綾香「はい?」
ふりむいた瞬間、全身黒装束の男が綾香の顔先で立っていた。
綾香は戦闘態勢に気持ちを切り替え男のわき腹に膝を叩き込む、まるで手応えが無いが無い。
綾香「なんのよう! 痴漢なら相手が悪かったようよ」
悪魔「おまえは生贄だ。我が主、来栖川 芹香様が契約の証として妹を捧げたのだ」
綾香「姉さんの知り合い?」
悪魔「契約は我が主が藤田 浩之と結ばれること、条件として妹を捧げたのだ」
綾香「もーう、冗談に付き合ってらんないの。そこをどいてよ」
綾香を無視して男は続けた。
悪魔「悪魔に願いごとか! よかろう来栖川 綾香よ。汝は我に何を捧げる」
綾香「じゃあ、姉さんを捧げるから、」
綾香は姉と浩之の冗談だと思って軽く答えて、男の脇を走り去ろうとした時。
悪魔「よかったな。これで姉妹仲良く可愛がってやるよ」
綾香は男の声を最後まで聞き取れなかった。
意識が回復した時、綾香は軽い頭痛と手足の痺れを感じた。周囲は薄暗い室内で窓も扉も、家具すら無かった。力を込めて立ちあがろうにも筋肉が言うことを聞かない。床を引っ掻くばかりだ。
悪魔「おはよう。我が生贄、綾香」
綾香「何をしたのよ」
綾香の鼓動が早まる。この部屋には窓も扉もなかったのだ。男はどうやって現れたのかまったく解らない。床に出入り口があるのだろうか?
男は綾香の側に片膝で座ると長いロングヘヤを弄んで、鼻元に運んでニオイを嗅ぐ。
悪魔「よく手入れをしてある。誉めてやるぞ」
綾香「私をどうするつもり、来栖川グループに身代金を要求するもりなら無駄よあれは会社のお金で・・」
綾香が言い終わる前に男は笑い飛ばした。
悪魔「くく、悪魔に金などいらんよ。我が望みは生贄の姉妹を快楽の奴隷にすることだよ」
男の手が首筋をなぞって頬の感触を楽しむと無防備な胸をまさぐる。綾香は手を退けよとするが全身の筋肉が軽く痺れていうことを聞かない。
男の手は服の上から、綾香の乳首を探し当てると。指で乳首を弄んで感触を楽しむ。
綾香「いや、恥ずかしっ、離してよ」
体を動かして逃れようとするが、立つこともままならないのだから少しばかりしか移動できない。
悪魔「服の上からでも解る、カチカチに硬くなってきたぞ」
それは綾香にとって未知の刺激だった。男の愛撫は乳首を中心に集まっていき、とうとう二本の指で硬くしこった乳首を捻りまわす。そうして徐々に先が尖ってきた。
悪魔「どんな感じかな綾香。自分でやったことは無い様だから戸惑っているのだろう。いいんだ我はいやらしいお前が大好きなんだから。それになかなかの感度だぞ」
そういって首筋に息を吹きかける。
綾香「あ」
自分の声を押し殺すために人差し指をくわえ込んだ。自然に声が漏れてくる。
悪魔「かわいいな綾香は」
悪魔は口から異様に長い舌を吐き出して耳元から服の下に這わせた。その刺激は綾香の全身に鳥肌をつくった。それでも、蛇ぐらいの太さと長さのある舌が全身を這いまわり、手で乳房を激しく揉みくだす。
声を出すのを必死に堪えるが、呼吸はますます荒くなって鼓動は押さえがたいものになる。
綾香「はうあ」
綾者の反応が過敏になると、長く伸びた舌を閉まって覆い被さるように倒れこんで上着とブラジャーを捲り上げる。
手で胸を絞ると先の尖った乳首を口に含んで甘く噛みつく。
綾香「・・・いつッ」
男は舌と歯と指で胸を丹念にねぶる。声は絞り出すように甘い声と吐息が共にあふれでてくる。じりじりと官能の炎が理性を侵食し始めていた。
目はうすく涙が溢れ、抵抗したくても力がまったく入らず。なすすべも無く甘い声を絞るだけだ。
綾香「ふー、ふひゅふふ」
呼吸がいっそう激しくなって目に涙を溜めた綾香から男は離れた。
