駄な抵抗だと知りつつも一生懸命に抗う様は男の獣欲を煽ってくれる。

 あり余る力で女を押さえつけ、その無力さを知らしめる行為。

 

 やがて...その抗う雪乃の白い喉が...こくこくと動きだす。

 「んっ...こくっ...んんっ...こくんっ...」

 渡瀬が口移しで薬液の飲ませているのだ。

 

 苦しそうに眉間にシワをよせ、その液体をなすがままに飲み干していく雪乃。

 吐き出そうにも口は塞がれ、苦しさから逃れるためには飲むしかないのだ。

 本来はこんな得体の知れない液体など、飲みたくはないのだが。

 

 「(眉間にこんなにシワ寄せて...かわいいな)」

 苦しみ悶える雪乃の表情を、その眼前という特等席で眺める渡瀬。

 

 口のなかでとろけてしまいそうなほど柔らかい唇、

 こつこつと鼻の頭に当たる眼鏡のフレーム、涙で濡れ光る長い睫毛、

 小さな鼻から漏れる吐息がふうふうと顔にかかる。

 

 あまりに儚く、健気な抵抗。

 水島とエドが夢中になった理由が...少しだけわかったような気がした。

 

 雪乃の抵抗を見れば見るほど、もっといじめてみたい、もっといたぶってみたいと思わされる。

 「(たしかにこいつの抵抗は...被虐心をくすぐる)」

 それは渡瀬も同様なようで、少し名残惜しそうにしながら雪乃の唇から離れた。

 

 「ぷはっ...はあっ...はあっ...はあっ」

 ようやく唇の蹂躙から解放され、肩で息をする雪乃。

 

 ぐちゅん...

 

 「ひっ!!」

 だが、ひと息つく暇も与えられず...また悲鳴をあげる雪乃。

 

 また秘唇に怒張がねじこまれたのだ...3人目の相手、渡瀬のものが。

 

 ぐちゅん...ぐちゅん...

 

 だが渡瀬は奥までは突き込まず、入り口のあたりをカリ首の段差で何度も嬲った。

 カリ首の段差にあわせて雪乃の膣穴がくぷくぷと閉じたり開いたりする。

 

 「ふん...入り口のあたりはまた随分と狭いな」

 小刻みに腰を振って、その感触を確かめる渡瀬。

 二度も貫かれたにも関わらず、また雪乃のそれは侵入者を拒むように動く。

 

 「はくっ...あっ...やめて...もうっ...ひどいことしないでぇ...」

 充血した瞳を更に潤ませながら、いやいやをする雪乃。

 

 「ふふふ...中学生を犯してみたいだな...」

 渡瀬はその時だけは嬉しそうに言った。

 たしかに小柄で幼児体型、しかも無毛とあってはそう見えてもおかしくはない。

 それにこの締めつけ、そして少女のような無垢な反応。

 

 「どれ、膣内[なか]はどうかな?」

 一度大きく腰を引いたかと思うと、今度は深くストロークする。

 

 ずむん!

 

 「ひあっ!」

 雪乃のか細い腰がバウンドする。

 

 ずむむむ...

 膣の抵抗感を全て力づくでこじ開けて侵入していく。

 

 「は...あ...あ...!」

 浮かせた腰をびくびく痙攣させながら、身体を硬直させる雪乃。

 

 「よっ」

 渡瀬は浮いた雪乃の腰を掴んで、どすんとボンネットに押しつける。

 

 そしてしっかりと固定するように押さえつけたまま、挿入を再開した。

 

 ずむむむ...

 

 「ひ...ぃん!」

 裏返った声の悲鳴。

 

 「しかし...すごい狭い膣だな...」

 挿入されたものを押し戻すような抵抗感に、渡瀬は負けじと腰をしっかりと押さえて力で対抗する。

 皮肉にもたっぷり注ぎこまれた精液と、破瓜の血が潤滑液のかわりとなって...挿入に加勢する結果となる。

 

 「ほう...ほお...」

 渡瀬は探るような腰つきで、角度を変えつつ亀頭の先を膣壁にこすりつける。

 浅く...深く...ストロークをしながら。

 

 ずっ...ずずずっ...

 

 「ひ...あ...ふぁ...」

 まるで産道をまさぐられているような感覚。

 悪寒が走ったようにガタガタと肩を震わせる雪乃。

 

 それは性交というよりも、品定めのようだった。

 

 「グラーフェンベルクスポットのあたりがザラザラしてるな...カズノコ天井ってやつか」

 渡瀬は言いながら、一旦押さえつけた腰を解放して...

