エロの為、話は二日ほど遡る(マテ
ゲフェンの街角の薬屋に現れた頭からフードを被りサングラスにマスクをした見るからに妖しげな二人組みの少女が店員の前に進み出た
「こ、これくださいですの!」
商品分の代金をカウンターに置くとディスカウントも使わずに逃げるように去っていった
ミルフィー「は、恥ずかしかったですのぉ」
ティア「し、仕方ありません…これしかありませんから…」
ミルフィーとリリーの家に戻ると辺りを伺いながらコソコソと浴室に飛び込んでいく
がさがさと紙袋を開けると其処から一つの塗り薬と更にガラス製の巨大なシリンダー式浣腸器が転がり出た
ミルフィー「や、やっぱりやるんですのぉ?」
ティア「だって…このままという訳にはいきませんもの」
そう、二人ともまだその胎内に魔物の卵を抱えてしまったままなのだ
放っておけば遠からず孵化した幼生が腹壁を食い破って出てくるのだ
しかし、一つだけ方法がある
アクアベネディクタによって清めた聖水で卵を死滅させて排出させる方法が…
問題はその聖水の入れ方なのだ
ティア「アクアベネディクタ!!」
洗面器に貯めた水が一瞬煌くと水面が揺らぎ水が清められていく
しかし、これから行うことを考えれば何処からどう見てもこれが聖なる水には到底思えないのだ
ティア「さ、それじゃミルフィーさん、お尻出してください」
ミルフィー「えぇ?!じ、自分でやりますの!」
ティア「でも…これ、一人じゃ難しいと思います」
確かにその浣腸器の形状からして一人で行うのは困難と思われた
ミルフィー「トホホですのぉ」
しかし命には代えられない…ジーパンを脱ぎ去ると躊躇いつつも思い切って下着を脱ぎ去った
ミルフィー「い、痛くしないで欲しいの」
ティア「そ、そんな事言われましても私だってこんな事初めてですよぉ〜」
四つん這いになったミルフィーに塗り薬を指につけたティアが尻たぼを開き肛門を覗かせ無理な挿入で切れたりしないように塗り薬を擦り付けた
ミルフィー「あぅ…むずむずしますのぉ…」
ティア「ジッとしててくださいね」
キィィーっとガラスの擦れる音と共に吸い上げられていく聖水
200ccの浣腸器一杯に吸い上げるとそっと肛門に宛がう
ティア「い、いきます!」
薬の助けもありヌルリッと滑り込んだ嘴管はそれ程の抵抗もなくすんなり根元まで差し込まれた
ググッとシリンダーに力をこめて押し込むと圧力によって聖水が嘴管から迸り押し出されていく
ミルフィー「ひんっ!つ、冷たいですのぉ!」
ティア「堪えてください…これも神の与えたもう試練です…多分」
ミルフィー「こんな試練嫌すぎますのぉ〜!」
チュルルルルッと直腸に流れ込んでくる冷たい聖水に鳥肌を立てながら堪えるミルフィー
しかしこれは浣腸というより言わば洗腸…それなりの量を注入しなくてはならないのだ
ティア「もうちょっと…頑張って、ミルフィーさん」
ドクドクと留まることなく流れ込んでくる聖水が下腹部を圧迫しだす
直腸内をあっという間に満たし幽門を抜け大腸にまで遡ってくるとまるで下痢の時のような激しい便意に見舞われる
当然だろう…初めてで200ccの浣腸では喩えただの水だとしてもそう堪えられる物ではない
ティア「もう一本我慢してくださいね」
耳を疑う…今でさえ耐え難いほどの便意に襲われているのだ…この上まだ入れようというのだろうか
ミルフィー「?!も、もう無理ですの!もう…入りませんの!」
引き抜かれた嘴管が再び洗面器の聖水を吸い上げていくのを悪夢のように見つめるミルフィー
ティア「でも…まだこれだけじゃ足りないんです…お願い、我慢して」
最低でももう一本は入れなくては完全に卵まで届かないのだ
再び滑り込む嘴管、そして押し出されるピストン
チュルチュルと送り込まれる聖水がどんどん腸内を満たしていく
ミルフィー「ふぇぇぇぇん」
遂にミルフィーに泣きが入った…ティアだってもう泣きたい気分だ
なにしろ次は自分の番なのだから
しかしある程度まで注入したところで突然異変が起こった
ゴロゴロゴロロ
ミルフィー「ヒッ?!ダ、ダメ!で、出ちゃいますのぉ!」
突然激しく湧き上がる便意
ミルフィーの肛門がヒクヒクと蠢き嘴管が押し出されそうになる!
