DDDRAVENGER −復讐者− 2話
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AVENGER −復讐者− 2話 ギルドAVENGER結成
作者名/文




ミルフィーの出した平和的解決の提案

カトレア「絶対這い蹲らせてマスターって呼ばせてやる」

リリー「あら、品の無いこと」

一行が向ったのはオークダンジョン、此処で

ティア「それじゃ、エンペリウムを先に出した方がマスターという事で」

そう、エンペリウム、この世界の運命を変えられる者の前に出て、運命を共にすると言う鉱石

そしてそれはギルドマスターの証でもある

負けられない、負ければ相手がマスターなのだ…

火花を散らす二人…オロオロとするティア、そして

ミルフィー「うふふですのぉ…お金♪お金♪」

エンペリウムよりも単純に戦利品を欲しがるミルフィーが居た



リリー「ファイアーボール!!」

火球が敵の群れの中に弾けゾンビ達を焼き尽くす

カトレア「バッシュ!バッシュ!バッシュ!!」

切りかかる斧を柳のような動きでひらりと交わしながら斬激を打ち込む

ティア「案外、良いコンビなのかしら?」

遠巻きに眺めるティア、絶妙に息が合っている

あのリリーというマジシャン…あのカトレアの動きについていけているのだ

ミルフィー「大漁ですのぉ〜♪」

爪や牙をポイポイカートに放り込む…実際これが狙いだったのだろうがその邪気のない笑顔を見ると憎めない

そもそも直ぐにでもPVPルームに向いそうな程剣呑とした雰囲気を打ち崩してくれたのも彼女だ

そのミルフィーの直ぐ後ろで土が盛り上がる!

ティア「ミルフィーさん!ヒール!」

強い衝撃音とともに回復魔法を受けたゾンビの躯がボロボロと崩れ落ちていく

ミルフィー「わわ、ありがとうですの♪ティアちゃん」

ティア「ぇ…ふふっどう致しまして」

ティアちゃん等と呼ばれたのは初めてかもしれない、この可愛らしい商人さんとならギルドを結成するのも悪くないのだが…

ティア「はぁ…問題はあのお二人ですね」

どちらが勝つにせよ負けた方は収まりが付かないだろう…何しろエンペリウムは選ばれた物の前に現れる…自分達で決めるのではなく決めるのは…神か、運命か

ティア「あぁ、主よ…どうかあの二人を救いたまえ」

激しい火花を散らす二人は続々と襲い掛かるアンデット達を千切っては燃やし、切り裂いては吹き飛ばし…

しかし、怒りに冷静さを欠いていたのだろう…奥に進みすぎていく

ティア「あぁ…もぅ、仕方ありません、追いましょうミルフィーさん」

しかしミルフィーは既に追っていた…というより戦利品を追っているのだ

肩をすくめながらついていく…が、

ティア「!!こ、これは…み、皆さん?」

三人にはどうやら周りが見えていない…いくらたかがオークゾンビとはいえ…これは危険だ

此処はまだ入り口付近だがアコライトである自分には確かに感じられるのだ

この奥に蠢く無数の骸の蠢き…そのあまりの数の多さを!

カトレア「ハァ…ハァ」

リリー「ファイアーボルト!!」

見れば二人とも息が荒い

逃げるとしても奥に進みすぎた…あの悪夢の記憶が蘇る

カトレア「ぜ、絶対…マスターって…よばせ」

リリー「ハァハァ…ふふっ…貴女こそ…今のうちにマスター…いえ、ご主人様ぁとでも呼ぶ…練習でも…したらいかが?」

カトレア「何がご主人様だ!」

リリー「ふ、ふんっ!同じことでしょう」

いい加減温厚なティアにも限界はある

ゴイーン!ゴイーン!