悪魔「綾香は以外と華奢なんだね。格闘技のチャンピオンだとは知っていたが随分細いだ」
息を調えるため胸を上下させる綾香に男は腰に手を回して綾香の上半身を立たせると今度は首から耳のラインに唇を這わせる。
綾香「んふー」
綾香は全身は振るわせて、手で男を退けようと力を込めるが痺れて手を握ることもできない。
悪魔「どうかな。気持ち悪くないかな」
綾香「無理矢理しといて優しくしないでよ・・・気持ち悪い、離して」
綾香は快感に耐えながら悔しそうにいった。
男は困った表情をして綾香と向かい合うように体位を変え、胡座をかいて綾香を抱きしめた。
そしてカーデガンを脱がしてボタンを一つ一つ丁寧に外していく、綾香は悔しそうに男の顔を見るが男は笑顔を絶やさずに綾香を上半身裸にしてしまった。
再び口に乳首を含んで、綾香の上半身を揉みさすり始めた。
腰に力が入らなくなる感触。生まれて始めての快楽に必死で戦うが、もはや身を任せ全身を震わせて、ただ男のいいなりになるしかなかった。
男の胡座の中でたっぷり弄ばれた綾香は屈辱で涙をため、男の首にしがみついた。
軽く絶頂を迎えたのだ。パンティに内側からにじみ出た愛液が小さなシミをつくった。
綾香「んンッ!」
男は満足げに見て、綾香を横に寝かしつけた。
綾香は呼吸を荒くして、紅に染まった顔を手で隠してしまった。知らない男の手で導かされたのを恥じているのだ。
余韻に戸惑っている綾香に男は声をかける。
悪魔「綾香。向うを見てごらん」
恐る恐る指の間からみたものは、壁際に人が両手から吊るされていた。あれは、綾香の姉。来栖川 芹香だった。朝見た制服の姿でこっち黙って見ている。
綾香「姉さん・・」
芹香は無表情に綾香を見つめる。
芹香「・・・・・・・」
芹香の声は普段から小さいので注意しなければ聞き取れない。静寂に包まれた部屋でもこれだけ離れていれば芹香の声は綾香には届かない。
綾香「私達をどうするつもり、家に帰しなさい」
綾香は芹香の姿を見て安心して、大分落ち着いてきた。
悪魔「さて、君達は互いを我に捧げた生贄なんだ。もう家には帰れない。少し、苦痛を与えて反抗心をそいでおこうか」
そういうと綾香の手首に革手錠が出現して、ゆくっり天井に引き上げられて行く。
綾香「!! うそでしょ。どうやって」
男の手には一本鞭が握られていた。それを二人に見せつけるように振る。
空気を引き裂く音を聞いただけで心底から恐怖が涌き出る。それにどうやって鞭を出したというのだ。まさか本当に悪魔なのんだろうか? 恐怖と疑問が綾香を捕らえる。
一本鞭は綾香が乗馬に使う鞭そのままで、家畜用そのものだ。
男が天井を見ると鎖が動き出して二人の位置が変わる。男の前に背中を向けて並ぶような感じになる。綾香と芹香はお互いを見て複雑な表情を浮かべる。
綾香「あいつは何なの。本当に悪魔なの!」
芹香は黙って頷くと、綾香は凍りついた。姉は嘘がつけないからだ。
悪魔「さて、どっちからしようか?」
鞭で空気を切り裂いて男は考え込む。その時間が二人にとってはさらに恐怖を生む。芹香の膝が震えはじめると、次いで綾香も震え始める。
男は綾香の革靴から靴下、スカートを鞭先で突ついて、裸の上半身のあっちっこっちを軽く突ついた。その度に綾香は過敏に反応する。その後、通学時そのままの制服姿の芹香の背中をゆっくり上下になぶる。綾香と同じように触れるたび敏感に反応する。
綾香「や、やめてよ」
綾香の声は震えている。あんなもので叩かれれば痛いで済むレベルではないだろう。
悪魔「二人ともいくよ。舌を噛まないように気をつけて、そうとう痛いから」
部屋が沈黙に包まれ。綾香も芹香も目を硬く閉じて、歯を食いしばる。