ティア「もうちょっと!もうちょっとですから!」
残りの浣腸を急いで注ぎ終えると思わず指で肛門を押さえつけてしまう
ミルフィー「も、もうダメですのぉ!ト、トイレ!おトイレですのぉ!」
ティア「ご、御免なさい…後5分…いえ、3分は我慢してください…今出しても聖水しか出てこないと思うの」
目の前が真っ暗になった
今でさえ耐え難いほどの便意に襲われているのだ…この上まだ3分
今のミルフィーには死の宣告にさえ聞こえる
ミルフィー「む、無理ですのぉ…ヒッ!」
便意の大波が押し寄せピッっと僅かに漏れ出る聖水
指が肛門に埋まりこみそうなほど慌てて強く押さえ込むと漏出が止まる
ティア「が、頑張ってください…抑えてますから」
額に浮かんだ冷や汗が顔を伝い落ちる
指で浴槽の床を掻き毟りながら躯をブルブルと震わせ限界を訴える
ミルフィー「ト…イレ…もぉ、ダメ…おトイレェ…です…のぉ」
ティア「後一分!もうちょっとですから!」
本来は大事を取って5分とされているのだが今のミルフィーの状態から見てとても5分は無理だろう
しかし最低3分は堪えなくては卵を完全に死滅させられないのだ
ミルフィー「ハァッ…ヒッ!…ト…ィ…」
肛門は大きく膨らみあがると慌ててキュンッと窄まり、腸の内容物が肛門に押し寄せては引き返すのが指越しに感じられた
ティア「良いわ、ミルフィーさん…さ、おトイレ行きましょう」
其処で初めてミルフィーの顔を見た
真っ青になり土気色の唇はガクガクと震え瘧に掛かったような震え
もう一刻の猶予もなかった
ティア「立て…ます?」
ミルフィー「ぁぁ…出ちゃう!出ちゃいますのぉ!」
ティア「えぇ?!ちょ、ちょっと待って!」
慌てて辺りを見回したティアの目に飛び込んだ物、洗面器!
ティア「と、とりあえずこれに!」
聖水を零すと慌ててミルフィーのお尻に充てる
ミルフィー「うぁぁぁああ!」
絶望的な悲鳴を上げる…もう一歩も動けない
ティア「いいから…ね?ここでしちゃってもいいから」
それが合図になった
ブッシュシュ!ブリュリュリュ!
肛門が一度窄まると大きく盛り上がり勢い良く噴き出す聖水!
ビシャビシャと音を立てて洗面器に叩きつけられる
限界を超えた便意からの開放…其処には原始的な確かな快感があった
ミルフィー「ご、ゴメンなさいですのぉ〜…ぁぁ、嫌ぁ!」
ブビリリリッと水っぽい音を立てて水流が途切れると開いたままの肛門から僅かに濁った聖水が滴り落ちた
ティア「気にしなくて良いから…ね?」
徐々に肛門が更に盛り上がり中から半透明の球体が覗く
ティア「出てきたわ!もうちょっと、頑張って!」
ヒクヒクと蠢く肛門から顔を覗かせる卵…完全に死んでいるようだ
ミルフィー「あぅ…見ないで欲しいのぉ…」
ティア「で、でもちゃんと全部出るかどうか見なくっちゃ…その」
ミルフィーはもう自殺したくなってきた…嫌、死にたくないからこんな生き恥を晒してはいるのだが
一旦吐き出したときは確かな快感があった…しかし腸内の汚物が腸を捩れそうなほどシクシクとした痛苦を与えて打ち消される…更に後方から仲間の刺すような視線を感じてしまう
遂にミルフィーも極限の羞恥の中、その忍耐も尽きてしまう
ブホッと一際大きな音を立ててミチミチと開いた肛門が裏返りそうなほど腸壁を覗かせて一つ目の卵が飛び出す!
更に続けて腸奥から迫り出す卵…連なりながら肛門に引っかかっては内側から限界まで肛門を押し広げながら飛び出していく卵達
ティア「二個目…三個目…頑張ってください」
ミルフィー「〜〜〜!!」
見られていた…全部
極限の羞恥に頭の中がスパークしそうだ…先ほど迄は真っ青に蒼ざめていた顔も信号機の様に真っ赤に紅潮していた
それでも排出は止まらない…止まっても困るのだが見られるのはもっと困る
ティア「あぁ…出掛かったのに引っ込んじゃった…もう一度頑張って!」
ミルフィー「ふぇぇぇん…ぅぅぅ」
入れられたのは確か10個…ゴロゴロと直腸が卵に押し広げられる感触が気持ち悪い…
だが、卵が肛門を擦るようにひり出されるたびにゾクゾクと背筋を伝う愉悦とも快楽ともとれぬ不思議な感覚に酔ってしまいそうだ
グルルルル!