鈍器で二人の後頭部を強かに打ちつけた

ティア「いい加減にして!カトレア!リリーさんも!周りを見て物を言ってください!」

カトレア「いつつ…ぁ」

リリー「あ、頭が…あ、あら?」

脳天がくらくらするほど打ち付けられ目を回しかけた二人が顔を上げると

オークゾンビ「ハァハァハァ」

オークスケルトン「カチカチカチ」

三十…否、五十…もっと多いかもしれない

あたり一面モンスター達で溢れかえっている

ティア「速度増加!!」

あっけにとられていた二人と未だアイテムを拾っていたミルフィーに速度アップの魔法がかかる

ミルフィー「危ないですの!」

ティアの直ぐ後方にも敵の増援…ティアの腕を引き寄せたは良いのだが…

リリー「囲まれた…わね」

ゆっくりと、しかし確実に敵の輪が狭められてくる

つくづく自分が嫌になってきた

頭に血が上り、お互い子供みたいに張り合って、挙句の果てには仲間を窮地に陥れてしまう

リリーもカトレアもお互いにしばし目を落とすと顔を上げた

そしてお互いの視線が交錯した!

リリー「頼むわよ」

カトレア「あぁ、やってやるさ!」

目で合図を交わすと出口に向け一直線に切りかかる!

カトレア「マグナムブレイク!!」

敵の輪の一部が決壊した

リリー「走って!」

リリー、ミルフィー、ティアが敵の包囲から飛び出ると踏みとどまったカトレアが殿に立つ

リリー「通路に!」

カトレア「あぁ!」

通路に向かい走り出す

途中数匹の新たなゾンビが地中から這いずり出す…が、

ミルフィー「カートレボリューション!ですのぉ」

轢かれた…というか轢き逃げだ!

狭い通路に入り込むと散らばった敵が次第に密集し始めた

カトレア「時間を稼ぐからでっかいの頼むぜ!」

リリー「えぇ、まかせて」

詠唱動作に入ると同時に反転したカトレアが前列の敵に切りかかる…が、いささか数が多い!

ティア「ヒール!ヒール!ヒール!!」

交わし切れずにウドゥンメイルが削られ、蝙蝠に足を噛付かれ、スケルトンの斧に肉を切り裂かれても踏みとどまる

決して下がれない…仲間を守る為に!

もう誰も…死なせたくない!!

ミルフィー「助太刀致しますの♪」

後方からカートで突っ込んできたミルフィー、そのままカトレアに掴みかからんとしたゾンビを跳ね飛ばす!

ゾンビ達の斧が皮一枚切り裂く、スケルトンの牙が腕に突き刺さる…しかし、踏みとどまった

リリー「下がって!サンダーストーム!!」

狭い通路に密集したゾンビたちの中心に燃えるような魔方陣が描かれる!

一瞬早くそのサークルからカトレアとミルフィーが飛び出た直後、

落雷が轟くと轟音ともに目が眩むほどの光量が迸った

………

1秒2秒…少しずつ目が慣れてくる…其処には煙を立てながら燃え尽きた骸が床一面に転がっていた

カトレア「ハァ…ハァ」

リリー「ふぅぅ……」

心底関心した…あの状況でも一歩も下がることがなかった剣士に

(人の上に立つものは強さだけでは勤まらない…か)