 腰を下から上へ突き上げ、俗に言うGスポットをゴリゴリとこすり上げる。

 

 「ひぅぅぅぅ!」

 悪寒から一転、びくんとはじかれたようにのけぞり、

 まるで渡瀬の下からの突き上げでまるでペニスに腰を持ち上げられているかのように浮かせる雪乃。

 

 「ハハハ、出たよ、渡瀬の得意技が」

 金田が苦笑をしながら言う。

 

 渡瀬のペニスは特に硬度があり、それで女の弱点ともいえる箇所、Gスポットをこすられると、どんな女でも腰を浮かせてのけぞる。

 渡瀬はそれを両手を離してまわりに見せつけるようにするのだ。

 それは、渡瀬のペニスが女の膣内に錨[いかり]をおろしたように嵌りこみ、

 まるでペニスの力で女の腰を釣り上げているかのように見える。

 渡瀬の得意技のひとつであった。

 

 雪乃も例外ではなく...その責めによって限界まで腰をのけぞらされ、その姿勢のままでびくびく痙攣していた。

 

 「ひぐっ...うぐ...ぐすっ...」

 泣きじゃくりながらも...健気に腰を浮かせ、責め苦から逃れようとする雪乃。

 

 雪乃の華奢な下腹部が、結合させられたままぷるぷると震え..衆人の目を楽しませる。

 

 「くううっ...んぐぅ...ひくっ」

 まるで見世物のような扱いにも...されるがままになるしかなかった。

 

 「よっ」

 十分ギャラリーに見せつけた後、渡瀬は浮いた雪乃の腰を掴んで、またボンネットに押しつける。

 そして先ほどと同じように押さえつけると...更に奥へと腰を押し進めた。。

 

 「奥はどうかな?」

 言いながら渡瀬は根本まで突き込む。

 

 「っくぅ!」

 渡瀬の一挙一動に、覿面に反応する雪乃。

 

 「ふん...子宮口も...小さめだな...」

 ぎゅうぎゅうと締めつけてくる膣内でも、渡瀬は冷静に品定めをしていた。

 

 「膣内が短いから...誰でも子宮挿入が楽しめるってわけか」

 渡瀬はぐいと突き、亀頭の先を子宮内に潜りこませるように押しつける。

 

 「んくぅぅぅぅ!」

 子を宿す最も大事な器官を力まかせに突かれ、逃れるように身体を痙攣させる雪乃。

 

 「おっ...お...コイツ...三段締めか」

 限界まで挿入して...更に気づく。

 

 雪乃の痙攣にあわせて膣内がきゅっきゅっと収縮し、嵌り込んだものを歓迎するように刺激する。

 しかも...俗に名器と呼ばれる「三段締め」で。

 「おっお...おうぅぅ...」

 ちょうどペニスの気持ちいい所をきゅうきゅう刺激され、思わず声をあげてしまう渡瀬。

 射精はなんとかこらえる。

 

 「へへぇ、コイツ、ガキみてえなツラして相当なスケベマンコなんだな」

 また火野は乱暴に雪乃の前髪を掴み、自分の方を向かせながら言う。

 

 「や...やぁ...違う...違うぅ...ふぁぁぁ...」

 雪乃には「三段締め」も「スケベマンコ」の意味もさっぱりだったが、泣きながらそれを否定した。

 その否定の言葉に...甘い吐息が混じっていたことを、渡瀬は見逃さなかった。

 

 「そろそろ薬が効きはじめてきたかな」

 雪乃の微妙な反応の違いを感じとり、渡瀬は言った。

 

 「あふぅ...ふあああ...」

 いやいやをしながら金魚のように口をぱくぱくさせて、うわごとのような声を漏らす雪乃。

 Gスポットの刺激のあとから...身体の芯が熱くなるような感覚が湧き起こり、

 それがだんだんと大きくなって...ペニスの一挙一動に身体が痺れるような甘い感覚を受けるようになっていた。

 

 すでに...その反応は表情にも現れてきていた。

 渡瀬は腰を一度も動かしていないのに、雪乃は白い喉をのけぞらしながら、甘い吐息を吐く。

 瞳には涙をいっぱい浮かべながらも...眉をしかめて戸惑ったような顔している。

 先ほどまではあんなに痛くてしょうがなかった行為が急に、屈しがたいほどの快感に変わり、

 不思議でしょうがないといった感じだった。

 

 「声を枯らしてぎゃあぎゃあ泣かれちゃかなわんからな...

  あれはオリジナルブレンドの強力な媚薬だよ...」

 渡瀬のタネ明かし。

 だがその声は、官能に麻痺した雪乃の脳にはほとんど届いていなかった。

 

 「へへっ、次はヒィヒィ鳴かしてもらえよ!」

 戸惑う雪乃の顔を覗き込んで、揶揄する火野。

 

 「あふっ...」

 まるで火野の言葉でなじられて感じてしまったかのように、雪乃はブルッと身体を震わせた。

 

 その直後...もう否定できない官能の証である透明の蜜が...

 太いペニスの嵌りこんだ膣穴の隙間からとろりと溢れた。

 

 じんじんと疼く身体...自分の身体に湧き起こった意思にまったく反する官能。

 「あっ...ふあっ...あふぅ...」

 雪乃は半開きの口で...力なく...しかし艶っぽくうめいていた。

 

 

 


解説

 「歯車5」の続きです。

 

 前回の描写が淡白だったので、今回は20%程度濃密に。

 あんまり変わらないって?

 


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