DDDRAVENGER −復讐者− 1話
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AVENGER −復讐者− 1話 旅立ち、そして出会い
ハーデス/文




後悔していた…いろんな意味で

ティア「嫌ぁぁ…こないでぇぇぇ…びぇぇぇん」

カトレア「泣くなぁ!女だろぉ!」

ティア「盗蟲は嫌なんですぅ〜、触るの嫌ぁ!見るのも嫌ぁ!帰りたいぃ〜〜」

精神の集中さえ出来ないのか…支援魔法すらもらえない有様だ

はっきり言って役立たずなのだが…今のままではあいつには勝てない…ならば

カトレア「強く…もっと…もっと強くなるって決めたでしょ!」

ティア「ぅ…で、でも…集中なんてで、出来ないよぉ…」

カトレア「落ち着きな、ちゃんと練習どおりにやってみる!ほらっ!」

盗蟲に切りかかり叩き潰す…ベトベトした液体が飛び散るのにも怯まない鬼気迫る気迫

あの日…ワープポータル位なら自分でも出来た…転送不可能ゾーンから僅かに出ていたことにも気付かず、先生が逃がしてくれなければ何一つ自分では出来なかったのだ…逃げることさえ

ティア「ブレッシング!」

あんな想いはもうしたくない!…力の無い自分は嫌だった

しかし、ウジャウジャと湧き出る盗蟲も十分に嫌ではあったが…

せめてべト液を拾う事だけは勘弁してもらいつつ、必死に精神を集中させて魔法を繰り出した

カトレア「そうそう、その調子!」

殲滅力が上がった物の、きりが無いほど湧き出てくる盗蟲達に次第に囲まれてしまう

ティア「カトレア!…ヒール!」

噛みつかれた傷が瞬時に塞がったカトレアが剣を大きく振りかぶった

カトレア「マグナムブレイク!!」

裂帛の気合と共に燃え上がったバスタードソードが振り下ろされるとあたり一面の敵を巻き込みながら叩き潰した!

カトレア「…少し、落ち着いたかしらね」

ティア「えぇ…ごめんなさい、足引っ張っちゃって…」

しゅんと項垂れるがその頭にそっと手が添えられた

カトレア「一緒に頑張ろう!」

微笑みながら励ます…そういえばと思う

カトレア「あの二人大丈夫かな?」

ティア「先ほどの方達ですか?」

盗虫が大量発生した上水道の討伐隊に参加した際居合わせたもう一組のパーティー、商人とマジシャンの二人

ティア「ふぅ〜ん…へぇ〜…そぉ〜」

カトレア「な?べ、別にそういうんじゃないぞ?」

ティア「あら?私、何も言ってませんけどぉ…そうですよねぇ、あの魔術師の方美人でしたものねぇ…ま・た・つまみ食いの算段ですか?」

拗ねてしまった相方を宥めながら…というよりご機嫌を取っているカトレアがそこにいた



ミルフィー「ふぇ〜ん、助けてですのぉ〜」

リリー「ファイアーボルト!」

タロウに齧られ、わたわたと逃げ回るミルフィー

しかしタロウの周りに魔方陣が浮かび上がると中空に発生した炎の矢が一斉に降り注ぎ消し炭と化した

ミルフィー「ネズミのしっぽゲッツ!ですのぉ〜」

盗蟲よりも早くカサコソと戦利品をカートにしまい込む相方…いい加減帰りたい

リリー「大体居ないじゃないの、金色の盗蟲なんて」

ミルフィー「おかしいですのぉ…ピカピカ光ってて、きっと黄金を食べてしまいましたの♪だからあんなにピカピカですの」

純粋にお金の欲しいミルフィーとそれによって買える物に期待をよせる二人だった

ポケットから煙草を一本取り出すと指先に火を灯して吸い上げる

ミルフィー「あ〜!また煙草〜…体にわるいですの〜!」

体に悪いと言われて止められる物なら初めから吸ってないのだが、

リリー「ただの虫除けよ」

実は単なるヘビースモーカーなのだが…

トントンッ

ミルフィー「ほぇ?なんですの?リリーちゃんってば」

リリィ「何かしら?ミルフィー」

お互いに振り向いた…しかし何かおかしい

肩に手を掛けられた筈なのにお互い両手は斧や杖で塞がっているのだ

ミルフィー「あれれ?ですのぉ」

肩に置かれたモノを良く見る…ウネウネと蠢く手というより、触手…

触手?

ギュルルルルッル!!

リリィ「しまっ…ぅぁっ!」

あたり一面を覆う盗蟲のせいで気配に気付くのが遅れた!