あれは先生の…魔術師の言葉だっけ…

どうやら自分は選ばれなかったのかもしれない…是だけの群れを倒したのに…見渡す限りエンペリウム等欠片も見つからないのだから

ティア「兎に角、一旦脱出しましょう、もう精神力が…」

確かに…リリーとて疲労困憊の処で最大級のSTを放ちもう指先に火を灯すのが精一杯だ

取り出した煙草になけなしの魔力で火を灯す

ミルフィー「賛成ですの♪」

リリー「そうね…流石に疲れましたし」

カトレア「あぁ、同感だな」

足を踏み出したとたん、足元に居たポポリンを思わず踏みつけた

カトレア「ぁ…えぇ?」

リリー「ぅ…嘘」

捕食モンスターを踏みつけたカトレアの目の前に転がり出た金色に光輝く鉱物…エンペリウムだった



カトレア「ふぅ…一時はどうなることかと思った」

オークダンジョンから出ると眩しい光に目を細めながら太陽を見上げた

リリー「お疲れ様……スタ…」

カトレア「ぇ?」

良く聞こえなかったが…まぁ自分にも思い返すところはあった

カトレア「別にいいさ、カトレアでな」

意地を張るのも馬鹿らしい…実際あそこで魔法がなければ到底戻ってはこれなかったのだし

リリー「…そう…私もリリーでいいわよ」

カトレアがおもむろに手のひらに載せたエンペリウムを掲げると誓いを立てるかのように呟いた

カトレア「AVENGER!」

ミルフィー「アヴェンジャー?って何ですの?」

ティア「復讐者って意味よ……ミルフィーさん」

リリー「復讐者…か」

何故復讐者なのだろう…この二人にも過去に何かあったのだろうか…

疑問が沸いたが二人の目に宿る深い哀哭がそれを問うことを憚り、結局聞くことは出来なかった

ギルドマスター ソードマン カトレア

ギルド員 マジシャン リリー

ギルド員 アコライト ティア

ギルド員 マーチャント ミルフィー

ギルドAVENGERが結成された………



ティア「それじゃお休みなさい」

宿屋に戻るとそれぞれ二人部屋に別れる…夜が再びやって来たのだ

思わず寒気がした…きっと眠ればまたあの悪夢を見るはずだ

横を見ればティアも蒼白な顔でベットに腰掛けていた

今尚脳裏に焼きついたままの姉と師の惨たらしい死に様…忘れたい…思い出したくない

そして、忘れるわけにはいかない…

カトレア「ティア…」

ティアを抱き寄せる…何時からだろうか…二人とも夜が怖くなり毎晩眠れなくなり傷の舐めあいのような関係になってしまったのは

ティア「怖い…寝るのは…嫌」

カチカチと歯を打ち鳴らし真っ青な顔で縋りつかれる…カトレアとて恐ろしくて堪らないのだ

ティア「お願い…カトレア…今だけでいいの…忘れさせて…」

行為を交わしている間だけはお互いのことだけを感じられる…他の事は皆真っ白になってホンの僅かな間だけあの悪夢が忘れられる

逃げるようにティアを抱きしめるとお互いの唇をむさぼる様に舌を絡めあい、唾液を飲みあって嚥下する

シュルッと衣擦れの音がして僧服の前を肌蹴ると唇を唇から顎へ…首筋を這わせながら乳房に舌を這わせていく

軽く乳房を揉み解しながら時折強く乳首を吸い上げる

ティア「はぁぁ…カトレ…ア」

カトレア「ティア…良い?今だけよ…目が覚めたらあの悪夢をよく思い出すの…二度と繰り返さない為に」

ティア「えぇ…カトレアも」

舌が徐々に下腹部に下がってくる…下着を脱がせていくと行き成りクリトリスに吸い付いた

ティア「ひぃんっ!…ね、カトレアも」

カトレア「あぁ…してくれるか?」

ティアの顔を跨ぎながら徐々に濡れ始めた陰部に人差し指を押し込めていく

するとティアが自分のクリトリスに吸い付いてきた

カトレア「ふぅ…んんっティア」

ティア「はぁぁぁ…もっと、お願いカトレア」

指を鍵型にすると舌先でクリトリスを押しつぶすようにグリグリとこね回しながら指でその裏側を擦る…ティアは此処が弱いのだ

ティア「やぁんっ!ダメェ…そこダメなのぉ」