空気を切り裂いて、肌が弾ける音が二つ響いた。その後、大小二人分の悲鳴がほとばしる。
綾香「キャーーァァァァ」
芹香「あぐゥ」
鞭は二人のお尻に当たった。スカート越しとはいえ、肌に赤い腫れが一本くっきり後になっただろう。その後、切り裂くような痛みが二人を襲った。
綾香「うそっ、駄目、見ないで」
鞭の衝撃に下半身の力が急激に抜けたからだ。いきなり襲われた尿意はすぐに我慢の限界を超えた。二人の股間から勢いよく噴出した尿が床に滝のように注がれる。痛みでうまく力が入らず止めようがない。
痛みと羞恥で涙が溢れてくる。抵抗する方法さえ浮かばない。力すら満足に入らず、お互いを触れ合うことすらできない。
悪魔「しかたない。二人に罰を与える」
男はすごくすまなそうに二人に宣告する。
悪魔「でも、これだと可愛そうだからこっちを使おう」
手には新しい鞭が握られていた。いったい何処から出したのだろう。鞭は薄いゴム状の物で長さは倍以上になったが厚みがない分、痛みはさっきよりはましだろう。
そして鞭を高々く振り上げる。
二人は目をつぶるだけだ。
全身を鞭が飛ぶ。破裂音と悲鳴が響く。背中、尻、足、前にまわって胸を打ち付ける。顔は狙わずに綾香に芹香に鞭は容赦しない。
綾香「ひぃっ、いやぁー、ひ、ぎぎぎぎ」
芹香「くっ、くっ、くっ、くっ」
絶叫しながらすすり泣きがもれてくる。苦痛から逃れようと体を動かすが天井から吊り下げられてる以上すぐに元の位置に戻ってくる。
二人の生贄はなすすべがなかった。ただ、痛みを忘れて泣くだけだった。
悪魔「最後です」
下投げの要領で無防備な股間に鞭が襲う。
全身に激痛が貫いて意識が暗くなって行く。
芹香は吹き出た汗を制服が吸い込んで体のラインをくっきり表している。綾香は裸の肌に汗が怪しく光っていた。
しばらく二人は力なくうなだれていた。それぐらいしか出来ない。会話する気力まで奪われてしまった。ただ、お尻の裂くような痛みが二人の意識を確かなものにしていた。
男は二人の衣類を残らず脱がしにかかった。尿と汗で汚れた服を床に捨てていく。おとなしくされるがままになっていた。よほど鞭が応えたのだろう。
二人を裸にすると男は見比べ始めた。下の毛のつき具合から、胸の大きさ、体のライン。見知らぬ男に視姦される恥ずかしさは年頃の娘には並大抵のものではない。たちまち肌に赤みが出てくるが男から顔をそむける。
悪魔「さっき綾香と遊んだから次は芹香とだ」
男は芹香を後ろから抱きしめると胸と股間に指を這わせる。綾香は抗議の声を上げようとするがお尻の鞭の後が痺れて声を出すのを躊躇する。逆らってもう一発くらう元気は残されていない。
悪魔「芹香はもう処女じゃないんだ綾香。藤田 弘之に純潔を捧げているんだ。さすがお姉さんだね」
男は耳を噛む。芹香は顔を真っ赤に染めた。
悪魔「本当は悪魔に捧げるのは純潔の乙女だけなんだが、芹香はかわいいから特別さ、だから指じゃ物足りないだろうからこれを使ってあげるよ」
それは男根を模ったバイブレーターだった。その赤い棒を芹香の口に含ませようと突き出すと顔を背ける。男は気にせず頬に押し付けぐりぐりと遊びはじめた。
芹香「・やめて・・・」
か細い声で抵抗するが男は空いた手で乳首を抓る。そうして動きを封じて口に含ませた。
悪魔「よく舐めておくんだよ。痛い思いはしたくないだろ」
芹香はバイブを咥えたまま肯いて、吊るされたまま首を動かして唾液を塗していく。男は乳首から話すと割れ目に指をゆっくり侵入した。
芹香「んふー」
甘い声が漏れる。
悪魔「芹香は正直だ」
男はこっちを黙って見ている綾香にいった。あわてて視線を外す綾香。
悪魔「もういいよ芹香」