ミルフィー「いやぁぁ!ですのぉ〜!」

きづいた時には既に遅かった、触手が武器を取り上げられた二人に伸び、一瞬で手足をグルグルに巻きつかれると宙に持ち上げられる

リリー「ライトニン、きゃっ」

素手とはいえ魔術師にはハンデにはならない…が、行き成り服の中に潜り込んで股間の周辺を嘗め回され流石に集中が途切れた

薄緑の粘液が表面にヌラヌラと光り少女達の股座を覆う小さな布切れに潜り込む…流石に焦った!

リリー「ま、まさか」

ミルフィー「エッチですのぉ?!変態さんですのぉ!初めては白馬に乗った王子様と海の見える白いお城で薄明かりの仲見つめあう二人…ぽっ、ですのにぃ〜!」

夢見がちで口煩い少女の口に触手が潜り込む

ミルフィー「ん?んむぅ〜!」

リリー「ミルフィー!この、ナパームビー、ぐむっ!」

魔法の発動前に口腔に潜り込んできた生臭く酸っぱく腐った卵のような味の粘液を吐き出す触手が喉奥にまでグリグリと押し込まれる

息が出来ない…目の前がチカチカして来た…

ズムム…グリリィ

こんな下等水棲モンスターに…初めてをくれてやる謂れは無い…しかしこのままでは成すすべが無い

一瞬蒼ざめるリリー、だが、魔物は触手を思いもしない方向に向けた

リリー(そ、そこは?!)

ぬめりを持ち、ぶよぶよとしているのに硬く張り詰めた触手は貞操の危機を感じてしまった場所の直ぐ後ろに宛がわれるとグリグリと無理矢理にねじりこんで来た!

リリー「んん〜〜!」

リリー(痛い…苦しい…裂けてしまう!!)

肛門括約筋が無理やり引き伸ばされながらギュニュグニュと蠢いては1a2a…

少しずつ…だが確実に直腸を遡って幽門をこじ開けて大腸にまで達する

ふと頭の片隅にそういえば此処のところ確かアレが無かったような等と浮かぶが次の衝撃でそんなことも吹き飛んだ

ピチャ…グチュ…

何かを咀嚼するような水っぽい音…遅れて

ググッ…

内側から直腸を押し広げるように触手の一部が歪に膨らみあがっては肛門を更に押し広げてその膨らんだ物は触手の内側を伝いながら魔物の本体に送り込まれていく

それは嚥下…生物は何かを捕食する時、まず、咀嚼してから嚥下するものだ…今捕食されているのは当然

リリー「ん?!んんんむぅぅぅ〜!!」

リリー(まさかこの魔物…私の…ウ、ウンチ食べてるの?)

思わず見上げた側に見えるもう独りの少女…自分と同じく肛門にもぐりこんだ触手

ヌメヌメと濡れ光る触手が肛門を時折抉り返してはまた1aと潜り込んではピチャピチャとはらわたを嘗め回されるようなおぞましい感触の後

ググッと皺が引き伸ばされ張り詰めた肛門が更に大きく広がると半透明な触手の内側を茶褐色の糞便が触手の内側の襞が蠢いては本体に嚥下されていく

そのおぞましい感触は今まさに自分自身も身をもって体感していた

リリー「ん〜!んん〜!んんん〜〜!!!」

ハラハラと知らず知らずの内に双眸に浮かぶ泪が零れ落ちる

リリー(悔しい…こ、こんな下種に…)

その瞳に氷のような静かな怒りを浮かべるがこのままでは手も足も出ない、良い様に弄られるだけだ

腸壁にへばり付いた汚物をこそげ取る様に何度も繰り返し注挿されるたび、知らず知らず処女孔からは透明な蜜が溢れ始める

リリー(ど、どうして…こんな…おぞましいのに…)

口の中を…喉奥まで良い様に弄ばれてしまう…噛み付こうとするのだがその度に喉奥深くまで付きこまれえずきあげて噛むどころで無くなった

処女孔からトロトロと蜜を垂れ流すと細い触手が美味そうにそれすら舐め取っていく

更に肛門に捻り込まれた触手は辺りに食べるものがなくなるとグリグリと大腸内で暴れその度に強い便意を感じて腸奥から腸内扇動によって軟便が押し流されてきた

ジュルルルルルッ!

リリー(や、やだっ!…ウ、ウンチ…吸われてる!)