カトレア自身の蜜で口の周りをベタベタに濡らしたティアが悲鳴を上げる

カトレア「ティア…先に一度イかせてあげるよ」

指を二本に増やすとそれぞれの指を縦横無尽に捏ね回す

空いた手で臀部を摩りながら唇で陰核を扱くように舐ると徐々にティアの躯が時折痙攣し始めた

ティア「ひぁっ…イクのぉ…直ぐイッちゃうのぉ!」

舌で尿道口を穿り返しながら揃えた指で膣壁を擦って注挿を繰り返すと次第に足がピンと伸ばされる

ティア「ダメェ!イッ…イキます!」

ブルブルと躯が震え上がると膣内の指を強くギュンギュンと締め付けるような蠢きを感じた

カトレア「早いな…もうイッちゃったのか?ティア」

ティア「はぁ…はぁ…ご、ごめんなさい」

慰めるように白い蜜を湧き出しながらヒクヒクと痙攣を繰り返す膣口に唇を付けるとチュルチュル吸い上げる

ティア「やっん…汚ぃ」

カトレア「平気さ…ティアのならな」

ティア「今度は私が…」

ティアが陰核に吸い付くとチュゥチュゥ吸い上げてくる

カトレア「んっ…ティア…良いぞ」

指が自分の胎内に滑り込んでくる…ティアのをしている内に知らず知らず興奮していたみたいだ

其処は自分でも恥ずかしくなるほどに蜜が溢れかえっている

ティア「んっ…カトレア」

互いの名を呼び合いながらティアがちょんッとカトレアのアナルに指先を当てた

カトレア「ティア…其処は…汚いから」

ティア「平気…カトレアだから…」

濡れた指先がゆっくりと肛門を揉み解すように入り口付近で捏ね回される

それだけでも背筋がゾクゾクするような程の快感だった

カトレア「ひっ!…ダメ!ティア」

ヌプリッと指が押し込められると肛門を思わず締め付けてしまう

ティア「力抜いて…ゆっくり息を吐いて…」

ハァァと息を吐きながら力を抜くと指は更に奥の方にと潜り込む

膣の裏側で指が蠢く異様な感覚…しかしそれは直ぐ堪らないほどの快感になる

背筋が思わず震えた

ゴポリッと膣からも蜜が溢れると其処にもう一方の指が押し込まれていく

膣内から直腸側に…直腸側からは膣内に…互いの指を擦り合わせるように押し付けられて注挿を繰り替えすティア

カトレア「ぅぁ…ダメだ…ティアぁ!」

お尻なんかでイキたくない…まるで変態みたいではないか

ティア「良いの…イって、カトレア…気持ちよくなって」

やがて指が増えた…前も後ろも二本の指が潜り込んでくる

前は兎も角肛門がまるで開きっぱなしになってしまうような感覚…緩くなってしまったらどうしよう

しかしそんな考えも次第に快感の波に飲み込まれてしまう

一際強くクリトリスを吸われ直腸の指が子宮を裏側から突き上げた!

脳髄が痺れそうな感覚が全身に伝わり躯が震えた

頭が真っ白になってくる

カトレア「はぁぁ…ティ、ティア!」

プシュッと間欠泉の様に潮を吹くとパタパタと蜜がティアの顔に降り注ぐ

一際大きくビクンっと震えた

カトレア「ひぁあああ!!」

肛門と膣内が連動して強く指を締め上げてしまう!

自分ではどうにもならない…持ち主の意思に反して独りでに指をギュンギュンと締め付けてしまう

ティア「カト…レア」

何度も何度も貪る様に繰り返される愛撫

二人が疲れ果てて気を失うように眠りつくまでそれは続いた

最後に…悪夢だけを残して


続くでっせ





ハーデス「初ギルドが懐かしい…今や残る面子も二人だけになってるらしいがね」

カナ「MMOって入れ替わりも激しいからねぇ」

マナ「まぁ廃人さんよりまったり組さんのほうが残ったみたいですけどね」

ハーデス「やっぱ廃人やってるとRPGと一緒で結局どこかで行き詰る…まぁあがり切ってしまうからつまらなくなるのかね?」

カナ「普通…あがりきらないかと思う」

マナ「あれをあげきった様な人々はもはやアフォだと思いますが…」


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