口からはバイブを抜いたが、割れ目の指は入れたまま関節を少しだけ動かして反応を楽しむ。ぴくぴくと芹香の腰が動く。
そして、低いモーター音が室内に鳴る。バイブが振動し始めたのだ。
バイブは芹香の右胸をこねると左乳首の先に当て、へそを通って徐々に下に降りて行く。激しい快感から逃れようとすれば割れ目の指が曲がる。そうすると芹香はおとなしく身体を突き出すしかない。
芹香は潤んだ瞳を空にさ迷わせると、綾香の視線が心配そうに注がれている。
芹香「・・・ごめんね綾香」
綾香「姉さん・・、やめて姉さんを放して、悪魔なんでしょ。私と契約したとおりどきなさいよ」
綾香は姉の言葉で勇気を取り戻した。悪魔とは信じていないが、確かにこの男と約束したのだ。
悪魔「そうか、でも、芹香はずっと私の側に残るのだから残念だがしかたあるまい、悪魔にとって契約は絶対だからな。来栖川 綾香よ汝は我と契約するのだな」
綾香「まって、姉さんはどうなるの?」
悪魔「わが生け贄になるだけだ。姉の側に居たければ汝は契約の施行を宣言しなければいいのだ。そうすれば姉の側にずっといっしょにいられる。簡単だろ。」
綾香「悪魔っ!」
悪魔「やっと認めてくれるようだ来栖川 綾香よ」
そうして、男は指を割れ目から引き抜いた。芹香の腰がビクビクと震える。そこへ振動しているバイブをクリトリスに当てる。
芹香「きゅううう」
恥骨が直接振動する快楽に思わず腰を引く芹香。
綾香「やめて」
悪魔「来栖川 綾香よ悪魔に願えるのは一生に一度だけ生け贄を捧げたときだ。汝とは契約はもう済んでいる。願い事はきけない。我が汝に出来るのは芹香と共に消え去るのみ・・・・永遠にな」
男はバイブを割れ目にこじ入れる。十分に濡れた秘所は簡単に受け入れさらなる快感を生む。
何度も何度も出入りを繰り返して芹香を弄ぶ。
芹香「・・・ぁ、ひん、ひん、ひん、くッ・・」
うめき声と低いモーター音だけの所に、高いモーター音が生まれる。男はバイブの手で動きを止め奥まで入れると振動を激しくしたのだ。
芹香「ああああお」
芹香も男の手で絶頂をむかえた。
悪魔「かわいいよ芹香」
男は芹香の唇を奪った。
悪魔「これで姉妹仲良く一回、絶頂をむかえたんだ。降ろしてあげるよ」
そういうと、革手錠が消えて姉妹は床に座り込んだ。
悪魔「これで、我は君達生け贄の主人になったんだ。さあ、二人ともここに口付けをしてくれないか」
男は右足を姉妹の前に踏み出した。
芹香が目を閉じて床に伏せるのを見て綾香も続いた。
唇を靴に当てて男を見上げる。男は嬉しそうに姉妹の頭を撫でると今度は左足をだす。
綾香は男を睨み付け、芹香は羞恥に振るえた。それでも、男の笑顔を見るとそのままの表情で目をつぶって同時に床に伏せた。
悪魔「いい子だ」
そういって男は部屋から消え姉妹は部屋に取り残された。
出入り口はない。薄暗い闇の中。姉妹の運命もまた闇に沈んでいくことだろう。
「閉じゆく雪野 第三話」に書かれていたとうり
・東鳩の来栖川シスターズ誘拐レイプシリーズでした。(なんだシリーズって)
100%エロと公示していながら話をまた凝ってしまった。仕方ないんだよ。ついつい
後半は乳首にピアス入れてみたり、浣腸の我慢比べとか、いろいろ予定しています。
誘拐犯にレイプだと寂しかったので悪魔にして見ました。いい意味で予想を裏切れたと思います。
反響があれば後編の後
調教 来栖川シスターズ」「緊縛 来栖川シスターズ」「墜落 来栖川シスターズ」等
ネタだけはあります。
たのむから感想下さい。
あと 井川 正寿(いがわ まさとし)と読みます。聞かれたもので・・・・
同姓同名の人はいないよな・・・・