真っ赤に紅潮した顔を嫌々とぶんぶん振りたくっても長い触手は口腔から外れない

相方の肛門に潜り込んだ触手も今は薄緑ではなく茶色一色に染まっている…それは恐らく自分も…

時折痙攣をするかのようにブルブルと震えては触手が蠢いてまた大量のグズグズに軟らかい汚物を吸い上げられる

汚物を食らい続けられ体力気力精神力も付きかけもう意識もはっきりとしなくなってきた…ただ、泪だけは止まることなく…

カトレア「こんのエロヒドラー!!」

光が一閃した

リリー「うぁっ!ぅぅ…ゲ、ゲホッ」

ミルフィー「ぁぅ…コホコホッ」

途端に呪縛から開放されて激しく咽こむ二人に

ティア「ヒール!…あの、大丈夫ですか?」

ショロロロロロ…

ミルフィー「ぅ…ぁ…グズッ…ヒック」

開放された安堵からか、先ほどから肛門括約筋を穿り返された為かあろうことか他人の前で失禁を繰り広げてしまう

リリー「…ありがとう…助かりま…した」

一方魔術師は気丈な者だった、強い疲労感こそ隠せないがそれでも強い光を放つ双眸がヒドラを視線で焼き殺しそうなほどにらみつけている

剣士は大した腕前だ…素直に認められる…今も絡み付こうとする触手をまとめて4本程も断ち切った

すばやく敵の攻撃を交わしては徐々に懐にもぐりこんでいく

見れば杖はその剣士のすぐ真下

リリー「蹴って!」

カトレア「はいよっ」

合図すると骸骨の杖がクルクルと旋回しながらリリーの手に舞い戻った!

リリー「消えされ…ライトニングボルトぉ!!」

小宇宙(コスモ)が燃えた!セブンセンシズの目覚めか?と疑いたくなるような光量

魔力によって描かれた魔法陣にマッハを超え、光速すらも超えた激しい落雷が落ちた

ヒドラには断末魔の呻きさえ揚げる時間は無かった

其処には消し炭と成り果てた魔物の残骸だけが残されていた…

ミルフィー「ヒドラカード…ゲット…ですのぉ」

それがお互い最後の力だったのか…魔術師と商人はその場に倒れこんでしまった




ワープポータルで町に戻り宿屋に二人を運び込む

カトレア「いい根性してるなぁ…コイツ」

素直に認める…普通甚振られた直後にあそこまで強烈な魔法が正確に撃てるほどの精神力はそうそうあるもんじゃない

ティア「クスッ…こっちの子も別の意味で凄いですよね?」

見ればもう一人のほうは気を失いつつもしっかりとカードだけは握り締めていた





やがて目を覚ました二人を説教が待っていた

カトレア「やれやれ、遊び半分で狩場になんてこない方がいいぞ?」

先ほどからクドクドと何時まで続くのかと思われるほどの長い長いお説教

ミルフィー「ごめんなさいですのぉ」

リリー「………」

項垂れるミルフィーと対照的にカチンと来たのかどんどんに不機嫌になるリリー

ティア「まぁまぁ、無事だったんですし」

ムカついた…確かに助けられた…しかし、自分は本来ならあんな雑魚は一撃だった筈だ

確かに油断していた、言い訳にもならない…だからこそ

カトレア「慢心、油断、気の緩みなんて物は戦場では言い訳にさえならないぞ?聞いているのか?」

こんなことを蒸し返されて、流石にキレタ

リリー「助けてくれてどうもありがとう、雑魚から…」

取り出した煙草に火をつけながら吸い上げる

その態度に今度は剣士のほうがカチンとキタ

カトレア「何だと?」

リリー「あらぁ、お気に触られたのでしたらゴメン遊ばせ、暴力女」

ミルフィー「リ、リリーちゃん?だめですのぉ!そんなこといっちゃぁ!」

しかし是には剣士が黙っていられない

カトレア「はんっ、ビービーとベソかいてたくせに、誰か助けて〜って可愛らしい声でもう一回鳴いてみたらどうだ?ん?」

ティア「カ、カトレア!」

カチンと聞こえた気がした

リリー「だ、誰がベソかいてたですってぇ!」

杖を取ると魔力が収束していく

カトレア「やるか!」

カチャリとバスタードソードを抜きかける

ティア「や、止めて!カトレア!リリーさんも落ち着いて!」

リリー「は、離しなさい、ミルフィー」

ミルフィー「だ、だめですのぉ…どうしてもというなら」

カトレア「なら?」

ミルフィー「平和的に決着つけますの♪」

つ〜づ〜く〜



ハーデス「ふっ…ヒドラCなんて2000匹刈っても出やしなかったぜ…ふふふ」

カナ「でもビタタよりマシなんじゃ?」

マナ「そうですよねぇ…そもそもあそこはもう既にオートマータさん(自動人形)達で溢れかえってますし」

ハーデス「癌砲、癌b(ry
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