ミルフィー「ヒッ!」
卵の更に奥から沸き起こる熱い流動物の感触…駆け下る様に一気に直腸に流れ込むと肛門で蓋をしている卵を押し出していく!
ミルフィー「ぁ…ぁぁ…」
ダメだ…そっちまで出てしまう
ティア「あ、出てきたわ、もうちょっとよ!ミルフィーさん!」
違うのだ…違う物まで出てきてしまいそうなのだ…
ポトリポトリと卵がひり出されるたびにカウントダウンのように最悪の瞬間が迫ってくる
ミルフィー「ダメ…です…の」
ギュルリッと腸が蠢き内容物を出口に向かい強い煽動で押し出し始めた
ブポポッ!
急に勢い良く飛び出す卵…10個目が遂に飛び出てしまった
ミルフィー「ダメェェ!!」
ブビビビビッ!ブリュリュッ!
ティア「キャァッ!」
勢い良く飛び出した卵に引き続いて飛び出した茶褐色の物体が洗面器に叩きつけられた!
尚も途切れることなくウネウネと身を躍らせるように捻り出る糞便がビチャビチャと洗面器に落ちてはティアの手にまで飛沫が飛び散る
ミルフィー「ぁぁ…ゴ、ゴメンなさいですのぉ」
目の端に泪を浮かべ、謝罪を述べながらも排泄だけは留まらなかった
ブリリィッ…ブビッ!
徐々に硬そうな茶褐色した糞塊が黄土色の粘り気を持った柔らかい軟便へと移り変ってくる
途端に臭気が増していく…紛れも無く自身の便臭が浴室を満たしていくのだ
ミルフィー「グズッ…ふぇぇん…ゴメンな…さぃですのぉ」
ティア「い、良いのよ気にしなくていいから…全部出しちゃお…ね?」
肛門が裏返りそうなほど広がり中に覗く直腸のピンク色をしたひだとひだの間から粘り気を持った便塊がプリプリと生み出される
始めてみる同姓の排便の仕組みにティアも気の毒に思いつつも目が離せない
徐々に細くなった軟便がブホッとガスと共に噴き出るとポトリと洗面器に落ちてグズグズと山を成しながら崩れていく
湯気と臭気をあげながら出された便塊は一旦は途切れた物の再び直腸の唸り音と共に生まれてくる
ブリュリュリュリュッ!
先ほどよりも今度は水気の多い、下痢のような水便がずっと早い速度で洗面器にビタビタと叩きつけられた
山を成す便塊の上に降り注ぎながらペースト状の水便が山をコーティングする様に流れ落ちて聖水に溶け出して洗面器一面が真茶色に染まる
ミルフィー「ふぇぇん…グズ…」
泪も排泄も止まらない
チョロロッ
ティア「あぁっと…こっちも受けなくっちゃ」
洗面器を前の方に傾けた
ジョロロロロ…
黄色い汚水がショボショボと迸ると洗面器の糞便に降り注ぎ軟便を溶ろけさせてより一層の便臭があたりに立ち込めた
臭い…けど余りに気の毒でそんなことは口に出来ない
遂には放尿まで晒し漸く排泄が終わった
痛苦からの開放…そして後悔
終わってしまった…排泄もミルフィーのプライドも人間性も…
ミルフィー「うぇぇぇぇん…も、もぉお嫁に行けませんのぉ…」
ティア「だ、大丈夫よ…誰にも言わないわ…」
そもそもこんな事誰にも言えない
ミルフィー「グズッ…ホントですの?」
当然だ…ミルフィーの方はこうして生命の危機が去ったのだ…まだミルフィーが終わっただけである
ティア「えぇ……そ、それで…その」
やはり、自分もやらなくてはいけないのだろうか
ミルフィー「ぁ……」
皆まで言わずもがな…何が言いたいのかは判りすぎる位に判る…まだ、ティアの方は胎内に卵を抱えたままなのだ
ミルフィー「…ティアちゃん」
ティア「はははいぃぃ!なな、なんでしょう?!」
声が裏返りそうなほどどもりながら思わず洗面器を抱える
ミルフィー「あ、あの…それ」
ティア「え?ぁあ、は、はい…捨ててきます!」
自分がミルフィーの排泄物を抱えたままの事に気が付くと慌てて浴室を飛び出して向かいのトイレに洗面器の中身を捨てる
そして洗面器を携えて戻ったティアを待っていたのはミルフィーと同じ運命だった
少女達の秘め事から2日後
カトレア「リリー…手前、よくもあたしを売りやがった…な」
頬はげっそりと窶れ、光沢を失った赤毛は解れ、息も絶え絶えになりながら漸く帰還したカトレアが呪詛を吐くようにねめ回す
リリー「あらぁ、意外と早かったわね、お帰りなさいな」
対して此方は上機嫌だった…当然だ、何しろ殆どただ同然でフェンカードを手に入れたのだ
リリー「あの子は念願叶う、私は強くなる、すると貴女は仇が討てる、なんていい事尽くめなのかしら?そう思わない?」
カトレア「思うかぁ!」
リリー「良いじゃなぁ〜い、減るもんじゃなし」
カトレア「あたしの寿命が減るんだ!著しく!短くなるんだ!」
リリー「大丈夫よ、貴女100まで生きるわ、私が保証してあげる♪」
むしろこの女に関わったら早死にしそうだ…げんなりしたカトレアが奥に目を向けると
カトレア「?…なぁ、あの二人はどうしたんだ?」
リリー「さぁ?三日前からあんな感じよ」
ティアとミルフィーが部屋の隅で向かい合いながら顔を真っ赤に紅潮させて時折り目があっては飛び上がったように目を逸らしたり覗き見たりと忙しい
カトレア「おい、二人とも」
ミルフィー「はははいいぃぃ!ですの!」
ティア「なな、なんでしょうかかか!」
思いっきりどもりながら文字通り飛び上がって驚く二人
カトレア「嫌、今帰ったんだが…何かあったのか?」
ミルフィー「なな!何もありませんの!」
ティア「ええぇぇ!な、何も!…何も…」
お互い一生分の恥を晒しあってしまった哀れな少女達が居た
そして…戦いが初まる
誰にも負けぬよう…二度と負けないために!
カトレア「行ったぞ!リリー!」
リリー「任せて!ファイアーボルト!」
中空に生まれし炎が矢となりて降り注ぐ
炎に包まれた魔物が身をくねらせながら崩れ落ちた
ティア「嫌ぁぁんっ気持ち悪い〜〜〜」
後方のティアとミルフィーに迫るアルギオペ
即効で使い物にならなくなるティアを庇うように躍り出たミルフィーが轟斧を地に叩きつけた
ミルフィー「ハンマーフォール!ですの!…危ないから後ろに下がるですの!」
ティア「えぇ…御免なさい」
やはりあの二人何かあったのだろうか…迫るマンティスを切りつけながらくっ付いたまま離れない二人を見ていた
カトレア「まぁいいか…ティア、支援だけかけてくれ!」
ティア「ぁ、はい…ブレッシング!」
ブレスをミルフィー、カトレアに掛け、そしてリリーの頭の上を天使が回ったときだ
リリー「えっ?!」
カトレア「どうした?リリー」
突然驚愕の声を漏らす…少し顔色も悪い
リリー「いえ、な、なんでもないの…少し疲れちゃったわ、町に戻りましょう」
カトレア「まぁそうだな…そろそろ戻ろうか」
そうきっと自分は疲れているんだ
ブレッシングで体から力が抜けてしまうなんて…
宿屋に戻ると皆と別れ一人部屋に残り鏡を見つめていた
端正な顔立ち…しかし、毎日見ている筈の顔に何処かしら違和感があった
それはとんがり帽子を外したとき…確実の物となった
リリー「なっ?!…何よ…これ、何よ!」
とんがり帽子を外すと其処に二本の山羊の様な角が生えていた
マジェスティックゴート…山羊の角を持つ悪魔の角を模した兜
だが、リリーはこんな物をつけた覚えは無い!
事実逸れは頭皮から直接伸びていたのだ
リリー「何なのよ…何なのよぉ!」
角を握り締め外そうと手を掛ける
しかし頭蓋骨から直接伸びているかのように固定されて外そうにも振りほどこうにも決して取れることは無かった…
ハーデス「ぐぁぁ…やっちまった」
マナ「このアフォな人どうにかしてください…まったく信じられません…一旦書いたSS上書き保存でけしやがりましたよ」
カナ「……」
ハーデス「まぁ書き直したけど…なんか違うんだよぉ〜…言い回しとかがさあ!消した方の奴の方が読みやすかった気がするのに…」
カナ「でも不思議だね…なんで同じように書こうとしても微妙に違ってしまうんだろ?」
マナ「この人のは思いつきで書いてるからでしょ…だって、初期の設定と大分違ってますよ?これ」
ハーデス「なんでだろ〜なんでだろ〜…話脱線しすぎかなぁ〜」